NKB 2.19 後楽園ホール(レポ):髙橋三兄弟の長男・一眞、最後の後楽園で王座防衛。藤野伸哉、引退試合は5R TKO勝ち
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NKB 2022 喝采シリーズ 1st
2022年2月19日(土)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
第11試合 メインイベント NKBライト級タイトルマッチ 3分5R
○髙橋一眞(真門ジム/王者)
×棚橋賢二郎(拳心館/1位)
判定3-0 (川上48-47/佐藤49-48/鈴木50-48)
※髙橋が3度目の防衛
両者は18年12月の防衛戦でも対戦し、髙橋三兄弟の長男・一眞が3R KO勝ちしている。昨年10月大会で王座戦が組まれていたが、一眞の欠場で中止となっていた。棚橋は8月の新潟大会で瑠夏に1R KO負けして以来の試合。一眞は昨年2月のNJKFで健太に判定負けして以来の1年ぶりの試合となる。なお、一眞は今回と地元大阪での7月31日の176BOX大会の残り2試合をもって引退する。そのため今回が戦い慣れた後楽園でのラストマッチだ。
1R、開始すぐから一眞がプレッシャーをかけ続け、右ロー、カーフを主体にしつつ、左ミドル、左前蹴りなどを度々ヒットし主導権を握る。棚橋はドッシリ構えて回り続け、相手の打ち終わりに右ローを返すこともあるが、少ししか返せず、蹴り数に大差がある。2Rも同様で、一眞が何発も蹴りを当て圧倒する。3Rも一眞が攻め続け、棚橋は防戦一方だ。
だが4R、棚橋は突如、ベタ足からカカトを上げてのステップに切り替えて細かく動くようになり、時折詰めてはロー、右フックを当てるように。逆に一眞は圧をかけ続けるものの、攻撃が減ってしまう。
すると5R、棚橋が右フックで一眞をダウン気味にスリップさせる。その後も随所でパンチを当てるが、一眞は逃げ切り時間切れ。なぜか棚橋に1点もつけないジャッジもいたが、3者とも順当に一眞を支持し、一眞が3度目の防衛に成功した。
マイクを持った一眞は「棚橋選手、凄い認めています。パンチ強いし、びびってもうた。あと一戦、最後まで楽しみましょう、キックボクシング人生。皆さん感謝しています。後楽園最高」と話し、最後は弟の亮、聖人と共に記念撮影した。
第10試合 セミファイナル 藤野伸哉引退試合 ライト級 3分5R
○藤野伸哉(RIKIX/WMC日本スーパーフェザー級2位)
×野村怜央(TEAM KOK/NKBライト級3位)
5R 1’37” TKO (レフェリーストップ:左膝蹴り)
両者は18年6月のNKBで対戦し、藤野が判定勝ちしている。昨年6月大会で再戦が組まれていたが、藤野の欠場で中止となっており、藤野の引退戦で仕切り直し戦が組まれた。
1R、蹴り主体の攻防が続く中で、次第に藤野の蹴り数が目立つように。終盤、左ミドルと右のカーフキックを連打すると、野村の膝が落ち、印象を悪くする。
2R、藤野が首相撲での膝、肘の連打で先手。中盤、野村が右フックから前に出返す場面もあったが、長くは続かず、終盤も藤野が左ミドル、右ハイ、左ジャブなどを的確に当てて挽回する。
3Rも藤野が右のカーフキック、ストレート、左ミドル、膝などを何発も当て主導権を維持する。4Rも藤野が切らさず攻撃を当て続け野村を圧倒。5Rも藤野が攻め続けていると、野村は下がり続け表情が虚ろに。ロープに詰めての左膝とミドルの連打の後、レフェリーがスタンディングダウンを宣告する。最後も左膝を連打したところでレフェリーがストップした。試合後はセコンドについたRIKIXの小野寺力代表と抱き合った。
藤野は「勝てなくてつらいことも多かったけど最後勝てて良かったです。野村選手、戦ってくれてありがとうございます。強かったです。たくさんの人に支えられここまで来れました。ありがとうございました。格闘技やれて幸せでした」と話し、10カウントゴングを聞いた。
第9試合 66.4kg契約 3分3R
○笹谷 淳(TEAM COMRADE/NKBウェルター級3位)
×JUN DA LION(E.S.G/NJKFウェルター級3位)
3R 0’45” TKO (レフェリーストップ:左ミドル)
1R、46歳のベテラン・笹谷がサウスポーに構え、序盤から45歳のJUNに左ミドル、ローを当て続け、中盤に左ストレートでダウンを奪う。2Rには笹谷が肘でJUNの左まぶたをカットし、ドクターチェックが入る。その後も笹谷が攻め続け、JUNは疲れが溜まる。3R、笹谷がパンチの連打から左ミドルを当てると、JUNは耐えられず倒れ、レフェリーがストップした。試合後の笹谷はセコンドについた息子と三崎和雄氏と共に記念撮影した。
第8試合 フェザー級 3分3R
○矢吹翔太(team BRAVE FIST/NK 5位)
×半澤信也(トイカツ道場)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)
第7試合 ミドル級 3分3R
×釼田昌弘(テツジム/NKB 4位)
○スーパーアンジ(KUNISNIPE旭ジム)
2R 2’58” TKO (3ダウン:パンチ連打)
第6試合 フェザー級 3分3R
×松山和弘(ReBORN経堂)
○七海貴哉(G-1 TEAM TAKAGI)
1R 1’43” TKO (2ダウン:パンチ連打)
※松山が計量オーバーで減点1。1R目2度のダウンでKOとなる
第5試合 バンタム級 3分3R
○中島隆徳(GET OVER)
×安河内秀哉(RIKIX)
2R 1’23” TKO
第4試合 56kg契約 3分3R
○蒔田 亮(TOKYO KICK WORKS)
×翼スリーツリー(ダイケンスリーツリー)
判定3-0
第3試合 女子57kg契約 2分3R
○寺西美緒(GET OVER)
×田中美宇(TESSAY-GYM)
判定3-0
第2試合 63kg契約 3分3R
×哲太(Team S.A.C)
○折戸アトム(PHOENIX)
判定0-3
第1試合 59kg契約 3分3R
×合田 努(TOKYO KICK WORKS)
○古木誠也(G-1 TEAM TAKAGI)
判定0-3