Krush 1.28 後楽園ホール(一夜明け会見):新スーパー・フェザー級王者・中島千博「KrushのチャンピオンとしてK-1の選手と戦ってみたい」。近藤魁成「65kgは自分の力を出していける階級」
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Krush.133 1月28日 後楽園ホール大会の一夜明け会見が29日、東京で行なわれた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1)
Krush 1.28 後楽園ホール(レポ):中島千博、友尊と横山朋哉を下しスーパー・フェザー級王者に。近藤魁成、復帰戦は1R KO勝ち
新スーパー・フェザー級王者・中島千博、決勝で横山朋哉にリベンジして王座獲得「Krush王者になって、これからが本当にスタート。負けないチャンピオンとしてドンドン戦っていきたい」
第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに優勝し、見事に新王者に輝いた中島千博が一夜明けての感想を語った。中島はトーナメントの準決勝では友尊と対戦。1Rに2度のダウンを奪ってKO勝利を飾ると、決勝では山本直樹を下してきた横山朋哉と対戦した。以前、横山に敗戦を喫したことがある中島は、横山の攻撃をしっかりブロックしながら試合を進め、3Rに左フックをカウンターで決めてダウンを奪取。そのまま横山の反撃をしのいで、3R判定勝利を収めて、Krushスーパー・フェザー級のベルトを手にした。
会見では「朝起きた時にいつもみんなが言うようにベルトがあって本当にホッとしています」と、喜びの声を上げた中島。極真空手出身で様々な実績を残してきたが、K-1 JAPAN GROUP参戦から8戦目でKrushのベルトに到達した。「自分でデビュー戦から振り返って、毎回課題として言われたものを一個ずつだんだんとクリアして、クリア出来なかったものもあるんですけど、ちょっとずつ試合を経験して、やっと少しずつ形になってきたのかなと思います」と、POWER OF DREAMでの練習により、バックボーンの空手とK-1ルールでの戦い方を融合させることが出来るようになった成果が出たトーナメントだった。
空手時代は80~90kgの階級で戦っていたという中島が、-60kgのスーパー・フェザー級で戦えるような体になったのも、POWER OF DREAMの猛練習の賜物。「それまではウェイトトレーニングばかりやってたのを走ったりいろんなトレーニングに変えていったら、自然と無駄な脂肪だったりがドンドン落とされていって、自然と落ちていった感じですね。もうキツすぎました、練習が」と苦笑いする場面もあったが、その成果が今回のベルト奪取に集約されている。
Krush王者になり、今度は狙われる立場にもなった。「絶対にチャンピオンになるっていう気持ちの選手たちなので、その選手たちに負けたら終わりなので、どの選手にも勝てるように練習していくっていうのが一番大事なのかなと思っています」と、どんな相手が来ようとも負けない王者を目指す。そして、「KrushのチャンピオンとしてK-1の選手と戦ってみたいですね」と、まだ踏んでいないK-1の舞台への意欲もある。
現在武尊が保持するK-1スーパー・フェザー級のベルトも視野に入れているが、「Krushのチャンピオンになっていた人たちもいるので、そのチャンピオンになってた人たちをちゃんと倒してからでないと、僕は今の一番上の武尊選手とやるには相応しくないと思っているので、Krushのチャンピオンだった人たちを含めて、その人たちに勝ってから行きたいですね」と、まずは段階を踏んでから。
「Krushチャンピオンになったんですが、これからが本当にスタートなので、負けないチャンピオンとしてドンドン戦っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と、さらなる目標に向かって、Krushのベルトと共に新たなスタートを切る。
◆中島千博
「昨日は皆さん、応援ありがとうございました。1日経って、朝起きた時にいつもみんなが言うようにベルトがあって本当にホッとしています。本当にこのトーナメントは全員強くて、誰と当たってもどうなるか分からない試合だったと思うので、その中で勝ち抜いて優勝出来て嬉しかったです。(昨日の2試合を振り返ってみてどうだった?)まず友尊選手は、今までパンチをもらっちゃうとかがあって、本当にボクシングの得意な選手だったのでパンチをもらわないように気をつけて練習していて、実際に試合の時に向き合って、ミドルとか1発目でこれは何回ももらったらやばいなと思って、そこからもっと動かなきゃって試合の中で気づけてKO勝ち出来ましたけど、これが3回のダウンだったら次の2Rに行ったりするので、一瞬も油断出来ない試合でした。
決勝戦の横山選手はリベンジ戦で、結果的には判定で勝てたんですけど、パンチで押し込まれている部分もあったので、そういうところはまだまだ自分が強くなる要素はいっぱいあるので、そうやって試合でまた新たなことを気づけたので、本当にこのトーナメントをやって良かったと思っています。(冷静に見えたが要因は?)自分の弱点は熱くなってしまうところなので、熱くなって倒しに行こうとしたら、そこで冷静さがなくなってしまうので、常に相手を見て、相手とのやり取りを楽しむではないですけど、相手がどんな技を出してくるのかなって、こうしようかなああしようかなって考えながら戦うようにはしていましたね。
(空手とK-1ルールの戦い方をミックス出来てきた理由は?)もちろん古川会長がいつも丁寧に教えてくださるのもあるんですけど、自分でデビュー戦から振り返って、だんだん一個ずつ毎回課題として言われたものをクリアして、クリア出来なかったものもあるんですけど、ちょっとずつ試合を経験して、やっと少しずつ形になってきたのかなと思います。(チャンピオンとしての目標は?)絶対にチャンピオンになるっていう気持ちの選手たちなので、その選手たちに負けたら終わりなので、どの選手にも勝てるように練習していくっていうのが一番大事なのかなと思っています。(チャンピオンになってやりたいことは?)KrushのチャンピオンとしてK-1の選手と戦ってみたいですね。
(趣味や好きなものは?)結構一人ですることが多くて、一人でどこかに行ったり、美術館に行ったりもしますし、後は料理を毎日自炊しているので、ちょっと美味しそうなものを真似して作ってみたりとか、一人でやることが多いですね。(試合後に熊田曜子さんと話した?)最後に会場に出る時にたまたまお会いして、僕だけの勝手な面識だったんですけど、豊島園で小さい頃に会ったことがあって、またこうやって大きくなって試合を見ていただけるのは本当に嬉しくて、『ありがとうございました』と伝えました。
(決勝戦で出したブロッキングは対横山だから出した?)対横山選手戦っていうわけではなくて、これ以上は鼻が曲がりたくないので(苦笑)、顔にもらわないように避けるであったりブロックであったり、その場その場で臨機応変に出来るようにっていうので、昨日の試合はブロックになりました。(冷静にパンチが見えていた?)冷静じゃなかったら逆に見えなかったので、冷静でいられたんだなと思います。
(空手時代は90kg級でやっていたが、どうやって体重を落とした?)ご飯に気をつけて毎日走ることなんですけど、空手時代は筋トレやってひたすら食べて、重さで言うとベンチプレスも140kgとか挙げて、スクワットも200何kgでやったり、本当にこの身長で冷蔵庫みたいな体型で、そこからPOWER OF DREAMに行って毎日練習内容が変わって、それまではウェイトばかりやってたのを走ったりいろんなトレーニングに変えていったら、自然と無駄な脂肪だったりがドンドン落とされていって、自然と落ちていった感じですね。特にご飯を急に減らしたりとかは一切なく、自然と普通の生活をしていたら落ちていったっていう感じですね。もうキツすぎました、練習が。
(また体重を上げていっての複数階級制覇は考えない?)もう身長的にダメですね(笑)。例えばこれで僕がウェルター級とかに行ったら、安保瑠輝也選手に二段蹴りでやられたりしてしまうんで。エキシビションとか、そういうのだったら全然やってみたいですけど、試合は身長差があって届かないですね。(体重的にはシナ・カリミアンクラスともやっていた?)そうですね。空手時代は190cmぐらいの人とやっていたんで。怖さは全然ないです。ただ顔にこっちの攻撃が当たらないです(笑)。
(今は階級が逆転してしまったが、同じ極真出身の与座優貴といずれこのリングでやってみたい気持ちはある?)与座くんは空手時代に試合したことはないですけど、練習を一緒にしていたり、試合前もメッセージをいただいたりしたので。ただ、試合はあんましたくないですね。空手の選手ってやっぱ巧いので。もしやるとなったらまた頑張りますけど、気持ち的に同じ空手出身の人とは、同じ極真の人とはやりたくないですね。(2月のK-1で朝久選手と与座選手の空手出身者どうしの試合があるが?)与座選手は極真で本当にトップの選手だったので、本当にお互い蹴りメインになると思うんですけど、凄い駆け引きを見られると思っていますし、与座選手も本当に巧いので、その巧さを朝久選手がどうやって戦っていくのかなっていうのは凄く楽しみです。
(事前のインタビューで経験値が足りないので3Rフルに戦いたいと言っていたが、実際に決勝戦が3R行って、無理に倒しに行くよりも経験値を高めようという感じだった?)倒しに行こうというのでもう僕じゃなくなっちゃうと思ったんですよね。だから僕は流れの中で相手のちょっとした隙きとかを見つけて攻防をしていきたいので、特に最後の最後まで気を抜かずに戦うっていうことをやっただけですね。本当に経験値は上がったと思います。(横山選手とはまたやると思う?)あると思います。絶対にもっともっと強くなってくると思うんで、次はもっと上の舞台で当たるんではないかなと思っています。
(Krush王者としてK-1の選手と戦いたいということだが具体的な名前は?)具体的な名前は本当にスーパー・フェザー級にはいっぱいいるので、一人ひとり。で、僕から見たら全員並んでるんですよね。並んでいるので、その一人ひとりにどうやって戦おうかなとか。一番はチャンピオンの武尊選手とやりたいっていうのはありますけど、いきなりは行けないので並んでいる人たちにしっかり勝っていきたいですね。逆に戦っていきたいです、僕が。
(武尊の名前が出たが、Krushの王者であればそれなりに戦えるだけの資格があると思う。割と距離は近いと思うがどう思っている?)まだK-1の舞台に立っていないので、まずK-1の舞台で。Krushのチャンピオンになっていた人たちもいるので、そのチャンピオンになってた人たちをちゃんと倒してからでないと、僕は今の一番上の武尊選手とやるには相応しくないと思っているので、Krushのチャンピオンだった人たちを含めて、その人たちに勝ってから行きたいですね。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)本当に昨日は応援ありがとうございました。Krushチャンピオンになったんですが、これからが本当にスタートなので、負けないチャンピオンとしてドンドン戦っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
近藤魁成、10カ月ぶりの復帰戦でアラン・ソアレスを40秒KO!スーパー・ライト級での戦いに手応えあり「65kgは自分の力を出していける階級だと思った」
セミファイナルでは近藤魁成が-66.5kg契約のワンマッチでアラン・ソアレスと対戦。1R開始早々に前に出てくるソアレスに左ヒザを突き刺すと、続けて左右のヒザを炸裂させてわずか40秒でKO勝利。約10カ月ぶりの復帰戦を見事なKO勝利で飾った。
右手の負傷により試合から遠ざかっていた近藤だったが、ウェルター級からスーパー・ライト級への転向を見据えての初戦で最高の結果を出した。「昨日は66.5kg契約だったんですけど、体的にも合っているなと思ったんで、自分の力を出していける階級だなって思いました」と、試合の中で改めて新たな階級での戦いに手応えを掴めたという。
休んでいる期間は右手が使えない状況だったこともあり、様々な技の練習にトライ。ソアレスをKOした左右のヒザ蹴りも「バランスを意識して練習してきたので、どっちかに頼るというよりかは、何でも出来るような練習をしてきたんで、それが出せたかなと思いますね」と、その成果が出た形だ。
スーパー・ライト級は-65kgのため、今回の試合の契約体重よりもさらに1kg以上の減量が必要になるが、「水抜きが今回なかったので水抜きすれば全然問題ないし、体重も全然大丈夫なので楽しみです」と、問題がないことを強調。スーパー・ライト級もたくさんの強豪がひしめいている階級だが、「自分は結構前に行く選手だと自分で思うんで、噛み合う選手であればやってみたいなと思います」と、今後の戦いを楽しみにしている様子だ。
とはいえ、「いずれかは絶対に獲るつもりでいるんですけど、一つずつ一個一個登っていきたいんで、期間とかは考えてないです」と、Krushのベルト奪取に対して焦る気持ちは現時点ではない。会見の最後には、「まだ自分の100%を出しきれてないんで、次も楽しみにしていてください」と、次の試合でのさらなる進化を予告。新たな戦場で完全復活を果たし、王者への階段を一歩ずつ上がっていく。
◆近藤魁成
「10カ月ぶりの試合だったんですけど、KOで勝ててホッとしています。(短かい試合だったが、練習やアップも含めて66.5kgで動いたみた感想は?)昨日は66.5kg契約だったんですけど、体的にも合っているなと思ったんで、自分の力を出していける階級だなって思いました。(ヒザで倒したが、休んでいる間に使えるようになった技?)今回に向けて練習もしてたんですけど、右手が使えない状況だったんで、それ以外のヒザ蹴りだったりいろんな練習をしてきました。
(スーパー・ライト級はいろんな選手がいるが戦ってみたい相手は?)自分は結構前に行く選手だと自分で思うんで、噛み合う選手であればやってみたいなと思います。(Krushのベルトをいつくらいには挑戦したい?)いずれかは絶対に獲るつもりでいるんですけど、一つずつ一個一個登っていきたいんで、期間とかは考えてないです。
(KOタイムが安保瑠輝也選手のKOタイムに非常に近かったが意識はしていた?)でも、安保はトーナメントで、トーナメントは2回ダウンしたら終わりじゃないですか? 僕はしっかり倒したんで、まあ普通に僕の勝ちっすね(笑)。(ヒザ蹴りが左右均等に出ていたが、難しいと思うがどうやって練習していた?)バランスを意識して練習してきたので、どっちかに頼るというよりかは、何でも出来るような練習をしてきたんで、それが出せたかなと思いますね。
(以前外国人選手と試合をした時に、もっと外国人選手と試合をして経験値を積みたいと言っていたが、これからもその意向は変わらない?)今回も外国人の選手とやらせてもらって、凄い圧力とかの経験も出来たんで、これからも外国人の選手ともやっていきたいです。(スーパー・ライト級は今回の試合の体重よりもあと1kgの減量が必要だが、その1kgはどのように影響すると考えている?)水抜きが今回なかったので水抜きすれば全然問題ないし、体重も全然大丈夫なので楽しみです。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。まだ自分の100%を出しきれてないんで、次も楽しみにしていてください。頑張ります。ありがとうございました」
兼田将暉がKrush初参戦・初勝利「僕は自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃を当てさせないスタイル。その武器でフェザー級を戦っていきます」
第7試合にはK-1甲子園2017-60kg王者で、Krush初参戦の兼田将暉が登場。龍斗とKrushフェザー級ワンマッチを戦い、龍斗の圧力をしのいで3R判定勝利を飾った。
Krush初参戦で初勝利となった兼田は「Krushという大会でほぼほぼダウンとかKOがあった中で、ちょっとそれを見せられなかったのが悔いで。でも、とりあえず勝てたのでそこだけはホッとしています」と、一夜明けて安堵の表情。
「後楽園ホールも初めての試合で、試合中はもう観客が見えへんぐらい緊張してもうて、ちょっと場に飲まれたなっていう感じでした」と、初めてのKrush、初めての後楽園ホールに戸惑った部分もあったようで、試合後は思うようにいかなったこともあり反省の弁が多かった。その中で、「ディフェンスは結構自信があったんで、そこはそんなにもらわなかったというのが良かった点かなと思っています」と、光った点もあった。
激戦区のフェザー級戦線で、今後は「ボクシングでもワシル・ロマチェンコとかの選手が好きで、自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃を当てさせないというスタイルをずっと関西でもやっていたので、今後はそれを狙って、一撃でも倒せるようなパンチや蹴りの力をつけていきたいと思っています」と、攻撃力に磨きをかけて戦っていくことを誓っていた。
Krushに参戦したからにはベルト奪取への意欲もある。「初参戦で1勝したぐらいなんで、すぐにやりたいとか、昨日のような試合をしてインパクトも全然なかったとも思うんで言えないと思うんですけど、格闘技やっている選手はチャンピオンを倒したいと思っているんで、いずれは新美選手を倒してベルトを巻きたいと思っています」と、チャンピオンの新美貴士への挑戦も考えている。
しかし、現時点でフェザー級戦線でやりたい相手は、昨年12月の「Krush.132」でその新美に敗れて王座奪取を逃した篠塚辰樹だ。兼田の兄はRyukiという元キックボクサーで、現在は総合格闘技に転向しているが、キックボクシングの試合では19戦している中で、唯一黒星をつけられたのが篠塚だった。
「僕はその時セコンドに就いてて間近で見てたし、兄弟としてしっかり借りを返したいんで、篠塚選手とやれる機会があれば是非やりたいです」と兼田。兄の仇をK-1 JAPAN GROUPのリングで果たすことを誓っていた。
◆兼田将暉
「まずは昨日、この試合を組んでくださった皆様、そして何より対戦相手の龍斗選手、ありがとうございました。本当にこのコロナ禍の中で結構周りも応援に来てくれる人も、1週間前になったりとかして応援に行けなくなったりとかもあったんですけど、しっかり連絡とかもらって嬉しかったですけど、昨日はKrushという大会でほぼほぼダウンとかKOがあった中で、ちょっとそれを見せられなかったのが悔いで。でも、とりあえず勝てたのでそこだけはホッとしています。
(初めてKrushの舞台を踏んだ感想は?)初めてで、後楽園ホールも初めての試合で、試合中はもう観客が見えへんぐらい緊張してもうて、ちょっと場に飲まれたなっていう感じでした。(試合後は反省が多かったが、逆に良かった点は?)良かった点として、作戦は龍斗選手は圧力も強いと思ったんで、しっかり距離を取って、パンチと蹴りをもらわないこと。ディフェンスは結構自信があったんで、そこはそんなにもらわなかったというのが良かった点かなと思っています。
(層の厚いフェザー級の中で自分の何を武器に戦っていきたい?)自分の武器は、今は倒せるパンチとかも全然なくて、昨日も倒せてないんですけど、自分の間合いの距離とかはボクシングでもロマチェンコとかの選手が好きで、自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃を当てさせないというスタイルをずっと関西でもやっていたので、今後はそれを狙って、一撃でも倒せるようなパンチや蹴りの力をつけていきたいと思っています。
(Krushフェザー級はチャンピオンの新美貴士が敵なし状態だが、それについては?)初参戦で1勝したぐらいなんで、すぐにやりたいとか昨日のような試合をしてインパクトも全然なかったとも思うんで言えないと思うんですけど、格闘技をやっている以上、フェザー級でトップを倒すのが…フェザー級とかじゃなくて、格闘技やっている選手はチャンピオンを倒したいと思っているんで、いずれは新美選手を倒してベルトを巻きたいと思っています。
(これから戦いたい選手は?)篠塚(辰樹)選手です。僕の兄貴のRyukiっていう、元々キックボクシングで今は総合格闘技に転向しちゃったんですけど、兄のRyukiがキックボクシング19戦ぐらいやっていて、その中で唯一黒星やったのが他団体でやった時の篠塚選手で、僕はその時セコンドに就いてて間近で見てたし、兄弟としてしっかり借りを返したいんで、篠塚選手とやれる機会があれば是非やりたいです。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日は応援ありがとうございました。これからK-1 JAPAN GROUPのフェザー級をしっかり盛り上げていけるように頑張りますので、兼田将暉の名前を覚えてください。ありがとうございました」
枡本撃破でKrush3戦連続KO勝利!國枝悠太が王者・新美貴士との対戦に興味「新美選手はめっちゃ打ち合う選手なんで、一度打ち合ってみたい」
第6試合では國枝悠太が枡本翔也とKrushフェザー級ワンマッチで対戦。3Rに入って左ストレートでダウンを奪った國枝は、続けて左フックでダウンを奪取。最後は右ストレートでダウンを奪い、KOで2022年最初の試合を勝利で飾った。
ちょうど1年前の1月「Krush.121」からK-1 JAPAN GROUPに参戦している國枝だが、今回の勝利で戦績は3勝2敗。勝った試合は全てKO勝利とインパクトを残している。本人的にはKOは意識していないようで、「僕的にはもっと3Rフルに使って、判定でも圧倒出来る選手になりたいです」という気持ちがあるようだが、今回パンチが冴えていたのも「セコンド陣と3R全部使って勝とうという作戦で力が抜けていたと思います」と、3Rを戦い抜こうという意識が生み出した賜物のようだ。
昨日の試合後には「僕が今年のKrushを盛り上げる」という発言もあった。現Krushフェザー級王者の新美貴士については、「強いと思います。今の自分ではまだ全然勝てないと思います」と、その実力を謙虚な言葉で評価していたが、「めっちゃ打ち合う選手なんで、1回打ち合ってみたいです」と興味津々の様子。「2022年も國枝悠太は頑張りますので、皆さんよろしくお願いします」と、國枝流のやり方でKrushの盛り上げを誓う。
◆國枝悠太
「昨日はありがとうございました。3R使って勝てて良かったです。(かなりパンチが冴えていたが、そこは強化していた?)強化したっていうより、セコンド陣と3R全部使って勝とうという作戦で力が抜けていたと思います。(ステップを使うスタイルも練習していた?)枡本選手は近い距離に強いと思ってたので、遠い距離で戦おうと思ったら自然にあんな感じになりました。
(K-1 JAPAN GROUPに参戦してから勝った試合は全てKOだが、それについては?)KOは意識してないんですけど、僕的にはもっと3Rフルに使って、判定でも圧倒出来る選手になりたいです。(試合後にKrushを盛り上げるというコメントもあったが、それについてはどのような気持ちがある?)今のチャンピオンの新美選手とかめっちゃ打ち合う選手なんで、1回打ち合ってみたいです。
(今、名前を出したチャンピオンの新美選手はKrushフェザー級で敵なし状態だが、どういう印象を持っている?)強いと思います。今の自分ではまだ全然勝てないと思います。(ファンの皆さんへのメッセージは?)2022年も國枝悠太は頑張りますので、皆さんよろしくお願いします」
中澤誠弥、ダウンの応酬を制してデビュー2連勝!バンタム級トップ戦線への殴り込みを宣言「K-1バンタム級日本最強決定トーナメントに出た8選手の中に入っていきたい」
第5試合で橋本裕也とKrushバンタム級ワンマッチで対戦した中澤誠弥は、1Rに左フックを食らってダウンを奪われてしまうが、2Rに右フック、右ストレートを畳み掛けてダウンを奪い返すことに成功。3Rまで戦い抜き、3-0の判定で接戦をものにした。
中澤は昨年8月「Krush-EX 2021 vol.4」でデビュー。2戦目となる今回の試合の勝利で2連勝と順調な滑り出しだ。しかし、本人は「試合内容はちょっと本当に納得いかない感じですね。練習してきたことが全く出来てなかったんで、反省点が多い試合だったと思いますね。あんまりスッキリしたような感じじゃなかったんで、ちょっとまた出直します」と反省の弁。
ダウンの奪い合いとなった激戦を制したものの、「1回ダウンを獲られて、そこでしっかり気持ちが折れずに焦らず自分の戦いが出来たから勝てたかなと」と勝因を分析しながらも、「まあほぼ運ですね」と自嘲気味だった。
とはいえ、中澤が戦場としているのは現在のK-1 JAPAN GROUPのリングで盛り上がっているバンタム級だ。3月26日「Krush.135」でも壬生狼一輝vs池田幸司のタイトルマッチを中心に複数の試合が組まれたりと、注目を集める階級だ。
現在は昨年のK-1で行なわれた日本最強決定トーナメントに出場した8選手がトップ戦線を形成しているが、中村拓己プロデューサーも「そこに面白い選手が入ってきたと思わせる試合でした」と、中澤の潜在能力には太鼓判を押す。
本人も意識しており、「やっぱ自分もバンタム級でやっていくならベルトはもちろん狙っているし、自分もバンタム級の8人の中にしっかり入っていけるようにしたいですね」と、トップ戦線への参入を虎視眈々と狙っている。「とりあえずこのまま連勝してって、ベルトに近づけるようにしていきたいですね」と、2022年のバンタム級戦線での飛躍を誓っていた。
◆中澤誠弥
「まず最初に応援に来ていただいたファンの方、このコロナが酷い状況でも駆けつけて来てくれて、本当に感謝しています。今回の試合のために練習に付き合ってくださった仲間たちにも感謝しています。試合内容はちょっと本当に納得いかない感じですね。練習してきたことが全く出来てなかったんで、反省点が多い試合だったと思いますね。あんまりスッキリしたような感じじゃなかったんで、ちょっとまた出直します。
(ダウンを奪い合っての接戦だったが勝てた要因は?)1回ダウンを獲られて、そこでしっかり気持ちが折れずに焦らず自分の戦いが出来たから勝てたかなと。まあほぼ運ですね。(反省点が多いということだが、良かった点は?)さっき言ったようにダウンを獲られても冷静に戦えたことが良かったんじゃないですかね? 後はもうクソでした(笑)。ダメでした。
(バンタム級が盛り上がっているが、意識はしている?)ありますね、かなり。やっぱ自分もバンタム級でやっていくならベルトはもちろん狙っているし、自分もバンタム級の8人の中にしっかり入っていけるようにしたいですね。(2022年の目標は?)とりあえずこのまま連勝してって、ベルトに近づけるようにしていきたいですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)今回応援に来てくれて本当に感謝しています。ありがとうございます。今後も強くなっていくんで応援よろしくお願いします」
チャン・リー、Kihoに判定勝利で女子アトム級トップ戦線へ宣戦布告!「負けた選手たちにもリベンジして、今チャンピオンの菅原選手も追い越す」
第4試合でKihoとKrush女子アトム級ワンマッチで対戦したチャン・リーは、カーフキックを効かせながら試合を終始有利に進め3-0で判定勝利。2022年最初の試合を白星で飾った。
今回の勝因について、「前回の敗戦の時に感じた気持ちを出せなかった部分を凄く意識して、今回は練習から気持ちの部分を出して取り組んできて、技術云々というよりかは気持ちを出さないと技術に繋がらないし、KO決着になるような試合にも繋がらないと思ったので、まずは不完全燃焼にならないように気持ちを出していこうといったところが勝因に繋がったと思っています」と語ったチャン・リー。
試合後には「自分に勝つことを意識した」と語っていたが、「会場に飲まれないとか、相手に飲まれないとか、練習で出来たことが試合で出せないのは自分に負けているっていうことなんで、そういう部分で自分に勝つという感じです」と、まさに気持ちでもぎ取った勝利だった。
1カ月後の2.20「Krush.134」ではチャン・リーと同じ女子アトム級の試合が、菅原美優vs優のタイトルマッチも含め3試合組まれている。K-1 JAPAN GROUPでも注目されている階級の一つだが、チャン・リーも意識しており、「まず自分がKOして目立ちたかったんですけど、まあKO決着は出来なかったんですけど、今こうやって勝ち星を得てここにいられていることは良かったと思っているし、だからこれからもアトム級の選手としての価値を上げていきたいなって思っています」と、トップ戦線へ食い込むことに意欲的だ。
「負けた選手たちにもリベンジしていきたいし、今チャンピオンの菅原選手も追い越していきたいと思っているんで、自分を信じてくれている人はこれからも応援よろしくお願いします」と、意識改革でバージョンアップしたチャン・リーが、2022年の女子アトム級戦線の台風の目を目指す!
◆チャン・リー
「昨日は応援ありがとうございました。試合が終わった直後のその時にしか感じられない経験値を秋元トレーナーたちと話し合って、試合が終わってすぐ話し合って整理して、家に帰ってから試合を自分で動画で見た時にまだ強くなれるなというのは確信しました。
(昨日の勝因は?)以前の敗戦、前回の敗戦の時に感じた気持ちを出せなかった部分を凄く意識して、今回は練習から気持ちの部分を出して取り組んできて、技術云々というよりかは気持ちを出さないと技術に繋がらないし、KO決着になるような試合にも繋がらないと思ったので、まずは不完全燃焼にならないように気持ちを出していこうといったところが勝因に繋がったと思っています。
(『相手じゃなくて自分に勝つことを意識した』と試合後に語っていたが、それも気持ちの部分?)そうですね。会場に飲まれないとか、相手に飲まれないとか、練習で出来たことが試合で出せないのは自分に負けているっていうことなんで、そういう部分で自分に勝つという感じです。
(意識が変わるきっかけはあった?)前回の負けもあるんですけど、日々の練習の中でトレーナーだったり他の選手からもアドバイスをもらったりをして、気づいた感じです。(2月のKrushでアトム級の試合が並んでいるが意識している?)意識してて、2月にアトム級の試合がたくさんあるんで、まず自分がKOして目立ちたかったんですけど、まあKO決着は出来なかったんですけど、今こうやって勝ち星を得てここにいられていることは良かったと思っているし、だからこれからもアトム級の選手としての価値を上げていきたいなって思っています。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)これから今年もたくさん試合をして、負けた選手たちにもリベンジしていきたいし、今チャンピオンの菅原選手も追い越していきたいと思っているんで、自分を信じてくれている人はこれからも応援よろしくお願いします」