ONE Championship 5.15放送 シンガポール:三浦彩佳、力強さ増した“あやかロック”で再起戦完勝
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ONE Championship「ONE: DANGAL」
2021年5月15日(土)ABEMAで録画放送:シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 写真: (C) ONE Championship
第2試合 MMA 58.25kg契約 5分3R
○三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A/ONE MMA女子ストロー級4位)
×ハヤネ・バストス[Rayane Bastos](ブラジル)
1R 2’58” アームロック
三浦は昨年1月にマイラ・マザールに得意の袈裟固めからのアームロックで一本勝ちしたが、続く2月のティファニー・テオ戦では3Rにパウンドをもらい続けTKO負け。連勝が3でストップした。試合はそれ以来で、コロナ禍を経ての進化を見せたいところ。
対するバストスはブラジル出身の22歳。子供の頃から父に空手を習い、ブラジリアン柔術も並行。母国のMMA大会で経験を積んだ後、19年12月にONEに初参戦し、ソヴァナリィ・エムと対戦。1R、テイクダウンを狙ったエムにカウンターでギロチンチョークを極めて一本勝ちしている。
今回の契約体重は58.25kg。計量でバストスが尿比重規定値の1.0250をオーバーしたためだった。ストロー級は通常-56.7kg。ONEから届いた計量結果によると三浦は56.10kg・尿比重値1.0091、バストスは58.25kg・1.0222で、バストスは水を飲んで尿の中の塩分の数値を下げた模様だ。
1R、1分足らずで三浦が組み付き、首を抱えると、一発で投げに成功する。早速いつも通り袈裟固めで押さえ、右のパウンドを連打し、アームロックを狙う。バストスは脱出するが、再び首投げを決めて袈裟固めでガッチリと押さえる。そしてバストスの右腕を自分の両足で挟んで極めると、すぐさまレフェリーがストップした。
今回も首投げ→袈裟固め→“あやかロック”の得意パターンで何もさせず完勝した三浦は、勝利直後は雄たけびをあげ、インタビューでは涙を流しながらコメント。「去年、負けてしまって、凄く苦しい1年でしたけど、得るものがたくさんあって、体作りでも技術面でも勉強する時間があって、やっと今日を迎え、勝ててうれしいです」と話した。実際、同じ勝ちパターンながら、パウンドも押さえ込みも力強さを増した感がある。
今回の試合は2月26日にシンガポールで行われていたが、2カ月半もの間、放送されずにいた。来週、再びシンガポールに渡ることを本人も昨日のTweetで明かしており、次戦でさらに成長した姿を見せてくれるか、そして違ったバリエーションの中で新たな三浦を見せてくれるか楽しみにしたい。
#ONEDangal 速報
三浦彩佳が初回ラウンドで
ハヤネ・バストスを"あやかロック"でフィニッシュ!見事な勝利でONE4勝目をマーク、おめでとう
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— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) May 15, 2021
第5試合 メインイベント ONE MMAヘビー級タイトルマッチ 5分5R
×ブランドン・ベラ(フィリピン/王者)
○アルジャン・ブラー(インド/挑戦者)
2R 4’27” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※ブラーが王者に
第4試合 ムエタイ バンタム級 3分3R
○タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
×ショーン・クランシー(アイルランド)
3R 0’35” KO (左ハイキック)
第3試合 MMA アトム級 5分3R
○ビー・ニューイェン(米国/ベトナム)
×リトゥ・フォガット(インド)
判定2-1
第1試合 MMA 65kg契約 5分3R
○グルダーシャン・マンガット(インド/カナダ)
×ロシャン・マイナム(インドネシア)
判定3-0