新日本キック 1.6 後楽園ホール:石原將伍&馬渡亮太、タイ人選手を1R KO。瀬戸口勝也、WダウンからのKO勝ち
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新日本キック 治政館ジム主催「WINNERS 2019 1st」
2019年1月6日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
第14試合 メインイベント 59kg契約 3分5R
○石原將伍(ビクトリージム/日本フェザー級王者)
×ペッテェー・ムエタイファイタージム(タイ/チェンマイ・ソージンジャルンカンチャン・スタジアム・フェザー級3位)
1R 2’45” KO (右肘打ち)
石原は11月の新宿大会でヨードゲン・ルークプラパーツ(タイ/元タイ・ムエサイアム中部地区フェザー級1位)を1R右ボディでKOしたが、今回もタイ人を相手にメインイベンターを務めた。
1R、前に出る石原に対し、ペッテェーは時折スイッチしつつ回って距離を取りながら、前蹴りを当てたり、組み付いて膝を当てる。石原はなかなか捕まえきれずにいたが、中盤過ぎ、ロープを背にしたペッテェーに右ストレートを当ててのけぞらせる。さらに終盤、組み付かれた直後、突き放して右の縦肘をヒット。ペッデェーは腰から崩れ落ちると、大の字で寝たまま動けず、石原のKO勝ちとなった。
タイ人相手に苦戦が続いた石原だが、倒せる技が一個一個磨きがかかってきた感がある。セミでKO勝ちした馬渡と共に、2019年の躍進が期待できる。
第13試合 セミファイナル 55kg契約 3分5R
○馬渡亮太(治政館ジム/日本バンタム級2位、タイ・チェンマイスタジアム王者)
×ヌンナコン・ペッタムナック(タイ)
1R 1’30” KO (左フック)
18歳の新鋭・馬渡(まわたり)も石原同様に11月の新宿大会に続いてタイ人と対戦した。前回は3R引分に終わったが、今回は1Rできっちり仕留める。馬渡は開始すぐから右ミドル、ローを積極的に当てる。ヌンナコンは早くも首相撲に持ち込んで打開を図るが、馬渡は振りほどくと、左ハイ、右ローを当て、左の膝蹴りをアゴ先に叩き込んだあと、そのまま距離を詰めて右と左のパンチを連続でヒットする。ヌンナコンはそのまま立ち上がれず。馬渡がわずか90秒でKO勝ちすると、場内はどよめきに包まれた。
馬渡は「1Rで終わらせたので一言言わせてください。日本バンタム級タイトルマッチがしたいです」とアピールした。
第12試合 73kg契約 3分3R
△今野顕彰(市原ジム/日本ミドル級1位)
△リー・ジホーン[李 至訓](韓国)
判定1-0 (29-29/29-28/29-29)
1R、ジホーンが積極的に出て、組んで膝をヒットし続ける。今野は圧力に押され、なかなか攻撃が出せない。2Rもジホーンはしぶとく組んでくるが、今野は組み際や離れ際に肘を当てるようになり、崩しも決め、挽回ムードを作る。3Rも同じような構図で、ジホーンがやや巻き返すが、お互い決め手が無いまま終わり、引き分けとなった。
第11試合 68kg契約 3分3R
×政斗(治政館ジム/日本ウェルター級1位)
○笹谷 淳(TEAM COMRADE/元J-NETWORKウェルター級王者)
判定0-2 (28-28/28-29/28-29)
1R、両者サウスポーに構え、ロー主体の攻防が続いたが、中盤過ぎ、笹谷の左フックが炸裂し、政斗はダウンする。2R、政斗は積極性を上げるが、笹谷は随所で左肘、フックを当て続け、やや優位な状態を維持する。3R、政斗は積極的に攻め続け、笹谷は攻撃を返せなくなるが、最後まで耐えきり、点差を守り判定勝ちした。
第10試合 53.6kg契約 3分3R
×幸太(ビクトリージム/日本バンタム級3位)
○ガイルン・サシプラパー(タイ)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)
1R、ガイルンは身長は低いものの、サウスポーからの深く食い込むような左の奥ローを的確に当て続ける。幸太も時折右ローを返すが戦いにくそうだ。2Rもガイルンが左奥ローを当て続けつつ、左インロー、左ハイ、左ストレートも増やし、幸太に反撃の隙を与えない。3R、幸太は序盤こそ詰めて積極的にパンチを振るうが、ガイルンは肘で迎撃し、中盤以降は左ローを当て続け、左ミドル、左ストレートも絡め、最後は崩しを連発し、差を印象付けて試合を終えた。
第9試合 62kg契約 3分3R
△直闘(治政館ジム/日本ライト級3位)
△まさきラジャサクレック(ラジャサクレックジム/J-NETWORKライト級王者)
判定1-0 (宮沢29-29/櫻井29-28/仲29-29)
1R、サウスポーで前に詰めるまさきに対し、直闘が回って距離をとりながら左フック等のパンチをうまく当て続けて主導権を握る。2R、まさきが次第に左ミドルのヒットを増やし、終盤には左ハイ、ローも効かせて反撃する。3R、直闘は序盤から手数を上げ、パンチのヒットを増やし反撃する。まさきも途中まで左ミドルとインローを返していたが、終盤は直闘がパンチの手数でやや押し気味に終える。激闘が終わり、ジャッジ1者は直闘を支持したが、2者はドローとつけ引き分けに終わった。
第8試合 58kg契約 3分3R
○瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級2位)
×皆川裕哉(藤本ジム/日本フェザー級3位)
1R 1’09” KO (右フック)
開始すぐから皆川が圧力をかけてパンチを当て続け、右フックを当ててダウンを奪う。瀬戸口は10カウントギリギリで立ち上がる。瀬戸口はダメージが大きく、このまま敗れそうなムードだったが、右フックで来た皆川に右フックで応じると、相打ちとなり両方揃ってダウンする。
ここでなんと先に立ち上がったのは瀬戸口のほう。皆川は10カウントになっても立ち上がれず、瀬戸口の逆転KO勝ちとなった。瀬戸口はコーナーに登って大喜びしてからリング中央に戻ると、「負けるかと思った」と漏らし、場内を笑いに包んだ。場内は異例の決着にしばらくどよめきが止まらなかった。
第7試合 55kg契約 3分3R
×阿部泰彦(JMN/日本バンタム級4位)
○田中亮平(市原ジム/日本バンタム級6位)
2R 0’50” KO (右ストレート)
第6試合 62kg契約 3分3R
○興之介(治政館ジム/日本ライト級9位)
×増田侑也(マイウェイジム)
2R 0’49” TKO (レフェリーストップ:顔面への右前蹴りで2ダウン後)
※1R右フックで増田に1ダウン、興之介に1ダウン
第5試合 58.5kg契約 3分3R
○渡辺航己(JMN/日本フェザー級6位)
×瀬川 琉(伊原道場稲城支部)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)
第4試合 ウェルター級 3分2R
△モトヤスック(治政館ジム)
△ヴィラデット・シットジャメックス(タイ)
判定1-0 (20-20/20-18/19-19)
第3試合 55kg契約 3分2R
○翼(ビクトリージム)
×加藤和也(ドージョーシャカリキ)
1R 2’52” KO (ボディへの右膝蹴り)
第2試合 60kg契約 3分2R
○睦雅[むが](ビクトリージム)
×小澤孝文(揚心ジム)
1R 1’51” TKO (3ダウン:ボディへの左膝蹴り)
第1試合 フェザー級 3分2R
×平塚一郎(トーエルジム)
○又吉淳哉(市原ジム)
2R 1’07” TKO (タオル投入:左ストレートで2ダウン後)
オープニングファイト 女子52kg契約 3分2R
×栞夏[かんな](トーエルジム)
○RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)
判定0-3 (19-20/19-20/19-20)