K-1 2.27 東京体育館:朝久泰央「チャンピオンより上の存在、“覇”を持った“王”になりたい」×与座優貴「極真空手vs朝久空手は意識するところはある」
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K-1 2月27日(土)東京体育館大会で対戦する朝久泰央(朝久道場/K-1 WORLD GPライト級王者)と与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/極真会館世界ウェイト制2017軽量級優勝)の公開練習のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(写真提供:(C)K-1)
朝久泰央、与座優貴を力でねじ伏せる!「極真空手という相手のバックボーンもへし折る強い気持ちと圧倒的な強さを見せます」
福岡・朝久道場にて、2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」の[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]で与座優貴と対戦するK-1ライト級王者・朝久泰央が公開練習を行なった。
昨年7月のK-1福岡大会でゴンナパー・ウィラサクレックを破り、第5代K-1ライト級王座に就いた朝久。K-1王者になったことで「見てくれる方が増えたことを一番実感していますね。SNSを通してもそうだし、テレビに出る機会も増えて『テレビ見たよ』や『試合いつですか?』と知らない方から声をかけられることが増えた」と明かし「僕は見た目が怖そうに思われるんですけど、声をかけられるのは好きですね」と笑顔を見せる。
ゴンナパー戦以来、7カ月ぶりの試合となるが「ゴンナパー選手とやる前も半年ほど空きましたし、勝ち続けると試合数が少なくなると思っていたので。いつオファーが来てもいいように準備をしていました」と己の武器に磨きをかけてきた。
公開練習のミット打ちで、朝久はK-1の試合ではあまり見られない独特の手の動きを取り入れたパンチを披露。ミットを持つ朝久館長に対してガードを下げたり、様々な手の動き・足運びを見せて、そこからパンチを打ち込んでいった。
朝久はこの動きについて「これは相手どうこうというよりも朝久流の動きですね。そのなかでも手の位置や足の運びを意識した動きです」と説明。「この期間に朝久流の動きに磨きがかかって、さらに強くなっていると思います」と力強く語った。
「これは相手どうこうというよりも朝久流の動きですね。そのなかでも手の位置や足の運びを意識した動きです・あの手の動きは今までの試合でも使っていた動きで、相手にとってもっと攻撃が見えにくい・自分はディフェンスしやすい…そういうことを考えた動きですね。自分たちは相手の気を読んで動いているので、相手の動きに惑わされることはないんですね。
僕たちは一般的に蹴り技に注目されていると思うんですけど、こういった手の変わった動きが加われば、もっと相手は自分たちの動きを見にくくなると思って(手の動きを)取り入れました。試合が空いた期間に朝久流の動きに磨きがかかって、さらに強くなっていると思います」
対戦相手の与座は極真空手の世界王者という肩書を持ち、昨年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。12月のKrush後楽園大会では蓮實光を左ハイキック一撃でマットに沈めた。
朝久は「どういう世界でも“世界一”になることの難しさを知っているので、それはすごいなと思います」と与座の実績を認めつつも、与座のハイキックについて聞かれると「『ああ…それで決まったんだ』というくらいの感想ですね。あの蹴りは僕たちも使う蹴り技ですし、1Rにそういう(ハイキックを蹴る)気が出ていたので、やっぱりそうくるよねっていう感じで見ていました」と一刀両断。
空手対決という周囲の見方には「あくまで僕と与座君の試合」としたうえで「極真空手という相手のバックボーンもへし折る強い気持ちと圧倒的な強さを見せる。僕の独壇場になると思います」と自信たっぷりに語った。
「(空手対決という見方について)朝久空手と言っている以上、僕たちがやっていることも空手という括りにされると思うんですけど、僕は館長が作った技術を証明したいという気持ちです。だからこれは僕と与座君の試合だと思っています。朝久空手はいつどんな状況でも戦えて、試合以外の精神的な部分でも戦えるもの。この試合は圧倒的な強さを見せる独壇場になるだけだと思います。
(K-1と極真の世界王者対決だが?)K-1で戦ううえで世界王者どうこうは関係なくて、今回はただ僕が自分の強さを見せるだけの試合です。極真空手という相手のバックボーンをへし折る強い気持ちと圧倒的な強さ。技術はもちろん精神的なところでも強さを見せたいです」
朝久にとって今回の与座戦はK-1チャンピオンになって初めての試合になる。朝久は「僕の次の目標は“王”になること。“王”は力でねじふせて誰も歯向かわない存在。僕もそういう圧倒的な存在になりたい」と壮大な野望を語った。
「僕はK-1チャンピオンになって、次は“王”になるという目標が出来たので、今までよりさらに高いモチベーションで練習をやっています。(チャンピオンと王の違いは?)僕のなかで“チャンピオン”は挑戦者が出てきたり、下から追い上げられる存在で、“王”は力でねじふせて誰も歯向かわない存在。僕もそういう圧倒的な存在になりたいと思っています。
(道場にある『覇』の額入りの文字について)この漢字にも『力でねじ伏せる』という意味もあります。“王”になるには“覇”が必要で、僕はチャンピオンより上の存在、“覇”を持った“王”になりたいという思いです。僕は自分より強いヤツはいないと思っているし、そういう選手がいたら全員やりたいと思う。誰も朝久とやりたくないと思わせたいし、自分にたてつくヤツは全員叩き潰したいと思います」
2月27日、覇王を目指す朝久が東京体育館のリングに立つ。
与座優貴、下馬評を覆して朝久泰央を倒す!「秘策を数パターン用意している。どの展開になっても大丈夫という自信がある」
神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、2月27日(日)東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」の[第18試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]でK-1ライト級王者・朝久泰央と対戦する与座優貴が公開練習を行なった。
公開練習では2分1Rのミット打ちを披露した与座。「疲労も溜まってきて疲れのピークなんですけど、その中でいい動きが出来ているんで、疲労が抜けた後、さらにいい動きが出来るんじゃないかって楽しみですね」と語ったように、気合いのこもった打撃を繰り出し続けた。
子供の頃から極真空手を習っていた与座は、19歳の時に極真会館2017年第6回世界ウエイト制軽量級で優勝を果たす。その実績を引っ提げてキックボクシングに転向。昨年からKRESTに移籍し、K-1 JAPAN GROUPに戦場も移した。昨年12月の「Krush.132」では蓮實光にKO勝利という形で衝撃的なKrushデビューを果たしたが、今回の2.27K-1東京体育館大会で早くも現K-1ライト級王者の朝久の対戦相手に抜擢された。
会場となる東京体育館は2017年の世界大会で優勝した会場だ。「それから5年ぐらい経つんですけど、まさか5年後にK-1で東京体育館に出てっていうのは全く思ってなかったんで、凄い嬉しいというか楽しみというか、いろいろな気持ちがありますね」と感慨深げだ。
そのため、K-1が東京体育館で大会を開催すると決まった時には、すぐさま出場のアピールをした。「まさか相手が今のチャンピオンだとは思っていなかったんで正直ビックリしたんですけど、代表の渡辺雅和さんと話をして、『優貴だったら勝てる』って言ってもらったんで、チャンスなんですぐやろうと思ってオファーを受けました」と、この大チャンスを臆せずに受けた。
しかし、いきなりのチャンピオンとの対戦ということで周囲の反応も様々だという。「身近な人には勝てるって言ってもらっているんで、そこを信じて練習に臨めるんですよ。ただ、自分の強さとかあまり知らない人とかしたら、9割以上朝久選手が勝つと思っていると思うんで、そこは当日試合でひっくり返して見せたいなと思っていますね」と、下馬評を覆すことに燃えている。
チャンピオンを喰うだけの自信もある。KRESTでは週に2回のガチスパーで実戦感覚を磨いている。「それが凄い自分に合っていて、ミットでやったものをスパーで出して、良かったもの悪かったものをその後に反省して練習するっていう繰り返しで、今までとは比べ物にならないぐらい進化している実感もありますね」と、KRESTの水が思いの外合っていたようだ。
対戦相手の朝久に関しては、「普通のキックボクサーと違ったリズムというか、独特なファイトスタイルなので普通のキックボクサーからしたらやりづらいですけど、空手に近いものがあるので、そういった面ではやりやすいというか、経験している範囲内なのかなという気がしていますね」という印象を抱いている与座。
今回の試合は極真空手vs朝久空手の空手対決という側面もあるが、当の朝久は「朝久空手は空手じゃないと思っている」とこれを否定。しかし、与座は「自分とやってない時は朝久空手を売りにしてやっているので、空手じゃないってよく分からないんですけど、朝久空手は朝久空手というジャンルだと思うし、一般の人から見たら極真vs朝久空手になると思うんで、そこは少なくとも意識するところはありますね」と、空手対決という意識は強い。
朝久に空手のバックボーンがあるという認識がある以上、極真世界王者としては譲れないものがある。「前蹴りとか二段蹴りはキックボクシングにない動きだから当たると思う。でも空手ではそれが近距離でも出てくるし、それは自分も経験してきているので自信はありますね」。
空手時代には蹴りが得意な選手を苦手としていた時期もあったが、それも克服。「今は逆に得意というか、その時の感覚が全然あるので、対応出来るかなというのはありますね」と朝久の蹴りにも臆するところは一つもない。極真のルールでは蹴りが顔にクリーンヒットしただけでポイントが奪われるため、当たったら終わりという中での試合を経験してきた。そのため、「当てさせない練習をずっとしていたし、当たんないんじゃないかなというふうには思っていますね」と豪語するほど自信がある。
「これは言えないですけど、秘策は何パターンかありますね。ちょっとそこを楽しみにしてくれればと思います」と不敵に笑う与座。「1個2個だけだとチャンピオンなんで対応されると思うので、本当に数パターン考えて、どうなっても対応出来るようにっていうのは頭の中で出来ているんで、どの展開になっても大丈夫かなっていう自信はありますね」と、朝久攻略の方程式も完成しているという。
準備は万全。「自分が勝つと思っている方は本当に少ないと思うんですけど、その少ない方たちの気持ちを背負って絶対に勝ってひっくり返したいと思っています」と、極真空手で世界を制したその実力を、大舞台でK-1王者とK-1ファンに見せつける。
対戦カード
第20試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者
第19試合 スペシャルエキシビションマッチ
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者、元同フェザー級&スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1 WORLD GPフェザー級王者、元Krushバンタム級王者、K-1甲子園2016 -55kg優勝)
第18試合 ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
朝久泰央(朝久道場/K-1 WORLD GPライト級王者)
与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/極真会館世界ウェイト制2017軽量級優勝)
第17試合 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP女子フライ級王者、元Krush同級王者)
RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)
第16試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krush同級王者、元Krushライト級王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館)
第15試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場/HEATミドル級王者)
松下大紀(BELIEVE MAN)
~休憩~
第14試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
芦澤竜誠(DRAGON FISH/元INNOVATIONフェザー級王座)
西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第13試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GP&Krushスーパー・フェザー級王者、元ISKA世界スーパーライト級王者)
島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者、WMAF世界同級王者)
第12試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者
第11試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
第10試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/元Krush女子アトム級(45kg)王者)
Yuka☆(SHINE沖縄)
第9試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/元Krush&Bigbangウェルター級王者)
中野滉太(POWER OF DREAM)
第8試合 75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ/元RISEウェルター級王者、元ホーストカップ&HEATミドル級王者、元ISKA世界スーパーウェルター級王者)
~休憩~
第7試合 サイクリー Presents フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
第6試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushライト級王者)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(team NOVA)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
第4試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R)
佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
内田 晶[しょう](チーム・タイガーホーク)
第3試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush同級王者)
鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangスーパーバンタム級王者)
第2試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R)
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krush同級王者)
一航(新興ムエタイジム/WBCムエタイ日本統一バンタム級王者、元NJKF&WMC日本同級王者)
第1試合 K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)
~開会式~
K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
愛瑠斗[えると](健成會)
プレリミナリーファイト第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
光佑(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2021 -65kg優勝)
下村泰平(TOP STAR GYM)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
天野颯大[そうた](キング・ムエ/K-1甲子園2021 -60kg優勝)
田中 聡(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
プレリミナリーファイト第1試合 52kg契約 3分3R
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1甲子園2021 -55kg優勝)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning/九州プロキックボクシングバンタム級王者)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~
日時 2022年2月27日(土)開場・11:30 プレリミナリーファイト開始・12:00 本戦開始・13:00
会場 東京体育館(JR総武線「千駄ケ谷」または都営地下鉄大江戸線「国立競技場」徒歩1分)
中継 ABEMA 格闘チャンネル(生放送)、GAORA(3月1日(火)17:00~25:00/再放送あり)
チケット料金 ロイヤル100,000円 アリーナSRS 60,000円 アリーナRS 35,000円 アリーナS 15,000円 2階スタンドS 15,000円 3階スタンドA 10,000円(完売) ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ ローソンチケット イープラス K-1.SHOP グッドルーザー K-1ジム各店舗 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/