第4回コンバットレスリングアジア選手権大会 9.16 埼玉 本庄総合公園体育館 林拓海がMVP。本野美樹、上山龍紀、尾藤広光、倉島信行出場。ベルトレスリングも実施
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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日本コンバットレスリング協会「木口杯2019 第4回 コンバットレスリングアジア選手権大会」
2019年9月16日(月/祝)埼玉・本庄総合公園体育館(シルクドーム)サブアリーナ
記事提供:日本コンバットレスリング協会(写真:Mao.U / MC-ABSOLUTE)
吉田信解・本庄市長を大会名誉会長として開催したアジア選手権。コンバットレスリングの“聖地”として本庄市でも徐々に浸透してまいりました。大会には、日本、韓国、香港(中国)、イラン、ウズベキスタンから、計55名がエントリー。アダルト男子、アダルト女子、ユース、ベテラン(40歳以上)のカテゴリーを実施いたしました。
ユースでは、ユース2(15歳以下)軽量級で、柔道選手の中野竜希選手(青葉MMA)が巴戦を制して優勝。コンバットレスリング以外にもサンボに出場するなど、将来が楽しみです。
アダルトの部でもっとも激戦区となったのが男子62kg級(上写真)。昨年MVPの田村裕之選手(FREEDOM@OZ)、今年の全日本王者・坂本純選手(チームハピトレ)、レスリング国際大会での入賞経験がある林拓海選手(日本ペット&アニマル専門学校)、そしてキム・サンヒョン(Combat Wrestling Korea/韓国)らが鎬をけずり、レスリング技術で一歩抜きん出ている林選手が激戦を制し、最優秀選手賞(MVP)を獲得しました。
最軽量の57kg級はベテランの戸田聡選手(AACC)が、昨年2位のシェ・サイモン選手(アカデミア・アーザ)をポイント差で退け優勝。
68kg級決勝戦では、いまやミスターコンバットレスリングと言っても過言ではない尾藤広光選手(京都東山レスリング)が、MMA選手でもある上山知暁(U-Spirit Japan 町田)を抑え込みなどでポイントを上回り撃破。
74kg級は、ベテランの上山龍紀選手(U-Spirit Japan 町田)を若手の戸津龍佑選手が(CACCスネークピットジャパン)がコーションポイントの僅差で退け、嬉しいアジア選手権を連覇しました。
82kg級は、今年の全日本選手権決勝の再現。穴田龍洋選手(伊左次道場)が、岡崎恒哉選手(青葉MMA)を再びポイント差でやぶり2大会連続優勝です。
90kg級には、一昨年の世界選手権銀メダリストの小田貴久選手(土佐塾中高等学校)が久しぶりにエントリー。今年のUWWグラップリング日本代表選考会1位の松本達也(ハコビースポーツクラブ)と、キム・チャンファン(Combat Wrestling Korea/韓国)を危なげなくさばき切り貫禄の優勝。
100kg級に登場したのは、韓国チームのリーダー格、ユ・ヨンウ選手(Combat Wrestling Korea/韓国)。ROAD FCやTOP FCで活躍したプロMMA選手がどのような闘いを見せるのか注目されましたが、アジア選手権や世界選手権で活躍する若きコンバットレスリングアジアの顔とも言える佐々木太一選手(Team AKB)をテイクダウンなどのポイントうわまわり、韓国チーム唯一の金メダルを獲得。(下写真)
女子は1階級のみ実施。56kgには5名がエントリー。やや体格的にも勝る本野美樹選手(AACC)が実力を発揮して圧倒的優勝。頭ひとつ抜きん出ていた印象でした。注目された総合格闘家であり柔術家の関友紀子選手(チームハピトレ)は、残念ながら決勝に進んだチョ・ウンビ選手(Combat Wrestling Korea/韓国)に惜敗して3位にとどまりました。メダル獲得はなりませんでしたが、韓国選手と接戦を演じた石川紀子選手(チームハピトレ)は、ルールへの順応が勝敗をわけた印象で非常に惜しい存在です。
ベテランの部で注目されたのは、90kg。レスリング天皇杯での親子対決(息子と対戦)も記憶に残る白井正良選手(ハコビースポーツクラブ)が決勝戦で実力を知らしめて安定の判定勝利で優勝。74kgには、尾藤選手とともにコンバットレスリング黎明期から出場している杉山元彦選手(しぞーか城北柔士会)が久しぶりに出場。元DEEP王者の上山龍紀選手を相手に序盤でギロチンを極めかけて「あわや!」という見せ場をつくりましたが、最後は惜しくも腕がらみでタップアウト。しかしながら、地力をしっかり見せて関係者からも喜びの声が。いつまでもチャレンジしてほしい存在です。
そして、100kg超級では、最年長エントリーとなった小杉公良選手(アカデミア・アーザ)とプロレスラーでもある倉島信行選手(ドラディション)が対戦(上写真)。さすがに現役レスラーの牙城は崩せずに敗れましたが、その奮闘ぶりにチームメイトの子どもたちや場内から大きな拍手が送られました。小杉選手は「56歳になる2年後まで、もっともっと実力をのばしたい」と、頼もしいコメントをだしていました。
【チーム部門】
1位 アカデミア・アーザ
2位 チームハピトレ
3位 Combat Wrestling Korea
【個人部門】
最優秀選手賞
林 拓海
ユース1(U12)
1位 小暮 大都 アカデミア・アーザ(日本)
2位 栗田 彪我 アカデミア・アーザ(日本)
3位 小暮 常大 アカデミア・アーザ(日本)
ユース2(U15) 軽量級
1位 中野 竜希 青葉MMA(日本)
2位 野田 獅王 チームハピトレ(日本
3位 モクタリ アラシ アカデミア・アーザ(イラン)
ユース2(U15) 重量級
1位 酒井 純一 青葉MMA(日本)
ユース -60kg
1位 吉澤 禅 アカデミア・アーザ(日本)
ユース -70kg
1位 那須 理人 Team AKB(日本)
アダルト男子 -57kg
1位 戸田 聡 AACC(日本)
2位 シェ サイモン アカデミア・アーザ(香港)
アダルト男子 -62kg
1位 林 拓海 日本ペット&アニマル専門学校(日本)
2位 田村 裕之 Freedom@OZ(日本)
3位 竹下 元気 アカデミア・アーザ(日本)
3位 KIM SangHeon Combat Wrestling Korea(大韓民国)
アダルト男子 -68kg
1位 尾藤 広光 京都東山レスリング(日本)
2位 上山 知暁 U-Spirit Japan 町田(日本)
アダルト男子 -74kg
1位 戸津 龍佑 CACCスネークピットジャパン(日本)
2位 上山 龍紀 U-Spirit Japan 町田(日本)
3位 KIM SeungJoo Combat Wrestling Korea(大韓民国)
3位 EO SeonGyeon Combat Wrestling Korea(大韓民国)
アダルト男子 -82kg
1位 穴田 龍洋 伊左次道場(日本)
2位 岡崎 恒哉 青葉MMA(日本)
アダルト男子 -90kg
1位 小田 貴久 土佐塾中高等学校(日本)
2位 松本 達也 ハコビースポーツクラブ(日本)
3位 KIM ChangHwan Combat Wrestling Korea(大韓民国)
アダルト男子 -100kg
1位 YU YoungWoo Combat Wrestling Korea(大韓民国)
2位 佐々木 太一 Team AKB(日本)
アダルト男子 +100kg
1位 伊左次 雄介 伊左次道場(日本)
2位 倉島 信行 ドラディション(日本)
アダルト女子 -56kg
1位 本野 美樹 AACC(日本)
2位 CHO EunBi Combat Wrestling Korea(大韓民国)
3位 関 友紀子 チームハピトレ(日本)
3位 KIM HyeJin Combat Wrestling Korea(大韓民国)
ベテラン -62kg
1位 坂本 純 チームハピトレ(日本)
2位 小林 雄一郎 クールチャンプクラブ(日本)
ベテラン -68kg
1位 尾藤 広光 京都東山レスリング(日本)
2位 上山 知暁 U-Spirit Japan 町田(日本)
ベテラン -74kg
1位 上山 龍紀 U-Spirit Japan 町田(日本)
2位 杉山 元彦 しぞーか城北柔士会(日本)
3位 サヘビ モハラム アカデミア・アーザ(イラン)
ベテラン -82kg
1位 岩城 秀 チームハピトレ(日本)
ベテラン -90kg
1位 白井 正良 ハコビースポーツクラブ(日本)
2位 伊藤 卓志 チームハピトレ(日本)
アダルト +100kg
1位 倉島 信行 ドラディション(日本)
2位 小杉 公良 アカデミア・アーザ(日本)
ベルトレスリング 本庄オープントーナメント2019
主催:民族格闘技研究所
協力:一般社団法人日本コンバットレスリング協会/本庄市レスリング協会
同会場で開催された「ベルトレスリング 本庄オープントーナメント」は、さまざまなフォークレスリングを研究・実践する「民族格闘技研究所」が主催し、ベルトレスリングは首都圏以外で初のお披露目となりました。3階級で実施され、15名がエントリー。
軽量級は、高校生ながら決勝戦に勝ち上がった吉澤禅選手を林拓海選手が圧倒し優勝。
コンバットレスリングの優勝、MVP獲得と併せて嬉しい一日となりました。
中量級は、佐伯拓海が柔術家の戸塚智隆選手を投げの一本でやぶり優勝。
重量級では、小田貴久選手がグレコローマンレスリングの実力を発揮して優勝。林選手と同じく2冠を手にしました。
※アリシュ クラシックスタイルルールを採用
軽量級
1位 林 拓海
2位 吉澤 禅
3位 坂本 純
3位 福士 和秀
中量級
1位 佐伯 拓海
2位 戸塚 智隆
3位 岩城 秀
3位 小岩 健一
重量級
1位 小田 貴久
2位 佐々木 太一
3位 白井 正良
3位 斉藤 秀昭