ムエタイ 9.1 バンコク(レポ):田中“暴君”藍、大幅にバラついたスプリット判定で敗れプロムエタイ協会王座奪取ならず。佐藤“魔王”応紀、4R TKO勝ちしアピデッ・シットヒラン杯ライトフライ級王座防衛
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
センチャイムエタイジム中野
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イングラムジム&聖域プロモーション主催「アピデッ・シットヒラン偉業称賛興行」
2024年9月1日(日) タイ・バンコク・オンヌット地区:ワット・パックボー内 屋外アリーナ
記事提供:イングラムジム 鈴木秀樹
メインイベント タイ国プロムエタイ協会女子ピン級王座決定戦(2分5ラウンド / 100lbs=45.359kg)
○ミントラー・ノー.アヌワットジム(タイ) 同級1位 45.3kg
×田中“暴君”藍 (日本 / PCK亘理 / L’antre du Lion)同級2位 47.75kg
判定2-1 (49-48/46-49/50-45)
※ミントラーが王者に
試合直前、気合いの入った表情をみせる田中。ミントラーがタイミングよい左ミドルキックを合わせる。蹴りvsパンチの一進一退の攻防が続き、緊張感が伝わる試合に。田中も得意のパンチでミントラーをグラつかせダメージを蓄積させる。距離を取りたいミントラーは前蹴りとミドルキックを駆使する。一瞬の油断、ミスも許されない中で激しい凌ぎ合いを魅せる両者。内容的には接戦に。取って取られてのシーソーゲームを2分間の中で繰り広げる。
田中を研究し、仕上げてきた動きをみせるミントラー。やはりムエタイでは蹴りをより綺麗に繰り出した選手が有利となるのか、倒さなければパンチの有効打評価は低い印象。
判定はミントラーに…。2-1 (49-48/46-49/50-45)と各ジャッジにかなりバラつきがあった判定となり、ムエタイ競技のジャッジメントの基準とは…!?という大きな課題が残った残念な結果に。
セミファイナル アピデッ・シットヒラン杯ライトフライ級タイトルマッチ (2分5ラウンド)
○佐藤“魔王”応紀(日本 / PCK連闘会) チャンピオン
×ビー・ソー.サパーンスーン (タイ) 挑戦者
4R TKO
※佐藤が初防衛
昨年、タイで獲得したアピデッ杯の初防衛戦としてロビーを迎え撃つ佐藤。初回から積極的に攻める佐藤はローキックを効かせていく。ロビーは身長で優るのを活かして、押しつぶすような首相撲を仕掛けるも佐藤は組み負けない。ラウンドが進むごとに勢いを増していく佐藤は徐々にロビーを追い込んでいく。ロッビーはスタミナが切れ、敗戦の色が濃くなってきた4ラウンド、佐藤の右ストレートをまともにもらいダウン。レフェリーはカウント途中でストップ。
会場には往年の名選手、サムランサック・ムアンスリン、元WBA世界チャンピオンのデーンカオセーン、オリンピック・ボクシング金メダリストのウォラポット・ペットクムなど、豪華ゲストが大会を観戦。オープニングでは、ワット・パックボースクールの生徒たちによるワイクルー演舞が披露され、タイ政府観光スポーツ省 タコーン・ラオハッホンチャナ氏による開会宣言。