ONE Championship 6.3 シンガポール(レポ):和田竜光、フライ級2位・元王者のカイラット・アクメトフと競り合うも判定負け
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ONE Championship「ONE 158: Tawanchai vs. Larsen」
2022年6月3日(金)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 写真:(C)ONE Championship
第10試合 MMA フライ級 5分3R
○カイラット・アクメトフ(2位、元王者)
×和田竜光(フリー/元DEEPフライ級王者)
判定3-0
和田は19年のONEフライ級GPの準決勝で元UFC王者のデメトリアス・ジョンソンに判定負けするも、寝技で追い詰める場面を作り印象を残した。20年12月のヨッカイカー・フェアテックス戦は微妙な判定で敗れたが、昨年10月のRoad to ONE渋谷大会のメインイベントでは竹中大地に判定2-1ながらも勝利。1月のワン・シュオ戦は文句なしの判定勝ちを果たし、今年2戦目だ。
対するアクメトフはカザフスタン出身の34歳。15年にアドリアーノ・モラエスに勝利しONEフライ級王者となるが、17年の再戦で判定負け。18年のマ・ハオビン戦以降はリース・マクラーレン戦、キム・デファン戦、ダニー・キンガド戦と4連勝中で、着々と王座奪還への道を進んでいる。
1R、和田がオーソドックス、アクメトフがサウスポーで構え、両者あまり攻撃を出さず、慎重な攻防が続く。終盤、アクメトフがレスリング仕込みのタックルで倒すが、すぐ和田は立つ。和田は金網際で耐えるが、アクメトフが抱え上げてマットにたたきつける場面が2度あり、アクメトフが攻めている印象をきっちり作っている。
2Rもアクメトフが組んで執拗にテイクダウンを狙う。和田は倒されず防御を続けると、右ボディ、右フックを時折ヒット。アクメトフの口が開き、勢いが少し落ちる。だが和田も左フックをもらって鼻血を出す。終盤、アクメトフは組みついて倒し、背後から和田を押さえて終える。このラウンドもアクメトフが最後に印象を作る。
3R、アクメトフが左ボディ、ローを当て、和田は右ボディを当てる削り合いに。アクメトフも苦しそうだが、その中でタックルや押し込みを繰り返し、首相撲から右膝も当て、積極性で上回る。和田は一方的に攻め込まれることはないものの、なかなか反撃できない。クリンチアッパーを出すが強打にはならない。終盤、和田が右ハイを出すが、アクメトフは蹴り足をつかんで倒し、またも上で押さえた状態で試合を終える。
記者採点はテイクダウン、コントロール、打撃と総合的に上回ったアクメトフ。ジャッジ3者も順当にアクメトフを支持し、アクメトフの勝利となった。和田は高いレベルで競り合い、好勝負を繰り広げたものの、2位の壁は高かった。
第13試合 メインイベント ムエタイ フェザー級 3分3R
○タワンチャイ・PKセンチャイ(5位)
×ニコラス・ラーセン
2R 1’42” KO (左ストレート)
※タワンチャイがムエタイフェザー級・ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーへの挑戦権獲得
第12試合 MMA バンタム級 5分3R
×クォン・ウォンイル(2位)
○ファブリシオ・アンドラージ(4位)
1R 1’02” KO (左三日月蹴り)
第11試合 MMA フライ級 5分3R
○リース・マクラーレン(5位)
×シェ・ウェイ
1R 3’42” 裸絞め
第9試合 キックボクシング ヘビー級 3分3R
×ラーデ・オパチッチ
○グート・イノセンテ
1R 2’33” KO (左ボディストレート)
第8試合 MMA ストロー級 5分3R
○アレックス・シウバ(元王者)
×エイドリアン・マティス
1R 3’34” ヒールフック
第7試合 MMA フライ級 5分3R
×ヨッカイカー・フェアテックス
○グルダーシャン・マンガット
判定1-2
第6試合 キックボクシング ライト級 3分3R
×マルワーン・トゥートゥー
○コンスタンティン・ルス
判定0-3
第5試合 MMA ヘビー級 5分3R
○マーカス・アルメイダ
×サイモン・カーソン
1R 2’24” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第4試合 MMA ヘビー級 5分3R
○オーディ・デラニー
×メフディー・バルギ
2R 2’22” アームロック
第3試合 MMA ヘビー級 5分3R
×デューク・ディディエ
○ジャスール・ミルザムハメドフ
判定1-2
第2試合 MMA アトム級 5分3R
○ジェネリン・オルシム
×ジュリー・メザバルバ
判定2-1
第1試合 MMA ライト級 5分3R
×キム・キョンロック
○エドソン・マルケス
判定0-3