パンクラス 5.30 USEN STUDIO COAST：フェザー級王座戦調印式、王者・ISAO「たくさんの人にパンクラスもあるぞと知っていただけたら」、挑戦者・中島太一「にわかファンの人にも届く試合をしたい」
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PANCRASE 321（5月30日(日) USEN STUDIO COAST（東京・新木場））のメインイベント、パンクラス・フェザー級チャンピオンシップで対戦するISAO（NEVER QUIT／王者、元ライト級王者）と中島太一（ロータス世田谷／1位）の調印式が26日、東京で行われた。
ISAOは2009年のネオブラッド・トーナメント・ライト級優勝者で、12年4月には大石幸史を破りライト級王座を獲得し、13年9月に高橋“Bancho”良明を破り初防衛。15～16年にはベラトールでの試合も2度経験し連敗したが、16年9月のVTJでは修斗世界王者の斎藤裕に判定勝ちした。以降はパンクラスでの試合を続け、17年8月にカイル・アグオンに判定負けしたが、その後、フェザー級王者となり、19年10月の再戦でアグオンにリベンジし、2度目の防衛に成功。昨年は7月にアキラに判定勝ちし、10か月ぶりの試合、3度目の防衛戦となる。
中島太一（左）
中島は12年のネオブラッド・トーナメント・バンタム級優勝者で、同級のランキング戦線で活躍。16～17年はロシアのACBで5試合を経験し2勝3敗。18年からパンクラスに戻り、19年4月のアグオンとの王座挑戦者決定戦では判定2-1で敗れたが、昨年9月の王座挑戦者決定戦では堀江圭功に判定2-1で勝利し、今回王座に初挑戦する。
両者とも1988年度の生まれで、キャリアも折り返し地点を過ぎた。パンクラスで育ち、王座戦線で活躍し、海外や他団体の試合も経験しつつ、最近活気付くRIZINフェザー級勢に勝った実績がある点でも共通する。コロナ禍の影響で半年間休止していたパンクラスのナンバーシリーズが今大会から再開するにあたり、パンクラスの存在感を改めて日本のMMA業界とファンに示す上で絶好のカードといえよう。
大会の模様はTIGET（チゲット）でPPV配信される（前売3,000円、当日3,500円／終了後1カ月アーカイブ配信）。
◆中島
ISAO選手が王者になった時に僕がデビューして、ずっと強くて、元々2階級違って、やることは無いと思っていましたが、フェザー級でやることになったのは感慨深いですね。僕の家族もISAO選手は強いと言っていて、パンクラス・イコール・ISAO選手というのがあったので、そういう選手とタイトルマッチができるのがうれしくてワクワクしています。
（コロナ禍の影響で、なかなかパンクラスの大会決まらず、どういう思いでしたか？）あると聞いていたので、それを望みにやっていたんですけど、6～7月となれば他のところでやるチャンスがあればとも考えました。でもタイトルマッチなので逃せないし、その辺は凄く葛藤していました。
（ISAOの印象）トータルファイターなので、全て気を付けないといけないことは想定して練習しています。特に気を付けないとことが何個かありますけど、言いたくないです。弱みと強みを理解しています。
（パンクラスのベルトへの思い）デビューして無敗で王者なると言いながら、いっぱい負けて来て、自分の考えが甘かった経験をし、10年目でやっとタイトルマッチです。パンクラスのフェザー級で強かった人がONEとかに行って、選手層が薄くなって辿り着けたタイトルマッチなので、ここのチャンスを逃したら無いと思って戦います。
（ONEやRIZINでパンクラス・フェザー級の元ランカーや、2人の戦った選手が活躍し、フェザー級が色んなところで取り上げられるようになりました。パンクラスでどんな姿を見せたいですか？）RIZINだけじゃない、パンクラス・フェザー級は強いんだというのを見せたいし、ハイレベルな技術の攻防も見せたいですし。RIZINに出たいとは思っていないですけど、にわかファンの人にも届く試合をしたいです。
（フィニッシュのイメージは？）早く極められる可能性もありますし、後半が僕は得意なので、最後あたりに極める可能性もあります。今回は極める練習をして来て、今までの僕とは違ったスタイルを見せられると思うので注目して欲しいです。
◆ISAO
今年初めてパンクラスで久しぶりの興行ですし、自分も中島選手もパンクラスで戦い続けていたので、こうやって戦えることが感慨深いです。
（なかなかパンクラスの大会決まらず、どういう思いでしたか？）夏までにはあるだろうと信じて待っていました。
（中島の印象）全部できる選手ですし、5分5Rってのもありますし、スクランブルですとか、小さなわずかなことに注意しないといけない相手です。
（KRAZY BEEの出稽古や、PML横浜でのフィジカルトレーニングの成果は？）色んな方にアドバイスをもらって取り組んでいて、色んなところが伸びている実感があります。
（ONEやRIZINでパンクラス・フェザー級の元ランカーや、2人の戦った選手が活躍し、フェザー級が色んなところで取り上げられるようになりました。パンクラスでどんな姿を見せたいですか？）中島選手も言ったように、大舞台に目が行きがちですけど、ずっとパンクラスでやってきた自負がありますし、中島選手とならこのパンクラスを盛り上げる試合ができると信じていますので、そこをしっかり見せて、たくさんの人にパンクラスもあるぞと知っていただけたらと思います。
（フィニッシュのイメージは？）どんなところでも隙があれば打撃でも寝技でもフィニッシュを狙えればと思います。
なお、パンクラスでは試合前日の計量オーバー防止策として、試合4日前の体重の申告を出場選手に義務付けている。調印式後に両選手の参考計量が行われた。フェザー級のリミットは65.8kgで、ISAOは71.75kg、中島は69.25kgだった。4～6kg重い程度なら、計量3日前の体重としては問題はないだろう。（上記の体重はズボン・下着・靴下・ベルトの重さ分を想定した500gを、体重計での数値から引いた体重となっている。）
対戦カード
【本戦】
第13試合 メインイベント パンクラス・フェザー級チャンピオンシップ 5分5R
ISAO（NEVER QUIT／王者、元ライト級王者）※3度目の防衛戦
中島太一（ロータス世田谷／1位）
第12試合 セミファイナル フライ級暫定王者決定トーナメント一回戦 5分3R
小川 徹（TRIBE TOKYO M.M.A／2位、ネオブラッドトーナメント2015スーパーフライ級優勝）
秋葉太樹（フリー／6位）※総合格闘技道場reliableから所属変更
第11試合 フライ級暫定王者決定トーナメント一回戦 5分3R
上田将竜（G-face TEAM緒方道場／3位）※緒方道場から所属表記変更
猿飛流（リバーサルジム川口REDIPS／7位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝＆MVP）
第10試合 ストロー級 5分3R
八田 亮（ストライプル オハナ／1位、元ZSTフライ級王者）
宮澤雄大（K-PLACE／3位）
第9試合 ライト級 5分3R
松本光史（M PLATIC／4位、元修斗同級世界王者・現6位）
アキラ（武蔵村山さいとうクリニック/&mosh／フェザー級4位）
第8試合 フェザー級 5分3R
透暉鷹（ISHITSUNA MMA／6位、修斗2019同級新人王）
Ryo（RINGS／14位、元THE OUTSIDER 70-75kg王者）
第7試合 ウェルター級 5分3R
近藤有己（パンクラスイズム横浜／元ミドル級・ライトヘビー級・無差別級王者）
鈴木淑徳（K-PLACE）
第6試合 フェザー級 5分3R
田村一聖（IJC／5位、元王者）※KRAZY BEEから所属変更
中田大貴（和術慧舟會HEARTS）
第5試合 バンタム級 5分3R
平岡将英（KRAZY BEE／6位、ネオブラッドトーナメント2019同級優勝）
井村 塁（Nexusense／11位、ネオブラッドトーナメント2020同級優勝）
第4試合 ストロー級 5分3R
高島俊哉（リバーサルジム新宿Me,We／5位）
野田遼介（ALLIANCE）
第3試合 バンタム級 5分3R
TSUNE（リバーサルジム新宿Me,We）
鬼神光司（CAVE）
第2試合 バンタム級 5分3R
平田丈二（総合格闘技闇愚羅）
福島啓太（K-PLACE）
第1試合 女子フライ級 5分3R
ライカ（RIGHT THING ACADEMY／3位）
法DATE（Team DATE）
【ポストリミナリー】※本戦の後に実施
第8試合 ネオブラッドトーナメント2021 フェザー級決勝 5分3R
第7試合 ネオブラッドトーナメント2021 ライト級一回戦 5分3R
伊良波心（NOVA UNIAO JAPAN） ※アングシン 改め
森井一輝（パラエストラ柏）
第6試合 ネオブラッドトーナメント2021 バンタム級Bブロック一回戦 5分3R
上野惇平（ハイブリッドレスリング八戸）
小川準也（CAVE）
第5試合 ネオブラッドトーナメント2021 バンタム級Aブロック一回戦 5分3R
矢澤 諒（パンクラスイズム横浜）
田嶋 椋（OOTA DOJO）
第4試合 ネオブラッドトーナメント2021 バンタム級Aブロック一回戦 5分3R
風間敏臣（和術慧舟會HEARTS）
高杉遼介（新潟イエローマンズ）
第3試合 ストロー級 5分3R
大塚智貴（CAVE）
石井涼馬（パラエストラ柏）
第2試合 ネオブラッドトーナメント2021 フェザー級一回戦 5分3R
星野 豊（和術慧舟會HEARTS／ 2017年修斗フェザー級新人王）
牧野滉風（G-face）
第1試合 ネオブラッドトーナメント2021 フェザー級一回戦 5分3R
三宅輝砂（ZOOMER）
為房虎太郎（総合格闘技道場コブラ会／2018全日本大学グレコローマン選手権72kg級5位）
概要
大会名 PANCRASE 321
日時 2021年5月30日(日) 開場・12:30 本戦開始・13:00 ポストリミナリー開始・17:40（予定／メインカード終了10分後） 終了・19:10（予定）
会場 USEN STUDIO COAST（東京・新木場）
中継 TIGET［チゲット］（前売3,000円、当日3,500円／生中継。終了後1カ月アーカイブ配信）
チケット料金 SS￥17,000-（完売） A￥11,000-（完売） B￥8,500-（完売） C￥7,700-（完売） バルコニー￥9,500-（完売） 2F￥7,500-（完売） 当日立見￥7,000-（枚数制限無し） ※当日券は12:30より販売 ※未就学児は無料 ※ワンドリンク制（500円）
チケット販売 イープラス パンクラスストア 出場選手・所属ジム
お問い合わせ パンクラス 03-5339-9198 http://www.pancrase.co.jp/
