UFC 5.15 テキサス:チャールズ・オリベイラ、元ベラトール王者・マイケル・チャンドラーとの濃密シーソーゲーム制しライト級王者に
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UFC 262: Oliveira vs. Chandler
2021年5月15日(土/現地時間)米国テキサス州ヒューストン・トヨタセンター
レポート:井原芳徳
第12試合 メインイベント UFCライト級タイトルマッチ 5分5R
○チャールズ・オリベイラ(3位)
×マイケル・チャンドラー(4位、元ベラトール王者)
2R 0’19” TKO (レフェリーストップ:左フック→グラウンドパンチ)
※オリベイラが王者に
ハビブ・ヌルマゴメドフの引退で空位となったライト級王座を懸け、同級3位のチャールズ・オリベイラと4位のマイケル・チャンドラーで王座決定戦が行われる。
ブラジル人のオリベイラは柔術をベースとし、2010年からUFCに上がり続け、UFC最多一本勝利記録の14を持つ。フェザー級時代は計量オーバーも多く、なかなか浮上できなかったものの、ライト級に上げてから頭角を示し、18年6月のクレイ・グイダ戦以降、ジム・ミラー、ニック・レンツ、ケビン・リーら相手に8連勝。うち7試合は裸絞め、ギロチン、アナコンダ等による一本またはKO勝ち。最近では昨年12月にトニー・ファーガソンを寝技で圧倒して判定勝ちし、王座初挑戦につなげた。
対するチャンドラーはレスリングをベースとし、10年からベラトールに上がり、11年にエディ・アルバレスを下しライト級王者に。その後、王座陥落と奪取を繰り返し、16年と18年に王座に返り咲き。19年末の埼玉大会でも1R TKO勝ちしインパクトを残した。ベラトールの顔とも言える存在だったが、昨年8月にベンソン・ヘンダーソンを下したのを最後にベラトールを離れUFCと契約。今年1月のUFC初戦で6位のダン・フッカーを左フックからのパウンドで1R KOし、UFC 2戦目で王座奪取のチャンスが訪れた。
1R、チャンドラーが左ハイ、左フックを当てると、オリベイラは早くも右まぶたをカットする。オリベイラはタックルを仕掛けると、チャンドラーはカウンターでギロチンを仕掛けて倒れるが、極まりは浅い。外したオリベイラは素早く動いて、バックマウントを奪い、裸絞めを狙う。チャンドラーはピンチに陥るが、防御してスタンドに戻すと、右フックをヒット。オリベイラは後退し、タックルを仕掛けるが、チャンドラーは潰してパウンドを当てて追い詰める。オリベイラは耐え、ガードの中にチャンドラーを入れて耐え抜く。記者採点はチャンドラー。
2R、流れはチャンドラーだったが、オリベイラは1R終盤のクロスガードとその後のインターバルで回復したか?開始すぐの仕掛けが功を奏す。オリベイラは前に出て、お互いの右フックが交錯すると、オリベイラのその直後の左フックがチャンドラーのアゴにクリーンヒット。チャンドラーはダウンする。チャンドラーはすぐ立つが、オリベイラは金網に詰め、パンチと右肘のラッシュで追い詰め、左フックで再びダウンさせると、最後は左のパウンドを連打し、チャンドラーが防戦一方になったところでレフェリーがストップした。苦節11年でベルトを獲得したオリベイラは、オクタゴンの外に出て走り回り大喜びした。
第11試合 セミメインイベント ライト級 5分3R
×トニー・ファーガソン(5位)
○ベニール・ダリウシュ(9位)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
第10試合 バンタム級 5分3R
×マット・シュネル(8位)
○ホジェリオ・ボントリン(9位)
判定0-3 (27-30/27-30/28-29)
※ボントリンは計量1ポンドオーバー
第9試合 女子フライ級 5分3R
○ケイトリン・チョケイジアン(2位)
×ヴィヴィアニ・アロージョ(7位、元パンクラス王者)
判定3-0 (29–28/29–28/30–27)
第8試合 フェザー級 5分3R
×シェーン・ブルゴス(9位)
○エドソン・バルボーザ(13位)
3R 1’16” KO
第7試合 ミドル級 5分3R
×ホナウド・ジャカレ・ソウザ
○アンドレ・ムニス
1R 3’59” 腕ひしぎ十字固め
第6試合 フェザー級 5分3R
○ランド・バンナータ
×マイク・グランディ
判定2-1 (29–28/27–30/30–27)
第5試合 ミドル級 5分3R
○ジョーダン・ライト
×ジェイミー・ピケット
1R 1’04” TKO
第4試合 女子フライ級 5分3R
○アンドレア・リー(11位)
×アントニーナ・シェフチェンコ(12位)
2R 4’52” 腕ひしぎ三角固め
第3試合 女子フライ級 5分3R
×ジーナ・マザニー
○プリシラ・カショエイラ
2R 4’51” TKO
第2試合 フェザー級 5分3R
×ケビン・アギラー
○タッカー・ラッツ
判定0-3 (27-30/28-29/28-29)
第1試合 ライト級 5分3R
○クリストス・ジアゴス
×ショーン・ソリアーノ
2R 0’59” ブラボ―チョーク