DEEPバンタム級王者のビクター・ヘンリーが王座返上。暫定王者の石司晃一が正規王者に

　DEEPバンタム級王者のビクター・ヘンリーが王座を返上し、同級暫定王者の石司［いしづか］晃一（フリー）が正規王者に認定された。

石司晃一

　ヘンリーは19年3月、DEEPバンタム級王者の元谷友貴に挑戦して判定3-2（※5ジャッジ制）の僅差で勝利し王座を獲得した。その後はRIZINでトレント・ガーダム、金原正徳に勝利し、コロナ禍の20～21年には米国で2戦した。昨年1月にUFCに参戦してからは2勝1敗で、最近では今年3月の試合で勝利している。
　DEEPでは昨年5月に暫定王者決定戦が行われ、COROがDJ.taikiに判定勝ち。11月のCOROの初防衛戦では石司晃一が判定勝ちし暫定王者となった。石司はその後、今年4月にRIZINに初参戦し、金太郎に判定勝ち。9月18日のDEEPでの韓国BLACK COMBATとの対抗戦はDEEPの正規王者として臨む。

ビクター・ヘンリー（中央）

　ヘンリーのコメントがDEEP事務局から届いている。

◆ビクター・ヘンリー
　コンニチはDEEPの友人達とファンのみなさん。皆さんの前で戦える事が出来ず寂しい思いをしています。DEEPで強いチャンピオンを見せるのが私の義務だといつも感じています。でも、今はUFC参戦に集中しています。それはつまり、DEEPのケージの中で戦って、チャンピオンとして当然のようにタイトルを守ることはできません。だからこそ、タイトルをDEEPに返上して、僕が手にした様に、今いる選手たちにベルトを獲るチャンスを与えるべきだと思っています。深い感謝と敬意を込めてDEEPバンタム級ベルトを手放し、新たなチャンピオンが台頭するのを楽しみにしています。

DEEP王者一覧

メガトン級（無差別級）　第6代王者：ロッキー・マルティネス　暫定王者：酒井リョウ
ライトヘビー級（93kg以下）　王者：空位
ミドル級（83.9kg以下）　第10代王者：ジョアンオ・バティスタ・吉村
ウェルター級（77.1kg以下）　第11代王者：鈴木慎吾
ライト級（70.3kg以下）　第10代王者：大原樹理
フェザー級（65.8kg以下）　第10代王者：牛久絢太郎　暫定王者：神田コウヤ
バンタム級（61.2kg以下）　第9代王者：石司晃一
フライ級（56.7kg以下）　第5代王者：神龍誠　暫定王者：福田龍彌
ストロー級（52.2kg以下）　第3代王者：川原波輝

女子無差別級　初代王者：アマンダ・ルーカス
女子アトム級（48kg以下）　王者：空位
女子ミクロ級（44kg以下）　第2代王者：大島沙緒里

DEEP JEWELS王者一覧

フェザー級（65.8kg以下）　初代王者：東よう子
バンタム級（61.2kg以下）　第2代王者：キム・ジヨン
フライ級（56.7kg以下）　初代王者：中井りん
ストロー級（52.2kg以下）　第3代王者：伊澤星花
アトム級（47.6kg以下）　第7代王者：大島沙緒里
ミクロ級（44.0kg以下）　初代王者：アム・ザ・ロケット