Krush 5.18 後楽園ホール 一夜明け会見:KANA「男女の壁を無くしたい」、篠原悠人「中澤純選手にリベンジしてベルトを獲る」、大岩翔大「負けると思っていた奴らざまあみろ」、大岩龍矢「皇治戦は少し冷めちゃった」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
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Krush.88 5月17日 後楽園ホール大会の一夜明け会見が18日に行われ、女子フライ級(-50kg)王座を延長戦の末に防衛したKANA、KO勝ちでスーパー・ライト級(-65kg)次期挑戦権を獲得した篠原悠人をはじめ、大岩翔大、大岩龍矢、松下大紀、大沢文也、杉本仁が登場した。
第9試合 メインイベント Krush女子フライ級(-50kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○KANA(K-1ジム・シルバーウルフ/王者/50.0kg)
×キム・タウンゼント [タウンセンド/Kim Townsend](オーストラリア/ダブルダース・オーストラリア/挑戦者、ムエタイWKN 50.5kg・IKBF 50kg・WMC 50.8kg 53kg豪州王者、WMC 52kg オセアニア王者/49.8kg)
4R 判定3-0 (芹沢10-9/梅木10-9/山根10-9)
3R 判定0-1 (芹沢28-29/梅木28-28/山根28-28)
※KANAが初防衛
◆KANA
タウンセンド選手はキャリアが長いだけあって、引き出しが多く、やり辛い相手でした。
(1Rに喫した右フックでのダウンについて)フェイントで体を入れ替えようとしたところでドンピシャでもらって倒れてしまって、全く効いたりは無かったですけど、少し焦りにつながったのもありますね。
(ダウンしてからどう立て直そうとした?)ガムシャラに行き過ぎないようにしたせいで2Rは手数が減ってしまいましたけど、3Rは動き続けないと負けると思って、最低でも延長に持ち込めればという感じでした。
(大宮司進トレーナーからはインターバル中に「チャンピオンなんだから倒せ」といった声が飛んでいました)KOで終わらせることが課題で、凄い気合が入ったんですけど、KOにつながらなくて、控室に戻るのが怖かったです(苦笑)
(今後の目標は?)相手がどんどん強くなり、クリアしないといけない壁が高くなりますけど、対外国人の壁、メインを張る選手として男子と女子の壁、色んな壁を自分が無くしていきたいです。
(出場が決まっている8月18日のKrush名古屋国際会議場大会に向けて)去年の名古屋大会はチャンピオンとして出場できず、今回はギリギリですけど、チャンピオンとして名古屋大会に出場できて、うれしく思います。KO勝利をもぎ取れるよう、8月に向けて仕上げて行きたいです。
(外国人との試合が続くが、日本人でやりたい選手は?)日本人で魅力のある選手がいればやりたいです。自分とやりたい選手がいたら出て来て欲しいです。
第8試合 セミファイナル Krushスーパー・ライト級(-65kg)次期挑戦者決定戦 3分3R(延長1R)
○篠原悠人(DURGA/64.9kg)
×FUMIYA(ポゴナ・クラブジム/65.0kg)
2R 1’51” KO (左フック)
◆篠原
FUMIYA選手とは去年10月以来やったんですけど、FUMIYA選手は前回と違って最初からガンガン来るだろうと思っていて、その通り前に来てくれたおかげで、2R KOできたと思います。僕にとってはやりやすいタイプの選手で、10回やって10回勝てる自信がありました。ガードをしている中でも相手のことが見れて、隙間を縫ってパンチを打てて良かったです。
(王者・中澤純への挑戦が決まって)中澤選手に負けてから1年、真剣に練習して、ここまで5連勝できました。この1年を無駄にしたくない気持ちで、KOでリベンジして、ベルトも獲りたいと思います。中澤選手はフィジカルが強くて一発もあって、前にやった時よりも強くなっている印象があります。(※中澤は6月17日のK-1での山崎秀晃戦を控えているため、タイトルマッチの日程はその試合後の中澤のコンディション次第となる)
第7試合 スーパー・バンタム級(-55kg) 3分3R(延長1R)
×桝本“ゴリ”翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○大岩翔大(チームYMC栃木)
判定0-3 (梅木26-29/岡田27-30/豊永26-30)
◆大岩翔太
俺が負けると思っていた奴らには試合前は「うるせえ、黙ってろ」って思っていて、今は「ざまあみろ」って気持ちです。試合中に上(バルコニー)から(前回12月のK-1で負けた相手である)軍司(泰斗)選手が見ていて、「軍司、見てろ」って気持ちになりましたね。でも試合中は凄く冷静で、ダウンを取ってからも感情の上がり下がりは無かったです。練習でやっていた通りの動きが出せました。
(前回の軍司戦の敗戦は発奮材料になった?)僕は西京(春馬)選手と軍司選手の2人にしか負けていなくて、リベンジすることがモチベーションになっています。そこまでのプランは決まっていて、今年中に55kgでKrushのベルトを取って、そのベルトを手土産に、軍司と西京とK-1でまたやりたいです。
第6試合 スーパー・フェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
○大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
×友尊(TEAM K/元NJKF王者)
3R 0’35” KO (右フック)
◆大岩龍矢
勇鷹選手が凄い試合中にニヤニヤして、「楽しい」ってつぶやいて来るんで、自分もめっちゃ面白かったです。言い返してしまって、手数より口数が多くなってしまいました(笑)。1Rは様子見で、相手は体力はそこまで無いとわかっていたので、相手を削りながら、2・3Rで自然に倒せるイメージだったので、結果的にそうなって良かった感じです。
(セコンドの武尊とのエピソードは?)悩んだ時に相談する相手で、信頼できる仲間です。自分が勝つと、自分のことのように喜んでくれて、ダメな時は自分のことのように怒ってくれて、本気でぶつかって来てくれて…、何て言うんですかね?2人にしかわからないような。昨日は最高に喜び合えました。
(試合後、8月の名古屋大会での皇治戦を希望していたが?)ずっと彼が(武尊のことを)タケポン、タケポンって言ってて、その前に俺だろと思ってて言ったら、Twitterを見ると興味無い感じで、少し冷めちゃったというか、気持ちがちょっと失せました。今はKrushのベルトを巻くのが目標です。
(※皇治はTwitterに「タケポンに鎖で繋がれとんかよう分からんマネージャー ジャラジャラ喋っとったがな♪笑 俺が興味持つ殺る意味ある選手になったら相手したるわな♪ 応援しとるよ♪」と記していた)
第5試合 スーパー・ライト級(-65kg) 3分3R(延長1R)
×寺崎直樹(Booch Beat/元王者)
○松下大紀(NPO JEFA)
1R 2’15” KO (右フック)
◆松下
勝てて安心していますけど、1Rで勝ったから、課題だったスタミナが強化されたのかまではわからないので、満足せず、これからも努力して、次の試合で頑張りたいです。
(試合前の会見では4連敗中の松下に、寺崎がエールを送ることもあったが?)凄くうれしかったですね。そうしてくれる人と戦えるのも格闘技の魅力だと思います。僕は相手を100%リスペクトした上でKOしました。格闘技なりの恩返しができて良かったです。
(試合を振り返って)ベテランなので2R・3Rの長期戦になると思ったら、殴り合いに来てくれて、僕の土俵に入ってエールを送った感じでした。寺崎さんの魂を受け継いで、ここから行くしかないですね。
(寺崎は今朝のブログで引退を表明しました)最後にやれたことは光栄です。K-STYLES(K-1 JAPAN GROUPの公式マガジン)に、梶原龍児さんから寺崎さん、寺崎さんから僕に魂をつないでいくような記事がありましたけど、僕がこれからそれを体現するしかないと思っています。
(今後の目標は?)1回勝っただけでベルトとか言いたくないですね。勝ち続けて最終的にベルトに行けたらと思います。
第4試合 ライト級(-62.5kg) 3分3R(延長1R)
○大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
דバズーカ”巧樹(菅原道場)
判定3-0 (梅木29-27/岡田30-28/豊永30-28)
◆大沢
つまんない試合でしたけど、僕らしいかなと。パンチ力は感じなかったですけど、スネは強かったです。1Rにダウンを取った後、勝ちに徹したことでディスる人がいますけど、玄人には面白いと言ってもらえるんでね。作戦通りです。
(1Rにダウンを取ったパンチの手応えは?)試合が始まってすぐ、あるフェイントを仕掛けたら、絶対当たると思って、またやったら当たって。あとはそのまま逃げようって感じでした。
(今後の目標は?)僕しかいなくないですか?(ライト級王者の)ゴンナパーとやれるの。僕と(卜部)功也と瑠輝也ぐらいでしょう。真面目な話。
(タイ人との試合経験は?)外人との試合経験自体が無いんですよね。タイ人とは結構練習するんですけど。対ムエタイは苦手ですけど、ゴンナパーみたいなタイプは得意な自信がありますね。絶対勝てます。
第3試合 ヘビー級 3分3R(延長1R)
×愛鷹 亮(力道場静岡/Bigbangヘビー級王者/99.9kg)
○杉本 仁(K-1ジム・シルバーウルフ/91.4kg)
3R 2’21” KO (右ハイキック)
◆杉本
1Rは作戦通りで、2Rに結構いいパンチをもらって、倒れそうだったんですけど、なんとか持ちこたえてえ、3RハイキックでKOできて良かったです。入った瞬間は決まっただろうという感じでした。
(愛鷹と戦った感想)パワーが全然違いました。今まで戦った選手で一番ありました。でも2R終わった後、負のイメージが無くて、3Rは巻き返して行ける感じがしていましたね。
(今後の目標は?)ヘビー級のトップ選手に勝てたことは結構自信になりました。Krushのヘビー級ベルトが無いので、作ってもらえるなら取りたいですし、K-1のベルトも狙いたいです。