UFC 11.3 ニューヨーク:ダニエル・コーミエ、デリック・ルイスの打撃封じヘビー級王座初防衛。ジャカレ、ワイドマンとの打撃戦制す
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UFC 230: Cormier vs. Lewis
2018年11月3日(土/現地時間)米国ニューヨーク州ニューヨーク:マディソン・スクエア・ガーデン
レポート:井原芳徳
第12試合 メインイベント UFCヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ダニエル・コーミエ(王者、ライトヘビー級王者)
×デリック・ルイス(2位)
2R 2’14” 裸絞め
※コーミエが初防衛
コーミエは7月のUFC 226でスティペ・ミオシッチを1R右フックKOし、ライトヘビー級に続きヘビー級との2階級制覇を達成。UFCのランキングでもパウンド・フォー・パウンドの1位に認定されている。
ルイスはローカル大会のレガシーFCの元王者で、14年からUFCに上がり、最近10試合はマーク・ハントに敗れた以外は9勝。7月のフランシス・ガヌー戦は凡戦となってしまったが、10月のUFC 229のアレクサンドル・ボルコフ戦では3R右フックでKO勝ちし、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得している。
1R、コーミエがじわじわ圧力をかけ、パンチを振りながらタックルを仕掛け、1分足らずでテイクダウンに成功。ハーフガードで押さえ続ける。中盤、ルイスが立ち上がるが、コーミエは押し込んで、再び片足タックルで倒してハーフガードに戻す。肘を顔に押し付けつつ、少しずつパウンドを増やし、ルイスが逃げようとしても押さえ続ける。記者採点10-9でコーミエ。コーミエは打撃戦を避け、手堅く寝技で攻める。
2R、ルイスは左ハイ、右フックを振り回し、コーミエを威嚇するが、じわじわコーミエが詰めると、ルイスが膝蹴りを放った際に、足を捕まえて倒す。ルイスにいったん立たれても、コーミエはがぶりの状態で押さえ、ルイスが脱出した瞬間に足をすくって倒し、1R同様にハーフガードに。ルイスのもがく動きに合わせてバックマウントを素早く奪うと、裸絞めを極めてタップを奪った。
試合後のコーミエは、7月の王座奪取後にオクタゴンの中でコーミエを挑発した元王者のブロック・レスナーについて言及し、「ブロック・レスナーよ、WWEのベルトを持ってここに来やがれ。そうすりゃ、俺はそれも手に入れた気になれるからな。やろうぜ、ブロック!」 とアピールした。
第11試合 セミメインイベント ミドル級 5分3R
×クリス・ワイドマン(3位、元王者)
○ホナウド・ジャカレ・ソウザ(5位)
3R 2’46” TKO (レフェリーストップ:右フック)
ワイドマンと対戦予定だったルーク・ロックホールドが負傷欠場し、デビッド・ブランチと今回戦う予定だったジャカレがワイドマンの相手に変更となった。ワイドマンは昨年6月にケルヴィン・ガステラムに3R肩固めで勝利して以来の試合。ジャカレは今年5月にガステラムに判定負けしている。場内は「U.S.A.」コールで包まれ、完全にワイドマンのホームだ。
1R、開始しばらくジャカレが圧力をかけてきたが、次第にワイドマンもかけ返し、中盤には右ストレートをヒットする。終盤にはジャカレが左ボディを連打するが、ワイドマンは右ストレートを返し、すぐ巻き返す。記者採点10-9でワイドマン。
2R、ジャカレは鼻血を出しながらも、手数を上げ、左ボディ、右フックをヒット。だがワイドマンは耐えると圧力をかけ返し右ストレートを当てる。両者一進一退の打撃戦を展開。残り1分、ジャカレは右ハイを当てるが、ワイドマンは蹴り足をつかんで倒し、そこから金網に押し込む。残り20秒、ワイドマンがジャカレを倒して背後に回るが、ジャカレは一回転して脱出する。記者採点9-10で打撃の手数で上回ったジャカレ
3Rも一進一退の打撃戦が続く。ジャカレは左ミドル、右前蹴り、ワイドマンは右肘も織り交ぜるが、両者なかなか崩れない。だが2分過ぎ、ワイドマンが下がり気味になると、ワイドマンの右フックに、ジャカレがカウンターで右フックをこめかみにクリーンヒットすると、ワイドマンは真後ろに倒れダウン。ジャカレは追撃せず、レフェリーは止めなかったが、ワイドマンが意識が飛んだままジャカレの足にしがみついたところで、ようやくレフェリーがストップした。
第10試合 ミドル級 5分3R
×デビッド・ブランチ(7位)
○ジャレッド・キャノニア
2R 0’39” TKO
第9試合 ミドル級 5分3R
○カール・ロバーソン
×ジャック・マーシュマン
判定3-0 (30-26/30-26/30-27)
第8試合 ミドル級 5分3R
×デレク・ブランソン(6位)
○イズラエル・アデサニヤ(9位)
1R 4’51” TKO
【プレリム】
第7試合 フェザー級 5分3R
×ジェイソン・ナイト
○ジョーダン・リナルディ
判定0-3 (27-30/25-30/26-30)
第6試合 女子フライ級 5分3R
○シジャラ・ユーバンクス(4位)
×ロクサン・モダフェリ(7位)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)
※ユーバンクスが計量1.2ポンドオーバー
第5試合 フェザー級 5分3R
×フリオ・アルセ
○シェイモン・モラエス[Sheymon Moraes]
判定1-2 (28-29/29-28/26-30)
第4試合 ウェルター級 5分3R
○ライマン・グッド[Lyman Good]
×ベン・サンダース
1R 1’32” KO
第3試合 ライト級 5分3R
△マット・フレボラ[Matt Frevola]
△ランド・バンナータ
判定1-0 (29-28/28-28/28-28)
第2試合 フェザー級 5分3R
○シェーン・ブルゴス
×カート・ホロボー[Kurt Holobaugh]
1R 2’11” 腕ひしぎ十字固め
第1試合 ヘビー級 5分3R
×アダム・ウィチョレク[Adam Wieczorek]
○マルコス・ホジェリオ・デ・リマ
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)