GLORY 3.19 ベルギー:RISE 52kg王者・小林愛三、GLORY 55kg王者のスーストに挑戦「和魂を知ってもらえる一戦になる」
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小林愛三[まなぞう](NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENフライ級(52kg)王者)が「GLORY 80: WRZOSEK VS. HARI 2」(3月19日(土/現地時間)ベルギー・ハッセルト:Trixxoアリーナ)に参戦し、ティファニー・ヴァン・スースト[Tiffany Van Soest](米国)の持つGLORY女子スーパーバンタム級(55kg)王座に挑戦することになった。同じ大会にはバダ・ハリがメインイベントに登場する。
GLORYは米国が拠点のキックボクシング大会。昨年11月のRISE大阪大会にはGLORYフェザー級王者のペットパノムルン・ギャットムーカオが参戦し、RISE DoA -63kgトーナメント2020優勝の原口健飛とメインイベントで対戦し、ペットパノムルンが判定勝ちしている。1月5日にRISEはGLORYとの提携を発表。GLORYも公式サイトで、RISEとオランダのEnfusionとも提携して「GLORY Rivals」という新シリーズを始めることを発表していた。RISEはGLORYとの提携に関する詳細を1月下旬に発表する予定だったが、「新型コロナウイルス感染拡大の状況もあり、スケジュールを調整していますのでそちらの発表もお待ち下さい」とのこと。それよりも一足先に今回の小林のGLORY参戦と王座挑戦が発表された。
小林は15年にプロデビュー。KNOCK OUTでは伊藤紗弥、イリアーナ・ヴァレンティーノに勝利。19年にはWPMF世界女子フライ級王座を獲得。昨年からRISEを主戦場とし、12月にRISE QUEENフライ級暫定王者となり、今年4月に田渕涼香に判定勝ちし正規王者に。9月のRISE QUEENミニフライ級(49kg)王者・寺山日葵との王者対決では接戦の末、判定2-0で惜敗。その試合の49.5kg契約が「ベスト体重に近い」と試合発表時に話していため、55kgのスーパーバンタム級での戦いは過酷となりそうだ。海外初遠征、なおかつコロナ禍の隔離生活もあるため、コンディション調整も大きな課題となる。なお、GLORYのルールはRISE同様肘無し。つかんでからの攻撃は連続で認められるが、ブレイクは早い。
小林は「お話をいただいたとき、ゾクゾクしました。GLORYに日本人の気持ちの強さを、和魂を知ってもらえる一戦になると思います。海外での戦いは初ですがサポートしてくれている方が沢山いるので、必ず勝利します!RISE QUEEENとしてGLORYのベルトを日本に持って帰ってきます!」とのコメントをRISEを通じて発表している。
王者・スーストは32歳。身長は163cmで小林よりも5cm高い。戦績27戦22勝(6KO)4敗1分、うちGLORYでは10戦8勝(1KO)2敗。16年からGLORYに上がり、2戦目でGLORY女子スーパーバンタム級初代王者に。その後ベルトを失い、19年3月、過去1度敗れているアニッサ・メクセンに判定2-1で惜敗するが、19年11月の3度目の対戦では判定勝ちし、メクセンからベルトを奪取(上動画の黒がスースト)。昨年1月の初防衛戦(下動画)では判定勝ちし、小林戦が2度目の防衛戦だ。上の動画では接戦、下の動画では攻め続ける試合で、展開は異なるものの、どちらからの映像からも、上中下の攻撃の散らしや、前蹴りも絡めた距離の取り方で、高いテクニックが確認でき、最後まで途切れない体力も印象的だ。GLORYで女子王座があるのはこのスーパーバンタム級のみで、実質GLORYの女子エースに小林が挑む構図にもなる。