BOM 4.9 大田区総合体育館:吉成名高、RWSの衝撃の左ハイKO勝ちを振り返る。2023年は「ムエタイのトップはタイ人ではなく吉成名高だと思わせる」
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Road to ONE Japan & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023(4月9日(日)東京都大田区総合体育館)の第3部・BOM OUROBOROSのメインイベントに登場する吉成名高のインタビューがBOMプロモーション(エイワスポーツジム)から届いた。
スーパーフライ級 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/タイ国プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ/S-1スーパーフライ級王者)
――2月25日の『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)』ではパタックシンを相手に3R左ハイキックによる見事なKO勝ちでした。
名高 3年半ぶりのタイでの試合でした。対戦相手は強いタイ人選手ということで、それまで日本での試合も多かったことで不安な部分もたくさんあったのですが、コロナの時期もエイワスポーツジムでムエタイの練習を変わらずやってきて、今回勝てたことで今の実力はタイのトップ選手にも通じることが分かったので嬉しかったです。あと、KO勝ちしたシーンがSNSで広がっていて、日本でも「ハイキックが凄かった!」と言ってくださる方は多かったのはもちろん、タイでも凄く反響があり、タイ人トレーナーから「タイでナダカは凄く有名になっているよ」と教えてくれてKO勝ちしたかいがありました。
――それは凄いですね。ちなみに対戦したパタックシンはどれぐらい評価された選手だったのでしょう。
名高 僕とやるまではタイのトップクラスと10戦して8勝ぐらいしている選手でした。巧い選手で待たれると結構厄介な相手だと思っていたので、自分から仕掛ける練習もしていました。試合中の指示もそうですし、試合前もハイキックの練習をしていたので練習通りのことができたのかなと思います。
――SNSでは「中川会長の『ボディブローからハイキック!』という指示通りに動けている名高選手は凄い」と騒がれてました。あの指示は聞こえて出したのでしょうか。
名高 はい、聞こえてました。その前の「三日月蹴りを出せ」という指示も聞こえていました。相手が普段5R制で試合慣れしているなか、RWSは3R制なので、試合配分が分からずに疲れていた部分があったと思います。息が上がってガードが下がっているところに三日月蹴りはいいなと思っていて、蹴りを出したところ綺麗に当たって効かせることができました。5R制だったらまた展開は変わっていたものになっていたと思います。相手は1Rから圧力もかけて威力のある攻撃を仕掛けてきて、いつものペース配分ではないんだなと感じました。僕も5R制だとゆっりしたペースで戦いたいのですが、3R制では様子見で攻撃で出すのではなく最初から威力のある攻撃を出して、攻撃を受けてもプレスをかけていくようにはしました。
――普段の練習から3R制を意識した練習をしているのですか?
名高 根本的に変えるわけではないのですが、自分の中で行けるところは詰めるということを意識して練習するようにしていました。正直なところ、5R制の方が好きですが、これからRWSやONEルンピニーに出るとなると、3R制の試合が中心になってくると思うので、そっちでも慣れないといけないなと思っています。
――タイで驚異の35連勝中のクンスックレック・ブームデックシーンとの対戦も期待されているそうですね。
名高 試合の翌日に、僕とクンスックレック選手との写真が並べられて試合が決定しているかのようにSNSで広まっていて、僕は何もお聞いてないんだけどなと思ってました(笑)。帰国してからも関係者から「クンスックレックとやるの?」とよく聞かれました。今、若くて勢いのある選手なので実現すればタイでもビッグマッチになると思います。もしやるなら今年中になると思いますが、僕はいつ対戦が決まってもいいように練習しています。
――次のソンチャイノーイ・ゲッソンリットについてはどのような印象がありますか。
名高 タイでの試合を見たことあるのですが、昨年9月に来日してNJKFのリングで塚本望夢選手から1Rに2回ダウンを取ってKO勝ちしいる試合映像を見て、物凄いパワーのある選手という印象を受けました。
――やはり警戒すべきはパンチですか?
名高 そうですね。あとはローも警戒しています。蹴りが速いですし、背は小さいですけど瞬発系のバネがありそうな身体をしていて、身長差を感じさせないような出入りの速い選手だなと。試合では相手のうまく攻撃をいなしつつ削っていき、今回は5Rあるので後半最後にKOで仕留めたいとと思います。相手は塚本戦のように早期決着で来るのか、普通にムエタイスタイルで1R目は様子見で来るのか分からないので、どういう戦い方で来ても対応できるようにイメージしています。
――塚本選手はRISE軽量級のトップ戦線で活躍している選手だけに比較される部分はあるかと思います。意識していますか?
名高 意識というか、僕は純粋に試合を楽しんでファンには僕の試合に注目してほしい気持ちです。もちろんファンの方は比べると思いますが、僕はそんなに気にしていないです。
――練習では今一番何を強化していますか?
名高 相手はパンチが上手いので、そこに合わせる練習をしています。赤穂亮さんのボクシングジムに週一回、ラントレにも行ってスタミナを強化しているので、打ち合いの展開になっても対応できます。相手は大振りなのでそこにカウンターを合わせるイメージはしています。
――昨年3月のRIZINの白幡裕星戦で見せた電光石火のカウンターが見られそうですね!
名高 そうですね。ああいう勝ち方を狙います。あの時は相手がサウスポーで今回はオーソドックスなのでカウンターの形は変わると思いますが、狙っていきます。ハイキックのKOも華があってカッコいいと思うのですが、個人的にはボディで倒すのが好きなのでそこも狙っていきたいですね。今回、背は僕の方が少し高く、ヒジも狙いやすいかと思います。どの場面でも自分が優位な状況になるように頑張ります。最終的にどの技で倒すか楽しみにしていて下さい。
――今年はどういう1年にしたいですか?
名高 コロナが落ち着いたことでタイに行きやすくなり、また本場で活躍したい気持ちは強いです。クンスックレック選手とか向こうでも有名な選手をどんどん倒していき、ムエタイのトップはタイ人ではなく、吉成名高だと思わせるような活躍をします。
――最後、ファンにメッセージをお願いします。
名高 今回凄くパンチ力のある選手とやることで緊張感のある試合を展開できると思います。そこでもしっかり自分が倒し切るような試合をするのでぜひ注目して下さい。
対戦カード
◆第3部 BOM OUROBOROS 2023
第5試合 スーパーフライ級 3分5R
名高・エイワスポーツジム[吉成名高](エイワスポーツジム/タイ国プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者)
ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ/S-1スーパーフライ級王者)
第4試合 53kg契約 3分5R
竜哉・エイワスポーツジム[奥脇竜哉](エイワスポーツジム/WPMF世界・IBFムエタイ世界・ムエサイアムイサーン・ミニフライ王者、元ラジャダムナン同級王者、元WMC世界ピン級王者)
サンデー・ブンレックシアン(タイ/オームノーイスタジアム認定フライ級王者)
第3試合 BOMミドル級王者決定戦 3分5R
MIKE JOE(BATTLE FIELD/TEAM J.S.A/WPMFインターナショナル&WMCインターコンチネンタル・ミドル級王者、元Bigbangスーパーウェルター級王者)
ヨックペット・カノムチーンモォーペンヴィパ60(タイ/プロムエタイ協会王者)
第2試合 51kg契約 3分5R
ジュライ・ウォーワンチャイ[石井寿来](ウォーワンチャイプロモーション/WMC日本&スック・ワンキントーン・フライ級王者)
プーム・パコーンPK[Peim Pakon PK](タイ/ムエサイアム・フライ級&ミニフライ級王者)
第1試合 46.5kg契約 3分5R
コウシ・ウォーワンチャイ[曽我昂史](ウォーワンチャイプロモーション/ジュニア50冠王)
クンデート・シットケオパップーン[Khundet Sit.Kaewpapon](タイ/ムエサイアム40kg級王者)
◆第2部 ROAD TO ONE JAPAN
※階級区分表記は通常のムエタイと同じ
第6試合 ROAD TO ONE JAPAN ウェルター級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
北野克樹(誠至会/WPMFインターコンチネンタル・WBCムエタイ日本・チャクリキインターコンチネンタル・スーパーライト級王者、元NJKF同級王者)
引藤伸哉(ONE’S GOAL/ムエサイアムイサーン・ウェルター級王者、元WMC日本&WPMF日本同級王者)
第5試合 ROAD TO ONE JAPAN スーパーライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
鈴木真治(フジマキックムエタイジム/スック・ワンキントーン・スーパーライト級王者、元J-NETWORK同級王者)
KJヒロシ(Y’ZDジム沖縄/WMC日本スーパーライト級2位、RKA・DBSスーパーライト級王者、RKA・西日本統一ライト級王者)
第4試合 ROAD TO ONE JAPAN ライト級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
羅向[らむ](ZERO/WMC日本ライト級王者)
レンタ・ウォーワンチャイ[松井蓮汰](ウォーワンチャイプロモーション/WMCインターコンチネンタル&WPMFインターナショナル・ライト級王者)
第3試合 ROAD TO ONE JAPAN フェザー級ムエタイ日本トーナメント決勝戦 3分3R
馬渡亮太(治政館/WMOインターナショナル・スーパーバンタム級王者、元ジャパンキック&タイ・チェンマイスタジアム・バンタム級王者)
士門・PKセンチャイ[吉成士門](P.K.センチャイムエタイジム/WPMFインターナショナル・スーパーバンタム級王者、WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者、元WMC日本フライ級王者)
第2試合 ROAD TO ONE JAPAN ムエタイ ウェルター級 3分3R
与儀竜也(BOM SPORTS GYM 沖縄/WMC日本ウェルター級王者)
杉山 卓(team FIST)
第1試合 ROAD TO ONE JAPAN キックボクシング ウェルター級 3分3R
高橋幸光(TSK japan/元BOMウェルター級王者、元WMC日本スーパーライト級王者、元MA日本&J-NETWORKライト級王者)
チョ・ギョンジェ[Jo Kyungjae](韓国)
◆第1部 Shimizu presents BOM 39
第6試合 ライト級 3分3R
伊東伴恭(LAILAPS東京北星ジム)
“DYNAMITE”髙橋佑太(Y’ZDジム)
第5試合 IPCC日本フェザー級王者決定戦 3分5R
しょーい(湘南格闘クラブ)
伊仙町典久(BULL)
第4試合 IPCC日本スーパーフェザー級王者決定戦 3分5R
パルコ・レンジャージム(レンジャージム)
亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
第3試合 スーパーバンタム級 3分3R
森下翔平(Team SHOHEI)
渋江健司(Y’ZD GYM)
第2試合 スーパーライト級 3分3R
宇宙・FLYSKYGYM(FLYSKY GYM)
裕希(RAOU JAPAN)
第1試合 60kg契約 3分3R
加藤淳平(LAILAPS東京北星ジム)
井澤明人(YSSジム)
オープニングファイト ウェルター級 2分3R
小野寺楓雅(BOM SPORTS GYM 八戸)
MATT(米国/尚武会久喜支部)
概要
大会名 Road to ONE Japan & Shimizu presents BOM OUROBOROS 2023
日時 2023年4月9日(日)開場・13:00 オープニングファイト開始・13:20 第1部本戦開始・13:30
会場 東京都大田区総合体育館
中継 U-NEXT(PPV形式 ¥2,860-)
チケット料金 SVIP席50,000円 VIP席35,000円 SRS席20,000円 アリーナ席12,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席7,000円 スタンドB席5,000円
チケット販売 イープラス 出場選手・所属ジム
お問い合わせ BOMプロモーション(エイワスポーツジム) 045-324-3855 http://bom.tokyo/