ONE Championship 10.9 バンコク:澤田龍人、寝技で差を付け判定勝ち。秋元皓貴、階級アップ初戦は辛勝
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ONE Championship: REIGN OF DYNASTIES
2020年10月9日(金)(※放送は16日) タイ・バンコク・インパクトアリーナ
レポート:井原芳徳 Photo (C) ONE Championship
第7試合 キックボクシング バンタム級 3分3R
○秋元皓貴(イヴォルブMMA/元WBCムエタイ日本フェザー級王者)
×ジャン・チェンロン(中国/ONE 3位)
判定2-1
秋元はシンガポールのイヴォルブMMAで練習し、試合は昨年7月にケニー・ズィーに判定勝ちして以来。前回はフライ級(61.2kg)で、今回はバンタム級(65.7kg)に階級を上げる。そのため体の厚みではチェンロンが少し上で、フィジカル差で課題の見える試合に。
試合場は円形のケージ。キックルールのため両者ボクシンググローブを着用する。1R、チェンロンがサウスポーに構え、秋元がオーソドックスに構える。お互いミドル、ロー主体の蹴りの攻防が続き、終盤にパンチが増える。秋元は数度右ハイを放つが、チェンロンは腕でブロックしている。まだ差は乏しい。
2R、お互いミドル、膝を当てるが、なかなか均衡が崩れない。中盤、秋元がパンチの連打から右ハイを当てるが、当たりは浅く、チェンロンは蹴り足をつかんでそのまま押し倒す。終盤、距離が詰まり、クリンチが増える。終了間際、チェンロンの左フックで少し秋元がひるむが、クリンチも絡めてしのぐ。
3R、チェンロンが圧力を強め、秋元が右ミドルを当てるものの、チェンロンは前に出続ける。中盤、秋元の右ミドルにチェンロンが右ジャブを合わせ、秋元が少しバランスを崩すが、ステップとクリンチでしのぐ。終盤もチェンロンが右前蹴りを当てると秋元がバランスを崩し、秋元が右ミドルを当ててから背後にスリップする場面も。
ONEの採点は、RIZIN同様にラウンドごとに採点せず、試合全体でフィニッシュに近づいた方を高く評価する。続いてダメージ、コンビネーション、支配率、積極性といった要素が評価される。記者採点は何度か秋元のバランスを崩す場面を作ったチェンロン。とはいえ秋元はフィニッシュが近いと言えるほど危ない場面は無かったためか、ジャッジは割れ、2者が秋元を支持し、秋元が勝者となった。秋元のヒット数や伸びやかな攻撃が2者のジャッジに好印象を与えた可能性はある。
第2試合 MMA ストロー級 5分3R
○澤田龍人(イヴォルブMMA)
×ミアオ・リータオ(中国)
判定3-0
1R、澤田が開始早々テイクダウンを奪うと、グラウンドで一方的に攻め込む展開。肩固、裸絞めで追い詰める。終盤、ミアオが上になり、トップをキープする。
2Rも澤田が序盤からタックルで倒してバックを奪い、しつこく裸絞めを狙い続ける。1R同様、終盤にミアオが上になる。
3Rも澤田が序盤からバックを取るが、1分過ぎにミアオは返して上になる。だがその先の攻めは乏しい。終盤にも澤田がバックを取るが、最後もミアオが上になり終了。澤田がグラウンドワークで圧倒し判定勝ちした。
第5試合 ムエタイ フェザー級 3分3R
○サゲッダーオ・ペットパヤタイ(タイ)
×ジャン・チュンユー(中国)
判定3-0
第4試合 MMA フェザー級 5分3R
×キアヌ・スッバ(マレーシア)
○タン・カイ(中国)
判定0-3
第3試合 ムエタイ フライ級 3分3R
×アズワン・チェウィル(マレーシア)
○ワン・ウェンフェン(中国)
判定0-3
第1試合 ムエタイ バンタム級 3分3R
×モハメド・ビン・マムード(マレーシア)
○ハン・ズーハオ(中国)
3R 0’49” KO (左ストレート)