RISE 11.14 丸善インテックアリーナ大阪:待望の海外選手来日。原口健飛、GLORY王者・ペットパノムルンと対戦。選手隔離は“バブル”形式
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RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2(11月14日(日)丸善インテックアリーナ大阪)で原口健飛がペットパノムルン・ギャットムーカオ(タイ/GLORYフェザー級(65kg)王者)と対戦することが決まった。
原口は昨年10月のRISE DoA -63kgトーナメントで優勝し、今年の2月の横浜アリーナ大会ではさらに上のステップとして、米国中心に行われているGLORYの1階級上の王者・ペットパノムルンとの試合が組まれた。だがコロナ禍の影響で実現せず、白鳥大珠との試合に変わり、原口が2ダウンを奪い判定勝ちした。9月の横浜大会では仮想ペットパノムルンとして、同じタイ人で1階級上のタップロンと65.5kgで対戦。2Rにタップロンの首相撲からの膝蹴りで原口はキャリア初のダウンを喫したが、3Rに三日月蹴りを効かせてからのパンチで逆転TKO勝ちした。
ペットパノムルンは1995年5月26日生まれの26歳。戦績210戦169勝(27KO)37敗4分のサウスポー。ルンピニー、ラジャダムナンで活躍し、13年にはサムエー、セクサン、ペットモラコットといった強豪にも勝利している。16年から欧米で開催されているGLORYを主戦場にし、肘無し・つかみ制限ありのルールにも慣れており、ザカリア・ゾウガリー、アブデラ・エズビリを左ハイでKO(下動画)。ロビン・ファン・ロスマレン、セルゲイ・アダムチャックら相手にGLORY世界フェザー級王座を4度防衛しているトップファイターだ。最近ではチュージャルン・ダブランサラハムと2度戦い、4月の初戦は判定負けしたが、10月の再戦では判定勝ちしている。
原口「正直、勝てるとは言い切れない。僕に皆さんの力を貸してください」
10月22日のRISE後楽園ホール大会で、原口×ペットパノムルンが発表され、原口とRISEの伊藤隆代表がリングインした。
伊藤代表は「コロナ禍で外国人を呼ぶのは非常に大変です。関係各所、多大なる協力をいただきまして、特例という形で呼ぶことになりました。この場を借りてお礼申し上げます。WORLD SERIESが新たにスタートできることになります。この試合、世界最高峰の戦いになると思います。会場かABEMAで是非見て欲しいです」と話した。
原口は「世界最高峰のカードを実現してくれた伊藤さん、ABEMAの北野(雄司・格闘チャンネルプロデューサー)さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。11月14日、地元大阪に、あのペットパノムルン選手が来ます。RISE、とんでもないことをしたと思います。チャンピオンに対して滅茶苦茶容赦ないと思うし、それでこそガチやなってのが伝わると思うんで。やっと挑戦者の僕が久々に観られると思うので楽しみにして欲しいです。正直、今の実力も経験もペット選手に全然劣るし、勝てると言い切れないですけど、皆さんの力があれば勝てると思うので、僕に力を貸してください」とアピールした。
ペットパノムルンも映像でコメントを寄せ「ついに日本で戦うことが決まりました。既に100%の状態ですが、さらに追い込み完璧に仕上げます。原口健飛はとても強いので、私にとって素晴らしい経験になるでしょう。この一戦はタイをはじめ世界中のファンに応援してもらいたいです。当日は素晴らしいパフォーマンスを披露しますので楽しみにしてください」と話している。
原口は後楽園大会終了後にインタビューに応じ「正直、本当に来日するのか今も1~2%疑っていますけど、たくさんの人が動いてくれたので、覚悟決めてやります。2月の前からペットさんの対策をやっているので、これまでやってきたことを反復でずっとやっている感じです」「(9月に戦った)タップさんは日本に馴染んでいて、タイ人みたいな日本人で、ペットさんは真のタイ人って感じですね。映像、あんま見てないんですよ、恐怖心が沸くし。向き合った時の本能で戦います。(トレーナーの)父親に見てもらって、僕はやることだけをやる感じです」とコメント。タイ人とのスパーリングは行っておらず「ペットさんのように戦えるタイ人はいないと思います」と話した。
選手隔離は“バブル”形式。伊藤代表「我々の責任も重い」
伊藤代表もペットパノムルンの招へいに至る経緯を説明。「1か月前から須藤元気議員を通じて関係各所にお願いしました。まだコロナの感染者の方も多い時期でした。(同時期に海外から選手を招へいする)サステインの坂本一弘代表と一緒に、関係各所に交渉に伺い、多大なる協力をいただき、今週の月曜(18日)にやっと認可が下りました。特例中の特例とのことです。他の団体が呼べるかというと呼べないと思います。来年も世界最高峰の選手を呼んでいき、そこで勝っていける日本人を作りたいです」と話した。
修斗のプロモーター・坂本氏が主導する11月6日のVTJも、世界進出を見据える修斗世界フライ級王者・平良達郎の相手として、南米のチリの大会の王者を招へいすることを、RISEと同じタイミングで発表。プレスリリースでは元格闘家の須藤参議院議員、ABEMAの北野氏に加え、日本レスリング協会やスポーツ庁にも感謝の言葉を述べ「RISEの伊藤代表とはお互い大変だったことを何年かしたら良い思い出として話せるようになると思います」と記し、競技の枠を超えたスクラムで悲願の外国人招へいが実現することを明かしている。
とはいえ今回の招へいの発表がゴールではなく、実際に選手を来日させ、試合させ、無事に帰国させるまでが両プロモーターの仕事。ペットパノムルンの来日後のコロナ対策は、伊藤氏の説明によると、東京オリンピックで採用されたいわゆるバブル形式に近いものとなる。ペットパノムルンに帯同するのはセコンド1名のみ。11月14日の試合の5日前の9日に来日し、3日の隔離の後、12日にホテル内の“バブル”へ移動。ホテルはワンフロアを借り、宿泊の部屋以外に練習用の部屋を設け、その範囲でしか選手・セコンドも監視員も動けない。原口も試合前日の13日からバブルに入り、前日計量で両者は対面するが、その時間は限られる。当日の会場では移動の導線も決められ、控室は個室。試合前後のインタビューもオンライン形式となる。大会翌日にペットパノムルンは帰国。日本にいる期間は毎日PCR検査を受ける。原口も大会後10日間は健康チェックの報告をしないといけない。
スポーツ庁、外務省の助言や認可を元に、須藤議員やレスリング協会の協力の上でこれらの取り決めがなされたといい、伊藤氏は「我々がしっかりできるかがキーポイントで、(成功すれば)他の団体にも外国人を呼べる可能性も出てくると思います。その責任も重いので、しっかりやりたいです」と、気を引き締めるように話していた。
対戦カード
【本戦】
スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISE DoA -63kgトーナメント2020優勝、元RISEライト級(63kg)王者)
ペットパノムルン・ギャットムーカオ[Petchpanomrung Kiatmookao](タイ/ギャットムーカオジム/GLORYフェザー級(65kg)王者)
バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場/RISEバンタム級(55kg)王者、元WBCムエタイ日本&ホーストカップ日本同級王者)
江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元新日本バンタム級王者)
ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
中村 寛(BK GYM/元DEEP☆KICK -60kg王者)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA/RISEライト級7位)
61kg契約 3分3R
梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン同級王者、元WPMF世界&WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
大雅(チームドラゴン/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者、元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
憂也(魁塾/RISEミドル級2位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム/RISEミドル級9位)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
知花デビット(エイワスポーツジム/RISEバンタム級2位、WMAF世界スーパーバンタム級王者)
拳剛(誠剛館/RISEバンタム級4位、DEEP☆KICK -55kg王者)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
植山征紀(龍生塾ファントム道場/シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者)
京谷祐希(山口道場/RISEバンタム級7位)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
甲斐元太郎(理心塾/NJKFバンタム級暫定王者)
有井渚海(及川道場/新空手CKC 2021 -54kgトーナメント準優勝)
バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
田渕神太(拳聖塾/アクセル&ABWバンタム級王者)
大森隆之介(EX ARES/RISEバンタム級9位)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
中野椋太(誠至会/RISEウェルター級4位、WBCムエタイ日本同級王者)
蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級王者)
ライト級(63kg) 3分3R(延長1R)
麻原将平(パウンドフォーパウンド/RISEライト級4位、元ホーストカップ日本スーパーライト級王者)
山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK -63kg王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
宮崎就斗(TARGET/RISEフェザー級5位、DEEP☆KICK -57.5kg王者)
梅井泰成(TEAM TEPPEN/RISEフェザー級6位)
スーパーフライ級(53kg) 3分3R
KING剛(ROYAL KINGS/MA日本バンタム級王者)
溜田蒼馬(Crazy Wolf/CMA KAISERバンタム級王者)
【オープニングファイト】
バンタム級(55kg) 3分3R
翔磨(多田ジム/DEEP☆KICK -55kg 2位)
久津輪将充(888GYM/DEEP☆KICK -57.5kg 6位)
フェザー級(60kg) 3分3R
岩郷泰成(TFT/DEEP☆KICK -60kg 1位)
佐藤 亮(健心塾/DEEP☆KICK -60kg 3位)
フェザー級(57.5kg) 3分3R
都築海杜(キックボクシングジム3K/and lab/RISEフェザー級10位)
勇志(真門ジム/NKBフェザー級5位)
概要
大会名 Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2
日時 2021年11月14日(日)開場・12:30 オープニングファイト開始・未定 本戦開始・14:00
会場 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館/港区田中3-1-40/大阪メトロ中央線「朝潮橋」2A出口すぐ)
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 VIP 100,000円 SRS 30,000円 RS 20,000円 アリーナS 12,000円 スタンドS 12,000円 スタンドA席 8,000円 ※当日は500円プラス ※未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売 イープラス チケットぴあ 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RISEクリエーション 03-5980-7409 https://www.rise-rc.com/