Krush 1.21 後楽園ホール:試合後の選手コメント集。大沢文也「有言実行できたのは80点。普通の格闘技の試合としては20点」、里見柚己「捕まえきれなかった自分が悪い」
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Krush.145 1月21日 後楽園ホール大会の本戦で勝利した選手、ならびにメインイベントのライト級タイトルマッチで王者・大沢文也に敗れた挑戦者の里見柚己が試合後、インタビュースペースでマスコミの取材に応じた。中村拓己K-1プロデューサーの談話を含めたコメント集がK-1 JAPAN GROUPから届いている。
Krush 1.21 後楽園ホール(レポ):大沢文也、疑惑のダウン奪取も里見柚己の光消しライト級王座初防衛。スーパー・ライト級王座決定T準決勝は塚本拓真×小嶋瑠久、稲垣柊×寺島輝に
ライト級王者・大沢文也が“我が道を行く”王座初防衛に成功「有言実行といえば有言実行、勝ったことはうれしい」
◆大沢文也
「(試合を終えた率直な感想)勝ったことはうれしいです。勝ったことは。(対戦相手の印象は?)上手かったですね。対策はしていたんですけど左ストレートが怖くて、なかなか僕も手数を出せなかったですね。(宣言通りの判定勝利で、持ち味を見せた試合だったが?)有言実行といえば有言実行。想像通りだったので。セコンドにも言ってました僕、『ダウンを一回取って、あとは逃げて勝ちますよ』って。そういう面では言った通りだったので80点ですけど、普通の格闘技の試合としては20点です。
(1Rに右のオーバーハンドでダウンを奪ったが?)ダウンはとれると思っていました。ダウンを取る攻撃は3パターンくらいあったので、そのうちの1パターンが当たった感じですかね。(初防衛を果たしたことについて)初防衛よりもうれしいことがあって、初4連勝です。デンサヤーム、タイトルマッチ、弘輝選手に勝ってるので初の4連勝。防衛よりもそっちのほうがうれしいです。いつも3連勝で負けて、また3連勝だったので。うれしいです。(壁を越えた試合だった?)そうですね。そう思います。
(今後の目標について)もちろんK-1チャンピオンになることが目標ですが、いつも言っているように、自分の実力は自分が一番わかっています。僕がK-1チャンピオンになれるだけの実力は全然ないので、上に行くためにゆっくりゆっくり足下を見て、ゆっくりゆっくり前に進んで、ちょっとずつちょっとずつ上の人たちと倒して、K-1の上位に行きたいと思っています。そして最後にチャンピオンになりたいと思っています。
(里見選手が大沢選手に勝つためには何が足りなかった?)勝ちたいという執念はすごく感じたんですけど、里見選手が僕に勝つために足りないものは、正直に言うと蹴りじゃないですか。もっと蹴った方がいいよ。もっと蹴ってくるなと思っていたので、思ったよりも蹴ってこないなという感じでしたね。
(その蹴りがきっかけでダウンを取っているが?)そうですね、はい。もっと攻撃を散らして、ミドルばっかりじゃなくて、もうちょっとローを蹴った方が。僕はそこを距離を外したりするんですけど、もっと蹴った方が僕はやりづらかったですね。そういう練習をけっこうしていたので。
(宣言通りの泥仕合で、心の中では打ち合ってみようとか思わなかった?)ちょっと前にでようかなと思ったのわかりませんでした?2、3秒出ようかと思ったけど、2、3秒で止めたんです。怖くて。これで行って事故があってダウンをしたらドローだし、このまま逃げた方が安パイだなと思ったんです。2、3秒は打ち合おうと思いました。
(つまらない試合と言っているが、チャンピオンとしてどう感じている?)僕のファンは8割がアンチだと思っていて、僕がこういうとまたワーワーうるさいことを言うんですけど。だって全員が全員派手な試合はできないし、僕みたいなチャンピオンがいるから他の人が目立つんですよ。本当に意地悪な質問するなあ(苦笑)。(ダウンを奪ったパンチに関して、蹴り足キャッチからのパンチだという指摘もあるが?)その場面、覚えてないんですよ。映像を見ていないので分からないです。あとで映像を見てみます。
(ファンへメッセージ)僕はファンは少なくてアンチばっかりで、意地悪なことを聞いてくる記者さんみたいなアンチばっかりです。でも全然気にしていないです。僕みたいなつまらないチャンピオンがいるから他のチャンピオンが目立つので。これからも頑張るので、応援してくれる人は応援してください」
◆里見柚己
「(試合を終えた率直な感想)まずはたくさんの応援ありがとうございました。これ以上ないくらい今回は仕上がりもよかったですし、それなりに自分でも練習した気だったんですけど、ここでチャンピオンになって自分の格闘技人生をスタートさせたい気持ちはあったんですけど、また負けてどん底からという感じです。
(対戦相手の印象は?)やっぱり上手かったのはありましたし、捕まえきれなかった自分が悪いです。あのダウンも賛否両論あると思いますけど、俺は素直に負けでいいかなという感じです。(2019年6月以来の再戦だったが、前回と違っていた?)特に違いは感じなかったです。(今後の目標は?)すぐにはちょっと……。自分の中でも考えないといけないことがあると思うので。一昨年このベルトを逃して、このベルトのことを思って2試合格上の選手にも勝っての今日だったので、また考え直したいです」
寺島輝、危なげない試合運びで蓮實光を撃破「今日はオランダやWIZARDで練習したことを出したかった。ただフィニッシュまで持って行けなかったことは歯がゆい」
「(試合を終えた率直な感想)勝ててよかったですかね。とりあえず準決勝に駒を進められたので。勝って反省できるのはよかったかなと思います。(対戦相手の印象は?)プレッシャーを感じたかな、という感じですね。それくらいです。(試合結果を見れば辛勝だったが、やりにくさはあった?)自分の中で久々のリングだったから、すごい難しかったという感じですかね。作戦もはまっていたし、オランダでやったこと、WIZARDのチームでやったこと、練習してきたことを出したくて出したくて。ちょっと延長行けって思ってましたもんね。もう1ラウンドやりたくて。
(あの展開でも焦りはなかった?)そうですね。作戦通りだったので。あの展開になるんだろうなとはわかっていたんですけど、それをフィニッシュまで持って行けなかった自分の歯がゆさが出た試合だったかなと思います。(オランダ修行でやってきことで出せた部分・出せなかった部分は?)オランダに行って強くなるとは限らないし、何かを次の試合に向けて作戦を立てたということはないんですけど、練習で受けてみた圧力だったり、もらったパンチだったりは自分の中で莫大なものがあって。それに対して自分が『こんなもんか』と思って試合をしていました。ただ僕は事故って負けたことがあるので、トレーナー陣に『今日はいくな』と止められた試合で、トレーナー陣からはよくやったという試合内容だったみたいですね。
(4月の準決勝の相手が稲垣柊に決まったが?)まだ試合を見ていないし、前の試合も見ていないので、どんな試合内容だったのかわからないです。ただ柊とはずっと空手時代に一緒だったんですよ。昔から知ってる仲なので、柊とやるんだな、年取ったなという感じですね。お互いに。(それは子供の頃?)そうですね。俺の弟が2個下で、柊も2個下なんですよ。それでよく試合をしていて。知ってる時期でいえば、幼稚園とかそういう年代から知っています。特に特別な思い出はないんですけど。知ってる子と試合する感じです。
(楽しみな部分もある?)そうですね。でも俺自身は誰とやるというよりも、今日上手くできなかった、フィニッシュまでいけなかった試合内容だったので、それをまた改善して4月に圧倒的に倒したい。優勝候補と言っていただけているので、優勝候補の中で安全運転しやがったみたいな試合だったので、それを払拭できるようにしっかり優勝したいと思います。
(ファンへメッセージ)4月しっかり優勝してベルトを巻くのはもちろんなんですけど、圧倒的に勝ちたいと思いますし、今日はオランダに行っていた時に亡くなった大切な友だちのためにしっかり勝ちたかった試合だったので、そういう面でも勝ててほっとしています。すぐ明日から、今日から次の試合に向けて走り出しますし、もっともっと強くなって帰ってくるので期待していてください。ありがとうございました」
稲垣柊、合計4度のダウンを奪って東本央貴にKO勝利「ここからスーパー・ライト級でどんどん下剋上していきたい。そのためにはベルトが必要」
「(試合を終えた率直な感想)勝てたのはよかったですけど、正直内容的にはダメダメでした。今回スカ勝ちするよりも、試練を乗り越えて勝った勝利で反省点もしっかり見つけたので、今日は勝って反省というところです。
(対戦相手の印象は?)スーパー・ライト級に上げて力強さを感じましたし、何よりやってやるっていう気迫を戦っている最中に感じたので、そこが怖かったです。(4度のダウンを奪う圧勝で準決勝進出を決めているが、まだ納得はできていない?)攻撃的にはよかったんですけど、ディフェンスが全然ダメダメで。もらってはいけない攻撃をもらったりとか、そういう自分の中でも数え切れないくらい反省があるので、そこをしっかり修正して4月に戻ってきたいと思います。
(もらってはいけない攻撃のひとつは2Rのダウン?)ダメージはなかったですね。でも飛びヒザを狙うタイミングも悪かったと思います。反省ばかりです。(2Rのダウンで振り出しに戻された形だったが、焦りはなかった?)それはなかったですね。しっかり3R最後までいって倒すと言うのを意識してやっているので、そこで焦ることはなく、しっかり倒そう、ここから組み立てていこうという思いでやっていました。
(これで7連勝となり、進化を感じている?)階級を上げてから瓦田選手に負けて、そこから気持ちを切り替えてやってきたことが少しずつ出てきました。皆様のおかげでできているので、まだまだ見せ切れてないものもあるので、これから見せていきたいと思います。
(4月の準決勝の相手が寺島輝に決まったが?)まだ試合映像をきちんと見ていないのでわからないですけど、一ついえるのは自分のスタイルを貫くというのは変えずに、相手の対策もしっかして。今回若い4人が全員勝てたので、ここからスーパー・ライト級でどんどん下剋上していきたいと思います。そのためにはベルトが必要なので、必ずベルトを巻きます。
(リング上でも若い4人が勝ったという話が合ったが)倒せたのは僕だけなので、盛り上げられたのはよかったですけど、他の3人の選手も含めて合格点出す選手はいないと思うので、全員で4人とも化けて4月に戻ってきたいという気持ちはあります。(ファンへメッセージ)今日は応援ありがとうございました。今日の反省を生かしてまた一皮二皮むけた姿で4月28日に後楽園に戻ってくるので、ご注目よろしくお願いします」
小嶋瑠久、松本篤人を下して連敗脱出&一回戦突破「勝ってほっとしているのが素直な気持ち。体力も技術もめちゃくちゃレベルを上げていきたい」
「(試合を終えた率直な感想)内容は本当にダメダメというか。勝ってほっとしているのが素直な気持ちです。(対戦相手の印象は?)すごいタフだなと思いました。打っても打ってもゾンビみたいな。精神的にも人間的にも強い方なんだなと思いました。
(苦戦した印象?)しっかり今回はガツンとKOする予定だったので、ちょっと手こずったというか。いろいろあったので、準備不足だったなという感じですね。(2Rのダウンは手応えがあった?)もうちょっと時間があったら倒せたと思うんですけど、あそこでゴングが鳴っちゃったのでもったいなかったなと。
(今回の勝利で連敗から脱出して、安心した部分があったのでは?)今回はもっと派手なKOをしたかったので、逆にここで気を抜かずに。ここでスカ勝ちしてたらたぶん(気が抜けた)。スカ勝ちしても準備はするんですけど、決勝トーナメントに向けて熱も上がっているし、気を緩めずに準備をできると思います。だからよかったと思います。
(弟・良羽将さんの死を乗り越えての試合だったが?)たくさんの方から暖かい言葉をいただき、応援してくれる人もいて、たくさんメッセージをいただきました。いろいろ気負う部分もあったんですけど、先生には計量の2~3日前に『普段通りやれば大丈夫だから』『しっかり結果を出して勝った姿を見せるのが一番弟も喜ぶと思うから』に言っていただいて、緊張がほぐれて肩の荷が下りたというか、いい状態で試合に臨めたと思います。先生には本当に感謝しています。
(4月の準決勝の相手が塚本拓真に決まったが?)より全ての面でレベルアップして、体力も技術もめちゃくちゃレベルを上げていきたいと思います。そうでないと勝てないと思うので。必ずチャンピオンになるので俺は。なのでしっかり準備していきたいと思います。(ファンへメッセージ)決勝トーナメントまであと3カ月くらいあるので、しっかり準備して必ず俺がチャンピオンになります。応援よろしくお願いします。期待していてください」
塚本拓真、大野祐志郎とのタフファイトを制す「苦しい試合になると覚悟を決めていた。次は気持ち以外のところも見せたい」
「(試合を終えた率直な感想)大野選手が元々気持ちが強い選手で、パワーもある選手だとはわかっていたので、すごく覚悟を決めて想定はしていましたけど、その通りの試合で苦しい試合になったなという感じです。(対戦相手の印象は?)大野選手が強い武器とか戦い方、このスタイルでやっちゃったら勝てないというスタイルもわかっていたので、大宮司さんとチームのみんなと作戦を立てていました。自分としては予想通りの試合展開だなという感じでしたけど、強かったです。
(徹底したヒザで主導権を握ったが?)自分の得意な技のひとつであるので、ヒザは結構使っていこうというのはありました。作戦通りです。(前足がローで流れるシーンもあったがダメージはあった?)ちょこっと嫌だなとは思っていましたが、効くまではいっていないので。でもすごく強い蹴りで嫌でした。
(会見では強みを気持ちと答えていたが?)気持ちは見せられたんじゃないですかね。でも気持ち以外もいろいろ見せると昨日の会見では言って、逆にそれ以外は見せることができなかったので、本当に今度は気持ち以外を見せていかないとダメだなと思います。
(4月の準決勝の相手が小嶋瑠久に決定したが?)対策はあまり詳しいことはいえませんが、試合を見た時点で大宮司さんとはあれをやろうこれをやろうというのも決まっているので、それを徹底してあと3カ月やって、しっかり仕上げていきたいと思います。(ファンへメッセージ)今日も応援ありがとうございました。本当に自分の試合はみなさんの応援がなければ勝ち得ないくらいのきつい展開になってしまうんですけど、4月のトーナメントは圧倒してベルトを獲って、俺が絶対にチャンピオンになるので、変わらずこれからも応援お願いします」
ANIMAL☆KOJI、復活の狼煙をあげる判定勝利「2022年はいいことも悪いことも学びが多かった。ニューANIMALの野獣の漢ファイトでギアを上げていく」
「(試合を終えた率直な感想)中平選手がすごく大きくて、体が強くてベテランの空手の選手だなと思いました。(拳を合わせて当初のイメージとの違いはあったか)KO勝ちするかKO負けするかの選手というイメージがあって。最初は待って後半攻めてくる、僕よりもベテランで年齢を重ねている選手なんですけど、体力があるなというイメージはありませんでした。
(連敗脱出して)やっとなんとか戻ってこられました。一発目判定だったんですけど、戻ってこられて少しほっとしました。(昨年末に大変な事故があったが、試合に影響はなかった?)実は膝の怪我も、事故にあう前の日にスクーターで練習に向かうときにコケるという事件が起きて(苦笑)。この寒い2022年を乗り越えられれば、僕は復活できると信じていました。連敗もそうですし、車は燃えたし、何もかも無くなって…。無くなりましたけど、僕は諦めずにやってきて、なんとか勝ちに結びついてよかったと思います。
(2023年初勝利で幸先がいいスタートを切れた?)そうですね。K-1ルールの重量級で求められるものはKOなので、KOできなかったのは僕のまだまだパワー不足だなと思うことはあります。中平選手がすごく強かったので、なんとかここで泥臭く勝ちを拾えたことに、本当にチームの皆さん、スポンサーの皆さん、応援に来てくれた皆さんに感謝します。ありがとうございます。
(引き出しは増えている?)2022年はいいことも悪いことも学びが多くて。2021年に一気にK-1に参戦したときに、世界タイトル挑戦いけるかなというところまで連勝できたんですけど、そこでやっぱり自分が倒せる選手であると過信する気持ちもあったので。ただ僕はこの階級では小さいことを忘れていて、打たれても倒れないという考えがありました。それで倒そうと思った時にもらうパンチは効くんだなということを2022年に学んで。
あと、昔は試合に対して怖さがなかったのですが、今回はすごく怖くて。試合前まで怖い気持ちがずっとあったんです。まだまだ練習したことを試せていないこともたくさんあるんですけど、ちょっと違ったニューANIMALの野獣の漢ファイトを見せられたんだと思います。
(今後の目標)まだまだタイトル挑戦には壁があると思うんですけど、Krushの舞台でもK-1の舞台でも、ANIMAL☆KOJIはベルトに挑戦してベルトを取ります。また、僕がお世話になった師匠である名古屋のTSジムのトーマス・スタンレー会長が突然去年亡くなってしまって。僕も最後連敗していたので、すごく心配をかけてしまったまま亡くなってしまいました。僕を息子のように僕を可愛がってくれた格闘技の師匠なので、その師匠にベルトを持っていけるように、しっかり俺は強くなったから安心してあの世で見守ってくれといえるように、もっともっと練習して強くなりたいと思います。
(ファンへメッセージ)なんとか復活できました。ANIMAL☆KOJIです!好きなバナナは食べ物です。長い間お待たせいたしました。まだまだ反省点は残るところではありますが、なんとかこの舞台に戻って勝利を掴むことができました。みなさん応援ありがとうございました。そしていつも応援にきてもらっている同級生のカズキと稲葉さんが誕生日だったので、ANIMAL帝国からささやかな勝利のプレゼントです。今後ともギアを上げて一生懸命がんばっていきますので、SNSもギネス記録シリーズ挑戦していて、試合は判定でしたけどギネス記録はたくさん保持しているので、皆さんTikTok、Instagram、YouTubeフォローお願いします」
真美、Yuka☆とのノンストップの打ち合いに競り勝つ「Yuka☆選手は気持ちが強い選手。2・3Rに嫌がる顔をしたのが分かったので、これは詰めるしかないと思った」
「(試合を終えた率直な感想)1Rからストレートが効きましたね。最初から効かされちゃってグラグラしちゃって、どうしようかと焦りました。(対戦相手の印象は?)最初からストレートが伸びてくる選手だとわかっていたんですけど、映像で見ていた以上に伸びてくるのと、すごくパンチが固かったですね。
(1Rにかなり右ストレートを被弾していたが予想以上だった?)そうですね。Yuka☆選手は打ち合いも引かない気持ちが強い選手だと思っていたので、こっちも余裕がなくなってしまいました。(2Rからは距離を詰めて真美選手の土俵に引きずり込んだ印象だったが?)もっと自分の距離でという作戦だったんですけど、思った以上に1Rはセコンドの会長にも『ドローか取られている』と言われていたので、いかないとダメだという感じでした。
(2R・3Rも手数が減らず、流れを持ってくることはできた?)流れが来ているかはわからなかったですが、Yuka☆選手が嫌そうな顔をしていたのはなんとなくわかったので、これは詰めるしかないのかなと思いました。(本大会唯一の女子マッチとして、インパクトは残せた?)正直ドロドロな試合を見せてしまったのかなと思いました。もっと男性のように迫力のある試合、女性は一組しかなかったので、他の男性の試合よりはいい試合をしたいなというのはあったんですけど、思い通りにはいかなったですね。
(今後の目標)今日の勝ち方だと大きなことはいえないので。でもまだまだミニマム級は選手層も厚いので、もっともっと盛り上げられる階級だと思いますので、もっとみんなに見て欲しいなというのはあります。(ベルトについての話は今回はお預け?)いろんな選手いますけど、やっぱりベルトは欲しいですし、作っていただきたいです。それには今日の試合では足りないなと思ったんですけど、まだまだこれからミニマム級を盛り上げますので、ベルト作っていただけたらいいなと思います。(ファンへメッセージ)今日は応援してくださりありがとうございました。今日の試合はまだまだですし、もっと男性よりも迫力のある試合を見せられると思いますので、これからも応援していただけたらと思います。ありがとうございました」
齊藤龍之介、ハイレベルな技術戦でKrushデビュー戦に勝利「蹴りで戦おうと思っていて、それがかなりハマったかなと思います」
「(試合を終えた率直な感想)この試合に向けて1カ月びっちり仕上げてきたので、今はほっとしている感じですね。(対戦相手の印象は?)パンチの印象がずっとあったんですけど、やっぱり思っていたよりパンチが速くて強かったです。
(K-1甲子園時代に拳を合わせた相手で、リマッチはやりにくくなかった?)アマチュアの時に勝っていたので、プレッシャーもちょっとはありました。(一度勝っている相手に負けるわけにはいかない?)そうですね。(戦前に試合のテーマを“完封”としていた。手応えは?)蹴りで戦おうと思っていて、それがかなりハマったかなと思います。
(今後の目標)Krushのバンタム級チャンピオンなんですけど、明日のBigbangで板橋武留さんが53kgのタイトルマッチをやるらしいので、板橋選手に勝っている松本陸選手に勝ったので、チャンピオンになったら僕を指名して欲しいなと思います。(ファンへメッセージ)今日は応援ありがとうございました。これからももっと練習して必ずチャンピオンになりますので、応援よろしくお願いします」
“ダウン発生率100%男”三宅祐弥、面目躍如のKO勝利!「一試合一試合ちょっとずつでも上がっていくので、俺の試合を見てほしい」
「(試合を終えた率直な感想)ほっとするというか、勝つか負けるかで今回の試合は本当に変わっていたので。いつも変わってるんですけど、勝ててよかったです。
(今回の試合は転機になる一戦だった?)僕は入場であんなダンスしたことなかったんですけど、僕が地下格闘技の頃から応援してもらっている方のダンスで、何かしらの恩返しになったらいいなと思って。賛否両論あると思うんですけど、入場からKrushを楽しんでもらえるように、試合だけだけじゃないんだぞと一発個々で知名度上げるような選手になれたらいいなと思ってチャレンジしました。どう思うかは見てくれた人次第で。
(対戦相手の印象は?)ぶっちゃけたら、強いのは分かるんですけど、強くも無ければ弱くも無い。弱いわけは無いんですけど、これっていう怖さが無いんですよ。左ボディが上手い、三日月蹴りが上手いってあったんですけど、ちょっとこれをほんまに警戒しないといけないという怖さがなくて。でも打たれ強いからKOに繋がるかなと、何が当たるか試しながらやっていたんですけど、今回はケンカみたいな試合になっちゃって、結果KOできたのでいいんですけど、格闘技のような試合はできなかったです。それで面白かったならいいんですけど。
(タフな相手をKOして手応えはあった?)打たれ強くて、ピンポイントで当たっているはずなんですけど、耐えていたというか。でも足に力が入っていないのはわかったので、右フックじゃなくてジャブにして、ジャブから真っ直ぐのストレートのほうが当たるんじゃないかと思って切り替えました。でも右フックぶん回し続けましたね。右フックに頼っちゃった感じです。
(K-1 JAPAN GROUPではダウン発生率100%をキープしているが)自信になりましたね。K-1にきて5戦目で、5回連続勝っても負けてもダウンがあります。KrushやK-1はめっちゃレベルが高いんですけど、そこに向かって一試合一試合ちょっとずつでも上に上がっていくので、俺の試合を見てという感じですね。これからもダウン発生率は100%でいきます。負けそうになったらダウンするんで(笑)
(今後の目標)目標という目標は正直ないんですよ。いつ潰れてしまうかわからない中で、毎度これが最後の試合かもしれないと。ケガしてしまったり、現役をいつまで続けられるか分からないので、それは本当に毎度毎度決まった試合に向けて一戦一戦ちゃんとしていくと。その先にタイトルマッチがあるのかもしれませんけど、僕は地元大阪に応援してもらっている人が多いので、応援してもらっているプレッシャーが勝ちに繋がるんじゃないかなと。感謝しています。それだけです。(ファンへメッセージ)三宅祐弥といいます。Instagramのフォローしてください。お願いします!」
1RKO勝利の友尊、涙のバックステージインタビュー「来月末に2人めの子供が生まれる。チャンピオンになる以外に自分にできる恩返しはない」
「(試合を終えた率直な感想)うれしさももちろんあるんですけど、安堵感がすごいですね。ほっとしました。相手が誰であれ戦うことって緊張します。お互い真剣勝負の場って緊張するので。前の試合も結果と内容ともに不甲斐なかったし、その前もタイトルに絡むトーナメントに出させてもらって、それでもいい試合できなかったので、そういう意味でプレッシャーがありましたね。結果だけじゃなくて内容も問われる試合だったので、KO勝ちできてほっとしています。
(対戦相手の印象は?)もっと距離をとってくるかと思ってましたけど、逆にすごく蹴ってきたので、なんか意外だなと。パンチをすごく振ってきたなと思ったんですけど、ちょっと大振りだったので、ちょっと頭を外せばよけられるってのがあったので怖くはなかったです。
(どのあたりで仕留められると感じた?)1回目のダウンを取って効いてるなというのが分かって。ここでいかないともったいないなというのがあったのでいって。2回目のダウンを取るときにボディも効いているなというのがわかったので、徐々に倒せるなという感覚になりましたね。
(サウスポー同士の試合が少ないという話があったが、やりにくさはなかった?)今までボクシング合わせて40戦弱くらいやってきていて、その中でサウスポーと試合をしたのが今回で3回目なんで、サウスポーとやる機会がほとんどなかったんですけど、この試合を機にサウスポーの選手とすごく練習させてもらって、自分の格闘家としてのスキルの肥やしになったのかなと思いました。(2023年一発目のKrushの第1試合でインパクトを残せた手応えはある?)ちょっと気持ちよかったですね。今年1発目の試合で第1試合で1RKOと1が結構続いたので。今年はあとてっぺん、1番を取るしかないと思います。
(試合後のチャンピオンになると宣言もあった。改めて今年の目標は?)自分事なんですけど、妻のお腹の中に2人めの子どもがいて、来月の末頃に生まれる予定です。自分も背負うものが増えて。嫁さんは妊娠している中で、すごくつわりがひどい中でも自分の試合に全力で集中できるようにサポートしてくれていて。今回の試合を含めて、ここからは絶対に負けられないなと思っています。家族の支えがあって自分は格闘技をやれているので絶対にチャンピオンにならないといけないな、それしか自分ができる恩返しはないのかな。こんなに泣いていてカッコ悪いですけど、必ずチャンピオンになります。
(ファンへメッセージ)泣いちゃってカッコ悪い姿を見せてすみません。今年は必ずベルトを巻くので、チャンピオンになるので、自分の生き様を、戦いを見てください。改めて応援お願いします」
中村拓己K-1プロデューサーが大会を総括「大沢選手は曲者チャンピオン、トーナメントの一回戦を見たうえでの優勝候補は稲垣選手、敗れた選手も評価できる戦いぶりだった」
「今日は2023年K-1 JAPAN GROUP最初のプロイベント、Krush後楽園大会でした。たくさんのお客さんにご来場いただき、最後まで満員の会場で大会を開催できたことをうれしく思います。KO・ダウンも多く、判定決着の試合でも高度な技術戦があり、今後の大会にも勢いがつく大会だったかなと思いました。
スーパー・ライト級王座決定トーナメントは過去の対戦経験などを踏まえてカードを組んだのですが、カードを組んでみて20代vs30代という図式になっていて。結果的には20代の選手たちが勝ち上がったのですが、30代・ベテラン選手たちの意地やチャンスにかける意気込みを感じました。勝ち上がった4選手にとっては、そういう選手との一回戦を乗り越えたことはいい経験になったと思います。
もしワンマッチだったら、もっと差がついた展開だったかもしれないですし、トーナメント1回戦だったかこそ、ここまで厳しい試合になったかもしれない。若い選手はそこをクリアする強さを見せてくれたし、敗れた選手たちも評価できる戦いぶりだったと思います。勝った選手たちはここを乗り越えてどうチャンピオンに相応しい選手になるかが試されるし、敗れた選手には次のチャンスを考えたいです。
ライト級タイトルマッチは王者の大沢文也選手の“らしさ”が随所に出ていたと思う。本人は『俺は試合がつまらない』と言いますが、明確にポイントをとってやられないように戦うファイトスタイルで。彼にしかできないチャンピオン像というかベルトを持っている人間の難攻不落っぷり・曲者っぷりが出てきたなと。里見選手はその壁を越えられなかったと思うし、これからKrushライト級のベルトを狙う選手はあの大沢選手を超えなければいけないことが分かったと思います。Krushにああいう曲者チャンピオンがいても面白いんじゃないかなと思いました。
(大沢がダウンを奪ったパンチが蹴り足キャッチではないかという意見もあるが?)まずレフェリーが(キャッチの時点で試合を)止めなかったという点で、試合はそのまま流れていたと思います。もし足をキャッチしたまま攻撃したり、レフェリーがブレイクを命じたあとに攻撃したら明確な反則だったと思います。リプレイを見ると、大沢選手は一度キャッチした足を離して攻撃していたので、そういうレフェリングもある展開かなと思いました。あと、これは僕の個人的な考えですが、格闘技はレフェリーが試合を止めない限り試合は続くものだと思うので、ああいうこともありうると解釈してます。
(トーナメントの現時点での優勝候補は?)一回戦の内容と結果で言えば稲垣柊選手ですね。技の多彩さ、ダウンを取り返されたあとの冷静な戦いぶり、そして最後に倒しきったところ。そこを見ると一回戦の試合内容では稲垣選手が一番ベルト近いかなと思いました」