修斗 3.24 高松シンボルタワー(レポ):高岡宏気、2R KOで1年ぶり勝利し「ホッとしました」。ムテカツの息子・16歳の中島陸がデビュー戦で1R KO勝ち
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TORAO NATION STATE主催「プロフェッショナル修斗公式戦 FORCE 19」
2024年3月24日(日)香川・高松シンボルタワー 展示場
レポート:井原芳徳
第7試合 フライ級 5分2R
○高岡宏気(FORCE GYM/世界10位)
×恐山陸奥太郎[おそれざん むつたろう](TEAM SALT)※パラエストラ松戸から所属変更
2R 1’38” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
FORCEのメインイベントには今回も地元高松の高岡が登場した。高岡は昨年4月のFORCE高松大会では蒔田 Gandhi 伸吾に一本勝ちしたが、6月の大阪大会では和田教良と引き分け、9月の高松大会では加マーク納の寝技に手を焼き判定負けしており、1年ぶりの勝ち星を狙う戦いに。恐山はその名の通り青森出身で現在38歳。21年1月に一杉芳樹に1R裸絞めで一本勝ちして以来3年ぶりの試合となる。
1R、サウスポーの恐山に対し、高岡がオーソドックスで構えてプレッシャーをかける。恐山のタックルを高岡は切ると、バックに回り込み、裸絞めを狙う。恐山は体をひねって脱出して上で押さえ、高岡の返し際にギロチンを狙うが、失敗して上を取られる。スクランブル状態で目まぐるしくポジションが入れ替わってから、残り1分、スタンドに戻ると、高岡が右ストレートを当てて印象を作る。高岡がポイントを先取する。
2R、高岡は右ストレート、ハイをヒット。恐山は打撃に反応できていない様子だ。恐山も左フックを当て返すようになり、強気に打合いの展開に臨んだものの、高岡のカウンターの右フックをもらうとフラつく。高岡はチャンスを逃さず右フックを連打し、恐山が前のめりで倒れる。最後は高岡がうつぶせの恐山に右の鉄槌を連打したところで吉田元貴レフェリーがストップした。
高岡は金網によじ登ってお大喜びし、マイクを持つと「ホッとしました。勝ったり負けたりで、今、世界10位で、負けたらここまで来たものがまたなくなっちゃうと思って、ホッとしました。応援してくれる皆さんのおかげです。これから頑張ってやっていくんで応援お願いします」と安堵の表情を浮かべながら話した。
第6試合 フライ級 5分2R
○堀川“55”滉介(トライフォース高知)※TEAM一領具足から所属先名称変更
×神里昭吾(THEパラエストラ沖縄)
2R 2’00” 裸絞め
1R、神里が右ハイを放つと、堀川は蹴り足をつかんで倒す。神里も下から足を登らせるなど抵抗するが、柔術茶帯の堀川がハーフで押さえつつ、パウンドと肘を当てる。終盤、立たれるとすぐ倒して、堀川がパウンドを連打してフィニッシュ寸前まで追い詰める。ジャッジは3者とも10-9とつけたが、10-8でもおかしくないぐらいの差をつける。
2R、力の入りきらない神里が、またも右ハイを放つと、堀川はタックルを合わせて倒す。堀川は金網際でじわじわとバックに移ると、足4の字ロックで捕獲し、裸絞めを極めて一本勝ちした。
第5試合 ストロー級 5分2R
○石原愼之介(Zジム)
×谷中たいち(吉田道場)
判定3-0 (吉田20-18/鍋久保20-18/加藤20-18)
第4試合 バンタム級 5分2R
○矢野武蔵(パラエストラ愛媛)
×波平コング(THEパラエストラ沖縄)
判定3-0 (吉田20-18/鍋久保20-18/加藤20-18)
第3試合 ストロー級 5分2R
○里見拓磨(Zジム)
×シューティングガイコツ(THEパラエストラ沖縄)※若山達也 改め
2R 1’56” KO (レフェリーストップ:右膝蹴り→グラウンドパンチ)
第2試合 63kg契約 5分2R
×魚山皓平(HOPE)
○宮口龍鳳[りゅうほう](コブラ会)
1R 2’29” KO (右三日月蹴り)
宮口はフルコン空手をベースとし、昨年3月の修斗BORDER大阪大会で岩佐和哉を2R KOし、昨年9月のGLADIATORでもエダ塾長こうすけを右の三日月蹴りで2R KOしている注目株。今回もキレのあるパンチと蹴りが序盤から度々炸裂し、魚山のタックルを切りつつ、左テンカオで下がらせてから、右の三日月蹴り一撃でKOした。
第1試合 バンタム級 5分2R
×森 貴史(Zジム)
○中島 陸(ゴンズジム)
1R 3’21” KO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
中島は神戸のゴンズジムのムテカツの息子で16歳・高校1年生で今回プロデビュー戦。1R、サウスポーの森に対し、中島が右と左のストレートを立て続けに当てて下がらせてから、組み付いて倒すと、足を掛けてテイクダウンに成功する。中島はハーフで押さえてパウンドを効かせてから一気にマウント、バックに移行すると、パウンドを当て続け、最後は鍋久保レフェリーがストップした。中島はマイクを渡されると「これからどんどん試合してビッグになっていくんで応援お願いします」と照れくさそうにアピールした。
オープニングマッチ トライアウト ライト級 3分2R
×垂水稔朗(FORCE GYM)
○稲葉祥真(ASH)
判定1-2 (安芸18-20/吉田18-20/加藤20-18)