Krush 4.30 後楽園ホール:ライト級王座初防衛戦・瓦田脩二「今回の方が敵として見ている」×挑戦者・大沢文也「もう裏切らない。必ずチャンピオンになれます」
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Krush.136(4月30日(土)後楽園ホール)でKrushライト級(62.5kg)王座の初防衛戦を行う瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)と、挑戦者の大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)の公開練習のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真:(C)K-1)
王者・瓦田脩二、己を貫いて大沢文也をKO&防衛予告!「心機一転、コツコツ積み重ねて勝つ。殴りまくって蹴りまくってKOします」
都内・K-1ジム総本部にて、瓦田脩二が公開練習を行なった。リラックスした表情でジムに姿を現した瓦田は、梶原龍児代表が持つミットへパンチ、キック、ヒザとバリエーションのあるコンビネーションを披露。「今回は相手に合わせるよりも自分の良さを出していきたい」と語るように、瓦田自身の動きを追求する公開練習を見せた。
大会が行われる4月30日は、恩師の梶原龍児代表が11年前にKrush-63kg級(ライト級)王座を獲得した日。運命的な巡り合わせを感じるも、瓦田は「その日だからというわけではありませんが、自分が勝つ姿を龍児さんに見てもらって、喜ぶ顔を見たいです」と、勝利での恩返しを誓った。
瓦田の前戦は今年2月。K-1東京体育館大会に参戦し、篠原悠人と対戦した。Krush王座戴冠後の初戦にKO勝利の期待もかかったが、結果は篠原の技術の前に苦戦を強いられ判定負け。試合後には「何をしたかったか自分でもわからなかった」と、相手に合わせた結果、自らのパフォーマンスを出し切れないミスを明かした。今回は前戦の反省を踏まえ「今回は自分自身との戦い。誰が相手であろうと、自分のスタイルを貫いて勝つ」と、迷いを振り切っている。
初防衛戦で迎える挑戦者・大沢は、練習を共にする間柄ながら2020年12月のK-1両国大会で対戦。瓦田が僅差の延長判定を制して勝利を収めた。当時を振り返った瓦田は「感情を持ち込んでいないつもりでしたが、今思えば残っていたのかなと思う」と非情になりきれなかったと反省の弁。しかし2度目の対戦となる今回は「前回に比べると全く(大沢への感情は)ありません。ベルトが掛かっていますし、今回の方が敵として見ています」と、私情を挟まないままリングに上がるという。
対戦相手としての大沢を「ヒットアンドアウェイでポイントを取るのがうまい。キャリアを活かして臨機応変に対応してくる」と分析し、すでに手の内は理解している。「前回は延長までいったので、何がなんでもKOする」と完全決着を目論む瓦田。「殴りまくって蹴りまくって、自分の試合を出来れば勝てると思います」と、自分のスタイルを貫いた先に勝利があると確信する。
この一戦をクリアした先には、改めてK-1王座を目指すという瓦田。「大沢選手は派手で人気がある選手ですが、自分は真逆。誰よりも淡々と練習を積み重ねて、やっと1勝できるような選手です。遠回りをしながらでも、やっている以上は世界一が目標なので、一番になるためにコツコツとひとつずつ勝ちたい」と、大沢戦も頂点に向かう過程のひとつと位置づけた。
改めて「今回は心機一転。一からコツコツ積み重ねて、KOで勝ちます」と地道な努力で勝利するとファンに誓った瓦田。果たして自らのスタイルを貫き、KO勝利で初防衛を飾れるか?
挑戦者・大沢文也、瓦田脩二を倒して10年越しの夢を叶える!「10年間変わらず応援してくれる人もいれば離れていった人もいる。僕がベルトを巻く姿を見届けてもらいたい」
都内・JOKERジムにて、4月30日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.136」の[メインイベント(第10試合)/【株式会社 東亜工業所 Presents】Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で瓦田脩二と対戦する大沢文也が公開練習を行なった。
昨年12月K-1大阪大会に参戦した大沢は、弘輝と対戦。延長判定までもつれ込む大接戦を持ち前の勝負強さで制し、Krush王座挑戦のチャンスをたぐり寄せた。挑む王者・瓦田とは練習を共にするなどの親交があるという大沢だが「僕らは格闘家なので。リングに上がったらやることはひとつです」と、親交ゆえのやりにくさは一切ないという。
大沢と瓦田は2020年12月のK-1両国大会で対戦した。このときは本戦3R延長で決着付かず。延長判定までもつれ込み、2-1のスプリット判定は瓦田に軍配が上がった。
当時を振り返った大沢は「やりにくい、技術やパワーがある選手じゃないけれど、気持ちがあって、圧力が強い」と実体験を踏まえた分析を行う。さらに高身長の相手が苦手だという大沢は、瓦田と同じ180cmの松倉信太郎を招聘。公開練習で披露したマススパー以外にも激しいスパーを重ねてきた。
左目周りには腫れも残る大沢は「高身長の相手はみんな階級が上になっちゃう。長年の友だちの松倉なら試合前の自分を気持ちよくさせてくれるかと思ったけれど、ボコボコにされちゃいました」と苦笑い。しかし松倉との手抜きなしのスパーリングは、カード発表会見時に大沢が口にした「今回はおちゃらけなし」の言葉通り勝ちにいく姿勢の表れだといえる。
過去の対戦や練習を通じ、瓦田の手の内を知り尽くした感もある大沢は「(瓦田)脩二にはとあるクセがある」と、つけ込む隙があると語る。その弱点を付くために用意した武器はカウンターで「スパーリングでも2度ダウンを取ってるので、それがハマれば完璧」と自信を見せる。
一方、手の内を知っているのは瓦田も同様で「脩二は頭がいいので、来い来いと思っている時に来ない。“文也君狙ってるな”というのが分かってるんです」と大沢。そこも踏まえて「僕はカウンターも当てるし、打ち合いもする。打ち合いう中でもカウンターを狙う」と、持てる武器を全て駆使して勝利を目指す。
試合のフィニッシュ・勝利の形は「倒します」とKO勝利を断言。「みんな大沢文也=泥仕合、大沢文也=しょっぱいとイメージしてますけど、今回はみんなの期待を裏切ろうかと思います」と完全決着に自信を見せた。
大沢は2012年7月に卜部弘嵩の持つKrush-60kg(現スーパー・フェザー級)級王座に挑戦。さらに2018年9月にゴンナパー・ウィラサクレックのKrush-62.5kg(現ライト級)級王座に挑戦し、いずれも敗れた。
さらに大沢は第5代Krush-60kg王座決定トーナメント(2016年)、Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント(2017年)にも出場しており、今回の挑戦は、いわば10年越しの悲願達成のチャンスといえる。大沢は「10年間を変わらず応援してくれている人もいれば離れちゃった人もいます。本当に待たせたなぁと思う」。
その10年の重みを噛みしめて「ようやく僕がチャンピオンになるときがきました。もう裏切らないので、しっかりと見届けてください。必ずチャンピオンになります。いや、なれます」と改めて王座奪取を誓った大沢。盟友でもある瓦田を下し、悲願のKrushのベルトを腰に巻くことができるか?
対戦カード
第10試合 メインイベント 株式会社 東亜工業所 Presents Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)※初防衛戦
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/挑戦者)
第9試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)
増井侑輝(真樹ジムAICHI/Bigbangスーパーライト級王者、シュートボクシング日本ライト級3位)
第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
國枝悠太(Never mind)※二刃会から所属変更
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
森坂 陸(エスジム)
竹内将生(エイワスポーツジム/RISEフェザー級2位、BOM王者、元Bigbang王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、元J-NETWORK&WPMF日本バンタム級王者)
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)
稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
第5試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
森田奈男樹(エイワスポーツジム/全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)2017軽重量級(85kg)優勝)
第4試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
峯 大樹(若獅子会館/RKSバンタム級王者)
大村修輝(POWER OF DREAM)
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
竜樹(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
第2試合 フライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
大夢[だいな](WIZARDキックボクシングジム)
第1試合 58.5kg契約 3分3R(延長1R)
水津空良[そら](優弥道場)
犬童 凛(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
河北光生(K-1ジム五反田チームキングス)
大関敬真(POWER OF DREAM)※BOXING-WORKS水龍會から所属変更
プレリミナリーファイト第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
原田優介(K-1ジム大宮チームレオン)
三宅祐弥(team ALL-WIN)
概要
大会名 Krush.136
日時 2022年4月30日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:30 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円(完売) ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/