RISEとGLORY、24選手参加の65kgトーナメント「LAST FEATHERWEIGHT STANDING」を6月から1年かけて開催
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RISEの伊藤隆代表は2月22日の東京での記者会見(23日のRISE後楽園ホール大会の前日会見)で、24選手参加の65kg契約トーナメント「LAST FEATHERWEIGHT STANDING(ラスト・フェザーウェイト・スタンディング)」をGLORYと共同で開催すると発表した。
RISEは昨年12月の幕張メッセ大会で65kg契約1DAYトーナメント「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX」を開催した。RISE基準の57.5kgのフェザー級ではなく、GLORY基準の65kgのフェザー級で、GLORY・RISEがそれぞれ推薦する4選手ずつ、計8選手が参加し、ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/GLORYフェザー級(65kg)王者、元RISE世界スーパーライト級(65kg)王者)が優勝し、賞金10万ドル(約1,500万円)を獲得した。
大会の模様は海外に向けてもPPVで配信され、大会終了後、RISEの伊藤隆代表は「世界75か国で配信し、PPVや(放送)枠の売り上げが結構出ていて、世界的に評価してもらえている」「僕らのスタイルは日本より海外に向いていると今回実感した。日本の土壌は数十年前と変わっていない。我々の競技という部分を評価されるのは外国の方が大きい。ABEMAさんも来年から海外配信をやるということなので(国内外で)幅広くやっていきたい」と話し、今後のGLORYとのコラボレーションについても「来年65kgでGLORYともっと面白いことをしたいです」「世界的にびっくりするマッチを組みたいです」と述べ、次なる企画を示唆していた。
今回新たに開催発表された「LAST FEATHERWEIGHT STANDING」は、幕張の1DAYトーナメントの拡大版といえる内容に。RISE・GLORYが推薦した12選手ずつ、計24選手がエントリーし、今年6月から来年2026年6月の1年間、5大会に渡って優勝を争う。6月21日のRISE横浜BUNTAI大会、8月2日のRISE東京都大田区総合体育館大会で一回戦4試合ずつを実施し、16選手が8選手に絞り込まれる。一方で8選手が一回戦を免除され、昨年トーナメント優勝のペットパノムルン、準優勝のミゲール・トリンダーデ、3位のイ・ソンヒョンとチャド・コリンズの4選手が確定し、残り4選手は後日発表される。11月のRISEのビッグイベントで、一回戦で勝利した8選手とシード8選手の計16選手による2回戦8試合を実施。来年冬のヨーロッパでのGLORYの大会で8選手による準々決勝4試合を行い、来年6月のRISEのビッグイベントで、4選手によるワンデートーナメントを行い、優勝者が決まる。
なお、今年6月と8月の一回戦に関しては、RISE勢同士、GLORY勢同士のマッチメイクとなる予定。詳細は後日、GLORY関係者も含めての記者会見で発表するとのことだ。
- 原口健飛(左)とイ・ソンヒョン
- 白鳥大珠(左)と麻火佑太郎
- YA-MAN
3月29日のRISE両国国技館大会では、12月のトーナメント初戦でトリンダーデに1R KO負けした原口健飛がベスト4のイ・ソンヒョンと対戦し、同じく初戦敗退となった白鳥大珠と麻火佑太郎が第5代RISEスーパーライト級王座を争う。また、オープンフィンガーグローブマッチではトリンダーデがYA-MANと対戦し、山口裕人 vs. YURAという一戦も組まれている。この4試合の結果や内容は「LAST FEATHERWEIGHT STANDING」の人選に大きく影響しそうだ。