NJKF 大和祭り 7.11 名古屋国際会議場:大和哲也、タップロンの肘で1R TKO負け。匡志YAMATOと中野椋太がTKO勝ちでWBCムエタイ日本王座獲得
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NJKF「大和ジム50周年記念大会 ~大和祭り~」
2021年7月11日(日)名古屋国際会議場イベントホール
記事提供:アーネストホーストジムJAPAN(レポート:布施鋼治)
第9試合 メインイベント 65kg契約 3分3R(延長1R)
×大和哲也(大和ジム/元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元NJKFライト級王者、K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメント2010優勝)
○タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/元WMC世界フェザー級王者、RISEスーパーライト級(65kg)4位、シュートボクシング日本スーパーライト級(65kg)3位)
1R 2’32” TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる鼻の負傷)
1R、大和哲也は警戒しながら左右のローを放ち、様子を伺う。一方のタップロンは右ミドルをタイミングよく決め、脅しにかかる。試合が静から動に変わるのに時間はかからなかった。
タップロンは突っ込んでヒザ蹴りを見舞う。そこからクロスゲーム。腕とヒザが激しく交錯する中、タップロンは哲也の鼻ッ柱にヒジ打ちを打ち込んだ。グチャリと曲がった哲也の鼻。間違いなく折れている。ドクターは即座に試合をストップさせた。ジムのエースである哲也はジム設立50周年記念興行の大トリを白星で飾ることができなかった。
第8試合 ダブルセミファイナル WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
○匡志[まさし]YAMATO(大和ジム/1位、NJKF王者、元HOOST CUP日本EXミドル級王者)
×津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム/3位)
2R 0’18” TKO (左フック)
※匡志が王者に
WBCムエタイの王座決定戦らしく、1R開始早々ヒザ蹴りの攻防を見せる匡志YAMATOと津崎善郎。匡志が右ローを打つと、津崎は払ってスリップダウンを奪う。負けじと匡志が右ローを決めると、津崎は左ミドルを返す。ムエタイらしい試合の流れが続く。
試合が大きく動いたのは2R。津崎の左に合わせ、匡志は回り込みながらドンピシャのタイミングで左フックをジャストミート。この一撃でダウンした津崎は立とうとしても立ち上がれないほどのダメージを負っていた。2R0分18秒、匡志のKO勝ちだ。現NJKFスーパーウェルター級王者で、今後は大和ジムのプレーイングマネージャーとなる匡志がWBCムエタイの新王者となった。
第7試合 ダブルセミファイナル WBCムエタイ日本ウェルター級王座決定戦 3分5R
×大和侑也(大和ジム/2位・元王者、元NJKF王者)
○中野椋太(誠至会/1位、RISE 4位、元NJKF王者、S1 65kg級王者)
2R 2’16” TKO (コーナーストップ:右カーフキックでダウン後)
※中野が王者に
元WBCムエタイ日本ウェルター級王者の大和侑也が約2年ぶりに復帰。中野椋太との間で現在空位のWBCムエタイ日本同級王座決定戦に臨んだ。
1R、試合を攻勢に進めたのは侑也。相手の死角から打ち込む右ロングフックを武器に右ボディストレート、カウンターの右で中野を崩しにかかる。とても一時期、引退を考えていた者とは思えない動きだ。
しかし、中野は1Rで侑也の動きやタイミングをしっかり観察していた。2Rになると、右のカーフキックで侑也を攻略。ダウンを奪ったとき、すでに侑也は立ち上がることができないほど大きなダメージを負っていた。
第6試合 60kg契約 3分3R(延長1R)
×HIRO YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級2位)
○マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/HOOST CUP日本ライト級王者、元ルンピニー2冠王)
判定0-3 (27-30/28-29/27-30)
実に20歳の年齢差のある一戦となったが、この日に向け盟友マキ・チャーチャイとともに猛練習を積んできたピンサヤームは41歳とは思えぬ動きを見せる。
1Rには静粛を打ち破るような流れの中で右ストレートをドーンと炸裂させ、先制のダウンを奪う。
2R、劣勢を挽回しようと懐に入ってくるHIROに対して、ピンサヤームはカウンターの楯ヒジを狙っていく。2分過ぎ、HIROはショートの右を連続してヒットさせ、セコンドについた守永光義会長の「爪痕を残して来い」というゲキに応える。
しかし、その後ピンサヤームはセコンドの「フィームー」という指示通り、HIROの攻撃を受け流しながら時折カウンターを返していく無理をしない戦法にシフトチェンジ。無理をせず判定勝ちを収めた。HIROは爪痕を残せたのか。
第5試合 ウェルター級 3分3R(延長1R)
×洋輔YAMATO(大和ジム/NJKFウェルター級王者)
○滝口幸成(キング・ムエ/WMCインターコンチネンタル・ウェルター級王者)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)
NJKFとWMCインターコンチネンタルの現ウェルター級王者同士の一騎討ち。リングネームの通り、洋輔YAMATOが大和ジム所属ならば、滝口幸成は大和ジムの流れを汲むキングムエ所属の和製ナックモエ。いわば、大和ジムの遺伝子がぶつかり合うとという記念興行らしい一戦となった。お互い相手の攻撃をかわして入るスタイルは大和ジムの基本というべき闘い方だ。
2Rまでは両者ともバランスも良くほぼイーブンだったが、勝負の分かれ目は3Rに訪れた。 滝口は攻撃をヒザとタテのヒジ打ちに絞り、先手先手で仕掛けていく。この攻撃を洋輔は途中からサバききれなくなり、試合終了のゴング。3Rの攻勢がモノを言って、滝口の右手が上げられた。
第4試合 バンタム級 3分3R(延長1R)
×俊YAMATO(大和ジム/元NJKFバンタム級王者)
○國本真義(MEIBUKAI/WMCインターコンチネンタル・バンタム級王者)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)
元NJKFバンタム級王者の俊YAMATOが一夜限りの復活。勝っても負けてもこの一戦で引退と心に決め、國本真義とグローブを交わした。両者は 18 年5月のホーストカップで初対決。このときは白熱のシーソーゲームを繰り広げ、3者とも 29-29 の痛み分けに終わっている。再戦でもお互い激しく打ち合ったが、2-1のスプリットデシジョンで國本が辛勝した。
第3試合 61kg契約 3分3R
○蓮YAMATO(大和ジム)
×福村啓太(直心会)
3R 2’59” TKO (コーナーストップ)
第2試合 55kg契約 3分3R
○大稚YAMATO(大和ジム)
×中島大翔(GET OVER)
判定3-0 (30-27/30-28/30-27)
第1試合 64kg契約 3分3R
×悠YAMATO(大和ジム)
○奥山雅仁(OISHI GYM)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)