ONE Championship 10.30 シンガポール:クリスチャン・リー、1R TKO勝ちでライト級王座防衛。ンサン&ニューイェンが王座陥落
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ONE Championship「ONE:INSIDE THE MATRIX」
2020年10月30日(金)シンガポール・インドアスタジアム
レポート:井原芳徳 Photos by ONE Championship
第6試合 メインイベント MMA ONEミドル級チャンピオンシップ 5分5R
×アウンラ・ンサン(王者、ライトヘビー級王者)
○ライニアー・デ・リダー(挑戦者)
1R 3’26” 裸絞め
※デ・リダーが王者に
デ・リダーはオランダ出身の30歳。5歳で柔道を始め、13年にMMAデビューし13戦全勝でうち3試合はKO、9試合は一本で勝っている。昨年1月からONEに上がり3連勝で初の王座戦に辿り着き、見事チャンスをものにする。
1R、序盤からデ・リダーがタックルでンサンを倒すと、30秒足らずで金網際でバックを奪取する。コロナ禍で7月末から無観客大会を続けたONEは、今回から少数ながら観客を入れ、「アウンラ」という声援が飛ぶが、ンサンは防戦一方。すると中盤、デ・リダーは足のロックをほどき、ンサンを立たせつつ、背後に乗ってオンブになって、すぐ倒し、チョークを狙う。するとすぐに極まりが深くなり、ンサンはタップ。デ・リダーの完勝に終わった。
第5試合 MMA ONEライト級チャンピオンシップ 5分5R
○クリスチャン・リー(王者)
×ユーリ・ラピクス(1位)
1R 2’19” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
※リーが防衛
1R開始すぐからクリスチャンが距離を詰め、パンチをもらいながらも組み付いて倒そうとするが、逆にラピクスが腰投げで倒してハーフで押さえる。クリスチャンは下から防御し、1分半過ぎにスタンドに戻し、すぐに倒してサイドポジションを奪い、マウントに移る。しかしラピクスはTKシザースで返すとアキレス腱固めを仕掛けようとし挽回。だがすぐクリスチャンは対応して上体を起こし、ラピクスの背後に回ると、右の重みのあるパウンドを連打。するとラピクスの動きが止まり、レフェリーがストップ。短時間ながらも濃密な攻防でクリスチャンが強さを印象付ける好勝負だった。
第4試合 MMA ONEフェザー級チャンピオンシップ 5分5R
×マーティン・ニューイェン(王者)
○タン・リー(3位)
3R 2’19” KO
※リーが王者に
圧をかけるニューイェンに対し、タンはサウスポーに構え、左に回って距離を取り続ける構図が続く。ニューイェンが右インロー、右フック、タンが左ミドルを随所で当てるが、なかなか均衡状態が崩れない。
3R、ニューイェンは圧力を強め、パンチの回転を上げるが、しばらくして勢いが落ちると、タンがオーソドックスに切り替えると、ニューイェンが左ジャブから詰めて来たところで右フックをクリーンヒット。ニューイェンがダウンし、タンがパンチを連打し、右アッパーでフラついたところで、今大会からONEに復帰した島田裕二レフェリーがストップした。
第3試合 MMA ONE女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
○ション・ジンナン(王者)
×ティファニー・テオ(1位)
判定3-0
※ションが防衛
スタンド勝負が続き、ジンナンが圧力をかけ、左右のパンチ、右ローを随所で当て続け主導権を維持する。2R、テオは下からのアームロックで挽回を狙うが、終盤、ジンナンは解いて右のパウンドを当て挽回する。以降もスタンドの打撃戦でジンナンが攻勢を維持。テオは顔を腫らしながらもパンチや蹴りを振るい、5R終盤には倒して上になるが、ジンナンはスタンドに戻し、防御を続け判定勝ちした。
第2試合 MMA ライト級 5分3R
×エドゥアルド・フォラヤン
○アントニオ・カルーソ
判定0-3
第1試合 MMA アトム級 5分3R
○リトゥ・フォガット
×ノウ・スレイ・ポブ
TKO (Strikes) at 2:02 minutes of round 2