Fighting NEXUS 12.10 GENスポーツパレス(レポ):荻窪祐輔、豪瑠に2R勝利しフライ級王者に。小倉卓也、唐沢タツヤを73秒で仕留めバンタム級王者・河村泰博への挑戦権獲得
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ライフイン24group presents Fighting NEXUS vol.33
2023年12月10日(日) 東京・GENスポーツパレス
レポート:井原芳徳 写真提供:Fighting NEXUS
第7試合 トリプルメインイベント Fighting NEXUS第4代フライ級王者決定戦 5分3R
○荻窪祐輔(K-PLACE)
×豪瑠[ごうる](Team SOS)※Evermoveから所属変更
2R 1’45” 裸絞め
※荻窪が王者に
浜本“キャット”雄大が返上したNEXUSフライ級王座を懸け、荻窪と豪瑠が第4代王者決定戦を行った。
荻窪は32歳。パンクラスの2014年のネオブラッドトーナメントの優勝者で、フライ級の元ランカー。今年5月からNEXUSに参戦し2連勝しており、8月の後楽園大会では浜本とのノンタイトル戦が組まれ、最終2R目にパウンドと裸絞めで浜本を追い詰め判定勝ちした。
豪瑠は同じ大会で倉岡幸平と対戦し、一進一退の激戦の末に延長Rに判定勝ちしている。豪瑠は倉岡から右フックでダウンを奪った打撃が持ち味だが、寝技では苦戦していた。
試合は総合力で勝る荻窪が制することに。1R、荻窪がオーソドックスで中央で構え、豪瑠がサウスポーで構え距離を取る構図が続く。豪瑠は細かく動きつつ左右のローを度々当て、パンチにもつなげようとする。荻窪は攻撃が少ないが、終盤、右インローを強打すると、豪瑠がスリップする。荻窪はすぐに組み付いて押し込むと、テイクダウンを奪う。豪瑠は背中をマットにつけず、すぐに立つが、引き続き荻窪が豪瑠を金網に押し込む。最後は離れて終わる。記者採点は荻窪。
2R、荻窪は1Rの攻防で手応えを得たか?開始すぐから圧力を強めると、10秒過ぎに胴タックルを仕掛け、すぐに片足タックルに切り替える。豪瑠はタックルを切って、荻窪の背後に回ろうとしたが失敗し、頭から下に振り落とされる。すると荻窪は逆に豪瑠の背後に回り込み、金網を背中にしながらバックマウントを奪う。荻窪はそのまま裸絞めを極めると、豪瑠は耐えていたが、腕が脱力したところで梅木レフェリーがストップした。
NEXUSのベルトを肩にかけマイクを持った荻窪は、仲間や関係者や家族らに感謝の言葉を述べ「小池(義昭)代表と15歳から今までずっとやってきて、格闘技だけじゃなく色んなことを教えてもらって、僕という人間を作ってもらいました。小池さんにこの勝利を捧げたいです。あと、勝てなくてあきらめかけた時期に、NEXUSの山田代表に声をかけていただき、今日、チャンピオンになり、人生が変わったと思いますし、これからも変わっていくと思います。山田代表に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもNEXUSのために精一杯戦いたいです。今、埼玉県川越市で、この団体と同じ名前のパーソナルジムNEXUSをやっております。今日で晴れて現役のチャンピオンが指導するジムになりました。皆さん是非遊びに来て下さい」とアピールした。
第6試合 トリプルメインイベント Fighting NEXUSバンタム級王座挑戦者決定戦 5分2R(延長1R)
×唐沢タツヤ(GRABAKA/T-GRIP TOKYO)
○小倉卓也(スカーフィスト/元PFCバンタム級王者)
1R 1’13” フロントチョーク
河村泰博が持つバンタム級王座への挑戦権を懸けた試合。
唐沢はNEXUSに19年から出場し、一時は3連敗したが、昨年5月から今年5月の最近3試合は高杉遼介、森永ユキト、堀友彦相手に3連勝中だ。
小倉は11月で41歳になるベテラン。修斗ではいずれも敗れはしたが田中路教、小野島恒太、岡田遼、竹中大地、魚井フルスイングとも対戦経験がある。昨年からNexusに上がり、初戦はジェイクムラタに判定負けしたが、昨年11月に大石真丈に、今年5月に小林博幸に、いずれも1R腕十字で勝利。8月の後楽園では元NEXUSバンタム級王者・渡部修斗のMMA引退試合を務め、判定0-2で敗れたものの、接戦を繰り広げ印象を残した。
試合は小倉の完勝に。1R、サウスポーの唐沢が左ミドルを当てるが、小倉は前に出て、右ミドルを返しつつ、すぐに左フックにつなげる。さらに小倉は右のインローを立て続けに当てる。すると唐沢は組みでの勝負に切り替え、タックルを仕掛けるが、小倉は難なく切り、がぶって唐沢の首を抱えると、ギロチンチョークを仕掛ける。唐沢は金網際で潰して上になり、ギロチンでより深く絞めると、唐沢がタップした。
試合後、王者・河村がケージに入り「今、山本空良選手が怪我していたり、横山(武司)選手もRIZINに出て怪我していて、俺が盛り上げるしかないんで。小倉選手と来年NEXUS盛り上げたいです。時期はこの後決まってくると思うんですけど、小倉選手と必ず防衛戦やらせていただきます」と話し、最後は両者握手した。
第5試合 トリプルメインイベント バンタム級 5分2R(延長1R)
○神部篤哉(ABLAZE八王子)
×塩谷優斗(スカーフィスト)
判定3-0
第4試合 ライトヘビー級 5分2R(延長1R)
○マシン(BULE DOG GYM)
×田馬場貴裕(IMPACT)
1R 0’28” TKO
第3試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
○ジェイクムラタ(パラエストラTB/元ZSTバンタム級王者)
×イ・ヘウォン(韓国/コリアントップチーム/TFC)
1R 2’41” ツイスター
第2試合 フライ級 5分2R(延長1R)
×曾我英将(ALLIANCE)
○鶴屋健人(パラエストラ松戸)
1R 2’02” TKO
第1試合 無差別級 5分2R(延長1R)
○Guts(リバーサルジム立川ALPHA)
×山本拓海(掣圏会 瓜田道場)
1R 0’20” TKO
【アンダーカード】
第21試合 ウェルター級 5分2R(延長1R)
○マイケル・ベイカー(ALLIANCE)
×三角 宗(IMPACT)
1R 1’55” TKO
第20試合 ウェルター級 5分2R(延長1R)
×大迫誠士(フリー)
○茂木優樹(三河幕府)
1R 0’48” 裸絞め
第19試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
○齋藤拓矢(ALLIANCE)
×高杉遼介(新潟イエローマンズ)
判定3-0
第18試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
×横山辰也(R-BLOOD)
○水野新太(トイカツ道場)
判定0-3
第17試合 5分2R(延長1R)
×飯嶋重樹(ALLIANCE)
○平山 諒(トイカツ道場)
2R 0’13” TKO
第16試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
×保立峻介(パラストラ千葉)
○健吾(CLUB F3)
1R 3’45” TKO
第15試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
―松下祐介(パラエストラTB)
―大谷啓元(パンクラスイズム横浜)
中止
第14試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
○清水博人(DOBUITA)
×長谷川真生(ALLIANCE)
1R 1’00” TKO
第13試合 フェザー級 5分2R(延長1R)
○菊川攻武(カタナジム駒込)
×日置兼人(フリー)
1R 1’07” TKO
第12試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
○RYOHEI(フリー)
×牧瀬武蔵(ボンサイ柔術)
2R 0’51” 反則 (ローブロー)
第11試合 ライト級 5分2R(延長1R)
○竹上航平(MMA空手道場 鷹)
×藤井 連(パラエストラ柏)
2R 3’39” TKO
第10試合 フライ級 5分2R(延長1R)
○鎌田悠太郎(Battle-Box)
×テム(BRAVE GYM)
判定3-0
第9試合 バンタム級 5分2R(延長1R)
○松本尚大(拳心會)
×阪上直輝(リバーサルジム立川ALPHA)
2R 3’17” フロントチョーク
第8試合 フライ級 5分2R(延長1R)
○村田純也(リベルダージ)
×大輝(ABLAZE八王子)
1R 1’26” 三角絞め