ムエローク 7.21 新宿フェイス:武来安が右ミドル一撃で秒殺KO勝ち。佐々木雄汰がハイキックでKO勝ち
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尚武会主催「ムエローク 2019 GLOBAL」
2019年7月21日(日) 新宿フェイス
記事提供:鈴木雄一郎
第8試合 WMCインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦 3分5R
○武来安(上州松井ジム/WPMF日本&J-NETWORKライトヘビー級王者)
×ヘンネリッキ・ソー・シリラック(ノルウェー)
TKO 1R1:06
開始早々からヘンネリッキが左右フックと右ストレートで武来安に攻め立てる。ガードしながら、ヘンネリッキをコーナーに詰めて武来安の左ミドルがヘンネリッキの腹に突き刺さり一撃でKO。武来安が王座を獲得し、世界王座へ一歩前進となった。
第7試合 スーパーバンタム級 3分5R
○佐々木 雄汰(尚武会/ルンピニージャパンスーパーバンタム級王者)
×パン・ボーダム(タイ)
TKO 3R1:08 ハイキック
サウスポー構えの佐々木は、序盤から強烈な左ミドルと左ローを打っていく。パンが右ミドルを打つも佐々木はこれをキャッチし右ボディーストレートを打つ。ロープに詰めて左右フックや右ヒジと手数が止まらない。3Rには佐々木のジャンピングハイキックがクリーンヒット。パンが倒れたと同時にレフェリーが試合をストップし、佐々木が衝撃的なKO勝利を収めた。
第6試合 スーパーフェザー級 3分5R
-リク・シッソー(トースシンムエタイジム/WMC日本スーパーフェザー級王者)
-チョ・ヨンフン(韓国)
試合中止
※天候不良によりチョが来日できず欠場。
第5試合 ウェルター級 3分5R
×誠(レンジャージム/WMC日本ウェルター級王者)
○フェデリコ・ベロナリー(イタリア)
TKO 4R2:47
互いにパンチの打ち合いが多く、3Rになると誠の左右フックが目立ち、フェデリコがガードしてもグラつき、ガード越しから効かせている様子だった。3Rまでは誠優勢か。4Rになると誠は左ミドルと左ローを打ち、左ストレートと左ボディーストレートでロープに詰めていく。終盤になるとフェデリコが誠をロープに詰めて右ヒジでダウンを奪いレフェリーが試合をストップ。フェデリコが序盤の劣勢をはねのけ、逆転KO劇となった。
第4試合 ミドル級 3分5R
×長谷川 拓也(レンジャージム/WMC日本ミドル級王者)
○ルカ・ランバート(イタリア/MAX MUAYTHAI王者)
TKO 1R1:05 レフェリーストップ
パンチの打ち合いとなったが、右縦ヒジで長谷川をカット。その後、パンチの打ち合いで長谷川の出血が悪化し、レフェリーが試合をストップ。ルカが無傷で秒殺KO劇をやってのけた。
第3試合 スーパーライト級 3分5R
-DAIJU(尚武会)
-メハマッド・サリー(WSRフェアテックスイラン/IFMA王者)
試合中止
(※関連記事:尚武会所属のDAIJU、7月21日のムエロークの試合前日に死去)
第2試合 クルーザー級 3分5R
-天承山(Life-AMICハイボルテージ)
-リー・フシン(韓国)
試合中止
※天候不良によりリーが来日できず欠場。
第1試合 33kg 2分5R
△曽我 昂史(練馬チャンデットムエタイジム/鍛錬会)
△ホヨーン・チャウム(タイ/ランバージム)
判定1-1ドロー 49-48曽我、47-48ホヨーン、48-48
1R開始早々に右ハイでダウンを奪う曽我。その後右ミドルを打ち首相撲からヒザとつなげ、曽我ペースに。2Rになると縦ヒジ入れる曽我。右ローを連打する曽我に首相撲で応戦するホヨーン。ジャブから左縦ヒジを打ち、右ローを連打する曽我。3Rになるとホヨーンが首相撲からヒザをしつこく連打し、2Rまで劣勢だったホヨーンの反撃が始まった。4Rもホヨーンは首相撲からヒザを打っていく。曽我は右ストレート、ホヨーンは首相撲で曽我を崩し、ヒザを連打。5Rは曽我の右ストレートがヒットするシーンが目立ち、ミドルの応酬で試合終了のゴング。判定はドロー。序盤にダウンを奪い優勢に進めていた曽我だったが、後半に追い上げを許し、初の国際戦はドローに終わった。
ムエロークジュニア30kg級王座決定戦 2分5R
×橋口 泰賀(バルボーザジャパン)
○入江 曜平(晴山塾)
判定0-3 48-49,48-49,47-49
1Rから互いにパンチとミドル、右ローの応酬が続き、2Rから首相撲とヒザが加わっていく。3Rはテンポよく左右ミドルを打つ橋口に、距離をとって左フックと右ミドルで応戦する入江。前蹴りから左右フック、首相撲と徐々に手数を上げていく橋口に、入江はジャブから右ミドル、右前蹴りで負けじと応戦。4Rはミドルの応酬から首相撲。入江が首相撲からヒザで橋口を崩し、距離をとりながら右ミドルと左右フックを振り回していく。5Rは入江の蹴り、橋口のパンチと完全に攻勢が分かれ、残り30秒は首相撲からヒザの応酬で試合終了のゴング。判定の結果、入江が勝利し、王座を獲得した。