Stand up 9.18 大森ゴールドジム(レポ):JFKO優勝の陽勇がプロキックデビュー、King of Rookieトーナメント一回戦で判定勝ち
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Stand up vol.11 & 12 – King of Rookie 2022 1回戦
2022年9月18日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX
記事提供:Stand up実行委員会(全日本新空手道連盟)
若手育成を目的に寺戸伸近がゼネラルマネージャーを務めるキックボクシング交流大会『Stand up』。昨年、大いに盛り上がりを見せた新人王トーナメント『Stand up King of Rookie』を今年は7階級(-51.5kg、-5 55kg、-57.5kg、-60kg、-63kg、-65kg、-67.5kg)で実施。各階級の参加人数は4人で、7月24日と9月18日の二大会に分けて一回戦、10月23日と12月4日に決勝戦を行う。
ルールは、ヒジなし・掴んでからの攻撃は1回の点はRISEルールと同じとなり、新人王になった選手は優先的にRISE本戦へシード。他、ビッグマッチ出場の優先権を得る。
Stand up 7.24 大森ゴールドジム(レポ):King of Rookieトーナメント開幕。伊東龍也、金塚聖矢、細越竜之介、松下竜之助が一回戦突破
Stand up vol.12(夜大会)
第4試合 King of Rookie 1回戦 -65kg級 3分3R(延長1R)
×若林澪生(チームオノリュウ)
○陽勇[ひゆう](全真会館/JFKO全日本空手道選手権2022一般男子軽中量級優勝)※岩多陽勇 改め
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
Stand upアマチュアAクラス優勝でプロ2戦2勝の若林と、JFKO第7回(2022)全日本空手道選手権大会の軽中量級優勝の実績を持つ陽勇(本名:岩多陽勇)の一戦。陽勇は今回がプロデビュー戦となった。
1R、サウスポー構えの左ストレートでプレッシャーをかける陽勇はバックスピンキックからの左ハイでダウンを奪う。若林はワンツー連打で右ミドルと反撃に出るが、勢いに乗る陽勇に押される。
2R、左ストレート、左ミドル主体の陽勇が主導権を握り、若林は鼻血を出しながらも前に出る。3R、変わらず左ハイ、左ストレートでペースを握る陽勇に対し、若林は強引に詰めて右ミドル、右ハイと巻き返しを狙う。手数の減った陽勇だが、左ハイ、飛びヒザと最後まで攻めフルマークの判定勝ちした。
第3試合 King of Rookie 1回戦 -60kg級 3分3R(延長1R)
×杉山豪毅(TARGET SHIBUYA)
○塩川琉斗(TOP STAR GYM)
判定0-3 (27-30/26-30/26-30)
4戦2勝(1KO)2敗の杉山と3戦3敗の塩川の一戦。左ミドル主体の塩川に、杉山はワンツーで飛び込む。177㎝と長身の塩川はリーチのある攻撃を見せ左ストレートでダウンを奪取。立ち上がる杉山に、塩川は顔面前蹴り、テンカオで追い込む。
2R、前に出続ける杉山に、塩川はテンカオ、前蹴り、左ミドルとテンポよく攻撃を当て主導権を握る。3Rも逆転狙いの杉山に。塩川はテンカオ、左ストレートと左ミドルと攻撃を当て譲らない。ダウンを取った塩川が判定勝ちで初勝利を収めた。
第2試合 King of Rookie 1回戦 -65kg級 3分3R(延長1R)
○野口紘志(橋本プレボ)
×ヤン・マイケル(ルーマニア/ウエストスポーツジム)
判定3-0 (30-28/29-27/29-27)
4戦2勝(2KO)2敗の野口と3戦1勝(1KO)2敗のヤンの一戦。1Rからお互いに大振りの右フックを交錯させるなど激しい打ち合い。野口がプレッシャーをかけ、ヤンが下がりながらもワンツー。野口もパンチの連打を返しお互いに一歩も退かない。3R、野口がテンカオで削っていき、パンチにつなぐ。野口の連打を浴びたところでヤンにスタンディングダウンが入る。納得いかない表情のヤンは野口のパンチを浴びても前に出るタフネスぶりでポイントを取り戻しにいくも時間切れ。野口が判定勝ちした。
第1試合 King of Rookie 1回戦 -55kg級 3分3R(延長1R)
○竹内龍馬(新宿レフティージム)
×大澤匡弘(STRIKEsGYM)
1R 2’59” TKO (レフェリーストップ:パンチによる顔面のカット)
Stand upアマチュアAクラス優勝の実績を持つ、今回がプロデビュー戦の竹内と、10戦4勝4敗2分の大澤の一戦。
1R、大澤は左ミドル、左ストレート。竹内は接近戦で右ストレートをクリーンヒットさせダウンを奪う。さらにパンチでカットにも成功し、出血の激しい大澤にドクターチェックが入った。再開後、打ち合いで大澤の流血が再び激しくなり、レフェリーストップ。竹内がTKO勝ちし、MVPも獲得した。
Stand up vol.11(昼大会)
第4試合 King of Rookie 1回戦 -67.5kg級 3分3R(延長1R)
○石川泰希(Ten Clover Gym)
×悠[はる](Team+1)
判定3-0 (28-26/28-26/28-26)
2018年KAMINARIMON全日本クラス-70kg優勝、プロ戦績3戦1勝(1KO)1敗1分の石川と、今回がデビュー戦となるJAPAN CUP 2022 -70kg級王者の悠が対戦した。
1R、序盤に悠が右ストレートでダウンを奪うと、打ち合いの中で石川が右フックを当ててダウンを奪い返して激闘の展開に。2R、石川は左ハイ、右フックを当て、悠も打ち合いに持ち込んで譲らない。3R、石川は右ローを効かせ、足の止まった悠に右フックを当ててダウンを奪う。最後まで前に出る悠に、石川は手数で応戦。2度のダウンを奪った石川が判定勝ちでトーナメントの駒を進めた。なお、石川は今大会のMVPを獲得した。
第3試合 King of Rookie 1回戦 -63kg級 3分3R(延長1R)
○細野登弘(新潟誠道館)
×大高悠偉(Team +1)
判定3-0 (30-29/30-28/30-27)
6戦2勝(2KO)4敗の細野と今回がプロデビュー戦の大高の一戦。1R、細野が右カーフキックからパンチ連打につないで追い込むが、大高は冷静に両腕ブロックからフックを返していく打たれ強さを見せた。2Rも手数で追い込む細野に対し、大高は防御しながらもフックを返していく。3Rも手数の落ちない細野が追い込む形となり、判定勝ちした。
第2試合 King of Rookie 1回戦 -63kg級 3分3R(延長1R)
○吉岡龍輝(及川道場)
×加藤圭太(KING BEE)
1R 2’04” KO (左ストレート)
JAPAN CUP 2021-65kg級王者で今回がプロデビュー戦となる20歳の吉岡と、1戦1敗の加藤の一戦。
1R、サウスポーの加藤は左ロー、左ミドルをテンポよく当て、接近戦ではテンカオを加藤のボディに突き刺す。狙いすました左ストレートを当てた吉岡の前に、加藤は立ち上がれず。吉岡が秒殺KO勝ちした。
第1試合 King of Rookie 1回戦 -57.5kg級 3分3R(延長1R)
×鬼澤佑輔(MIYABI GYM)
○白鳥光希(正道会館KCIEL)
2R 2’58” TKO (3ダウン:パンチ連打)
2戦1勝(1KO)1分の鬼澤と、山田洸誓の愛弟子で1戦1勝(1KO)の白鳥が対戦した。
1R、鬼澤のローに白鳥が右ストレートをカウンターで合わせる。白鳥は左の三日月蹴り、右のカーフキックと足技で削っていきプレッシャーをかける。2R、左の三日月蹴りを効かせた白鳥はパンチ連打で3度のダウンを奪いTKO勝ち。師匠と同じくインパクトある強打でインパクトを与えた。