INNOVATION 岡山ジム主催興行 5.21 豊洲PIT:バンタム級トーナメント直前インタビュー。麗也「伶南に『優勝すると思うよ』と毎日言ってます」×HIROYUKI「最終決着戦に相応しい」、山田航暉「花岡君の弱点を見つけた」×花岡竜「優勝して肘無しで活躍する」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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INNOVATION認定 第9回岡山ジム主催興行 岡山ジム創設50周年記念大会(5月21日(日) 東京 豊洲PIT)の「タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント」準決勝~決勝に出場する麗也、HIROYUKI、山田航暉、花岡竜のインタビューが岡山ジムから届いた。
第9試合 決勝 3分5R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第3試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
麗也(治政館ジム/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)
HIROYUKI(RIKIX/シュートボクシング日本バンタム級2位、元新日本フライ級&バンタム級王者)
第2試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)
花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級3位、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者、岡山ジム主催ZAIMAX MUAYTHAI OFG着用53kgトーナメント’22優勝)
第1試合 リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
神助(エムトーンジム/INNOVATIONバンタム級王者)
平松 弥[わたる](岡山ジム/元INNOVATIONフライ級王者)
トーナメントの一回戦は2月のNO KICK NO LIFE大田区総合体育館大会で行われ、4試合終了後のリング上での抽選の結果、準決勝の組み合わせが決まった。
一回戦で山田は平松を3R右肘打ちでKO。花岡はサンチャイ・TEPPEN GYMに肘で切られるも判定勝ちした。麗也は神助と5R引き分けに終わったが、公式記録外の延長Rに判定3-0で支持され準決勝に駒を進めた。HIROYUKIは國本真義の右ローに苦しみつつも判定勝ちしている。リザーブに選ばれた神助は昨年12月のINNOVATION品川大会で山田に判定勝ちしている。平松は今大会を主催する岡山ジムに所属する。
※優勝賞金100万円、準優勝賞金20万円。KO賞5万円(※キャリーオーバー式)、1ラウンドKO賞5万円、回転肘打ちKO賞10万円、肘打ちによるワンカットごと2万円
麗也
――2月のトーナメント一回戦の神助戦は延長判定勝ちでした。
麗也 余裕で勝てるとは思っていなかったのですが、未知な部分が多く初っ端に食らってしまったりと、凄く強い相手でした。延長戦まで行って競り勝てたことは凄く自信になりました。
――一度引退されてますが、調子は戻ってきてますか?
麗也 引退してからの復帰戦が石井一成戦(2021年2月24日)になり、そこから膝を手術したことで1年間ブランクがあるのですが、今回復帰5戦目になります。引退する前の状態に戻ってきましたし、コンスタントに試合ができていて時間が経つにつれて感覚は戻っているので、どんどん仕上がりも良くなっています。
――トーナメント準決勝が近づいてますが、調整具合はいかがですか?
麗也 順調に進んでいてこのまま怪我なく体調は崩さずにしっかり調整できれば、過去最高な状態で臨めると思います。
――4月10日にはSNSで元キックボクサーの佐藤伶南(リングネーム:佐藤レイナ)さんとの入籍も発表されていましたね。
麗也 背負うものができたことで力にもなってますし、彼女は精神的な支えにもなっていることも好調の大きな要因です(照)。試合前は自分勝手になってしまう部分もあるのですが、彼女は元格闘家だけにそういうことも理解していただけたり、食事面もバランスよく作ってくれるのも助かっています。
2023.4.10
入籍しました!#付き合った当初は練習パートナー#今は人生パートナー@straycat_017 pic.twitter.com/Hk1ndngGqe— 麗也 5.21 NKNLバンタム級トーナメント準決勝 (@reiya1002medm) April 15, 2023
――2月にトーナメントが開幕し、トーナメント途中でこのような発表したことでプレッシャーは大きくなると思うのですが、逆に優勝する自信があったからですか?
麗也 特に意識することはなかったのですが、タイミングが重なってしまいました。絶対に負けられないと思いますし、優勝する自信もかなりあります。
――ファンも知りたいと思うので聞きたいのですが、いつから佐藤さんとはお付き合いを始めたのですか(笑)?
麗也 それまで所属していたBeWELLキックボクシングジムを辞めて引退して、JSKキックボクシングジムに身体を動かす程度で通っていたら、2年半前ぐらいに彼女が出稽古に来てそこで出会い、彼女のハキハキしているところ、よく笑うところに惚れてしまいました(笑)。付き合いたいと思って僕から告白したところ、すぐに返答をもらえず3時間ぐらい待たされました。伶南はまだ現役選手だったので、業界的に考えることもあったようで、僕に対しての興味は「NOではないけど、YESとは言えない」感じだったみたいですが、3時間後にようやくOKの返事をいただきました。交際していく中で同棲も始めて結婚も考えるようになりました。
――プロポーズの言葉は何でしたか?
麗也 笑。「結婚したい」と毎日のように自分の気持ちを言い続けていたので、ちゃんとした言葉やサプライズ的なものは特になかったです。
――ジャブをひたすら出し続けてフィニッシュブローはなかったと?
麗也 はい、自分のファイトスタイルと同じで技を散らしまくって勝つパターンと同じでした(笑)。
――貴重なお話をありがとうございました(笑)。次戦についてお聞きしたいのですが、HIROYUKI選手とはアマチュアでの対戦も含めて1勝1敗3分と五分、生年月日も同じなんですよね。
麗也 プロデビューした日も同じです(笑)。僕は一度引退してもう戦うこともないだろうなと思ってましたが、まさかですよね。HIROYUKI選手はRIKIXに移籍してからKO勝ちも多く、自分よりもかなり上にいっていたので、復帰してからももうやることもないとは思ってました。トーナメント出場メンバーが発表された時に、できればやりたくなく、もしやるとしたら決勝戦がいいなとは思ってましたが、いざ決まってからは複雑な気持ちになりました。同じ日に生まれているからなのか、ファイトスタイルとか関係なく、なんかすごくやり辛いんですよね。向こうも同じことを言っていました。
――5回もやって向こうの手の内を知っているだけにやりやすい部分はないですか?
麗也 最後にやったのが8年前(2015年5月17日、新日本フライ級タイトルマッチで麗也が5RKO勝ち)で年月経っていてお互いに成長しているのですが、人ってそんなに変わらない部分はあると思うので対策、試合のイメージはしやすいですね。僕はKOするタイプではありませんが、タイミングが合えば倒して勝ってはっきり決着を付けたいと思います。
――決勝戦には花岡竜選手と山田航暉選手のどちらが勝ち上がってくると予想しますか?
麗也 結構予想は難しいのですが、順当にいけば花岡選手だと思います。誰もが優勝予想は花岡選手で対抗馬はHIROYUKI選手。伶南からも僕が優勝すると思われていませんが、自分が優勝しているイメージができてますし、家でも「オレ、優勝すると思うよ」と毎日のように言ってます。
――優勝賞金で奥さんに何をプレゼントしますか?
麗也 新婚旅行したり、フォトウェディングを撮りたいと思います。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
麗也 自分を優勝予想している人は少ないと思うのですが、準決勝でライバル対決を制して、決勝戦で花岡選手を倒して自分の評価を上げて、優勝します! 頑張ります!
HIROYUKI
――2月のトーナメント一回戦で対戦した國本真義選手とは、2018年3月に新日本キックのリングで対決し引き分けて以降、5年ぶりの再戦でしたがいかがでしたか。
HIROYUKI 一回やった時から凄くやりづらい選手だなとは思っていましたが、やはりやりづらかったですね。周りからは國本選手のカーフキックが効いていたと思われてますが、全然効いてなくて、僕がインローを出した時に相手の膝の変なところに当たってそれで痺れてしまいました。なかなか踏み込めない状況になったことで後手に回る戦い方になってズルズルと判定までいく戦い方になってしまいました。トーナメント一回戦で一番しょぼい勝ち方をしたかなと。それまで『NO KICK NO LIFE』では全試合KO勝ちしていたので、力みすぎてしまいました。
――準決勝が近づいてますが、調子はいかがですか?
HIROYUKI だいぶ仕上がってきているので試合が楽しみです。
――今回ワンデートーナメントで勝ち上がれば2試合になりますが、過去何番目ぐらいに練習してますか?
HIROYUKI ずっときつい練習をしているので分からないです(笑)。2試合やる意識で練習してますが、いつも通りの練習で特別にやっているメニューもありません。
――練習嫌いで有名でしたが、意識も変わりました?
HIROYUKI 今でも嫌いですよ(苦笑)。嫌いですけど、練習をやらなきゃ勝てないし、倒せないです。練習しないで勝ってもやり切った嬉しさがなく、ラッキーだと感じていました。移籍後のRIKIXで練習して倒せるようになってからは、練習してきたことが報われたと思うようになったので全然違います。
――ずっと真面目に練習しておけば良かったと後悔はないですか?
HIROYUKI 練習の大切さを知ったことで逆に今で良かったのかなと思います。ずっと練習をしてきて結果も出なかったら、僕の性格的にも辞めていたと思いますし。今年28歳になるのですが、今これだけ練習をしているんだから負けたらしょうがないと思えるぐらい練習しています。
――今までに1日2試合の経験は初ですか?
HIROYUKI 一度、昨年3月の岡山ジム主催興行で「ZAIMAX MUAYTHAI53kg賞金トーナメント」に出たのですが、初戦で花岡(竜)選手に負けてしまったので2試合こなすことになれば初めての経験になります。ただ花岡選手とやった時はダウンをしてしまいましたが、体力的にはできると思いました。いつも試合後には酸欠でヘトヘトになることもないので、問題ないと思います。
――今回の相手、麗也選手とはアマチュアでの対戦も含めて1勝1敗3分と五分、生年月日も同じなんですよね。
HIROYUKI もう親戚みたいな感じです(笑)。この前、アマチュア大会の会場で会ったのですが、対戦相手として意識することもなく、麗也君は結婚したばかりなので「おめでとう」とは伝えました。所属していた団体が分裂したり、向こうは怪我もあって試合から離れたりしていた時期もあったのですが、麗也君のことはずっと気になっていたし、また試合をすることもあるのかなと思ってやはり気になる存在でした。こうやってトーナメント組み合わせ抽選した上でまた対戦することが決まってこれも運命なのかなと。決勝戦で当たっても面白かったのでしょうけど、お互いに怪我もなくベストコンディションで戦えるのは最終決着戦として相応しいのかなと思います。
――ここまで何度も対戦してお互いに手の内を知っているだけに、やり辛さはないですか?
HIROYUKI 最後にやったのが8年前(2015年5月17日、新日本フライ級タイトルマッチで麗也が5RKO勝ち)ですし、当時の練習量と比べても今は何十倍も練習しているので、その時の僕と同じ感覚で戦うと麗也君はビックリすると思いますよ。ただ、麗也君も戦略を立てることが長けた選手なので、自分の弱点などを研究してくるんだろうなと思っています。
――前回戦った時と比べて今は何倍強くなっていますか?
HIROYUKI あの時の自分が今の自分とやっても相手にならないと思いますし、格段に強くなっているのは間違いないです。
――決勝戦が控えているだけに短期決着は狙いますか?
HIROYUKI そこはもうノリで決めますね。倒せるなら倒すし、無理に攻めて深手を負って決勝戦に万全な状態で行けないと思います。準決勝で勝つことがゴールではないので、そんな甘い相手ではないと分かってますが、決勝戦を見据えて勝ちたいと思います。
――麗也選手は一度引退していますが、一度引退している選手に負けられないという気持ちはないですか?
HIROYUKI 特にそういうのはないですね。引退しているとは思わないですし、ただ長期離脱、怪我で休養していただけで今凄く練習していると思うのでそこまで気を抜いてないですし、倒しに行くつもりでやります。
――麗也選手は結婚したばかりでさらに負けられない理由が増えました。
HIROYUKI 結婚したからといってどうなるわけでもないですし、僕にとっては関係ないことです(笑)。
――決勝戦にはどちらが勝ち上がってくると予想していますか?
HIROYUKI 大本命の花岡君が上がってくる想定はしているのですが、山田選手も一筋縄では行かない選手だと思います。僕は花岡君に負けているのでせっかくならリベンジしたいですね。勝てるかどうかはやってみないと分からないですが、100%勝てないわけではありません。
――過酷なトーナメメントになりそうですね。
HIROYUKI 決勝戦が5R制なんですよね。それを聞いた時に『マジかよ!?』と思いました(笑)。
――優勝したら賞金は何に使いますか?
HIROYUKI 特に何を買いたいという物欲もなく、奥さんが財布を握っているので僕には関係ないですね(笑)。優勝賞金を獲って家族が幸せになるのなら、獲る価値はあるのかなと思います。賞金以上に地位、名誉が付いてきて、過酷なトーナメメントを制したという肩書きにもなると思いますので、そっちの方が大きいと思います。
――トーナメント優勝後に考えていることはありますか?
HIROYUKI 今はベルトを持ってないですし、次で50戦目になります。これから何戦できるかは分かりませんが、せっかくなのでヒジありの世界タイトルに挑戦したいですね。あと、現役最後の方で一度でいいのでめちゃくちゃ強いタイ人とやってみたいですね。どれだけ自分が通用しないのかを肌で感じてみたいです。
――どれだけ自分が通用しないのか、ですか!?
HIROYUKI あっ、間違えました。自分がどれだけ通用するか、ですね(笑)。
――どれだけ通用すると思いますか?
HIROYUKI 通用しないと思いますが(笑)、恐怖以上に自分がどこまで行けるのかに興味はあります。
――石井弘樹さん、緑川創さんといった先輩方が強豪選手とやったようにHIROYUKI選手も『NO KICK NO LIFE』で引退試合は決定ですかね。
HIROYUKI いや、しれっと引退したいので引退試合といってかしこまった形でやりたくないです(笑)。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
HIROYUKI 日本の強い選手が集まったトーナメントということで凄く注目度の高い中、そこで僕がインパクトある勝ち方で優勝します。会場に来てもらった方に『次もHIROYUKIを応援しよう』と思ってもらえるような試合をするので応援よろしくお願いします。
山田航暉
――調子の方はどうですか?
山田 メチャメチャいい感じです。一回戦と比べても、いい感じです。
――先日ムエタイスーパーファイトが所属するキング・ムエの本拠地名古屋で開催されました。いい刺激になりました?
山田 (福田)海斗は負けてしまったけど、伊藤(勇真)の方は強いタイ人に対してしっかり勝つことができました。自分もセコンドに就いていたので、間近でいい刺激を受けました。
――この間は開幕戦ということでワンマッチでしたが、今回は優勝するために1日に2回勝ち抜かないといけません。
山田 正直、準決勝しか考えていません。勝てば決勝戦だけど何とかその勢いでやってやろうという感じですね。
――プロになって1日にトーナメントによる連戦経験はあります?
山田 ないですね。初めてです。ウチでやっている人の中にワンデートーナメント経験者はいないと思います。
――準決勝で当たる花岡選手の印象は?
山田 何回も映像を見ているけど、早くてうまいしメチャクチャ手数もあるなと。いい選手ですね。でも逆に強いから穴はあるからという感じです。逆に今回はそこを狙っています。
――穴狙いの対策を練っている、と。
山田 そうですね。ハマッたら、バッチリいくと思います。パラメーター(パワー、スピード、技術などの戦力分析)で見れば向こうの方が上だと思うけど、逆に強いところがあるからこそ、そこが弱点かなという感じですね。
――ルールは違うけど、昨年花岡選手はRISEで一度負けています。そこからもヒントを得られました?
山田 そうですね。翼選手に負けているというのもあるけど、花岡君が勝っている試合、あと以前NO KICK NO LIFEで吉成士門君に負けているじゃないですか。その試合も結構参考になったので、そういうところ弱点を見つけ出した感じですね。
――SNSに「自分が勝つことを予想している人は少ないですけど」と書き込んでいましたが、そのへんの予想を覆すことを狙っていますね。
山田 正直、ほかの3選手のことを知っている人は多いと思います。でも僕のことを知っている人は少ないと思うので、逆においしいと思いますね。
――先程「決勝のことは考えていない」という発言もありましたが、もう一方のブロックはどちらが勝ち上がってくると予想します?
山田 難しいですね。う~っ、どっちもどっちという感じですけど、僕的には麗也君に勝ち上がってきてほしいです。一度負けているので。
――麗也選手との一戦は微妙な判定でした。「山田が勝っていた」という声も聞きます。それでも公式記録には負けがついているので、リベンジを果たしたいと?
山田 そうですね。
――優勝賞金の使い道は?
山田 いま格闘技をやっているけど、それを支えてもらっている人たちに還元したいですね。そして、余ったお金で自己投資をしたいです。具体的にですか? 半年ほど前に車をぶつけてしまったので、修理費に回したいと思います(微笑)。
花岡竜
――2月の一回戦、サンチャイ・TEPPENGYM戦では判定2-1の僅差で勝利しました。
花岡 あまりいい内容ではない勝ち方だったので色々と反省する箇所が出てきました。実はヒジの距離感を忘れていて、3Rにヒジで斬られて鼻もおられてしまったので、今は距離感を修正しています。一回戦が終わってから何となくヒジの距離感は戻っているのを感じます。
――次の試合に向けて調整具合はどうですか?
花岡 いい感じで調整はできています。
――今回勝てば1日2試合になりますが、練習ではどういうところを強化していますか?
花岡 ワンデートーナメント出場は3度目ですが、準決勝が3R制、決勝戦が5R制とめちゃくちゃハードなトーナメントなので、特にスタミナ面を一番強化しています。
――スタミナ強化はどのような練習で付けているんですか?
花岡 今は低酸素室で走り込みしたり、ミット打ちのラウンドを増やしたりと練習量が結構増えています。
――初戦はサクッと終わらせることも考えてますか?
花岡 ダメージ、スタミナを気にしながらなるべくKOを狙いたいのですが、僕はKOするタイプの選手でないので初戦をサクッと終わらせることができないんですよね……(苦笑)。あくまでも勝つことを第一にしつつ怪我にも気を付けたいと思います。でも、初戦が終わって開放感がないのは凄くストレスですね……。
――準決勝の相手、山田航暉選手に関してはどのような印象がありますか?
花岡 特にこれといった印象はなく、首相撲が強いぐらいでしょうか?
――一度引退している選手ですが、一回戦の動きなどを見て山田選手の調子は戻っていると感じますか?
花岡 どうなんでしょう。僕がアマチュア時代から見ていた選手で長く現役を続けているのは凄いことだと思います。
――以前から対戦を意識したことはあったのでしょうか?
花岡 引退されていたので対戦することはないと思ってました。
――引退した選手には負けたくないという意地はあります?
花岡 誰が相手でも負けたくないというのはあるので、そこは特に意識してなく、相手どうこうよりも僕がどう動いて優勝することしか考えていません。
――決勝戦はどちらが上がってくると予想してます?
花岡 その予想は難しいですね。5R制なら麗也選手で、3R制なのでHIROYUKI選手が勝ち上がってくるのかなと。地味に相手を崩していくスタイルの麗也選手は3R制があまり得意ではないと思います。
――どちらとやりたいという希望はあります?
花岡 どっちも強いのであまり希望はないですね。初戦で自分がどう動けるかによって決勝戦の動きも変わってくるので、いかに初戦をどううまく戦うかを意識してその後に結果は付いてくると思います。
――賞金トーナメントですが、優勝してゲットする賞金の使い道は考えてますか?
花岡 パーソナルトレーニングなどの料金がかかっているので自己投資に使ったり、自分へのご褒美として服とかに使ったり、車を買うための貯金にしたいです。
――トーナメント優勝後に考えている目標はありますか?
花岡 今回優勝すればヒジ打ちありルールで日本一と言ってもいいので、次はヒジなしの舞台でもっと活躍したいと思います。
――二刀流でいきますか!?
花岡 二刀流だと距離感が違って大変なので、次からは一本に絞っていきたいと思います。
――ヒジ打ちあり・なしのルールの違う試合を交互にやっていくことなど、同門の安本晴翔選手はあまり気にしていないようです。
花岡 そうですね(笑)。でも僕の目標はRISEのベルトなのでそこに絞ってやっていきます。
――最後にファンにメッセージをお願いします。
花岡 今回は1日2試合の過酷なトーナメントですが、僕が優勝して花岡竜は強いところを見せたいと思います。ちなみに「1日2試合、僕の試合が見られるから今回はお得だよ」と言ってチケットを売っています。1回戦で終わったらシャレにならないのでプレッシャーを感じてます(苦笑)。
対戦カード
第9試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント決勝 3分5R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
※トーナメントの優勝賞金100万円、準優勝賞金20万円。KO賞5万円(※キャリーオーバー式)、1ラウンドKO賞5万円、回転肘打ちKO賞10万円、肘打ちによるワンカットごと2万円
第8試合 ライト級 3分5R(延長1R)
安本晴翔[はると](橋本道場/RISEフェザー級(57.5kg)5位、WPMF世界・WBCムエタイ日本フェザー級王者、元KNOCK OUT-REDフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
髙橋聖人[きよと](TRIANGLE/元NKBフェザー級王者)※真門ジムから所属変更
第7試合 ライト級 3分5R(延長1R)
勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)
浅川大立[ひろたつ](マイウェイスピリッツ/INNOVATIONスーパーフェザー級2位・元同フェザー級王者)
第6試合 72.6kg契約 3分3R
光成(ROCK ON/ジャパンキック・ミドル級王者)
馬木樹里(岡山ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級王者)
第5試合 肘無し 73kg契約 3分3R
RYOTARO(龍生塾/RISEミドル級(70kg)7位)※大原道場から所属変更
髙木覚清[かくし](RIKIX)
第4試合 INNOVATIONフライ級王者認定試合 3分5R(延長1R)
アン・ジンソップ(韓国/ソンタンTeam Ship/KICK HERO’Sスーパーバンタム級王者)
北山 善(岡山ジム)
※北山が勝利した場合INNOVATIONフライ級王者として認定される。アンが勝っても王者にはならない。
第3試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
麗也(治政館ジム/元ISKAインターコンチネンタル&新日本フライ級王者)
HIROYUKI(RIKIX/シュートボクシング日本バンタム級2位、元新日本フライ級&バンタム級王者)
第2試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
山田航暉(キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)
花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級3位、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者、岡山ジム主催ZAIMAX MUAYTHAI OFG着用53kgトーナメント’22優勝)
第1試合 タムラグループpresents NO KICK NO LIFEバンタム級賞金トーナメント リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
神助(エムトーンジム/INNOVATIONバンタム級王者)
平松 弥[わたる](岡山ジム/元INNOVATIONフライ級王者)
オープニングファイト第2試合 アマチュア 56kg契約 2分2R
YUSUKE(RIKIX)
金光凌生(岡山ジム)
オープニングファイト第1試合 アマチュア 43kg契約 2分2R
ゆっPー JSK(治政館 江戶川道場)
北山 恋(岡山ジム)
概要
大会名 JAPAN KICKBOXING INNOVATION認定 第9回岡山ジム主催興行 岡山ジム創設50周年記念大会
日時 2023年5月21日(日) 開場・15:00 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・16:30
会場 東京・豊洲PIT https://toyosu-pit.team-smile.org/access
中継 PIA LIVE STREAM(前売り3300円/当日以降4400円)
チケット料金 S席25,000円 A席12,000円 B席10,000円 C席7,700円 立見5,000円 ※当日1,000円UP。14:30から販売 ※入場時ドリンク代別途600円 ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ 岡山ジム 086-441-5563 http://okayamakickboxing.blog.jp/