Krush 7.30 後楽園ホール(一夜明け会見):池田幸司「K-1福岡のバンタム級勢も俺みたいないいKOをしてもらって、K-1王座決定トーナメントを12月に」。永坂吏羅「KO勝ちで璃明武戦のアピールはできた」
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Krush.139 7月30日 後楽園ホールから一夜明けた8月1日、本戦で勝利した10選手が東京で記者会見を行った。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
Krush 7.30 後楽園ホール(レポ):池田幸司、野田蒼を2R KOしバンタム級王座初防衛「初代K-1王者になる」。永坂吏羅、KO勝ちしスーパー・バンタム級王座挑戦に前進
バンタム級王者・池田幸司、KO防衛でK-1・Krushのバンタム級を自分が引っ張る!「僕は1試合ごとに進化して、必ず強くなっている。他の選手たちにも“倒すバンタム級”を見せてほしい」
メインイベントで挑戦者・野田蒼に2RKO勝利を収め、Krushバンタム級王座の初防衛に成功した王者・池田幸司。池田は1Rから激しい打ち合いを繰り広げ、2Rに圧力を強めるとボディへのバックキックからバックブローをを当ててダウンを奪う。野田もパンチで反撃したが、池田はカウンターで右ストレートをヒットしてKO勝利を収めた。
「対戦相手からさんざん地味と言われてたんで、試合は派手に倒してやろうと思ってた。KO勝ちすることが出来てめちゃめちゃ嬉しいです」と池田。自身の成長ぶりに絶対の自信を持っていて「パワーがついてきてる実感があって、パワーじゃ負けないって思ってました。ボディでも顔でも倒せる自信があったんで」という。
昨年5月のバンタム級日本最強決定トーナメントでは、優勝候補に挙げられながら1回戦で黒田斗真にKO負けを喫した。「負けるとめちゃめちゃ悔しい。もう二度と負けない」と1日1日進化すべく練習に取り組むと共に3~4カ月に一度のペースで試合を重ねて、目下4連続KO勝利中だ。
「僕の試合を見て貰うと分かるんですけど、1戦1戦必ず強くなってるんで。1試合ごとに進化することを心掛けています」と池田。日に日に盛り上がるバンタム級。池田は、8月11日のK-1福岡大会に組まれたバンタム級の2試合(壬生狼一輝vs峯大樹、石井一成vs藤田和希)に注目している。
「俺みたいないいKOをして貰って、K-1の王座決定トーナメントをぜひ12月にお願いします。4人の中で注目してるのは石井一成選手です。僕が競技を始めた頃から活躍してて、ミット打ちも綺麗で参考にしてたので。そういう選手とやりたいです」
最後に、池田はこんなメッセージを残した。
「K-1、Krushを僕が引っ張っていくんで。僕が進化する姿を見てください」
K-1初代王座決定トーナメントまで、池田の快進撃は止まらない。
◆池田幸司
「昨日は応援ありがとうございました。対戦相手からさんざん『地味、地味』言われてたんで、試合は派手に倒してやろうと思ってたんで。その分、KO勝ちすることが出来てめちゃくちゃ嬉しいっす(笑)。(試合後に「倒せるバンタム級」というアピールしたが、具体的には何で倒そうと?)本当にボディでも顔でも倒せる自信があったんで、何であろうと倒そうという意気込みで試合に臨みました。
(何でも倒せる自信は試合前からあった?)そうですね。どんどんパワーがついてきてる実感があったんで、パワーじゃ負けないって思ってましたね。(野田選手は計量後の会見で「(池田は)大きくてよくバンタム級に収まるな」との発言していたが、減量はキツい?)いや、そんなことはないですよ。さんざん勉強してます、はい。(通常体重は?)61kgとかです。(抑えめにして?)いや、好きなものを食べてます。試合1か月前から減量を始めるんですけど、いつもはよくないかもしれないですけどラーメンとかも食べちゃいます(笑)。
(中村プロデューサーが指摘していたが、昨年5月の日本バンタム級最強決定トーナメントの1回戦で黒田斗真選手に敗れた後の成長が著しいが)負けるとめちゃめちゃ悔しいんで。もう二度と負けたくないなって思ってるんで。1日1日、しっかりと練習出来てるっていうのがあると思います。
(また中村プロデューサーから「池田選手は積極的に試合をする」という言葉もあったが、そこは意識している?)そうですね、トーナメントに出てた他の選手がまだ次の試合もやってないのに『俺はもう2試合やってるよ』とは思ったりしていましたね。(ご自身でも試合経験を積んで上がっていこう、と)そうですね、僕の試合を見て貰えば分かると思うんですけど、1戦1戦必ず強くなってるんで。試合をやるごとに進化していくつもりでやってます。
(試合後にK-1バンタム級新設のアピールがありました)KOで勝ったら言えるんじゃないかなと思って言ったんですけど。やっぱり僕が目指してるのはK-1のベルトなんで。いい選手も集まって来てるんで、みんなにいい試合、倒す試合をして貰って。8月も(K-1福岡大会)バンタム級が2試合組まれてますけど(=壬生狼一輝vs峯大樹、石井一成vs藤田和希)俺みたいないいKOをして貰って。トーナメントをぜひ12月、お願いします。
(池田選手がK-1福岡に出場するバンタム級の4選手で注目してる選手は?)やっぱり石井一成選手ですね。僕が格闘技を始めたぐらいから活躍してる選手ですし、ミットとかも綺麗で参考にしてたので。そういう選手とやりたいですね。(昨日の野田選手については、スピードがさらに増してた感じがしたが、池田選手にとっては想定内?)想定内ですね。映像を見た感じ、スピーディーな選手だと思ってたんで。あと飛び込みも来る選手だと分かってたんで、そんなに怖くなかったですね。(最後にファンへのメッセージを)今後はK-1・Krush、僕が防衛を重ねて引っ張っていきますので、僕の進化を見てください」
“破壊獣”永坂吏羅、難敵・内田晶にKO勝利してタイトル挑戦をアピール!「課題の残る内容だったけど、KO勝ちで璃明武戦のアピールは出来たと思う」
セミファイナルでは永坂吏羅が内田晶と対戦。両者は3年前に対戦してドローに終わっており、この試合が決着戦となった。試合は永坂が持ち前のパワー&攻撃力で前に出ていくも、内田はシャープなパンチのカウンターと堅いディフェンスで応戦する展開に。
試合は3R一進一退の攻防が続いたが、終了間際に永坂が右フックでダウンを奪い、続けざまに左フックで内田をKO。試合時間残り2秒という劇的なKO勝ちを収めた。
これで4連続KO勝利となった永坂は、デビュー2戦目で敗れている現Krushスーパー・バンタム級王者・璃明武への挑戦をアピール。
◆永坂吏羅
「まず応援ありがとうございました。内田選手すごい強くて、かなり手こずりました。(試合ではバッティングでの中断が二度ありましたが、なぜそうなったのか)何度か試合を見返したんですが、自分の入り方もありますし、内田選手が下を向くようなところも。そこはどうしても相性で仕方ないのかなって。自分もこれからしっかりと、ああいうバッティングが起こらないように。練習でも視野に入れてやっていきたいですね。
(試合の出来は何点?)10点満点中でいいですか? でもちょっとアレですけど、よく残り2秒で倒せたなって思うんで。内容として良くはなかったですけど8点はあげたいなって。(中村プロデューサーから「高くない?」と突っ込まれ)ちょっとそれはショックです(苦笑)。
(続いて中村Pは『永坂選手はタイプ的に内田選手にとっては自分の武器をぶつけやすいタイプだった。競った試合になる見ていた中で、最後の最後にまとめてよく倒し切ったと思う』とコメント。それを受けて)補足みたいになっちゃうんですけど、自分も相当キツイ試合になるかな、と覚悟してて。3年前に1回やってるんですけど、その時もめちゃくちゃやりにくくて。内田選手は生粋のカウンターファイターじゃないですか。で、自分はめっちゃフェイントをかけて、そこにカウンターを合わせるのが得意なんですよ。そのフェイントをずっと掛けていたのに、あっちはずっと自分を貫いてきてて。我慢できずに甘い入り方をしてくれるかなって細かいフェイントをずっと掛けてたんですけど、まったく動じることなく。自分の動きを貫いてたんで。内田選手も相当信念曲げずにやってきたんだなと思いました。
(難敵を倒して4連勝。アピールは完了した感じ?)そうであってほしいですね。自分的にはやり切った感じです。自分的にアピールは出来たかなって感じです。(現Krush王者の璃明武選手はプロ2戦目で判定負けした相手)そうです、はい。(今やれば問題はないですか?)そうですね。自分はウェイトとか好きでだいぶやり込んでて、体も大きくなっていって、減量も55kgまで、みんなキツイと思うんですけど自分もキツくて。でも階級を上げずにずっと55kgでやってきてるのは璃明武選手ともう1回やりたいから。あの負けがめちゃめちゃ悔しかったんで、階級を上げずに55kgでやってきたんで。璃明武選手とやりたいですね。今やったら絶対に勝てると自分は思ってます。
(解説の佐々木大蔵さんが「獣の強さ」と)そこまで意識して、ってわけではないんですけど、よくみんなに言っていただけることです。今回から“破壊獣”ってキャッチフレーズを付けていただいて、めっちゃ評判いいです(笑)。『獣みたい』っていい意味で言ってくれてるんで、大蔵さんのその言葉は嬉しいですね。
(最後にファンへのメッセージを)昨日は応援ありがとうございました。KOで勝つこと出来たんですけど、まだまだ課題の残るような試合内容だったんで。次に向けて、またすぐ練習を再開して、もっと派手にKO勝ちを続けていけるように精進していくので。これからも応援よろしくお願いします」
平山迅、試合翌日も朝からフィジカルトレーニング「そうじゃなかったらこの体は作れないです」
第8試合では平山迅と川﨑真一朗が三十代対決。両者は年齢だけでなく、約1年ぶりの復帰戦&連敗中の試合という共通点の多い試合となった。試合は激しい打ち合いから平山が3Rに川﨑をコーナーに詰めてパンチを連打。最後は右アッパーからの右ストレートで川﨑を沈め、1年2か月ぶりの復帰戦を豪快なKO勝利で飾った。
一夜明け会見で平山は「不器用同士の男の試合を見せれたかな、と。年齢とか関係なく、これからもKrushらしい試合を見せていきたい」と目標を語った。
◆平山迅
「会場に来てくれたお客さん、画面越しに応援してくれたお客さん、本当にありがとうございました。昨日の試合に関しては不器用同士の男の試合を、Krushらしい試合を見せれたかなと思います。
(1年2か月ぶりの試合。ブランクは感じたか?)正直なところ、試合の組み立ては感じましたね。ただリングに上がってみないと分からないというところもありましたし。1ラウンド、2ラウンド、固さじゃないですけど試合の感覚はまだ戻ってないかな、掴めてないところは正直ありましたね。
(試合後のコメントでは、怪我をして「年齢も年齢で」引退も頭をよぎったようですが、復帰してみて良かった?)もちろんそれはあります。逆に、むしろ怪我して良かったなと思ってますね。怪我した時、3日後ぐらいから切り替えて。何をせなあかんとか、自分が向き合っていくところを絞り出して。本当に怪我してプラスですよね。
(昨日の試合で進化した手応えは?)俺って、1ラウンドからゴリゴリ行くファイターだと思われてたんですよね。でもタイトルマッチの頃から組み立てを意識しすぎてたところがあって、ゴリゴリなファイトのスタートが遅いっていうところがあったんで。そこはちょっと見つめ直さなあかんところかなと。1ラウンドからね、Krushらしい試合を見せていきたい気持ちですよね。
(最近のシルバーウルフ、KANA選手や菅原選手が活躍が目立つが。これから平山選手が男子も盛り上げる?)まあまあ盛り上げるっていうかシルバーウルフは若手選手の勢いがあるんでね。俺はそれに負けないようにやっていくって感じですよね。
(今日は朝7時からウエイトトレーニングしていたそうだが?)そうなんすよ。勝ったからとか今日は気分がいいからとかじゃなくて、俺は勝っても負けても次の日から出来る範囲のトレーニングをするんですよ。走れるんやったらロードワークするとか、今日は上半身のトレーニングをしてきたんですけど、やらないと気持ち悪い。ホンマ大事なことなんですよ。それが積み重ねなんですよ。俺、不器用なんでね。そうじゃなかったらこの体、作れないですね。
よく言われるのが、俺、ファイターですよ。でもツイッターとかで『平山の体を見たい』『計量の時の体を楽しめ』って言われるんです。俺、フィジーク選手ちゃうぞ、と(笑)。(実際にフィジークに挑戦してみては?)あのね、自分が仕事してるジムにフィジークの選手おるんですよ。全然質が違います。分厚さとボリューム? ただ、絞りは負けませんよ(笑)。
(シルバーウルフといえば魔裟斗さんが昔、飲もうが遊ぼうが、試合翌日も「必ず10キロ走る」と)僕、走るの嫌いなんですよ。短距離は速い自信はめちゃめちゃあるんですけど、10キロとか長いの無理なんで。5キロとか。そんなんはやってます。
(最後にメッセージを)自分はホンマに器用な選手じゃないんで。不器用なりにKrushらしい試合で、バチバチいくような試合を。年齢とか関係なく、こだわっていきたいと思うんで。これから、まだまだ平山という選手を注目してほしいなと。本当に応援ありがとうございました」
昇也、直前の対戦相手変更もKO勝ち「全身全霊の試合を見せられてよかった。ライト級の選手みんなと戦いたい」
第7試合では安保璃紅の欠場で計量前日のオファーを受けた三宅裕弥と昇也が対戦。昇也は、士魂村上塾の村上竜司塾長に鍛えられたヒザから左ストレートでダウンを奪うと、再び左ストレートでKOした。
昇也は「試合で見せられてよかった。これからもっと見せていくんで、もっと期待してください。目標はKrushのベルトを獲って、最終的にはK-1のベルトを獲りたい」と語った。
◆昇也
「そうですね、昨日の試合は……、幸せでした。押忍。(試合内容を振り返って、どこが良かったですか?)そうですね……、最初、1ラウンドでちゃんと全身全霊の試合を見せられたんでよかったですね。(対戦相手が変わったことの動揺は?)それはないです。押忍。
(試合後、村上塾長への感謝の言葉がありました)塾長も昔からすごい戦って、体も痛んで、傷ついてるんで。それで『痛い、痛い』って。でもマンツーマンでずっとミットを持ってくれてて。入院して、それでもミットを持ってくれてましたね。(村上塾長の気持ちに応えたい、という気持ちで戦った?)そうですね、塾長だけじゃなくてみんなに。一番格闘技って分かりやすいじゃないですか。試合で派手な勝ち方、豪快な勝ち方をしたら、試合でみんなに。気持ちっすね、はい。
(村上塾長からは)『(村上塾長の声真似をして)いやー、よかったぞー。最高だ』って言われました。あと昨日もこのTシャツ(胸にTranquiloと刺繍)を着てたんですけど、中村プロデューサーに『これは“焦るなよ”という意味だよ』と教えてもらって。試合ではアドレナリンが出過ぎて、結構慌てたんですけど。勝ててよかったです(笑)。
(今後、やりたい相手は?)そうですね。Krush2戦目で自分が計量失敗した瓦田脩二選手と。今回予定してた安保璃紅選手。あとは、みんなライト級の選手、やりたいですね。目標は、Krushのベルトを獲って、最終的にはK-1のベルトを獲りたいです。
(最後にメッセージを)昨日は本当、コロナの中、会場まで足を運んでくれた周りのみなさん、ABEMAで応援してくれたみなさん、本当ありがとうございました。試合で見せれてよかったんで、もっと試合で見せていくんで。だから期待してください。もっと頑張ります」
森坂陸、アンチコメントも力に変えて亀本勇翔へのリベンジ達成「すぐ練習を再開して、倒せる選手になって帰ってきたい」
第6試合で行われた亀本勇翔vs森坂陸の一戦は亀本が前日計量で950グラムオーバーとなったため、亀本は1Rは減点1からスタート&ファイトマネー20%減額。グローブハンデは森坂が拒否したため両者とも8オンスで試合は実施された。
試合は減点の影響もあり、森坂が判定勝利で約4年半前に敗れている亀本へのリベンジを達成。一夜明け会見で森坂はSNS上でのアンチコメントもモチベーションになっていたといい「年内あと2試合やりたい。Krushのタイトルにつながる意味のある相手とやって、年内もしくは来年の早い時期にタイトルに挑戦したい」という野望を明かした。
◆森坂陸
「昨日は応援ありがとうございました。そして盛り上げてくれたアンチのみなさんもありがとうございました。昨日の試合は結果では勝ったんですけど、相手に勝って自分に負けた試合でした。1Rから倒そうと思ったんですけど(判定になって)反省が残る試合でした。倒しに行く姿は伝えられたと思うので、また今回得た課題をもとに次に進んでいきたいと思います。
(SNSでもアンチに負けたとコメントしていたが)試合とは関係ない発言や計量の件もあって『1Rで倒す』って宣言したんですけど、それで倒せなかったというところで、アンチに負けたというコメントをしました。僕にとってアンチはモチベーション上げてくれてありがとうというか、ムカつくこともあるんですけどエネルギーになりますね。(試合の手応えは)パンチもいつも以上に打てたし、お腹も効かせられてと思うんで。感触はありました。それでも倒せないのはパワー不足やタイミングだと思うので、そこが出来れば倒せるようになれると思います。
(今後の目標は?)倒せる選手になることと今年はあと2試合やりたいです。本当は倒して言いたかったんですけど、地元が横浜なので9月のよこはまつりに出たいです。もし9月に出られなくても、10月のKrushでタイトルにつながる意味のある相手とやりたいです。それで年内、もしくは来年の頭にKrushのタイトルに挑戦したいと思います。(ファンのみなさんへのメッセージ)すぐ練習を再開して、倒せる選手になって帰ってきたいと思います」
Krush2戦目で初勝利!竹内将生「Krushで戦うために足りない部分はたくさんある。試合をやりながら課題を埋めていきたい」
キック・ムエタイ5冠王として、4月の「Krush.136」でKrush初参戦を果たした竹内将生。この時は森坂陸のバックブローでダウンを奪われて判定負けを喫したものの、この日は久保一馬をムエタイテクニックで翻弄。判定でKrush初勝利をあげた。
一夜明け会見で竹内は「1・2Rはやりたいことができたんですけど、3Rにバテてしまって相手のペースに飲み込まれた」と反省しつつ「試合をやりながら課題を埋めていく。着実に試合を重ねて強くなっていきたい」と飛躍を誓った。
◆竹内将生
「1・2Rはやりたいことができたんですけど、3Rにバテてしまって相手のペースに飲み込まれたのが反省点でした。ただKrush2戦目で勝ててホッとしています。(Krush仕様に変えたことは?)ムエタイのリズムで戦うと、Krushはテンポも速いし、スタミナがないといけないので、森坂戦が終わったあとはリズムを変えることとスタミナ強化を意識して練習していました。
(その手応えは?)リズムはなんとなく良かったんですけど、3Rにバテてしまったのでスタミナが足りなかったです。(5Rとは違う?)全然違いますね。5Rはペース配分ができて。1Rから倒しに来る選手はほとんどいなくて、1・2Rはお互い探り合って、3~5Rで試合が動くことが多いんです。でもKrushは1Rからみんな倒しに行くので、僕的にはKrushルールの方が疲れますね。
(次は100%の自分を見せられる?)次がK-1 JAPAN GROUP3戦目で、足りない部分はたくさんある。試合やりながら課題を埋めていきたいです。なのですぐ次の試合で100%の自分は見せられないと思います。着実に試合を重ねて強くなっていきたいです。(今後の目標は?)ダウンも取れずKOできなかったんですけど、倒せる選手になってKrushのリングに出たいです」
石田龍大、3連勝も一夜明け会見では試合内容を反省「あと一歩で坊主になるところでした。もっと技術を磨いて倒す選手になる」
第4試合ではK-1甲子園2019 -60kg王者・石田龍大と水津空良が対戦した。試合は互いに一歩も引かない展開が続く中、3Rにパンチをまとめた石田が判定勝利。この勝利で石田は3連勝となった。
「昨日は反省しかない試合。あと一歩で坊主になるところでした」と試合内容を反省した石田は「もっと技術を磨いて倒す選手になっていきます」と自身の成長を目標に掲げた。
◆石田龍大
「昨日は反省しかない試合でした。もっとパンチが当たると思ったんですけど、相手が上手かったです。(手応えがなかった?)パンチそのものは当たっていたんですけど感触がなかったです。(古川会長からは)あと一歩で坊主になるところでした。(勝てて坊主は免れた?)いや、勝っても坊主になることがあるんですけど、昨日は(星)龍之介くんがKOで勝ったので、少し会長も気分が良かったんだと思います(笑)。
(どこを修正したい?)倒そうとし過ぎて空振りが多かったんで、そこを修正しようと思います。本当はKOで勝って、12月のK-1大阪大会に出たいって言おうと思ったんですけど、KOできなかったので決まった試合を一つずつ勝っていきたいです。(今後の目標は?)もっと技術を磨いて倒す選手になっていきます」
斎藤祐斗、安川侑己をハイキックで切り裂いてTKO勝利「内容的には修正点がありますけど、Krushという見せ場で自分を出せたことは100点でした」
第3試合では斎藤祐斗と安川侑己が-61.5kg契約で激突。古宮晴の負傷欠場を受けて、大会3週間前にオファーを受けた斎藤だったが、1Rから得意の蹴り技が冴え、ハイキックを効かせてからのパンチで先制のダウンを奪う。
その後、驚異的な打たれ強さとスタミナを誇る安川に反撃を許したものの、2Rに再び斎藤がハイキックを当てると、安川が右目尻をカット。試合は続行となったが、安川の出血がひどくなり、ドクターストップによるTKOという形で斎藤が勝利した。
一夜明け会見で斎藤は「内容的には修正点がありますけど、Krushという見せ場で自分を出せたことは100点でした」と振り返り、12月のK-1大阪大会への出場を希望した。
◆斎藤祐斗
「3週間前に代打で起用していただいて。ありがとうございます。対戦相手の安川選手にも感謝です。代打でKrushに貢献できてよかったという試合でした。(昨日の出来は?)斎藤全開で試合できた感じで、内容的には修正点がありますけど、Krushという見せ場で自分を出せたことは100点でした。(安川はタフだったが)思いっきり自分の足とあたまがゴツゴツ当たる感じがあったのに、効いている感じがしなくて怖かったです(苦笑)。どうやったら倒れるんだろう?って感じでした。
(1Rにハイキックを当てて、このまま押し切ろうと思った?)1Rはこのまま行って倒そうと思いました。でも2Rから無理だろうと思って、しっかりポイントをとろうと思ったところで、相手がハイキックでカットして。大分傷が深かったので、このままいけば試合が止まるなと思いました。しっかり自分を出しながらTKOという形で終わりました。
(昨日の試合はいいアピールになったと思うが)相手は誰でもいいし、自分を出せれば絶対に面白い試合になると思うので、そろそろK-1で暴れてみたいです。直近の大会で、地元名古屋に近い12月のK-1大阪大会に出たいと思います。(今後の目標は?)これからもっと自分全開で戦えるように努力します」
クルーザー級・星龍之介、プロ2戦目も左フック一発で豪快KO勝利「自分はまだ23歳でプロ2戦目。一戦一戦大事に戦って、ステップアップしていきたい」
極真空手で輝かしい実績を残し、4月「K’FESTA.5」でプロデビューを果たした星龍之介。この時はK-1無差別級トーナメント・リザーブファイトに抜擢され、クルーザー級のトップ戦線で活躍するRUIからKO勝利を収めた。
プロ2戦目となった今大会では同じ空手出身の中平卓見を左フック一発でKOし、ビッグインパクトを残した。一夜明け会見で星はK-1チャンピオンを最終目標にしながら「今すぐというより、一個一個ステップアップして最後にチャンピオンになるという目標です」と着実にキャリアを積んでいきたいと語った。
◆星龍之介
「KOという形で終わることができて、率直に嬉しい気持ちと落ち着いて動画を見てみて、まだいろいろと課題が残る試合でした。嬉しい気持ちと課題が残って反省する気持ちが半々の気持ちでした。(POD古川会長からは)全然ほめられることはなくて、練習したことは多少出せたのでよかったかなと思いましたが…会長からは課題を言われて、自分でもそれを感じました。
(普段は誰と練習している?)中野(滉太)だったり、シナ(カリミアン)チャンピオンだったり、出稽古で重量級の選手と練習させてもらっています。中野は重量級と変わらないパワーがあるので、練習環境は良いかなと思います。(身体の仕上がりがすごかったが?)もともと僕は極真で空手をやっていて、当時から世界大会で痛感したのは外国人とのフィジカル差です。一番はその差だと思ったので、そこを意識して練習しています。重量級でも一発にこだわらず、爆発力や瞬発力を意識した身体作りをしていて、ただ身体が大きくて脂肪が多いのではなく、瞬発力や爆発力を出せる身体作りを意識してやってきました。
(重量級のトップ選手たちといつ戦いたい?)最終的には(K-1)チャンピオンになって、どんどん上に行きたいです。ただ会長とも話していますが、自分はまだ23歳・プロ2戦目で経験が浅いんです。だから一戦一戦大事に戦って、ステップアップしていきたい。最後はK-1チャンピオンが目標ですが、今すぐというより、一個一個ステップアップして最後にチャンピオンになるという目標です。(今後の目標は?)昨日はありがとうございました。重量級は一発で終わる階級なんで、魅力がある階級だと思います。そこでやらせてもらっているので、もっと実力をつけて上がっていきます」
FUMIYA、蹴り中心の冷静な試合運びで佑悟を飛びヒザKO「継続は力なりを信じて毎日練習している。Krush王座に挑戦できるように頑張ります」
第1試合ではFUMIYAが九州の佑悟とKrushウェルター級ワンマッチで対戦。試合はFUMIYAが蹴りを中心に試合を進め、1Rに右フックでダウンを奪うと、最後は3Rに飛びヒザ蹴りで佑悟をマットに沈めた。
これまでの一か八かの打ち合いではなく、1Rから試合を組み立てたうえでのKO勝利だったFUMIYA。一夜明け会見では8月27日「Krush.140」で行われるKrushウェルター級タイトルマッチ 王者・寧仁太アリvs挑戦者・中野滉太の勝者への対戦をアピールした。
◆FUMIYA
「会場での応援、ABEMAでの応援も力になりました。そのおかげで勝つことが出来ました。(昨日の試合でよかった点は?)自分なりに考えると、いつも1Rからガツガツいってしまうのが僕の中でダメな点。修正しないといけないと思って練習していました。それが試合で出たと思います。
(蹴りは意識していた?)自分はパンチより蹴りの方が得意で、蹴りからリズムを作っていくとパンチが当たるんで。そうやって試合を作っていきました。
(今後の目標は)目標はKrushチャンピオン、K-1チャンピオンです。最終的にはK-1チャンピオンなので、その通過点としてKrushチャンピオンを目指して頑張ろうと思います。8月にKrushウェルター級のタイトルマッチ(寧仁太アリvs中野滉太)もあるので、その勝者と戦えるように頑張ろうと思います。(タイトルマッチ予想は?)寧仁太選手は身長もあって手足が長いですが、中野くんは圧力があるので、僕が思うに中野くんが勝つと思います。
(ファンへのメッセージ)試合を見ても分かると負い、僕はめちゃくちゃ上手い選手じゃないし、教えてもらったこともすぐできません。あれやれこれやれと言われても全然できません。だから毎日練習を継続して、継続は力なりを信じて毎日練習しています。そうすれば勝てるし強くなるというのをお見せできるように頑張ります」