REBELS 6.6 後楽園ホール 一夜明け会見:1階級上のランカーとの激闘制した梅野源治「痛いときこそ前に行ったほうがいい」
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REBELS.56 6月6日(水) 後楽園ホール大会の一夜明け会見が7日、都内で行われた。メインイベントでは梅野源治が1階級上のルンピニーランカー、ピンペットに判定勝ち。2月のルンピニー認定ライト級王座決定戦でクラップダムにKO負けして以来の試合で、クラップダムと同じサウスポーから白星をあげ、目指すクラップダムへのリベンジに向け、まずまずの再スタートを切った。
第8試合 メインイベント ライト級 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン認定ライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者/61.20kg)
×ピンペット・シットジャーディン [Pinphet Sitjadaeng](タイ/ルンピニー認定スーパーライト級6位/60.60kg)
判定2-0 (秋谷49-48/山根49-49/和田49-48)
ピンペットを招聘し、試合のレフェリーも務めたルンピニー日本支局長のセンチャイ・トングライセン氏は「ルンピニーの偉い人たちも昨日の梅野選手の勝ちを認めていて、ピンペットも『梅野がこんなに強いと思わなかった』と話して、負けたことに納得していました。ピンペットは1R・2R、うまく行くと思って、3Rに一発、梅野選手のミドルの重いのが入ってから、力が入らなくなったと話していました。昨日来たタイのプロモーターも梅野は本物だと褒めていました」と、タイ側の梅野評を語り、クラップダムとの再戦に一歩近づいたことを示唆した。
クラップダムは2月のREBELSでベルトを獲得し、ルンピニーの規定では原則として6か月以内に初防衛戦をしないといけない。クラップダムは5日のルンピニーでのムアンタイ戦も好勝負で話題を呼び、タイでのファイトマネーも上昇の一途を辿っている。試合スケジュールによってはルンピニー王座を返上する可能性もあるが、梅野はそれでも再戦への意欲は変わらない。梅野としては昨日の試合の怪我の状態を気にしつつも「8月3日のREBELS(後楽園ホール)にも出場させてもらえるなら盛り上げたい」と次戦に意欲的で、8月を前哨戦として、早ければ10月8日のREBELS後楽園大会でクラップダムとの再戦が組まれる可能性も強まって来た。
◆梅野
試合直前に蜂窩織炎(ほうかしきえん)でスネが腫れて、2Rに右腕の上腕二頭筋が切れて、3Rにたぶん右のアバラが折れましたけど、ここまで怪我しても前に出られるなら、気持ちはどの選手にも負けることは無いと自信になりました。あとはスタミナ切れないなって。全く疲れないんで。次回は1R目からガンガン行っても5Rも上げて行けると思いました。
(1Rからピンペットが来たのは予想外?)予想外でしたね。1R目が終わってセコンドから「下がったら負ける」と言われ、前に出ることを意識しました。3Rに僕のボディストレートが効いて、ピンペットのペースが落ちたと感じました。右のパンチも肘ももっと打ちたかったですけど、筋断裂で力が入らなかったです。
(WBCムエタイのベルトを巻いて入場したのは?)規定であと3か月以内に防衛しないといけないんですけど、今はREBELSさんに打倒クラップダムの道を築いてもらっていますので、たぶん返上しますから、王者としては最後となるので、巻いて行こうと思いました。WBCムエタイのライト級はパンパヤックというオーソドックスの選手が王者で、今後そこと絡むのも面白いですけど、まずは打倒クラップダム目指し、REBELSを盛り上げて恩返ししたいです。
(クラップダムとの再戦はいつまでにしたいですか?)まずは体調次第で、これから病院に行ってチェックします。先生は「動くな」と言いますけど、僕は動くんで(笑)。8月にREBELSさんに出場させてもらえるなら盛り上げたいです。全大会出場させてもらい、お客さんもできるだけ呼べるよう頑張りたいです。僕が出て会場がパンパンになるぐらい、僕個人の価値もREBELSの価値も高めていければと思います。
(後輩の久保政哉が潘隆成と引き分けた試合について)僕と一緒で蜂窩織炎で足が腫れていたんですけど、最後まで蹴っていましたね。いつもだと苦しいとあきらめるから、試合が終わったら怒るんですよ。でも今回は潘選手という日本のトップ選手とあそこまでやって、反省点はあると思いますけど、いい試合だったと思います。久保に「痛くても蹴れよ」ってさんざん言っていたので、僕もやらないと説得力が無いんで頑張りました(笑)。痛いときこそ前に行ったほうがいいんですよね。下がったらやられるんで。テクニックはピンペットの方が上でしたし、辛い時こそ前なんだなと改めて感じました。
第7試合 セミファイナル REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿ジム/王者/63.15kg)
×杉本卓也(ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者、J-NETWORK王者/63.30kg)
2R 0’31” KO (左フック)
※スアレックが初防衛
◆スアレック
昨日はKOできてうれしいです。杉本選手のパンチは効きませんでした。前戦った(ピラオ・)サンタナも前口(太尊)さんも、パンチを当てたら(勢いづいて)前に出て来るから、自分から下がって(効いたふりをしながらパンチを打ち合って)当てていました。パンチには自信があります。杉本はまだまだです。
(試合後のマイクでK-1にまた出たいと話したが、体重は?)60kgはちょっとキツい。でも60でも大丈夫。
(減量がキツくても、3月のK-1で敗れた小宮山工介ともう1回やりたい気持ちがある?)あります。(KO負けした)ハイキック気を付けます。
第6試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座決定リーグ戦 最終戦(王座決定戦) 3分3R
○老沼隆斗(STRUGGLE/J-NETWORKスーパーフライ級新人王2017/勝ち点4/52.10kg)
×JIRO(創心會/勝ち点4/52.15kg)
4R 判定2-1 (山根9-10/センチャイ10-9/和田10-9)
3R 判定0-1 (山根29-29/センチャイ28-29/和田29-29)
※老沼が王者に
◆老沼
会場を盛り上げられて良かったですけど、本音はKOしたかったです。本戦が終わって、2Rを取って、3Rを取られた感じがして、延長はあるなと思っていました。JIRO選手に気持ちで負けないよう、最後まで意識しました。2Rに肘を打ったせいか、右足の甲を痛めたんですけど、気持ちで負けないよう、打ち続けようと思いました。ベルトを最初巻かれた時は、やっとスタートラインに立てたとホッとしました。これから蹴り技のキレを磨いて、もっと会場を沸かせられる選手になりたいです。