修斗 9.11 高松シンボルタワー(レポ/写真追加):ストロー級世界2位・安芸柊斗、1階級上で1R勝利し5連勝「ベルト巻ける選手になれる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム
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TORAO NATION STATE主催「プロフェッショナル修斗公式戦 FORCE 16」
2022年9月11日(日)香川・高松シンボルタワー 展示場
レポート:井原芳徳 写真提供:TORAO NATION STATE
第8試合 フライ級 5分2R
○安芸柊斗[しゅうと](MMA Zジム/ストロー級世界2位)
×マル・ザ・ヘンペーソク(MIBURO)※丸山幹太 改め
1R 2’55” KO (レフェリーストップ:マウント三角絞め+グラウンドパンチ)
今大会の開催地・香川の隣の徳島在住の安芸は前回4月の高松大会でストロー級世界6位のマッチョ・ザ・バタフライをわずか43秒でKO。連勝を4に伸ばすと、マイクアピールではタイトルマッチを熱望した。9月19日の後楽園大会ではストロー級世界王者の猿丸ジュンジが世界1位の新井丈と防衛戦を行うことが決まっている。次期挑戦者のポジションを維持するために、今回もしっかり勝っておきたいところ。
対する丸山は昨年12月の2022年度新人王決定トーナメント・フライ級一回戦でデビューし水田大智に2R KO負けし今回が修斗2戦目。6月のGLADIATOR大阪大会ではWARDOGバンタム級王者・ゆうと相手に1階級上のバンタム級で対戦し1R一本負けしている。今回は1階級下の相手を迎え撃つ立場に。
試合は下馬評通り、安芸が圧倒する形に。1R、サウスポーのマルに、安芸がプレッシャーをかけながら右ミドル、左ローを的確にヒットする。中盤、安芸の右ミドルをマルがキャッチして片足タックルで倒しにかかるが、安芸は素早くマルの背後に回り込む。マルが抱え上げて倒そうとするが、安芸はバックを取りつつマルの左腕をつかむ。それでもマルがタックルで倒し、安芸はマットに背中をつくが、すぐに足を登らせ、後方三角絞めの形に。マルがもがいても対応し、三角で捕獲したままアームロックも狙いつつ、鉄槌を当てて追い詰める。そして正面からの三角に足を組み替えると、ひっくり返してマウント三角に。マルが身動きを取れなくなると、すぐさま安芸が左右のパウンドを連打し、すぐさまレフェリーがストップした。なお、この日は安芸と同門の石原愼之介も、同じマウント三角からのパウンドで勝利しており、なおかつより早い時間でのフィニッシュだった。
マイクを持った安芸は「今まで寝技を逃げて来たんですけど、今回、寝技もできるところを見せられたと思てます。来週、タイトルマッチあると思うんですけど、自分は本来ストロー級なんで、もっとスピードのある試合できると思うし、まだ未熟ですけど、進化してる段階なんで、もっと強くなれると思います。タイトル絡んでベルト巻ける選手になれるんで、これからも応援お願いします」とアピールした。
第10試合 メインイベント フライ級 5分2R
○高岡宏気(FORCE GYM)
×ニシダ☆ショー(BURST)
判定3-0 (吉田20-18/山本20-18/加藤20-18)
地元香川の高岡はFighting NEXUSでは2勝しているが、修斗ではここ3年間、4敗3分と勝ち星から遠ざかっている。岡山のニシダは3年9か月ぶりの復帰戦。
1R、グラウンドの攻防が続き、終盤に高岡がパウンドを落とすと、ニシダは腕十字を狙うが、高岡は振り落とし、その後も押さえてパウンドを当て好印象を残す。
2Rも組みの展開となり高岡が立っても寝てもコントロールする。中盤、離れると、パンチの打ち合いに。すると高岡が反り投げ気味に倒しかけるが、すぐに高岡が金網際で立って背後から押さえ、パウンドを連打。終盤には高岡が抱え上げて倒す。最後はパンチの打ち合いに戻るが、高岡が左フック等を当て続け、最後はホーンの直前に放った右フックでニシダを倒して終了。印象的な形で試合を終え、判定勝ちで19年5月以来3年4か月ぶりの修斗での白星をもぎ取った。
マイクを持った高岡は「今日はコロナの規制が撤廃されて大勢のお客さんの前で試合できて、ありがとうございます。ニシダ選手ありがとうございました。まだまだ不細工な勝ち方なんで、もっと強くなってカッコいいところ見せられるようにするんで、応援お願いします」とアピールした。
第9試合 セミファイナル バンタム級 5分2R
△堀川“55”滉介(TEAM一領具足)
△國頭 武(BURST)
判定0-0 (吉田19-19/山本19-19/加藤19-19)
第7試合 バンタム級 5分2R
△藤川智史(ARMS)
△南風原吉良斗[はえばら きらと](Theパラエストラ沖縄)
判定0-1 (片岡19-19/山本18-20/加藤19-19)
第6試合 ストロー級 5分2R
○石原愼之介(MMA Zジム)
×三輪勇気(修斗GYM神戸)
1R 4’01” KO (レフェリーストップ:マウント三角絞め+グラウンドパンチ)
第5試合 バンタム級 5分2R
×波平コング(Theパラエストラ沖縄)
○近藤洋平(BURST)
判定0-3 (吉田18-20/山本18-20/加藤18-20)
第4試合 女子アトム級(47.6kg) 5分2R
×檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)
○川西茉夕(BURST)
1R 4’50” アームロック
川西は19年にDEEP JEWELSのアマで2勝し、今回がプロデビュー戦。藤井惠直伝の高い技術を試合で見せる。
1R、パンチを振りながら前に出て、序盤からタックルでテイクダウンに成功し、すぐさまマウントポジションを取る。川西が時折パウンドを落とし主導権を維持。終盤、檜山が脱出しながら腕十字を狙うが、川西は振りほどいて、金網際でハーフで押さえる。すると残り30秒を切り、チキンウィングアームロックを一気に極めてタップを奪った。
女子アトム級では初代王者を決めるインフィニティリーグを開催中だが、終了後の来年、上位勢に川西が絡んでいく可能性が高そうだ。
第3試合 ライト級 5分2R
×大鶴絢史(clbu G & 総合格闘技近田道場)
○KENZO(BURST)
判定0-3 (安芸18-19/加藤18-19/山本18-19)
第2試合 バンタム級 5分2R
×二宮弘樹(HOPE)
○小川隼人(修斗GYM神戸)
2R 0’47” KO (レフェリーストップ:右カーフキック→グラウンドパンチ)
第1試合 ストロー級 5分2R
○畠山隆称(Theパラエストラ沖縄)
×木村旬志(ゼロ戦クラブ)
判定3-0 (安芸20-18/加藤20-18/片岡20-18)
オープニングファイト ジュニア 36kg級 4分1R
○元島琉月(正道会館菱川道場)
×大津隆政(有永道場Team Resolve)
判定3-0