KNOCK OUT 7.18 後楽園ホール:中島弘貴×サッシス 直前インタビュー|全試合メイン&セミ相当?の試合順発表
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KNOCK OUT 2021 vol.3(7月18日(日) 後楽園ホール)で行われるBLACKスーパーウェルター級(70kg)・中島弘貴(LARA TOKYO/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)vs. サッシス(カンボジア/元クメールボクシング・インターナショナル王者)の両選手のインタビューが主催者から届いた。
試合順もページ後半の通りに決定。第1試合には中島×サッシス、最後の第8試合にはKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定戦・鈴木千裕 vs. 宮越慶二郎が置かれたが、主催者側は「今大会は全8カードが本来であればメインイベント、セミファイナルとなるべき試合のため、各試合の表記は“第○試合”のみとしてメインイベント、セミファイナルの表記はいたしません」と補足説明している。
中島弘貴「仕切り直しの一戦。他の試合とは『俺は違うよ』というところを見せます」
久々の試合で『KNOCK OUT』初参戦となる中島だが、前戦の後しばらく練習もしていなかったのだという。かつてK-1 MAXやKrushなどで活躍した豪腕は、そこからどう復活しようとしているのか?
――今回、『KNOCK OUT』初参戦ですが、最初に声がかかった時はどう思われましたか?
中島 1年半ぐらい練習を休んでいたんですが、再開してちょっとして、そろそろ試合に出られるなと思っていた時に話をいただいたので、「そういうタイミングなんだな」と思って、出ることにしました。
――休んでいた理由というのは?
中島 4連敗して、あまりうまくいってないなと思って。「もうダメかな」と思ったりもしてちょっと休んでたんですが、その間に「このまま終われないな」と思うようになって。長く格闘技をやってるんですが、また自分の中でのブームを起こそうと思って、また練習し始めました。
――連敗の中には海人戦(2019年6月)もありました。
中島 あの試合は脚が効いちゃって、負けてしまいました。体のダメージと言うよりは、心のダメージが大きい一戦でしたね。
――練習せず休んでいた間に、どんなことを考えたんですか?
中島 ずっと格闘技だけやっていたので、他のことを充実させる時間がなかったんですよね。試合をやって時間が過ぎていくだけで。しばらく休んだことで、心も体もしっかり休ませることができました。
――そこから「このまま終われない」と思うに至ったきっかけみたいなものはあったんでしょうか。
中島 大きなきっかけがあったわけじゃないんですけど、休んでいた間にも「やるぞ」という気持ちは常にどこかにあったので。
――もうけっこうキャリアは積まれていますが、一度休んで再開した時に、技術的な面で見直した部分とかはありますか?
中島 今までは、あまり考えないで練習してたところがあったんですけど、今は「どうやったら強く打てるのか」とかについて考えながらやるようになりました。それからポジショニングとか、戦い方とかも考えるようになりました。
――以前は、そういう点についてそこまで深く考えなくても勝てていたという面もあった?
中島 そうですね。感覚でやれていたというか。それも大事にはしてるんですけど、技術も考えるようにして。技術だけになっちゃうと、それでうまくいかなかった時にもろいと思うので、両方うまい具合に合わせられたらという感じですね。
――では今回の試合は、中島選手の中でも「仕切り直し」という感じですか?
中島 はい、リングも今までやってきたところと違いますし、過去がどうこうというのは関係ないので、新しい気持ちでやるだけです。
――宮田充プロデューサーとは長い縁ですよね。その宮田さんがプロデューサーに就任されたところで新たに参戦という形ですが、その期待は感じますか?
中島 どうなんですかね?(笑) 宮田さんが何を考えてるのかはちょっと分からないんですけど、今までずっとマッチメイクしてもらってて、また仕切り直しで違うところに出る時に、そこに宮田さんもいるとなったら、ヘタな試合はできないなというのは思いますね。
――さて今回、対戦相手が変更になってカンボジアのサッシス選手との対戦となりました。映像は見ましたか?
中島 ちょっとしかなかったんですけど、一応それは見ました。タイ人みたいなムエタイ・スタイルでしたけど、場数を踏んでそうな雰囲気があったので、舐めてはいません。
――どう戦いますか?
中島 もう、ぶっ倒すしかないですね。それしかないです。
――休んでいた期間もあって、久しぶりかつ仕切り直しの試合ですが、以前とは違う戦い方を見せようとか、そういう気持ちはないですか。
中島 いや、とにかく気合いの入った試合、一回見たら忘れられないような試合を見せるっていうだけですね。シンプルに、リアルファイトをするというだけです。応援してくれてる人を裏切るような試合はしたくないので。
――先ほど言われていたような、考えながら練習してきた技術というのは……
中島 頭にはあるんですけど、試合では出ないかもしれないですね。試合では「ぶっ倒す」ということだけを考えるので。
――ずっと見ていたお客さんからすると、「“あの”中島弘貴が帰ってきた!」という試合を見たいと思います。
中島 いや、僕は『KNOCK OUT』初参戦ですよ?
――いやいや、やっぱりこれまで築き上げてきたもの、見せてきたものがあるじゃないですか(笑)。仕切り直しとは言え、お客さんの中には「中島選手と言えば、あんな試合」と言うのがあると思います。それが見られると思っていいですか?
中島 はい、1年半ぐらい休んで、そのために戻ってきたので。練習もガッチリやってきましたから。
――KNOCK OUT-BLACK 70kg級は、以前にも戦った海人選手が現チャンピオンです。そこへの意識は?
中島 意識はしてますけど、まだ『KNOCK OUT』では試合をしてないので、現時点では口に出して言いたくはないです。ただ現時点で言えるのは、あの試合は過去のことなので、「次は違うぞ」という思いはあります。
――今大会はかなり豪華なラインナップになっています。その中でインパクトを残したい、それこそ「一番目立ちたい」という気持ちは?
中島 他の選手のことをほとんど知らないんですけど……まあでもチャンピオンがたくさん出るし、タイトルマッチも多いみたいですけど、相手どうこうじゃなくて自分のペースに持っていけば、勝手にそういう試合になるとは思います。それだけのことはやってきているので。
――ここからはコンスタントに試合していくつもりですか?
中島 そうですね、いつの間にか年も取ってて、この先そんなに長くできるわけでもないでしょうから。ただケガもないし、今できることをしっかりやっていきたいです。
――最後に当日、「ここを見ろ!」というポイントはどこでしょう?
中島 当日はいい試合が多いみたいですけど、「俺は違うよ」というところを見せたいですね。見せられると思っているので、期待してください。
サッシス「カンボジアの国技『クメール・ボクシング』で中島を倒す!」
当初中島の相手に予定されていた選手の欠場により、急きょ初出場が決まったカンボジア人のサッシスは、どんな戦いを見せようとしているのか?
――サッシス選手は、日本では2015年に3試合、2019年に1試合されていますが、日本に住むようになったのはいつからでしょうか。普段はトレーナーとして働いているんですか?
サッシス 初めて来日したのは2014年9月~2016年9月です。一時カンボジアに帰国した後、2018年12月から日本で暮らし始めました。今はトレーナーの仕事はしていませんが、昔からとても親切にしていただいた一信会館で子供たちを指導しています。
――そもそも格闘技を始めたのはいつ頃、何がきっかけでしたか?
サッシス 19歳の時に始めました。あまり知られていませんが、タイのムエタイと同じように、カンボジアではクメール・ボクシングは国技なんですよ。
――「クメール・ボクシング」なんですね。ムエタイとはどう違うのでしょうか。
サッシス クメール・ボクシングは代表的なクメール式武術で、戦場などで敵の奇襲を切り抜けるために編み出されたものです。キックやパンチ、ヒジ、ヒザなど様々な攻撃を繰り出す戦闘法を持つ武道で、見た感じはムエタイに近いです。カンボジア人は、ムエタイはもともとクメール武術が発祥で、タイにクメール・ボクシングが伝わり、ムエタイとして知名度を上げたものだと主張しています。
――カンボジアでチャンピオンになったのはいつ頃でしたか?
サッシス 2010年~2013年の間にカンボジアチャンピオン、CTNカンボジアチャンピオン、インターナショナルチャンピオンになりました。
――今回、『KNOCK OUT』には初出場となりました。出場が決まってどう思いましたか?
サッシス 自分自身久しぶりの試合で、試合ができることがうれしかったです。
――相手の中島弘貴選手の印象は? 一番警戒する点はどこでしょう?
サッシス 中島選手の試合は見ていませんが、とても強いという話は聞きました。自分としては、いつも通りの自分らしい試合をするだけです。
――中島選手は以前K-1などでも活躍していた選手です。そのことは知っていましたか?
サッシス すみません。日本人の方は分からないです。
――では当日、どういう試合をして、どう勝ちたいですか?
サッシス 見ていただいた皆さんに名前を覚えてもらえるような試合をしたいです。
――得意な攻撃は?
サッシス 今回はBLACKルールなので使いませんが、ヒジが得意です。いつか自分のヒジもお見せできたらと思います。
――ここで勝って『KNOCK OUT』のレギュラーとして活躍したいという希望はありますか?
サッシス もちろんあります! そのためにも、今回は必ず勝ちます!
――自分の試合で、一番注目してほしいところはどこですか?
サッシス ムエタイとは少し違うクメール・ボクシングの技術を使って倒したいと思います。クメール・ボクシングの強さに注目してほしいです。
対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール、BLACKルールは肘無しキックルール
第8試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
宮越慶二郎(拳粋会宮越道場/元WBCムエタイ・インターナショナル・同日本・NJKFライト級王者)
第7試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級(75kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/WPMF世界スーパーミドル級王者)
田村 聖(拳心館/元NKBミドル級王者、NKB PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント’19~’20優勝)
第6試合 KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分5R
スアレック・ルークカムイ(タイ/STURGIS新宿ジム/王者、元同61.5kg王者、元REBELS-REDライト級暫定王者・元同スーパーライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)※初防衛戦
重森陽太(伊原道場稲城支部/挑戦者、WKBA世界ライト級王者)
第5試合 REDフェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
安本晴翔(橋本道場/KNOCK OUT-REDフェザー級王者)
竹内賢一(Ten Clover Gym/Bigbangフェザー級王者)
第4試合 BLACK女子48.4kg契約 3分3R(延長1R)
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/KNOCK OUT-BLACK 女子アトム級(46kg)王者)
sasori(テツジム/PRIMA GOLD/ミネルヴァ・ライトフライ級(48.99kg)王者)
第3試合 RED 57kg契約 3分3R(延長1R)
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王者、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者、WPMF世界スーパーバンタム級王者)
横野 洋(キックボクシングジム3K/元DEEP☆KICK 57.5kg王者)
第2試合 BLACK 63kg契約 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、MA日本スーパーライト級王者
康弘(ゴリラジム/九州プロキックボクシング(KPKB)スーパーライト級王者、大和KICK 65kg級王者)
第1試合 BLACKスーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
中島弘貴(LARA TOKYO/元Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)※バンゲリングベイ・スピリットから所属変更
サッシス[Saksith](カンボジア/元クメールボクシング・インターナショナル王者)
概要
大会名 KNOCK OUT 2021 vol.3
日時 2021年7月18日(日) 開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ツイキャス(生中継/3,300円~) サムライTV(7月25日(日)22~24時・再放送あり/月額1,980円)
チケット料金 SRS席¥20,000 RS席¥15,000 S席¥10,000 A席¥7,000 ※全席完売 ※小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料
チケット販売 KNOCK OUT OFFICIAL SHOP 出場選手・所属ジム
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