RWS 3.2 ラジャダムナン(レポ):吉成士門、オーストラリアの選手からダウン奪い判定勝ち。奥脇竜哉、元ラジャ王者対決は判定負け
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ラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)
2024年3月2日(土)タイ・バンコク・ラジャダムナンスタジアム
レポート:井原芳徳
第2試合 スーパーフェザー級 3分3R
○士門・エイワスポーツジム[吉成士門](エイワスポーツジム/ラジャダムナン14位、プロムエタイ協会同級王者、元WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者)
×イブラヒム・アブサレ[Ibrahim Abou Saleh](オーストラリア/WBCムエタイ豪州王者)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
士門、竜哉、共に昨年12月23日の大会で勝利して以来となるRWS出場となった。
1R、士門はオーソドックスで構え、アブサレはサウスポー主体でスイッチを繰り返す。士門がプレッシャーをかけ、首相撲になる展開が繰り返される。中盤、士門が右肘でアブサレの額を切り裂く。終盤も士門が前に出て、組んで膝、肘を当て、パンチやローや崩しも絡め、差をつけて終える。記者採点は士門。終了のゴングが鳴った後、珍しく士門が興奮して殴ろうとし、レフェリーが止める一幕も。記者採点は士門。ジャッジ3者も士門を支持する。
2R、アブサレが右ミドルを放つと、士門は蹴り足をつかみながら右ストレートをクリーンヒットして倒し、ダウンを奪う。その後も士門が主導権を維持し、終盤にはコーナーに詰めてパンチを当てる。アブサレは顔が血で染まり、ステップで距離を取り防戦が続く。記者採点は10-8で士門。ジャッジ3者も士門を10-8で支持する。
3R、前に出るアブサレに対し、士門は距離を取りつつ、右ミドルを当て、組んで右膝を当て、相手の反撃を封じ続けて終了する。記者採点は士門。ジャッジ3者も士門を支持する。合計30-26で士門。ジャッジ3者も士門を支持し、士門が完勝した。
第1試合 110ポンド(49.9kg)契約 3分3R
×竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/ラジャダムナン認定フライ級10位、プロムエタイ協会同級王者、WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元ラジャダムナン同級王者、元WMC世界ピン級王者)
○ゴチャシット・ターセヤーサット[Kotchasit](タイ/元ラジャダムナン認定ライトフライ級王者)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
1R、長身のゴチャシットは開始すぐから前に出て竜哉をロープ際に詰め、首相撲の展開でお互い肘を当てる。。中盤、離れても引き続きゴチャシットはプレッシャーをかけ、前蹴りで竜哉を倒す。竜哉は距離を取りつつ、左ボディを当ててから、顔面へのパンチにつなげる。だがゴチャシットは変わらず前に出て、膝を当てる。終盤、ゴチャシットは首相撲で竜哉の頭を下げさせてから、膝を当て好印象を作る。ゴチャシットが右肘も当てると、竜哉は左まぶたを少しカットする。記者採点はゴチャシット。ジャッジ3者ともゴチャシットを支持する。
2R、自信を持った様子のゴチャシットは、首相撲で竜哉を捕まえ、ねじこむような膝を連打する。竜哉も崩しや左ボディで抵抗するが、ゴチャシットはしつこく前に出て、肘や膝を当て、主導権を維持する。終盤もその構図で変わらない。記者採点はゴチャシット。ジャッジ3者ともゴチャシットを支持する。
3R、後の無い竜哉が前に出て、点差を守りたいゴチャシットが距離を取る構図に一転する。竜哉が右ボディを当てると、ゴチャシットは笑顔を見せ、離れて舌を出して挑発する。中盤、竜哉は右ボディ、ストレート、ミドルを当て、じわじわゴチャシットにダメージを与えるが、ゴチャシットはクリンチも絡めて反撃を寸断する。終盤も同様で、最後はゴチャシットがバックステップで終える、記者採点は竜哉。合計28-29でゴチャシット。ジャッジ3者も同様で、竜哉は判定負けに終わった。