Krush 1.21 後楽園ホール:計量クリアのライト級王者・大沢文也「いつも通り全身全霊で必ず勝つ」×挑戦者・里見柚己「Krushらしくいく」
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1月20日(金)、都内・GSPにて、開催を明日に控えた「Krush.145」後楽園ホール大会の前日計量と記者会見が行なわれた。メインイベントでKrushライト級タイトルマッチを戦う王者の大沢文也と挑戦者の里見柚己は、無事に計量をパス。2人揃って調印式と記者会見に臨んだ。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
ドロドロか? 打ち合いか? 価値観の違う者同士がいよいよ激突!ライト級王者・大沢文也「いつも通り全身全霊で必ず勝つ」vs挑戦者・里見柚己「Krushらしくいく」
今回のタイトルマッチは、2019年6月のK-1両国国技館大会で対戦している大沢と里見が、約3年半ぶりに今度はKrushのベルトをかけての再戦だ。会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんが、「どんな形であれ勝ちにこだわる大沢選手と、華のある倒し合いにこだわる里見選手。大沢選手が今回どんな戦い方を用意してくるのか? 里見選手が必殺の左、伝家の宝刀をどういうふうに大沢選手に当てに行くのか? テクニカルなタイトルマッチになると期待しています」と期待を込めて紹介したように、戦いへの価値観が真っ向からぶつかり者同士の激突だ。
王者の大沢は昨年4月の「Krush.136」で瓦田脩二を倒して王座を戴冠。これが初防衛戦となるが、「もちろんベルトは大事ですし、タイトルマッチは大事ですけども、僕は全ての試合が大事なので、いつもと変わらない気持ちで戦いたいと思います」と気負うところはない。「僕はファイターもできるし、アウトボクシングもできるし、こんなことを自分で言っちゃうのもなんですけど、僕は何でもできるんで」と明日の戦い方に関して煙に巻きつつ、「どの試合でも全身全霊本気で戦うのがファイター。だから僕はいつも通り全身全霊で必ず勝ちにいきます」と、力強く勝利を宣言した。
一方の里見は2021年に第6代Krushライト級王座決定トーナメントに出場し、決勝で瓦田に敗れて、あと一歩のところでベルトを逃した過去がある。しかしその後に連勝を重ねて、約1年4カ月かけて再びタイトル挑戦のチャンスを掴んだ。そのため、「ついに明日かって感じで、本当に長い間、毎日キツい練習をしてきて、明日のために作ってきました」と、決戦が待ちきれない様子。
「打ち合ってもらえるような気持ちが入ってくれるようなスタイルで、しっかりKrushらしくいきたいなと思っています」と、大沢を自分の土俵である打ち合いに引きずり込みたい考えのようだ。「本当にたくさんの人に支えてもらってここまで来られたと思っています。明日はしっかり勝って、たくさんの人に少しでも恩返しができたらなと思っているんで、応援よろしくお願いします」と、支えてくれた人たちの恩に報いるためにも、ベルト奪取を誓っていた。
第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦を戦う8選手が火花!優勝候補・寺島輝「蓮實選手にもお客さんにも“寺島輝”というものをぶつける」
第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントの一回戦を戦う大野祐志郎、塚本拓真、小嶋瑠久、松本篤人、東本央貴、稲垣柊、寺島輝、蓮實光の8選手もしっかりと計量をパスし、8人全員で記者会見に臨んだ。
一回戦・第1試合はKrush EVANGELISTの石川直生さんより、「互いに折れない心を持った同士」と評された大野と塚本の一戦。現K-1スーパー・ライト級王者の大和哲也と対戦経験のある大野は、再び大和の前に立つためにもKrushのベルトが欲しいところ。「本当に殺るか殺られるかの戦いを皆さんに見ていただけたらなと思っています」と殺気をみなぎらせながら抱負を語った。
対する塚本は4連勝の実績を残してこのトーナメントへの出場権をゲット。「殺るか殺られるか」を信条とする大野に対し、「自分には自分と向かい合わないと分からない世界観がある。その世界観に引きずり込んでやろうかなと思っています」と、自分の土俵に引きずり込んでの勝負を宣言した。
一回戦・第2試合は瑠久と松本の戦いだ。石川さんが「お客さんにはなかなか伝わりづらいけど、とにかくやりにくさを持っている」と評した松本を、弟の事故死という悲しみを超えてリングに立つ瑠久が、「どうやって封じ込めていくか?」が注目点となる。瑠久も弟への想いは胸の中に仕舞いつつ、「気持ちの部分でちょっと今まで以上にえぐさを出せる、冷酷な自分を出せると思っているんで、明日は。本当にクレイジーボーイっていうのを見せたい」と、容赦なく松本を叩きのめす腹づもり。
その松本は国家公務員という格闘家としては異色の肩書きの持ち主だが、「ファンの方もいろんな方がいらっしゃると思うんですけど、普段の生活に僕が一番近いんじゃないかなと。そういう人間がリングに上がって頑張る姿を見ていただければなと思います」と、普通の人間が頑張る姿を見せることにこだわるようだ。
一回戦・第3試合は東本vs稲垣。今回から階級を上げての挑戦となる東本は、「自分はあんまり考えすぎてもいい動きができないんで、何も考えんと死ぬ気で倒すことだけ考えて追い込みました」と本能で暴れ回ることを宣言。一方の稲垣は現在6連勝中ということもあり、「誰が9代のスーパー・ライト級チャンピオンに相応しいのか明日の試合で分かると思う」と自信たっぷりだ。
石川さんも「東本選手がどれだけ荒っぽい試合に持ち込んで、進化の止まらない稲垣選手を崩していけるかがこの試合のテーマ」と、対照的な2人の激突の見どころを語っていた。
一回戦・第4試合には優勝候補筆頭と目される寺島が登場し、ベテランの蓮實と対戦する。石川さんが、「互いにノーマルではないファイトスタイルと、爆発力を持っているファイター同士なのでKO必至のカード」と評す一回戦屈指のカードだ。
寺島はこのトーナメントが決定する前からオランダに渡り、名門のMike’s Gymで修行を積み帰国。死にものぐるいで練習に打ち込んできたためか「凄く充実した日々を過ごせたかなと思っています。蓮實選手にもお客さんにも寺島輝というものをぶつけます」と、オランダ修行にかなりの手応えを感じている様子だった。
対する蓮實は真っ向勝負が信条の大ベテラン。「自分は技術とかはないんで、パワーだけしかないんで、しっかりねじ伏せるパワーを見せつけたいと思います」と、持ち前のパワーで自身の生き様をKrushのリングで見せつけることを宣言していた。
友尊「第1試合を速攻で終わらせる」vs南雲大輝「絶対にラウェイサンダーでKOします」、ANIMAL☆KOJI「明日はANIMAL共和国設立記念日」vs中平卓見「後楽園に地鳴りが鳴るような蹴りを出す」
第1試合でKrushスーパー・フェザー級ワンマッチを戦う友尊と南雲大輝、そして第5試合でKrushクルーザー級ワンマッチで対戦するANIMAL☆KOJIと中平卓見の4選手も計量をしっかりとパスし、4人で会見に臨んだ。
K-1 JAPAN GROUPの2023年の最初の大会で第1試合を任された友尊と南雲だが、会見に同席したKrush EVANGELISTの石川直生さんも、「互いに武骨なファイター同士なので、第1試合に相応しい盛り上がる試合を見せてくれる」と期待を寄せる好カードだ。
ミャンマーラウェイ出身の南雲はこの日もミャンマーの民族衣装を着用しての登場。2019年よりK-1 JAPAN GROUPに参戦していて戦績は振るわないが「去年、一昨年なかなか出せなかったラウェイサンダーを炸裂させます」と、ラウェイサンダーによるKOを堂々と宣言した。
対する友尊は今年こそは悲願のKrushチャンピオンになりたいと意気込んでおり、南雲に対しても、「なんかもう馬鹿の一つ覚えみたいにラウェイサンダーって言ってんですけど、ラウェイサンダーもブラックサンダーもよく分かんねえ。とりあえず明日やれば分かるんで、見ててください」と辛辣な物言いだ。南雲も友尊が喋っている時にポキポキと指を鳴らすなど、両者とも明日の試合が待ちきれない様子だった。
第5試合は今大会唯一の重量級の試合となるANIMALvs中平の一戦。石川さんからは「ANIMAL選手の獰猛なパンチvs中平選手の足技ベースプラスアルファ崩しが楽しみな一戦」と評されており、こちらもKOが期待される試合だ。昨年はK-1の無差別級トーナメントにも出場したANIMALは「野生のパワーで蹴りには蹴りで、パンチにはパンチでどの局面でも完封したい」と自信たっぷり。「明日は2023年、ANIMAL共和国設立記念日として相応しい1日になる」と、インパクトのある勝利で大会を食らう腹づもりのようだ。
一方の中平は勝っても負けてもKO決着という、こちらもインパクトのあるファイター。空手ベースのため、「パンチというよりは重いローキックを見せて、後楽園ホールで地鳴りが鳴るような蹴りを出したいです」と、持ち味を存分に発揮してANIMALに対抗することを宣言していた。
対戦カード
第10試合 メインイベント Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
大沢文也(ザウルスプロモーション/王者)※TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERから所属変更 ※初防衛戦
里見柚己(team NOVA/挑戦者)
第9試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
第8試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
東本央貴[ひさき](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
稲垣 柊[しゅう](K-1ジム大宮チームレオン)
第7試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久[るーく](ARROWS GYM)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
第6試合 第9代Krushスーパー・ライト級(65kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
第5試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
ANIMAL☆KOJI(TEAM ANIMAL)
中平卓見(北眞舘)
第4試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
真美[まさみ](Team ImmortaL/ミネルヴァ・ライトフライ級王者)
Yuka☆(SHINE沖縄)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
松本 陸(TAD)
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
第2試合 62kg契約 3分3R(延長1R)
三宅祐弥(Hacker GYM)
下村泰平(K-1ジム総本部チームペガサス)※TOP STAR GYMから所属変更
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
南雲大輝(スタースポーツクラブ)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
坂本優輝(ARROWS GYM)※PURGE TOKYOから所属変更
協[かのう](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
概要
大会名 Krush.145
日時 2023年1月21日(土) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円(完売) A席 7,000円(完売) ※当日券500円アップ。16時より販売 ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/