ZST 4.18 GENスポーツパレス：戦う俳優・渡邉龍太郎、約5年ぶり復帰戦で浜本”キャット”雄大に逆転KO勝ち。小金翔、岸野絋樹に判定勝ち

ZST.70
2021年4月18日（日）東京・GENスポーツパレス

　　

レポート＆写真：井原芳徳

第10試合　フェザー級　5分2R
―島村　裕（総合格闘技宇留野道場）
―椿　飛鳥（トライデントジム）
中止
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第9試合　ライト級（当日計量77.1kg契約）（ノンタイトル戦）　5分2R
○小金　翔（フリー／ZSTライト級王者）
×岸野絋樹（トイカツ道場）
判定3-0

　1R、サウスポーの岸野に対し、長身の小金がオーソドックスに構えてプレッシャーをかけ、右ストレート、スーパーマンパンチ、ミドル、左ジャブをヒット。岸野も少しずつ左フックを返すようになるが、ヒット数では小金が上か。

　2R、小金が圧をかけ、右ミドル、三日月蹴りを当てていると、岸野は息が荒くなる。岸野はタックルを繰り返すが、小金は対処を続けテイクダウンを許さず、最後まで右ミドルと三日月蹴りを当て続け終了。2Rとも打撃戦で上回り、小金が判定勝ちした。

　小金は「メインが無くなったのでしっかりフィニッシュしたかったんですけど、苦戦しました。すみません。これからもZSTを強くしたいんで頑張ります。また応援お願いします」とアピールした。

第8試合　フライ級（当日計量61.2kg契約）　5分2R
×浜本”キャット”雄大（クロスポイント大泉）
○渡邉龍太郎（SONIC SQAUD）
2R 3’49” KO (右フック)

　浜本はムエタイからMMAに転向し、昨年プロデビューし1勝1敗。前回11月の試合では元ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎に1R TKO負けした。渡邉は14年8月以来となる復帰戦。最近は俳優の活動が主体だった（所属事務所のホームページには多数のドラマやCMの出演実績が掲載されている）。

　1Rは終始打撃戦。浜本が右ロー、左ボディを強打するが、渡邉もリーチを活かし、パンチの交錯する場面や蹴りのカウンターで左右のフックのヒットをじわじわ増やし反撃する。

　2Rも渡邉がパンチを当てやや優位だったが、浜本の右ロー、左ボディ、組んでの左膝が効き目を発揮し、渡邉は鼻血を出して苦しそうに。だがパンチの打ち合いで、渡邉が左フックをクリーンヒットして浜本をダウンさせると、立った浜本に右フックに当てて、再び倒してパウンドを当てたところでレフェリーがストップした。

　コーナーに登って何度も叫んで大喜びした渡邉は「4年8か月ぶり復活した渡邉龍太郎です。俺のこと知らない人ばっかりだと思うけど、俺、ZSTに8年前から出てるから。知ってる人、ただいま」「普段大きいこと言ってるけど、やっぱ俺、強いよね。気持ちいいね」「ZSTでフライ級トーナメントあれば出たいですね。最近のZST、しょっぱいと思っていたんで」「RIZINに俺が出た方が華あるし」「5月10日に映画の告知するんで、SNS見てください」と、言いたい放題のアピールを繰り広げた。

第7試合　KOKルール　フライ級（当日計量61.2kg契約）　5分2R
×田丸啓輔（総合格闘技宇留野道場）
○長野将大（リバーサルジム武蔵小杉所プラス）
判定0-3

　グラウンドパンチ禁止のKOKルールでの一戦。1R、グラウンドの攻防が続く中で、中盤に所英男の弟子・長野がアームロックを狙うと、腕十字に移行して追い詰め、最後もバックから裸絞めを仕掛ける。
　2R、田丸も足関を狙うが、長野は対処し、1R同様に裸絞めや腕十字を狙い続けて攻勢を維持し判定勝ちした。

第6試合　当日計量69kg契約　5分2R
×高須将大（ストライプル茨城）
○金井塚信之（フリー）
判定0-3

　1R、開始すぐから金井塚がタックルで倒し、バックをキープし裸絞めを狙い続ける。その後も立たれるが最後もバックから裸絞めを狙い追い詰める。2Rも金井塚がレスリングとバックコントロールで圧倒し判定勝ちした。

第5試合　フライ級（当日計量61.2kg契約）　5分2R
○児玉勇也（トイカツ道場/とらの子レスリングクラブ）
×勅使河原稜太（AACCスパイダー）
2R 4’23” アームロック

　児玉がスタンドでのパンチ、右ローで勅使河原がじわじわ追い詰めると、勅使河原のタックルを切り続けた後、グラウンドでアームロックを極めタップを奪い完勝した。
　児玉は「今日ZST 6戦目で初めて一本が獲れてうれしいです。フライ級のタイトルについて大きいことを言える度胸はないので、これぐらいにしておきます」と控えめにアピールした。

第4試合　バンタム級（当日計量65.8kg契約）　5分2R
○諏訪部哲平（和術慧舟会駿河道場）
×松本大輔（IMNグラップリング）
判定2-1

第3試合　フェザー級（当日計量70.3kg契約）　5分2R
○若林康弘（SAI-GYM）
×森永ユキト（ストライプル新百合ヶ丘）
判定3-0

第2試合　フェザー級（当日計量70.3kg契約）　5分2R
○FUMA（プロレスリングBASARA）
×福山博貴（フリー）
判定2-1

第1試合　当日計量85kg契約　5分2R
○平　信一（綱島柔術）
×モリシマン（STYLE PLUS GYM）
1R 2’23” TKO (レフェリーストップ：グラウンドパンチ)

第0試合　SWAT!バウト　当日計量77kg契約　5分2R
○義規（Damm fight japan）
×本橋賢太（和術慧舟会GODS）
判定2-1