ジャパンキック 11.20 後楽園ホール：「超RIZIN」から2か月、吉成名高が聖地後楽園で初の試合。永澤サムエル聖光＆モトヤスックのWMOインター王者、パンチングマシーンTikTokが話題の藤原乃愛も出場

　ジャパンキックボクシング協会「KICK Insist 14 ～VICTORY GYM 25th Anniversary Event～」（11月20日（日）後楽園ホール）の対戦カードが発表された。

「超RIZIN」で勝利後の吉成名高

　大会名のとおり今回は主催のビクトリージムの25周年記念大会。ビクトリージム主催の「KICK Insist」シリーズでは現役のルンピニー・ラジャダムナン王者のタイ人選手を招へいする等、日本キック界伝統の対ムエタイ路線を主軸としてきたが、今回は両スタジアムで王座獲得実績のある名高・エイワスポーツジム［吉成名高］が初参戦しタイ人選手と対戦する。
　吉成はフロイド・メイウェザー vs. 朝倉未来のエキシビションマッチで話題を呼んだ9月25日の「超RIZIN」さいたまスーパーアリーナ大会のバンダサック・ソー・トラクンペット戦（1R TKO勝ち）以来2か月間隔の試合。前回も肘有りだったが、今回は首相撲の制限も無い伝統的なキックルールのため、吉成のテクニックがより自由に発揮されるだろう。吉成は後楽園ホールでエキシの経験はあるが、公式戦は今回が初。“格闘技の聖地”で吉成の試合が堪能できる滅多にない機会となる。

　吉成は大会の最終試合に登場。その前の試合でも、永澤サムエル聖光、モトヤスック、藤原乃愛らジャパンキックの主力勢がタイ人選手を迎え撃つ試合が主要カードとして並ぶ。

永澤サムエル聖光

モトヤスック（右）と所属する治政館の先輩・武田幸三氏

　永澤は7月の新宿大会でタイ人選手に判定勝ちし、WMOインターナショナル・ライト級王座を獲得して以来の試合。モトヤスックは9月の後楽園大会でタイ人選手を2R左フックでKOし、WMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座を獲得。今回の相手はWMOインターナショナル・ミドル級王者とのことで、WMO王者対決となる。

藤原乃愛

　高校3年生の藤原は7月と9月の試合で、タイ人選手を左のミドル・三日月蹴りでKOし、8戦7勝1分の快進撃を続ける。最近はTikTokをスタートし、パンチングマシーンで遊ぶ動画に10万Likeが付く反響を呼んでおり、今後一般層にも浸透しそうな可能性も秘めている。

対戦カード

第11試合　ダブルメインイベント2　52kg契約　3分5R
名高・エイワスポーツジム［吉成名高］（エイワスポーツジム／タイ国プロムエタイ協会・WPMF世界・BOMフライ級王者、WBCムエタイ・ナイカノムトム・スーパーバンタム級王者、元ルンピニー＆ラジャダムナン認定ミニフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界同級王者）
チャイチャナー・ウォーヴィセットジム（タイ／タイ・ムエサイアム・イサーン・ミニマム級＆ライトフライ級王者）

第10試合　ダブルメインイベント1　62.5kg契約　3分5R
永澤サムエル聖光（ビクトリージム／WMOインターナショナル・WBCムエタイ日本統一・ジャパンキック・ライト級王者）
コムキョウ・シットポーチョーウォー（タイ／タイ・ムエサイアム・パーカン・スーパーフェザー級王者）

第9試合　セミファイナル3　70kg契約　3分3R
モトヤスック（治政館／WMOインターナショナル・スーパーウェルター級王者、元ジャパンキック・ウェルター級王者）
シュートン・ヨーユットムエタイジム（タイ／WMOインターナショナル・ミドル級王者、元パタヤスタジアム認定フェザー級王者）

第8試合　セミファイナル2　72.5kg契約　3分3R
光成（ROCK ON／ジャパンキック・ミドル級王者）
匡志YAMATO（大和ジム／WBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者）

第7試合　セミファイナル1　女子46kg契約　3分3R
藤原乃愛（ROCK ON／ミネルヴァ・ピン級王者）
チョンプー・コーラットスポーツスクール（タイ／アマチュアムエタイ48kg世界王者）

第6試合　62kg契約　3分3R
睦雅（ビクトリージム／ジャパンキック・ライト級1位）
チャナペット・GTジム（タイ／GTジム／元ルンピニー認定フライ級5位）

第5試合　51.5kg契約　3分3R
細田昇吾（ビクトリージム／ジャパンキック・フライ級1位、元スックワンキントーン同級王者）
TOMO（K-CRONY／NJKFフライ級5位）

第4試合　フライ級　3分3R
西原茉生（治政館）
明夢（新興ムエタイジム）

第3試合　フェザー級　3分3R
勇成E.D.O（E.D.O）
石川智崇（KICK BOX）

第2試合　52.5kg契約　3分3R
甲斐喜羅（ビクトリージム）
カズキ・シッソー（トースームエタイシンジム）

第1試合　ライト級　3分3R
隼也JSK（治政館）
岡田彬宏（ラジャサクレックムエタイジム）

概要

大会名　ジャパンキックボクシング協会：KICK Insist 14 ～VICTORY GYM 25th Anniversary Event～
日時　2022年11月20日（日）開場・17:00　開始・17:30
会場　後楽園ホール
チケット料金　SRS席￥20,000／RS席￥15,000／S席￥10,000／A席￥7,000／B席￥5,000　※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売　チケットぴあ　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　ビクトリージム　0493-25-3338　https://jka-japan-kickboxing-association.jp/