RISE 10.29 後楽園ホール:フライ級王座決定戦インタビュー/20歳・数島大陸「松本選手とは近いうちにやると思って、対策はひたすらやっていた」×19歳・松本天志「“天使の左”でやっちゃいます」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
リバーサルジム久喜WINGS
未経験者でも大丈夫!様々な年代の会員さんがキック・柔術・MMA等を楽しくトレーニング!今なら入会金等無料!
RISE 172(10月29日(日)後楽園ホール)の第2代RISEフライ級(51.5kg)王者決定戦で対戦する数島大陸、松本天志のインタビューがRISEクリエーションから届いた。
第11試合 セミファイナル 第2代RISEフライ級(51.5kg)王者決定戦 3分5R(無制限延長R)
数島大陸[りく](及川道場/1位)
松本天志(HAWK GYM/2位、RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント’23優勝)
RISEフライ級は田丸辰が昨年10月、数島大陸に判定勝ちし初代王者になった。田丸はRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントに参戦し、7月にペッシラーを1R KOし、8月に大﨑一貴に判定勝ちし、12月16日の両国国技館大会での決勝に進んでいる。田丸は防衛戦の目途が立たないこと、フライ級への減量が厳しくなったことから王座を返上し、今回第2代王者決定戦が組まれた。
数島は20歳。昨年10月の初代王者決定戦で田丸に判定負けしたが、その後は2月にPRANDAM BRAVELYをKOし、7月に松岡宏宜に判定勝ちし2連勝中だ。
松本は19歳。戦績9戦8勝(4KO)1敗で、2月のRISE NEW WARRIORS フライ級トーナメントでは空龍と塚本望夢を下し優勝。その後控室で田丸に会い王座挑戦を希望したところ、田丸は「この次(風音戦で)勝ったらな」と回答していた。松本はその後、7月大会で弾丸風太をKOし6連勝中だ。
数島大陸『天使と神だったら神の方がレベル高い。“神の左”が勝つ』
―― 昨年10月の田丸選手との王座決定戦から1年経ちましたが、そこから1年を経てタイトルマッチが決定した現在の心境はいかがですか?
数島 1年前にタイトルマッチで負けてしまって、もともと田丸選手と松本選手がやる予定だったんですけど、田丸選手の返上もあって今回1年越しにタイトルマッチが出来て率直に嬉しいです。
―― 同じ大会で妹の七海選手がプロデビューしますが、妹さんは大陸選手の影響を受けてキックボクシングを始めたんですか?
数島 元々僕がやっていて僕の送り迎えのついでにやり始めたのがきっかけです。
―― 大陸さんから見て七海選手はどんな選手ですか?
数島 身長はどちらかと言うとでかい方ではなくて小さいですが、その中でも結構ガツガツ行ってアマチュアとかでタイトルもいっぱい獲ってるので、ちっちゃいなりに頑張ってるなーという印象です(笑)。
―― デビューするからには兄妹でチャンピオンを目指したいですね。
数島 すごいありがたいことに今回兄妹で出させてもらうので、数島の日にします。
―― 同じ日に御兄妹が試合する事については親御さんは何ておっしゃってますか?
数島 元々僕の試合の方が決まるのが早かったので、タイトルマッチだし頑張れよって感じだったんですけど、妹の試合が決まったことで妹に心配の方がいっぱいいって、もう僕の方はあまり触れられないという(笑)。
―― デビュー戦の妹さんの方が気になっちゃってるんですね。
数島 そうですね。僕に関しては「自分で頑張れよ」って感じになりましたね(笑)。
―― 王座決定戦の相手が松本天志選手に決まりましたが、相手の名前を聞いた時の率直な感想は?
数島 絶対近い将来やるなとは思ってたので、タイトルマッチという大きい舞台で最高の相手と試合が出来るのですごい嬉しいです。
―― 松本選手はどんな印象がありますか?
数島 スピードが早くて、ここぞという勝負どころで全部勝ってきてるので、すごい勝負強いファイターという印象です。
―― 数島選手も今年21歳でまだまだ若いですが、松本選手はさらに若い19歳と、自分よりも年下の選手が台頭してきてるいうことについてはいかがですか?
数島 僕はまだ20歳(12月28日誕生日)なんですけど、20歳がなんかもう中堅選手みたいになりだしてきて、凄い強い10代が多いので「20歳の僕も忘れないで」と思いますね(笑)。
―― 先日タイ修行に行っていたということですが、どちらの方に行ってたんですか?
数島 ペッシラー選手がいるジム(Wor.Auracha)です。
―― タイではどんな練習環境でしたか?
数島 朝15キロぐらい走って、ロープ飛んでダッシュ系とかラントレ系の練習やって、夕方また10キロ走ってロープ飛んで、ミットとかマススパーとか、1日2部練を毎日ずっとやっていました。
―― 食事とか環境的な問題は特になかったですか?
数島 練習環境はすごい充実してて良かったけど、ちょっとタイ料理が辛いのが苦手で(笑)。このタイ修行で克服しようと思ったんですけど、結局克服できずに帰ってきました(笑)。
―― タイ料理は辛いもの多いですもんね。
数島 もともと日本でさえ辛いのは避けてたのに、タイに行ってさらに辛いのを食べて「辛い」って言ったらタイ人に笑われてちょっとそこは苦痛でした。
―― 今回タイで特に強化した部分はどのあたりになりますか?
数島 技術的な部分よりは、ハングリー精神であったり格闘技に対する考え方だったりメンタル面がすごい成長しました。
―― 今まで環境が恵まれていたという気づきもありましたか?
数島 今までの環境がすごい恵まれていて、日本って何もかも揃ってると思うんですよ。一人でタイに行ったので一人で全部しないといけないし、練習以外のことは全部一人でやるのも初めてだったので、日本は恵まれてるなって改めて思いました。
―― 言葉の壁とかその辺りの問題はなかったですか?
数島 言葉は気持ちで乗り切った感じですね(笑)。ジェスチャーとか「これを伝えたいんかな?」っていうので大体「オーケーオーケー!」って言って過ごしてましたね(笑)。
―― vs松本天志ということで対策とかはしていますか?
数島 相手の選手もすごい勢いがあるのでしっかり対策しないと簡単には勝てない相手なので、元々松本選手とは近いうちにやるかなと思ってて、対策はひたすらやっていたのでそこは問題ないです。
―― 警戒してる攻撃はありますか?
数島 松本選手も結構KO率高いので、「天使の左」には気をつけます。
―― 「神の左」vs「天使の左」。
数島 天使と神やったら神の方がレベル高いので、「神の左」の方が勝つんじゃないかなと思っています。
―― 試合内容的にはどういう展開を想定してますか?
数島 僕のスタイル的には1ラウンド目からガツガツ倒しに行くスタイルなので、すごい短期になる可能性もあるし、逆に向こうもすごい警戒してくると思うので長期的な闘いになることもあるし、どっちも想像してますね。
―― 及川代表からは何かアドバイスは?
数島 作戦とかは言えないですけど、今回は相手を倒すことも大事だけど、このベルトを獲るってことが一番大事だと言われています。
―― 今回RISEのベルトを獲った場合、及川道場としては初のRISEチャンピオンですね。
数島 昔からずっとお世話になってる先生なので、僕がRISEチャンピオンになって及川先生に恩返しをしたいです。
―― 先の話になりますが、目指してるチャンピオン像とかはありますか?
数島 アマチュアからレベルの高い若い子が多いので、その子らがプロになって今10代の勢いがすごいので、その強い奴らを一人ずつ倒して行って「フライ級やったら数島大陸には敵わへんな」ってみんなが言うような選手になりたいです。
―― 将来的には上の階級への挑戦も考えてますか?
数島 負けた相手にはやり返したい気持ちあるので、田丸選手はどの階級に行くかわからないですけど、多分1階級上の階級には居ると思うので、しっかり僕が強いやつを倒して田丸選手に挑戦したいです。今の立場的にベルト獲ってすぐリベンジ!とはいかないので、僕がベルト獲って強い奴倒して、向こうと一緒ぐらいのレベルになって僕が勝って全部奪いたいですね。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
数島 今回2回目のタイトルマッチということで何が何でもベルトを獲ります。みなさん応援と期待をお願いします。キックボクサーは泣かないぜ!!
松本天志「どっちかが絶対倒れる、“天使の左”でやっちゃいます」
―― 数島選手とのタイトルマッチが決定しましたが今の心境を教えてください。
松本 今の心境は楽しみなのと怖さとたくさんの感情が入り混じって早く終わりたい気持ちです。
―― 怖さっていうのは具体的にどういったところが怖い?
松本 負けた時の自分を想像しちゃって怖いです。負けないですけど。
―― それはニューウォーリアーズのトーナメントやデビュー戦でも同じなんですか?
松本 そうですね、怖いと思うのは試合前まででリングに上がるときには怖さはそんなにないです。
絶対自分の方が強いっていう自信があるので。
―― 数島選手に対してはどういう印象を持っていますか?
松本 数島選手はフライ級を作ってくれた人のトップだと思っているのでリスペクトしています。フライ級を盛り上げてくれてありがとうございますという気持ちです。
―― 数島選手の実力的なものはいかがでしょう?
松本 本当に色んな選手とやってるので、階級の上の選手ともやってますしムエタイの世界チャンピオンとかもやってますし、ダウンとかも取ってしっかり勝ってきてるのでめちゃくちゃすごいなと思ってます。
―― その相手にご自身が現状で「食ってやる」って気持ちでやってると思いますが、どういった面で現状数島選手を上回っているって考えてますか?
松本 僕はスピードとキレではこの階級だと一番だと思っているのでそこをもっと磨いて、試合までしっかり仕上げていきます。
―― ご自身のファイトスタイルと数島選手のファイトスタイルで試合は噛み合うと思いますか?
松本 僕も倒せる方だと思いますし、数島選手は本当に倒せる選手なので、どっちかが絶対倒れるんじゃないかな。
―― 同じサウスポー同士、数島選手は「神の左」を持ってますが松本選手は何で対抗しますか?
松本 僕は「天使の左」でやっちゃいます。
―― SNSを見てたら東京、大阪と色々なところに出稽古に行かれていたようですが、理由とかきっかけってありますか?
松本 いや、特にないです。本当に行ってみたいなってことで行きました。
―― 行く場所は自分で決めて直接連絡してって感じなんですか?
松本 東京では奥平将太くんに頼んで、1週間たくさんいろんなところに行って練習させていただいて、大阪では自分で連絡して行きました。
―― 原口健飛選手のパーソナルも受けてましたがどんなことを教えて貰いましたか?
松本 今の自分の弱点とか、新しい技とかを教えてもらいました。
―― かなりためになるパーソナルになりましたか?
松本 はい。自分では見つからない自分の弱点とかが見つかったので、そこを修正していきたいです。
―― 今回の東京と大阪、本当にいろんな所に行かれたと思いますが、誰か刺激を受けた選手とかっていましたか?
松本 近い階級の人と練習できたので、そこで本当にトップクラスの凄さをめちゃくちゃ感じました。
やっぱり自分はまだまだだなって再認識しました。
―― チャンピオンクラスの選手たちとスパーしたり練習をしてその人たちの感覚を肌で感じたと思いますけど、次の試合に活かせそうですか?
松本 はい、活かせると思います。本当にいろんな人の意見を聞いたりして、いろんな目線から見えたことがたくさんあったので、本当にためになりました。
―― 練習を今されている中で意識して取り組んでいることとか注力していることってありますか?
松本 本当に誰よりも練習をするっていうのは本当に意識しています。絶対一番練習してるっていう自信はあるので、数島選手ももちろんめちゃくちゃしてると思うんですけど、それよりも絶対にしようという意識でやってます。
―― どんな感じのスケジュールで今は練習されてるんですか?
松本 今は朝ランニングとか少し筋トレだったりしてからバイトに行って、午後からはボクシング行って、夜キックボクシング行くみたいな感じです。
―― それって休みなく毎日やってるんですか?
松本 はい。でも疲労が溜まりすぎていたら1部練にしたりとかはします。
―― 今回タイトルマッチになので5ラウンド制になりますけど、スタミナの部分とかそういった部分で不安はありますか?
松本 全くないですね。
―― 試合の計画としては何ラウンドでフィニッシュするイメージですか?
松本 それは僕のスイッチの入り次第かな。
―― そのスイッチはどういった時に入りますか?
松本 感覚です。いける!と思った時に入るので、そこでもう倒したいと思います。
-2月のトーナメントや直近の弾丸選手との試合もそのスイッチは入ってましたか?
松本 そうですね、特にトーナメントの時は入りました。
―― チャンピオンになったらどんなチャンピオンになりたいとか、どういう風にこの階級を盛り上げていきたいってありますか?
松本 初代チャンピオンの田丸選手が本当に価値をめちゃくちゃ上げたレジェンドなので、その価値を下げるわけにはいかないので、これからも僕が上げ続けて、いつか田丸選手とやりたいと思います。
―― 最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
松本 いつも応援ありがとうございます。次戦の王座決定戦では一つの形としてファンの皆様、応援してくれる皆様に恩返しできると思っているので、必ずベルトを獲るので応援よろしくお願いします。
対戦カード
第12試合 メインイベント RISEフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
門口佳佑(EX ARES/王者)※初防衛戦
魁斗[かいと](立志會館/RISE 1位、SB日本2位、HOOST CUP日本&RKS王者)
第11試合 セミファイナル 第2代RISEフライ級(51.5kg)王者決定戦 3分5R(無制限延長R)
数島大陸[りく](及川道場/1位)
松本天志(HAWK GYM/2位、RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント’23優勝)
第10試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
梅井泰成(Mouton/2位、元王者)
ウォーム[Warm](タイ/ONE LINK/元S-1スーパーフェザー級(59kg)王者)
第9試合 ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
北井智大(チームドラゴン/ライト級2位)
伊藤澄哉(戦ジム/スーパーライト級7位)
第8試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
モトヤスック(治政館/3位、WMOインターナショナル・スーパーウェルター級王者、ジャパンキック・ウェルター級王者)
T-98[たくや](フリー/7位、元ラジャダムナン・WBCムエタイ日本・INNOVATION・REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王者、元WPMF世界・ルンピニー日本ミドル級王者、元WBCムエタイ日本・WPMF日本・INNOVATIONウェルター級王者)
第7試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
塚本望夢(team Bonds/3位、元DEEP☆KICK -51kg級王者)
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
彪司[ひゅうが](TEAM TEPPEN/10位、Stand Up King of Rookie 2021 -53kg級優勝)
松下武蔵(GOD SIDE GYM)※武蔵 改め。WIVERNから所属変更
第5試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
SEIDO(LARA TOKYO/スーパーフェザー級9位)
山元剣心(FAITH/フェザー級(57.5kg)11位)
第4試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
遠山翔太(MONSTAR GYM/7位)
羅司[らいぜ](TEAM TEPPEN)
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
武 裕太(誠真会館所沢道場)
新井雄大(TARGET)
第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
所 風雅(Refre’K)
山﨑天輔(VALIENTE)
第1試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
宮本芽依(KRAZY BEE)※MEI 改め
数島七海(及川道場)
概要
大会名 RISE 172(ライズ ハンドレッドセブンティツー)
日時 2023年10月29日(日)開場・17:00 開始・17:30(予定)
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA
チケット料金 SRS席 15,000円(完売) RS席 10,000円(完売) S席 6,000円(完売) 小中高生シート 2,000円(当日販売のみ) ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com