K-1 3.28 日本武道館 一夜明け会見:武尊「レオナ戦には幸せを感じられる恐怖があった」、那須川天心は「真剣を持っている選手」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
中野トイカツ道場
中野駅徒歩3分。平日7~23時、年中無休営業。入会金&月謝2ヶ月分無料!
K-1 K’FESTA.4 Day.2~ 3月28日 日本武道館大会の一夜明け会見が29日に行われ、本戦での勝利選手19人が出席した。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
武尊、レオナ・ペタスとの死闘を振り返る「レオナ戦には幸せを感じられる恐怖があった。最高の相手と最高の舞台で最高の試合ができた」
武尊はK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチでレオナ・ペタスを迎撃。1R終盤に左フックでダウンを奪うと、2Rに右ストレート・右フックで立て続けにダウンを奪い、KO勝利で2度目の王座防衛に成功。見事な勝利で大会を締めくくった。
歴史に残るKO劇を見せた武尊は、「昨日は自分の中の楽しみを優先して戦い、それがつながったのかなと思う」と勝因を分析。そして「最高の相手と最高の舞台で最高の試合ができた。真剣で斬り合ってるみたいな緊張感で、幸せを感じられる恐怖」と、独特の表現でコメント。さらに、この結果を受けて、対戦の機運が高まった那須川天心に話が及ぶと「真剣を持ってる選手、いい試合になると思う」と語った。
「本当、試合的にはレオナ選手は今K-1で戦う中で最高の相手だと思ってたんで、強さも本当にわかってたし。もちろん、勝つつもりではいたんですけど、打ち合ったらどっちが倒れるかわからない相手だなって思っていました。作戦ではパンチの打ち合いは避けようと思っていて、レオナ選手は内側からのストレートを打ってくる選手なので。僕、打ち合いになるとフックが多くなるんで、相性的はあんまりよくないなっていうのもありました。あと、一年ぶりの試合というのもあったんで、ちょっと感覚見ながらやろうと思ってたんですけど。向かい合って試合始めたときに、この人と打ち合いたいなって思える選手で。勝利を優先しないといけないんですけど、昨日は自分の中の楽しみを優先して戦ったんで、それが逆につながったのかなと思います。
(一夜明けて心境は?)ホッとしたって感じですかね。うれしさよりも。タイトルマッチっていうのもあるし、僕からすると失うものしかない試合だったんで。あとはみなさんが期待してる試合も、勝たなかったらやる資格もないし。僕は一回でも負けたら引退するって決めてるんで。その試合を実現できずに現役を辞めないといけない試合でもあったんで。自分の中で賭けじゃないですけど、ここで負けたらそこまでだな、と。もちろん強いのはわかってるんですけど、この選手と全力で打ち合って、ここで勝ったらもっと上にいけるというか、もっと戦い続ける資格のあるファイターなんだろうなっていう。自分の中で自分を試したじゃないですけど。そんな試合でしたね。
(今後の目標は?)明確に何っていうよりも、昨日の大会でもすごいたくさんのかたが感動したって言ってくれたり、パワーもらったって言ってくれて。僕がやりたいことって、自分が格闘技を観てすごいパワーをもらって、いまの人生があると思うので、逆に発信する立場になりたいし。いまも受け取ってくれてる人はたくさんいるんですけど、もっともっと格闘技っていうのをほかのメジャースポーツに負けないくらいのメジャーなスポーツにしたいし。文化のようにしていきたいので。そのためにもっともっと広げていきたいなっていうのが、大きな目標でもあって。そのためには、やりたい試合っていうのがやっぱりあるんで、それに向けて、また全力で毎日過ごそうかなと思ってます。
(あらためて試合前の日々を振り返ると?)2回延期になったのもあったり、追い込み期間も長かったんで。約半年くらい、追い込みしてたんじゃないかっていうくらいの期間だったし。そのあいだもずっと、試合へのプレッシャーは24時間ずっと感じてたし、大晦日のことがあったりとか。どんどんどんどん、いろんなものが重なって、いままでで一番いろんなものを背負ってリングに上がったかなっていうふうに自分でも思っていて。試合がきつい、練習がきついとかじゃなく、メンタル的なきつさで。こんなきついことやりたくないっていう。
格闘技は好きだし、試合も好きなんですけど、気持ちの部分でこんなの耐えれないって思った時期もあったり。でも、いろんな人に言葉をかけてもらって、ファンの人の期待だったり、そういうのが支えになってたんですけど。それでもラスト2~3週間くらいは不眠症でしたね。寝てても、朝まで記憶ありました。
(そういう状況でも打ち合ったのは?)そこが救いじゃないですけど、たぶん一本ネジが外れてるんだと思うんですけど。まともな神経だったら安牌(あんぱい)に戦っちゃうかなと思うんですけど、AB型なんで二重人格なんですよ、たぶん。リングに上がるといろんなことを捨てて、もうひとりの人格で戦えるんで。いろんなもの背負って戦ってるんですけど、最後は自分が楽しむことを優先しようってやってきたので。楽しめたから、あの試合ができたんじゃないかなと思います。
(天心戦で世界に格闘技のパワーを見せたい?)そうですね。もちろん試合なんで、絶対に負けたくないし。この数年、ずっと言われてきて。武尊のほうが強い、天心選手のほうが強いっていう論争みたいなものがずっとあって。自分より強いと言われてる人がいるのは格闘家として悔しいし許せないし。それはずっとあったんで、やっぱ勝って、立ち技最強はK-1だというのを証明したいっていうのもあるし。なんですけど、やっぱり格闘技という一つの大きなジャンルとして、勝ち負けは決まるんですけど、格闘技のパワーっていうのはこんなに大きいっていうのを、たくさんの人に知ってもらえる機会でもあると思うので、そういううれしさもあります。
(天心選手は55kgに落としてやろうとしているが、体重については?)それもちょっと、昨日の試合に勝たないと、やる権利がないと思ってたんで。この試合が終わるまでは、何もまだ話も進んでないし。勝って、そこから関係者の方たちと話し合って決めていくことだと思うので。これからっていう感じですけど、お互い納得いく体重でできたらいいなと思っています。
(レオナ選手にはどのような気持ち?)戦ってても本当に強かったし。試合で言ったら、10年前にアマチュアでお互いに10代のときに2回戦ってて、そのときは1勝1敗で。ずっと階級が違ったり、戦う舞台が違ったりしてたんですけど、心の中で1回負けてる相手っていうのもあったんで。ライバルっていう感じではなかったですけど、ずっと意識してる相手ではあったんで。それにレオナ選手はK-1の60kgの中で選手を倒して、一番トップまで上り詰めてきてくれての挑戦だったんで。最高の相手と最高の舞台で最高の試合ができたなっていう。試合が終わって少し話したんですけど、なんか清々しいというか。試合前からもそうですけど、恨みとか一切なしに全力でぶつかり合えた相手なんで、すごいリスペクトしてるし、いい相手だったなと思いますね。
(天心選手とそのあとやりとりは?)いや、会ってないですね。あそこだけですね。
(笑顔も見せていたが、今回は特別な感情だった?)そうですね。本当、戦ってて楽しい相手っていうのが特別で。いままでも何人かいたんですけど、その中でも今回はすごい特別な気持ちで戦えたのかなっていうのはあるし。仲いい友達ができるときって、最初のフィーリングでわかると思うんですけど、それを戦いの中で感じ取れるっていうか。プライベートではどうかわからないですけど、リング上では『仲良くなれるな、いっぱい殴り合いたいな』っていう相手でしたね。
(それはリングに上がらないとわからない?)そうですね。戦って呼応してくれる相手というか。僕と打ち合ってくれる人って、いないっちゃいないんで。レオナ選手もたぶん作戦があったと思うし、僕ももともと打ち合う作戦じゃなかったし。お互い、それこそフィーリングが合致した感じだったんで、ああいう打ち合いになったんじゃないかなと思いますね。
(昨日は寝れましたか?)寝たのは朝方で、アドレナリンで寝れなかったですけど、いつもは試合のあと寝れないんですよ。昨日はたぶん、一週間くらいの睡眠不足があったのかわからないですけど、ひさしぶりに記憶がなく寝ましたね。今日も会見、ちょっと遅刻するんじゃないかと思いました(苦笑)。目覚ましが聞こえなくて、危なかったです。
(去年の大晦日に、天心選手に「武尊選手はどんな存在?」と聞いたら、「悟空とベジータ、ナルトとサスケ」って言ってたが、武尊選手にとっては?)ナルトがちょっとわかんないんですけど(苦笑)。悟空とベジータだったら、僕が悟空でいいんですかね?(向こうも悟空のつもりらしいが?)僕も悟空が好きなんで(笑)。そんな感じじゃないですかね。
(いままでもレオナ選手のような選手はいた?)殴り合いたいと思った選手はいたんですけど、もちろんみんな強いんですけど、実力がいい意味で拮抗してて、ファイトスタイルも噛み合ってという選手はなかなかいなかったのかなっていう。あと、真剣で斬り合ってるみたいな緊張感を感じ取れて。幸せを感じられる恐怖というか。表現は難しいですけど、この恐怖をもっと感じたいと思って、作戦を無視して打ち合いにいったので。幸せは恐怖でした(笑)。
(その物差しではレオナ選手が一番?)そうですね、向こうの殺傷能力っていうのも。この人のパンチだったらもらっても大丈夫だなって思う人と、けっこう打ち合ってたのもあったんで。いつもはそのペースで『どんくらいなんだろ?』っていうのを感じつつ、いけるって思って打ち合ってたんですけど、昨日はそう思う前に打ち合いにいったので。それは初めてかもしれないです。
(天心選手にはそれを超える、“リング上のいい友達”になってほしい?)まあ、わかんないですね、リングに上がるまでは。(感じない可能性も?)その可能性もありますよね。でも、真剣を持ってる選手だと思うので。いい試合になるんじゃないですかね」
シナ・カリミアン、逆転KO勝ちのバックブローは作戦一つだった!ANIMAL☆KOJIの王座挑戦アピールについては「彼とはレベルが違う。バナナでも食べていればいい」
クルーザー級タイトルマッチで王者K-Jeeと対戦した挑戦者シナ・カリミアン。昨年11月のK-1福岡大会でベルトを奪われた因縁のリマッチで、いきなり2度のダウンを奪われてピンチに陥ったものの、窮地をくぐり抜け2Rにバックブローで逆転KO勝ち。涙の王座奪還を果たした。
一夜明け会見ではベルトを獲り戻した一撃は狙っていたものだと明かし、K-Jeeとの再戦、挑戦表明しているANIMAL☆KOJIに対しては「自分と戦うレベルにはない」と切り捨てた。
「コロナの大変な時期にこれだけの素晴らしい大会を開催して頂いたK-1スタッフ、関係者のみなさまに感謝を申し上げたい。昨日はとても自信に満ち溢れ、100%自分が勝てるというイメージしかない、とてもいいコンディションで試合を迎えることができた。ただ試合の直前、リング調整ということで時間があいたため温めていた体が冷えてしまったのもあり、1R目はあまりいい動きができなかった。その後自分の動きを取り戻して勝つことができた。
(一夜明けた心境は?)数カ月ぶりにベルトが本来の持ち主の元に帰ってきたという心境で、昨晩はベルトとともに安らかな、嬉しい1日を過ごすことができた。今年は自分にとっても全ての選手にとってもこの階級は危険な階級になるんじゃないかと思っている。自分自身たくさんの選手がこのベルトを狙ってくると思うので、自分自身もっとトレーニングを積んでさらなる強さを求めていきたい。
(試合を振り返って)ダウンはしたが、特にダメージが大きかったダウンという訳ではなく、自分自身すぐ元に戻せる、復活できるという感覚があった。その中でK-Jee選手にヒザを2発食らわせて、K-Jee選手はだいぶ疲れが来ていて倒せる感覚もあったので、全くダメだというような感覚はなかった。
(決め手となったバックブローは)試合の前に立てていた作戦の1つだったことは間違いない。その瞬間を狙ってはいて、2Rに“このタイミングだ”と頭をよぎって出しました。(次の挑戦者について)2年ほど前に当時のGLORY王者だった選手に戦いを申し込んだが、返信がない中で月日が経ってしまった。今のGLORY王者に戦いを受けてもらえるなら戦いたいし、K-1のリングに上がってきてくれるならウェルカムで受けたい。
(K-Jeeとの再戦、挑戦表明しているANIMAL☆KOJIについては?)この2人は自分と戦うレベルにはないので、戦うという気持ちは特にない。ANIMAL? 彼はバナナでも食べていればいい。(東京以外の試合で取りこぼしがあるのは)もともと自分は日本で生まれ育った訳ではないので、日本の他の地区のことがよく分からない。ただずっと東京で暮らしてきているので、東京にいる時はいい感じ・いい感覚があるのは間違いないのかもしれない。ただ東京以外のところで戦うのは、例えるなら外国、他の国に行って戦うような感覚なのかもしれない」
京太郎、新たな野望はK-1重量級の三階級制覇!?「スーパー・ヘビー級の日本人はそう出てこない。今の日本に自分の名前を響かせたろうかなって思います」
第17試合で実方宏介を予告通りに鮮やかなパンチで倒し、ボクシングからの復帰第1戦をKO勝利で飾った京太郎。メタリックピンクに光るジャケットに前日会見と同じマリオの帽子、そして漫画の目が描かれたメガネという出で立ちで登場すると、一夜明けても止まらないマシンガン・トークを披露する。
前日の実方戦について「キックの難しさを改めて感じた」と振り返るとともに、同日の会見の冒頭で従来のヘビー級が100kgを境に「ヘビー級」と「スーパー・ヘビー級」に分けられることが発表されたと聞かされると、「(クルーザー級も含めて)3階級制覇してやろうかな」と意欲を見せた。
京太郎の存在でK-1の重量級戦線がさらに面白くなりそうだ。
「(スマホからゲーム音楽を流して)スーパーマリオ・ワールドで昨日は戦ったんですけど、どっちモードがいいんですかねえ? 『いい人キャンペーン』なのか、『いい人じゃないキャンペーン』なのか。(※アナウンサーから『今のお気持ちで』と回答)昨日の試合後、リング上でのインタビューが、ギャップがあって全選手の中で一番いいと言われまして、いい人キャンペーンもやっていこうかなと思うんですけど、実際の僕がああいうタイプなんでね。
昨日はいい第一歩を迎えられまして、やはりありがたいなと。
K-1の方には、10年以上前、昔のK-1で働かれてた方もいて、その方が『成長したなあ』と。昔、チャンピオンだった時はとんでもないポンコツだったんで。そういう成長も感じられたなと思ったんですけど、とりあえず第一歩を踏み出せたんで、よかったなと思います。
(一夜明けての心境は?)本音の部分を言いますと、ずっとボクシングとK-1の違いというのを考えていて。今日、ここでしゃべった人って、ずっとK-1に出てた人ばっかりだと思うんですけど、僕はいろんなことをやってきて、面白いな、こんな違いもあるんだなということもありました。ファンの違いもあった中で、やっぱり10年キックをやってないと難しいなと改めて思いました。見てる人は余裕を持って倒したと思ったでしょうけど、僕の中ではあれでいっぱいいっぱいだったんで、大変でした。
(今後の目標は?)K-1に戻ってきたのは別にチャンピオンになりたいとかそういうことでもなく、いろんな人に僕の思いを伝えたいということと、僕のやってきた経験と情熱を感じてもらいたいというのもそうですし。昨日のK-1を見て、応援してくれる人がいっぱいいたんで、その人の人生に寄り添えるということが素晴らしいなと。
あとは、K-1は正統派の人が多いんで、僕みたいに違うキャラで、違う角度から刺激できたらと思うんでね。正統派は武尊選手とかカッコいい人たちに任せるんで、ヘビー級は今のところは一人しかいないんで、僕ができるのはそういう面で刺激することだけだと思ってます。
(カーフキックを蹴られてダメージは?)『ついにムエタイがカーフかい!』ですよ! 僕の意見で言うと、K-1にカーフって、なくていいと。別に禁止(にしろ)ってわけじゃないですけど、格闘技、K-1にカーフって必要なのかなと。カーフがなくてもローを蹴ればいいかなと思いますし。規制する方法はないですけど、アレをするとパンチがおろそかになる部分もあるし。パンチとカーフ(のコンビネーション)でいくならいいんですけど、カーフだけで攻める人もいるんで。相手に致命傷を与えるんだったらカーフは必要ないと思うんですけど。でも、蹴られて腹が立ったんで、蹴っちゃいました、すみません。
(パンチだけと言っていたが、どうして蹴った?)例えばカレーライスを食べに行きます。ルーだけ食べますか?ライスも食べますよね? そういうことです。蹴りがあるのに蹴らない手はないじゃないですか。向こうの選手は僕のことを『蹴り倒す』って言ってましたけど、僕はその10年前に世界チャンピオンになってるんで。蹴りますよって話で、それは蹴りますよ。
卜部功也にバンテージ巻いてもらった時に、『そんな薄いんかい』と。もっと3センチぐらい厚くしろよと。3人ぐらいバンテージチェックの人が見てたんで、厚く負けず、いまだに痛いですけど。蹴った方も痛いし蹴られた方も痛いですけど、僕としては5カ月ぐらい追い込んだ末の痛みなんで、いい痛みかなと思ってます。
(作戦を遂行しようとしていた?)僕、今まで何十戦と戦ってきましたけど、作戦は一個もないんですよ。その場で全部見て、相手の出方をうかがってやってきたんで。どうせ蹴ってくるんですもん。で、『カーフかい!』ってことですよ。細かい話しをすると、ボクシングって、ジャブから入るんですよ。長いラウンドを使って、それを攻略していくんです。でもK-1って、ジャブから入ったら蹴りが来るし、パンチもいきなり打たなきゃいけないんですよ。それは怖かったですね。ボクシングは3R捨てても勝てるんですよ。でもキックは1R捨てたら、厳しいんですよね。それはデカかったです。1Rが終わって焦ってたら卜部功也が『右で倒せます』って気軽に言ってきて、『倒せるんかい!』って右打ったら倒せたんです。昨日の卜部功也会長と濱田トレーナーは最高のチームでした。
(先ほど、今後ヘビー級とスーパー・ヘビー級に分かれるという発表がありましたが)聞いてなかったんですけど、重量級がスーパー・ヘビー級とヘビー級とクルーザー級に分かれるんですか? だったら3階級制覇してやろうかな? 武尊選手に負けないように。たぶん、スーパー・ヘビー級になると日本人はそう出てこないので、僕は誰とでも。今回も正直、『どうする?』って言われた時に『僕はヘビー級なんで、130kgでも140kgでもいいですよ』って話しはしたんですけど。僕はどの階級でもやったろうかなって。日本人としてヘビー級できてるんで。
今までK-1初の日本人世界王者になって、ボクシングでは世界ランキングに入って東洋太平洋王座も獲って、全部やってきてるんで。僕の中では勝つ負けるということより、そこに挑むということが大事だと思うんで。やったろうかなって思いますけどね。今の日本に響かせたろうかなって。そういう面でも別の角度から刺激できるんじゃないかと思います。
(久々に戻ってきて、自分の振る舞いで変わった点は?)そこを一番伝えたくて。昔から僕のことを知ってる人が、真剣に『成長したな』って言ってくれたんですよ。僕自身も挑発と思ってないですけど挑発になってしまったり、チャラけてるなと思われたかもしれないですけど、K-1の人たちが走り回って、僕ら一人一人に声をかけてくれて、1日前にKrushもあったでしょう、1週間前にK-1もあったでしょう、そんなに多くない人数の中で、皆さんがこのK-1を作り上げてる、それが素晴らしいです。
あと、後半戦では僕ぐらいでしょう、あの会場に家から十年来のスーツケースを持って、電車で来るのは。上に上ったらお客さんしかいないんですよ。そのお客さんが『大阪から来ました、写真撮ってください』と。あの20代の若い子たちの熱い思いを見て、K-1っていいところにみんないるんだなと思った時に、昔は自分のことしか考えずにイケイケでやってましたけど、今は環境のこととか人のこととか、対戦相手の実方選手にも試合後、ヒザをついて土下座したというのも相手への感謝ですし。心技体の心というのは本当に大事だと思いました。そこが気持ちの部分で、本当に成長したなと思いました。
(言い残したことは?)とりあえず、あと1~2戦はお手軽プランということで、どうせいつかタイトルマッチをやるので、今はお手軽プランで、お手柔らかにお願いします」
ANIMAL☆KOJI、愛鷹亮と魂のぶつかり合いを制してタイトル挑戦をアピール「シナ選手、コングラチュレーション! 俺がその長い首を狩ってやる」
第16試合で愛鷹亮とK-1クルーザー級スーパーファイトを戦ったANIMAL☆KOJIは、1Rはダウンを奪われたりと押され気味だったがダウンを奪い返すと徐々に反撃。3Rを戦い抜いて3-0で判定勝利。昨年のK-1 JAPAN GROUP初参戦となった11.3福岡大会でのRUI戦に続き、2連勝を飾った。
重量級のド迫力ファイトを制したANIMALは「愛鷹選手のエレファントパンチをもろに食らって、パンチ自体も重かったですし、勝ってやろうという気持ちも凄い伝わった。本当に魂の日本男児でした」と、改めて愛鷹へのリスペクトをコメント。「魂と魂がぶつかった試合になったかなと思います」と、試合内容にも満足げな様子だった。
しかし、Krushのタイトル挑戦経験もあるRUI、K-1クルーザー級王座に挑戦した経験を持つ愛鷹と、クルーザー級の実力者たちを連続で撃破した実績もできた。こうなると、ANIMALの次なる目標はK-1クルーザー級王座だ。
奇しくも、この日はシナ・カリミアンがK-Jeeを破って、クルーザー級王者に返り咲いたばかり。今年の7月17日には2年連続でK-1福岡大会が開催されることも発表されており「僕の地元の福岡で試合があるみたいなんで、そこを満員にしてチャンピオンとタイトルマッチです」と、地元での新王者・カリミアンへの挑戦を改めて表明。
「コングラッチュレーション、チャンピオン! 昨日は激戦だったんで、しっかりダメージ抜いて、その長い首狩ってやるから」と、カリミアンに向けて宣戦を布告したのだった。
「まず試合について、僕が負けると思っていた人が大半だったと思うんですけど、その中でも僕を信じてきくれた人を肯定したいという気持ちと、先日も言いましたけど、中学1年生のユウくんが突如難病に悩まされてて、その中でバナナを食べて頑張っているという写真が送られてきて、僕は凄い励みになりました。僕も昔は難病になったことがあって、それを克服して今があります。難病がある人、いっぱいいると思うんですけど、そういう人たちにも克服できるということ、バナナ最強説をしっかり証明したかったです。
(一夜明けての心境は?)やっぱり愛鷹選手のエレファントパンチをもろに食らって、パンチ自体も重かったですし、勝ってやろうという気持ちも凄い伝わったし、僕も首がもげてでも絶対に勝ってやろうと思っていたんで、本当に魂の日本男児でした。(試合の映像を見て、自分ではどういう試合だったと感じた?)やっぱり武尊選手の試合とかテクニックがあって、レオナ選手といい試合だったと思いますし、僕らは僕らでああいうテクニカルな動きはできないけど、魂と魂がぶつかった試合になったかなと思います。
(今後のK-1での目標は?)昨日も言いましたけど、次、7月に福岡で、僕の地元の福岡で試合があるみたいなんで、そこを満員にしてチャンピオンとタイトルマッチです。(計量が終わってから試合までバナナは何本食べた?)バナナは4本ぐらいですね。とりあえず。正直、僕は減量が全然ないので、全然お腹空かなくて。だから、城戸選手はめちゃくちゃイライラしてただろうなと思いながら、僕はめちゃめちゃ元気だったんですよ。
(昨日のシナ選手の試合を見て、自分は勝てるという自信はある?)もちろん。まずはシナ選手、コングラッチュレーション、チャンピオン! 昨日は激戦だったんで、しっかりダメージ抜いて、その長い首を狩ってやるから。(シナ選手を動物に例えると?)キリンじゃないな。どっちかって言うと、恐竜チックですね」
城戸康裕、試合前のパフォーマンスでウケたことが苦戦の原因!?「会場がめっちゃウケて、フワフワしててガードが低くなってしまった」
城戸康裕はスーパーファイトで松下大紀と対戦。試合は松下が先制ダウンを奪う波乱の幕開けとなったが、最後は城戸が3度のダウンを奪い返して鮮やかな逆転KO勝利を飾った。
昨日の苦戦について、城戸は「煽り映像からメンチ切り・『Choo Choo TRAIN』までの流れ、あれで8割終わってた。だから、残りの2割で試合してた」と苦笑い。そして、自身が77戦目にして初の逆転勝利を収めたことに「動きとか攻撃力とかは落ちてないというか、上がってるんじゃないか」と大きな手応えをつかんだ様子。
さらに城戸は、メインをKO勝利で締めくくった武尊についても言及。現役時代の魔裟斗の活躍に、自身が悔しさを持たなかったことを踏まえ、「武尊にもまったく一緒。もっと観てたいというか、いい選手」と絶賛した。
「はい、どーもどーもどーも! 城戸さんは盛り上げたね! それで十分かなと、僕はお腹いっぱいなんですよ。いい仕事したな、ですね。
(一夜明けてみた感想は?)『ああ、よかった! アブねー!』という感じですね。危なかったですよね、マジで危なかった! 煽り映像からメンチ切りと『Choo Choo TRAIN』までの流れ、あれで8割終わってたんですよね。だから、残りの2割で試合してた。そうなるとガードが下がるんですよね。映像何回も観たんですけど、めっちゃガード低いんですよ。めっちゃウケたから、フワフワしてたんですよね、たぶん。フワフワしててガードめっちゃ低くて、あれじゃダメ! 全然ダメ!
(今後の目標は?)まだまだいけるなって、本当に思いましたね。動きとか攻撃力とかは落ちてないというか、上がってるんじゃないかなってスゲー思うんですよね。というのも、77戦目で初めてです。ダウン取られてから逆転したのは初めてでした。まだ伸びてますね、成長してます。右肩上がりで成長しております。ありがとうございます。
(今後のエンターテイナーとしての活躍について、京太郎選手も出てきたが?)京太郎くんなんて、前のK-1から一緒だし。『やってんな、やってんな!』って。いろんな派手な格好、昨日もお面つけて『何?』って言ったら、『いや、ちょっと、わかんないですね』みたいな(笑)。『オマエ、出オチじゃないか!』って言って(笑)。僕も出オチのこともないことはないんですけど、しゃべるのが好きなんで。丸腰で言って、かっさらうのが好きなんで。そこはちょっと、京太郎と勝負ですかね。
(おしゃべりのジェスチャーで)コッチはごめんなさい、負けないです。コッチは階級、関係ないので。ただ、昨日のリングの上でマイクを持った瞬間、パンチが超効いてたんですよ。ガードを上げてないから綺麗にバチコンもらって。そのあと左もらって、もう何もそのあとのこと覚えてなくて。マイク持って、『なんかやって!』って来たけど、全部飛んじゃって。『アー、ダメだダメだ、帰る!』って言って、そんな感じでした。
(ダウンを取られてから開き直った?)もちろんもちろん。まあ、覚えてないって言ってますけど、覚えてますけどね(笑)。1Rダウンもらって、残り40秒っていうのは感覚でわかったんですよ。よし、これはまず逃げないと。魔裟斗さんも解説で言ってましたよね、『これはベテランの時間稼ぎ』って。おっしゃるとおりと思って『魔裟斗さん、それ言わないやつでしょ!』みたいな感じだったんですけど。そうすれば1分間インターバルで、グラッとしてるのを戻せるじゃないですか。そこでセコンドに『前に行きます』と。
僕、ここ最近はもらわず倒すみたいな戦いかたが多かったんですけど、間合いをガンガン詰めて。だから、めっちゃ考えました。僕、距離取って戦う“アウト”じゃないですか。でも、意外と接近戦、いけるんですよね。好きじゃないだけです。
(武道館はK-1 MAXで優勝した縁起のいい場所だが?)そうなんですよ。運気がいいんですよね。ウケたのも、武道館だからですよね。考えてみてくださいよ、『Choo Choo TRAIN』やってるときにシーンとしてたら、そこでKO負けですよ(笑)。無理無理無理、戦えない、戦えない。
(しゃべりでは自信たっぷりだが、前日会見では重量級勢に完璧にやられたのでは?)腹減ってて(苦笑)。汚いんですよ、重量級勢は減量ないじゃないですか。たらふく食った状態でズルいズルい、ダメ、あんなの! オイ、ANIMAL!(笑)。まあでも、昨日はいい大会だったんじゃないですか? 結果としてダウン取られたけど、盛り上げた、いい試合になったということで。
で、やっぱり武尊はすごいですね! 本当にすごいなと思いました。昔、魔裟斗さんて試合勝って、『ワーッ!』てなったときに、悔しいとか思わなかったんですよ。『すげーな、この人!』って思って、一個先のところにいて。武尊にもまったく一緒ですね。もっと観てたいというか。いい選手ですね、本当に。いいコ、いいコ(笑)。
(言い残したことは?)松下くん、ありがとうね!(笑)」
ゴンナパー、南雲大輝のラウェイ殺法に思わぬ苦戦も「毎試合いい試合をして、全試合でKOを目指して戦っていく」
ゴンナパー・ウィラサクレックはK-1ライト級王者となっての第1戦でミャンマーラウェイ王者の南雲大輝と対戦。1Rは南雲のパンチに苦戦したが、2RにストレートでKO勝ちを果たした。
会見に臨んだゴンナパーは「あまりいい試合ではなかった」と反省しつつ、「毎試合いい試合をして、全試合でKOを目指して戦っていきたい」とチャンピオンとしての今後を語った。
「昨日は勝利することができて嬉しく思っている。(今の心境は)特に特別な思いはないが、とてもいい気分だ。試合映像を見たんだけど…、あまりいい試合ではなかった(苦笑)。
(チャンピオンとして今後は)毎試合いい試合をして全試合でKOを目指して戦っていきたい。
(試合を振り返って)1Rが全然ダメだったと思う。動きも遅かったし、非常に硬かったと自分でも感じている。2Rからは動きもよくなって技も出せるようになってきたけど、蹴りとパンチが自分のタイミングで戦えていなかったという印象だ。
(そうなったのは)1Rは相手の出方を見てしまった部分があったと思う。南雲選手もいい選手だと感じましたが、経験は少ないのかなと感じた」
野杁正明、ウェルター級で4連勝も試合内容には不満「モヤモヤした感じしか残っていない。僕は僕なりの、お客さんが引くようなKO劇を見せていきたい」
第13試合でプライチュンポン・ソー.シーソムポンからダウンを奪って勝利した野杁正明。しかしクリンチも駆使したプライチュンポンの老獪なテクニックに苦戦し、またもKO勝利を逃した。
一夜明け会見でも「また倒せなかった」と4戦連続の判定勝利に自虐的な笑みを浮かべた野杁だが「お客さんが引くようなKO劇を見せる」ことが理想なのは変わらず、ウェルター級のベルトがほしいという目標も変わっていないことを改めて表明した。
「(試合を振り返って)また倒せなかったっていう、それぐらいですかね。(一夜明けての心境は?)モヤモヤした感じしか残ってないですね。ああいう戦い方をしてくる選手ということも分かってましたし、そういう選手を倒せなかった僕の実力不足が第一なんですけど、もっと勝負しにきてくれる外国人選手と勝負したいなって思ってますね、今は。
(今後の目標は?)昨日の試合内容ではアレですけど、ずっと言ってますけどウェルター級のベルトしか狙ってないんで、ウェルター級のベルトが今はほしいです。
(K-1ファイターとしての理想像とは?)お客さんたちも武尊くんみたいな試合内容を望んでると思いますし、選手でやってる以上はああいう試合を見せなきゃいけないと思っています。ああいう試合が一番盛り上がると思うんですけど……僕はああいう盛り上げ方はできないと思うんで、僕は僕なりの、お客さんが引くようなKO劇を見せるってずっと言ってるんで、それが理想像ですね。
(コロナの影響で難しいマッチメイクが続く中で、どう自分の気持ちを高めてる?)モチベーションが下がることはもともとないんで。外国人選手が来れなくて対戦相手が変わったりとかはありますけど、どんな対戦相手だろうと、仕事ですし、僕の趣味の一つなんで、格闘技は。ただ単に自分の仕事をやり遂げるだけなので、モチベーションが下がるということはないですね」
玖村将史、ダウサコンに圧勝してK-1のNo.1を証明する戦いへ「武尊選手とレオナ選手はすごかったけど、自分より強いとは思わない。これから玖村将史の強さを証明していく」
第12試合に登場したKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史は、-56kg契約で初参戦となるダウサコン・モータッサナイと対戦。試合前から「圧倒的に勝つ」と公言していた将史は、終始自分のペースでダウサコンを攻め立て、2Rに左フックからの右ストレートで殴り倒し、見事なKO勝利を飾った。
「相手に何もさせないというのはできたかなと思うんですけど、もっと圧倒できたかなというのもあったんで、課題も見つかったし、いい試合になったかなと思います」と試合の感想を語った将史。
大舞台でド派手な勝利を飾りながらも、「これから玖村将史の強さを証明していけたらなと思います」と、その視線はさらなる高みへと向いているようだ。
「自分がK-1で一番強い」ということに自信を持っている将史は、昨年の「K’FESTA.3」で退けた金子晃大がリベンジマッチを表明しても、「今やっても早いんやないですか? まあ、やってもいいですけど、結果は変わんないですね」と素っ気ないもの。メインイベントでレオナ・ペタスをKOした武尊を見ても、「あの試合は凄かったと思いますけど、それで自分より強いなとは思わないですね」と、強さへの自信は揺るぎないものがある。
それを手っ取り早く証明できるのがK-1王座の獲得となるが、現在空位となっているK-1スーパー・バンタム級王座も当然、将史の視野に入っている。「ワンマッチになるのか、トーナメントになるのかわからないですけど、どっちでも絶対に獲れるんで、用意された試合をやっていこうかなと思っています」と、王座奪取に自信を見せていた。
「昨日はとりあえず2RでKOできて良かったかなと思っています。(一夜明けての心境は?)とりあえず勝てて良かったかなと思っていますけど、次に向けて行こうかなという感じです。(映像で見て振り返ってみて、どんな試合だったと思う?)相手に何もさせないというのはできたかなと思うんですけど、もっと圧倒できたかなというのもあったんで、課題も見つかったし、いい試合になったかなと思います。
(今後の目標は?)ベルトを獲ることも目標なんですけど、これから玖村将史の強さを証明していけたらなと思います。(金子選手ともう一度戦う可能性もあるが、昨日の試合の印象は?)見てないんですけど、まだ。今やっても早いんやないですか? まあ、やってもいいですけど、結果は変わんないですね。
(空位になっているベルトに関して、外国人選手が来られるのを待つのか? それとも日本人対決でもいいからやりたい?)それは一番強いチャンピオンとして認められる試合やったら、どういう形でやってもいいかなと思っています。それがワンマッチになるのか、トーナメントになるのかわからないですけど、どっちでも絶対に獲れるんで、用意された試合をやっていこうかなと思っています。
(公開練習で自分がK-1で一番強いと言っていたが、昨日の武尊選手の試合を見てもその自信は揺るがない?)そうですね。あの試合は凄かったと思いますけど、それで自分より強いなとは思わないですね」
西京佑馬、ライト級転向初戦で連敗脱出の勝利!「連敗を2でストップできたことにホッとしてます」
西京佑馬はスーパーファイトで篠原悠人と激突。K-1甲子園とKrushで王者となった同士の対戦は、互いに一歩も譲らずテクニックの応酬に。フルラウンドを戦い切り、判定は30-29(篠原)、30-29(西京)、30-29(西京)と2-1のスプリットで西京が辛勝を収めた。
西京は試合内容について20点と低い評価を口にするも、「ライト級に上げて一戦目で、二連敗をストップできたことにとりあえずホッとしてる」と振り返った。
さらに篠原のテクニックに苦戦を強いられたものの、「蹴りから崩していくっていうのはできたかと思う」とコメント。中継の解説である魔裟斗氏から「もう少し元気よく試合してほしい」という言葉があったことについては、「それも課題」と謙虚に受け止めていた。
「昨日は試合内容的には、自分の中では20点くらいと思ったんですけど、ライト級に上げて一戦目で、連敗を3でストップできたことにとりあえずホッとしてます。
(試合の感想は?)もともと手数出して、どんどん積極的にいく予定だったんですけど、篠原選手が巧くて、自分から前に出たらカウンターもうまく合わせてきてたんで、なかなかうまく攻撃出せなかったですけど。蹴りから崩していくっていうのはできたかなと思ってます。
(今後の目標は?)とりあえず段階を踏んでいって、ベルトに近づけたらなと思います。(自分の中でよかったテクニックは?)左のフックのタイミングをずっと練習していて。昨日は体調もバッチリで、相手の攻撃も見えたんで、左フックがうまく入ったんでそれがポイントになったかなと思っています。
(解説の魔裟斗さんがもう少し元気よく試合してほしいと話していたが?)まあまあ、でも、もともと積極的にいく予定だったんですけど……。それも課題ですね」
横山朋哉、29秒の秒殺KO勝利は作戦外だった!?「1Rは様子を見る作戦だった。向かい合った瞬間に”行ける”と思って行きました」
第10試合で佑典と対戦した横山朋哉はわずか29秒での秒殺KO勝利。K-1 FIGHT WEEKの中でも最短勝利を収めた。
一夜明け会見で横山は作戦は全く違ったという試合の裏側、そして憧れの存在である武尊との対戦、さらに「最高のコンディションができた」という食事についても語った。
「1Rで倒せてとりあえずホッとしてます。(今の心境は?)ちょっと早過ぎたなっていう印象すかね。作戦的には1R見るっていうのをトレーナーとも話していたんですけど、向かい合った瞬間に“あ、行ける”と思ったので、行こうと思ったらちょうど当たったので、特に言うことはないです。
(今後は)もちろんベルトは欲しいので、ベルトを狙いつつ、僕の憧れている武尊選手がK-1の王者なので、現役中に拳を交えたいと思っているので、そのためにはもっと強くならないといけないと思います。
(以前井上尚弥選手の本を買ったと言っていたが、その後読書は?)あの後は特に読んでないです。最近は食事に関して結構、食事を管理してるので、読書っていうよりインターネットとかで調べている感じです。今回も食事に力を入れていたので、体調メチャメチャよくて最高のコンディションができたので、次からもこうやっていければと思います。
(その中で力になったのは)Krushで活躍していた中澤純選手からお弁当を頂いていて、それを提供してもらって食べていて、それが一番力になったんじゃないですかね」
金子晃大、復活勝利の鍵は“穏やかさ”「今回初めてリングチェックして『こんな感じかな』と思って、気持ちが穏やかになった」
第9試合で1年ぶりにリングに上がり、新鋭の鬼山桃太朗をKOして復活勝利を飾った金子晃大は、言葉少なにKOで勝利できたことを自己評価。
テーマにしていた「穏やかさ」が、初めてリングチェックを行ったことで実現できたと語るとともに、1年前に敗れた玖村将史へのリベンジ、武居由樹の返上により空位となっているK-1スーパー・バンタム級王座の獲得へと意欲を見せた。
「昨日の試合は穏やかにやっていくっていうのは、そのままできたかなと思いますね。(一夜明けての心境は?)まあとりあえず最低限、倒して勝つっていうのはできたかなと思います。
(自分の試合を振り返って?)そんなちゃんと見てないんですけど、この後しっかり見てみようかなと思います。(今後の目標は?)今(スーパー・バンタム級王座が)空位なんで、自分がしっかりそこを獲っていけるような選手になりたいというか、そのチャンスをほしいなと思ってます。
(体が前より大きくなっていますが、フィジカルに力を入れた?)フィジカルというか、大きい選手とけっこうスパーをしてきたんで、それでですかね。
(自分が一番変わった部分は?)穏やかさですかね。(詳しく言うと?)穏やかな気持ちで入場して……自分、K-1でリングチェックをしたことがなくて、今回初めてやったんですよ。それで『こんな感じかな』と分かったので、そういう意味で穏やかにいけたかなって感じで。
(初黒星をつけられた玖村選手にリベンジしたい?)それはやっていこうと決めたんで、やっていきます」
島野浩太朗、節目の40戦目で三輪裕樹から勝利「三輪選手の覚悟・気持ちを凄く強く感じた。次の一戦に向けて、1%でも強くなれる自分を作っていく」
第8試合で三輪裕樹とK-1スーパー・フェザー級スーパーファイトを戦った島野浩太朗は、パンチを主体に攻め立て、3-0で判定勝利。昨年の12.13K-1両国国技館大会で、約3年ぶりのK-1出場を果たしたものの芦澤竜誠にKO負けしていたが、連続参戦となった「K’FESTA.4」の大舞台で、プロ40戦目となる節目の試合を白星で飾ることができた。
「昨日の試合は対戦相手の三輪選手の覚悟、気持ちっていうものを凄く強く感じた試合でした」と、対戦相手の三輪を讃えた島野。自分の試合映像はまだ見ておらず、その理由も「試合で感じた感覚をそのまま持ってこようと思って、まだ試合は見ていないです」という独特のもの。
「相手の三輪選手もそういう覚悟できているのは伝わりましたし、自分もそう感じて試合をしたので、それを失いたくなくて、そのまま来たかったですね」と、あくまで対戦相手へのリスペクトを忘れない侍精神をのぞかせた。
今後については、「次の一戦に向けて、1%でも強くなれる自分を作っていけるように精進していきたいです」と具体的な目標を語ることはなかったものの、求道者の如く、さらなる高みを目指していくようだ。
「昨日の試合は対戦相手の三輪選手の覚悟、気持ちっていうものを凄く強く感じた試合でした。自分としては節目の40戦目なので、勝利という結果を本当に嬉しく思います。
(一夜明けての心境は?)試合で感じた感覚をそのまま持ってこようと思って、まだ試合は見ていないです。(今後の目標は?)次の一戦に向けて、1%でも強くなれる自分を作っていけるように精進していきたいです。
(試合で感じた感覚をそのまま持ってこようというのは、どういう感覚?)昨日の試合をして、自分が実際に感じた感覚というのは、試合を1回画面越しに見ちゃうと、その感覚が薄れるわけじゃないんですけど、ちょっと考えが入ったりとか、違う見方が生まれたりすると思ったんで、自分が感じたままこの会見まで来ようと思って、試合を見ずに来ました。相手の三輪選手もそういう覚悟できているのは伝わりましたし、自分もそう感じて試合をしたので、それを失いたくなくて、そのまま来たかったですね。
(ゴーゴーカレーでのゴーゴーリカバリーをすると前日の会見で言っていたが、計量の後に本当に食べたのか?)ゴーゴーカツカレーです(笑)。リカバリーも験も両方担いで、最高の状態にリカバリーすることができました。(普通はお粥とか胃に優しい物を食べるが、カレーのような刺激物を入れても問題ない?)あれはですね、10年前、Krushでデビュー戦をした時から、会長に付き添いで計量に来ていただいているんですけど、その時からルーティンでゴーゴーカツカレーを試合前日に食べてます」
アビラル、予告通りのKOショーで木村“フィリップ”ミノルに再戦要求!「前回はカットで試合が止められた。次は倒すか倒されるかの試合をしたい」
アビラル・ヒマラヤン・チーターはスーパーファイトで小鉄と対戦。1R、アビラルはローで攻め立てると、右ストレートでダウンを奪取。そして、追撃の右ストレートから顔にヒザを突き上げ、戦慄のKO勝利を飾った。
快心の勝利について、アビラルは「K-1ファンにずっと見せたかったKO勝利を、やっと見せられたんでホッとしてる」と安堵の表情。そして、試合後にマイクで語った木村“フィリップ”ミノルへのリベンジについては、「一回僕もダウン取って、カットで止められたんで。倒すか倒されるかの試合をしてやりたい」とあらためてアピール。「K-1のベルトしか目指してない」と語るアビラルの、今後の巻き返しに期待が高まる。
「昨日、K-1のファンのみなさんにずっと見せたかったKO勝利を、やっと見せられたんでホッとしてます。(試合を振り返って?)昨日、ホテルに戻って何回も自分の試合観たんですけど、やっぱりガードとか下がって、ちょっと。ゆっくり倒しにいこうかなと思ってたけど、動きとか固くなってました
(木村“フィリップ”ミノル選手へのリベンジについては?)前回、試合したとき、ちょっとダメージがあったままで。そのとき、判定で負けちゃったんですけど、ちゃんとケガが治って、フレッシュな状態で試合をしてみたいと思ってます。(今後の目標は?)昨日、リングの上でも言ったんですけど、とりあえずK-1のベルトしか目指してないので。できるだけ早めにほしいですね。
(K-1のリングやルールに慣れてきた?)そうですね。僕が出てるHEATもほぼK-1ルールと同じなんで、全然問題ないので大丈夫ですね。(木村選手とやりたい理由は?)一応、前回の試合でKOだったら別にアレなんですけど、一回僕もダウン取って、カットで止められたんで。倒すか倒されるかの試合をしてやりたいなと思ってます。
(カード発表会見のフォトセッションで、背伸びしてた理由は?)ひさびさに同じくらいの身長の相手との試合で。相手を下にして、自分を上にしようかなと思って、そういう感じです(笑)」
MIKE JOE、EITOをKOして木村“フィリップ”ミノルとの対戦実現を希望「カード発表会見であそこまでやったんだから、木村選手とやりたいです」
当初、木村“フィリップ”ミノルとの対戦が決まっていたMIKE JOEは木村の欠場によりでEITOと対戦。スタイリッシュなボクシングテクニックで計3度のダウンを奪って勝利し、試合後には改めて木村戦実現をアピールした。
すぐあとの第7試合で勝利したアビラル・ヒマラヤン・チーターにも興味を示したMIKE JOEだが「ベルトが欲しい」と自身の野望に力を込めた。
「昨日はとりあえずKOできてよかったです。(試合映像を見て)試合は1回見直したんですけど、ちょっと硬かったかなぁと。最初は上手さを見せた上できっちり沈める感じでいたんですけど、ちょっと硬くなったかなと思います。
(木村との対戦について)本来昨日(試合が)決まっていたと思うんですけど流れて、昨日はKOした直後で少し高ぶっていたのもあって、2月の発表会見でああいうの(木村がMIKE JOEの胸を押しのけた)があったので、あそこまでやったらやりたかったかなと。そういった意味で目の前にカメラを見つけたので、昨日も言ったんですけど、嫌らしい感じでアピールしてみました。
(今後の目標は)もちろんベルトで、ベルトが獲りたくて来たんですけど、あとは見てる人に“よかった”とか“面白かった”と言ってもらえる、印象に残る試合をしたいです。でも一番はベルト。ベルトで新しい階級、自分の期待する階級来るかなと思ったんですけどね(苦笑)。
(アビラル・ヒマラヤン・チーターが次の試合で印象的なKO勝利を見せたが)バタバタしていてまだ見てないんですけど、すごいいいアレだったっていうのは聞いてます。(アビラルと戦ってほしいという声があるが)人伝えに聞いたんですけど、いいですよね。体格も似たような方で、交わったら面白そうだなと。
(その先で木村“フィリップ”ミノルと戦いたい?)戦えれば何でもいいです。とりあえずベルトを目指してるので、それに対して当たる相手はもう誰でもいいです。とりあえずベルトが欲しいです」
玖村修平、弟・将史と兄弟チャンピオンを目指す!「試合が流れた才賀紀左衛門選手ともやりたいし、Krush王者の新美貴士選手にもリベンジしたい」
第5試合で鷹大に判定勝利を収めた玖村修平は、KO決着率が高かった大会の中で倒せなかったことを反省。しかし新人時代にタイトルマッチをしている試合を見ていたという鷹大に勝てたことに自身の成長を感じ、またKrushでの王座決定トーナメントで新美貴士に敗れてからの再起戦だったこともあり、勝利に安堵したという。
また、当初発表されていた才賀紀左衛門との同郷対決にも意欲を見せ、新美へのリベンジ、弟・将史とともにK-1王者になるというビジョンを語った。
「昨日は『K’FESTA.4』っていう大きなリングで勝てたのはすごくうれしかったんですけど、KOがすごく続いてる中で判定勝ちに終わって。倒せなかったというのは課題が残った試合でした。でもとりあえず一つ勝てて、ホッとしてます。
(一夜明けての心境は?)相手の鷹大選手は、僕がデビューしてまだ駆け出しの頃に、東京で僕のいた団体のメインイベントでタイトルマッチをしていた選手で、そんな選手と試合ができて勝てたっていうのは、『ここまでやって来たか』というか、すごく自信がつきました。
(自分の試合を振り返って?)ちょっと固かったですね。倒そうと急ぎすぎたというか。でも絶対勝たないといけない試合だったんで、いろんな課題はあるんですけど、よかったと思います。
(今後の目標は?)とりあえず今回は、はじめに決まってた才賀選手とは地元も同じで、すごく地元で盛り上がって注目してもらってたんで、やりたいなと思ってますし、Krushでも僕はトーナメントでチャンピオンに負けてるんで、そのチャンピオンにリベンジするためにも、一戦一戦倒して、最終的にK-1のチャンピオンにたどり着きたいと思います。
(昨日の試合で目指すスタイルは見えた?)そうですね。僕は蹴りがもともと得意で、K-1に来たらパンチが強い選手が多くて自分の得意な蹴りを生かせられなくて、中途半端にパンチに走ってしまったところがあったんですけど、蹴りも生かしながらパンチで攻めるっていう、自分の理想のスタイルに近づいてきたかなと思います。
(今後、『玖村兄弟の日』にするには?)弟がずば抜けてるというか、天才なんで、後を追ってる感じなんですけど、弟もK-1のベルトをすぐ獲ると思うんで、まず僕もKrushのベルトを獲って並んでから、いずれ玖村兄弟でK-1のチャンピオンとして並びたいと思います」
高梨knuckle美穂、プロ無敗記録を7に伸ばすも試合内容を反省、MIOの再戦要求については「私ももう一回やりたいと思っている」
第4試合では高梨knuckle美穂が、MARIとK-1女子ミニマム級スーパーファイトで対戦。一進一退の攻防を繰り広げ、延長にまでもつれ込む接戦を制し、辛くも判定勝利をもぎ取った。
これでプロデビューから7戦無敗と記録を伸ばしたが、「悔しいという一言です。内容は正直勝ちっていう内容じゃなかったんで、いつ再戦してもいいように、今日からまたがんばりたいっていう気持ちです」と、試合内容に悔しさをにじませた高梨。
「今のままじゃミニマム級のベルトは獲れないと思ってるんで、フィジカルからいろいろ全部において、レベルアップできるようにしていきたいと思います」と、目指すK-1女子ミニマム級の王者になるためにも、さらなる成長を誓った。
K-1初参戦となった昨年の9.22K-1大阪大会では元シュートボクシング王者のMIOに判定勝利。元Krush女子アトム級王者の貫禄を見せつけたが、そのMIOも今大会でプロ無敗の山田真子を破って、K-1初勝利を上げた。
このMIOとの再戦について、「正直、もう一回やりたいなと思ってた」と高梨。「昨日はダウンを2回奪ったということで、後で映像は見たいなと思います。楽しみですね」と意欲を見せていた。
「昨日は応援ありがとうございました。悔しいという一言です。内容は正直勝ちっていう内容じゃなかったんで、いつ再戦してもいいように、今日からまたがんばりたいっていう気持ちです。(映像を見て振り返って、改めてどんな内容の試合だった?)映像では振り返れてないんですけど、動きが悪かったなって思います。
(今回見つかった課題はどのように修正していく?)課題はちょっと今日ジムに行って、トレーナーと一緒に見てもらって、これからの課題を考えようかなと思っています。(今後の目標は?)今のままじゃミニマム級のベルトは獲れないと思ってるんで、フィジカルからいろいろ全部において、レベルアップできるようにしていきたいと思います。
(MIO選手が高梨選手にリベンジをしたいと言っていたが?)私はいつやってもいいっていうか、やりたいなと思います。(MIO選手は山田真子選手に勝ったが、自分と今戦ってもいい資格ができたと思う?)正直、もう一回やりたいなと思ってたんで、昨日はダウンを2回奪ったということで、後で映像は見たいなと思います。楽しみですね。
(トレーナーのシラーさんはタイに帰る?)そうですね。タイに帰っちゃうんで、最後にKOした姿をちょっと見せたかったなと思ってました。(今まで教わっていたコーチがいなくなることで不安は?)不安がないと言ったら嘘になりますけど、シラー先生がいなくなったからといって、もっと強くなった姿をタイから見てもらいたいんで、そこは自分と向き合ってがんばっていきたいと思います」
MIO、元プロボクシング世界王者・山田真子から2度のダウンを奪ってK-1初勝利!「アトム級も視野に入れているし、ミニマム級で高梨knuckle美穂選手にリベンジしたい」
MIOはスーパーファイトで山田真子と対戦。1R、2Rと右ストレートで元ボクシング王者の山田からダウンを奪うと、3Rもカウンターが冴え、判定は30-26、30-26、30-25の3-0。MIOが待望のK-1初勝利を飾った。
MIOは勝利について「初戦で負けて、けっこう自信もなくなってたところだったので、本当にうれしかった」と振り返ると、「今回は気持ちでガンガンいこうと決めてたのが勝因」と分析。そして、今後は45~46kgでの戦いも視野に入れつつ、「いずれは高梨knuckle美穂選手にリベンジしたい」と意気込みを見せた。
「(試合の感想は?)こんにちは、KRESTのMIOです。昨日はあらためてたくさんの応援ありがとうございました。本当にあんなすばらしい舞台で試合ができたことを、『幸せ者だな、私は』と実感しています。ありがとうございました。
(一夜明けての心境は?)初戦で負けて、けっこう自信もなくなってたところだったので、本当にうれしかったですね。ちょっと自分に自信を持って、これから戦っていきたいなと思いました。
(自身の試合を振り返って?)けっこう、いろんなかたから『いままでで一番動きがよかったよ』とか言ってもらえて。自分自身もすごく身体も動きやすくて、よかったなと実感してます。
(前回と比べて自分が成長したところは?)やっぱり気持ちですかね。前回の気持ちの弱さも、すごい反省点だったので。今回はガンガンいこうと決めてたので、そこが勝因かなと思います。
(今後の目標は?)いずれは高梨選手にリベンジしたいと思っているので。しっかりコツコツと一戦一戦、これからも勝ち続けてリベンジできたらなと思っています。
(今後の階級については?)実際戦ってみて、自分的によかったというのもあったので、45kgも視野に入れてますし。高梨選手を倒したいということで48kg、幅広くといいますか、そのあたりで戦っていければなと思ってます。しっかりフィジカルも鍛え直したいので、コツコツとやっていきたいと思います。
(ファンは菅原美優選手との対戦を期待してると思うが?)あ、そうなんですか、本当ですか?(笑)。いやあ、倒したいですね。彼女はすごく華があって、ちょっと勝手に倒したい一人になっているので(笑)。やってみたいとは思っています。
(今回のチームとしての作戦は?)自信を持っていけとずっと言われていたので、本当に気持ちの面だと思いましたね。(パンチの進化が感じられたが?)でも、もっともっとできると思っているので。しっかり倒しきれるファイターになりたいと思っています。
(どうやって精度を上げていきたい?)やはりKRESTというすばらしいチームの中でやらせてもらっているので。KRESTの練習をしっかりして、自分に取り入れてKOできる選手になれるかなと思っています。
(自分の理想のファイターに向け、何%いってると思う?)まだまだ50%あたりですかね。もっといけると信じてます」
寧仁太・アリ、海斗撃破でプロ戦績4戦4勝4KO!「ウェルター級はKOできる階級。このまま一度も負けずにチャンピオンになりたい」
第2試合で海斗と対戦した寧仁太・アリは一進一退の攻防の末、3Rにハイキックとストレートで2度のダウンを奪ってKO勝ち。パーフェクトレコードを4戦4勝(4KO)に更新した。
ガーナ人の父と日本人の母を持ち、184㎝の長身で身体能力に優れる寧仁太は「普通の戦い方ではなく自分にしかできない戦い方、スタイルで行きたい」と今後も自身のスタイルを磨くことを誓い、「このまま負けずにチャンピオンになりたい」と抱負を語った。
「昨日は宣言通りKOできてよかったかなって思います。お客さんもKOを期待していたと思うのでKOを見せれてよかったです。
K-1に出場するっていうのもKrushが延期になって決まったことで、まさかそこで勝てるっていうのも自分でもビックリしているし、すごい嬉しい気分です。
(試合を見て)試合中は思わなかったんですけど、蹴りもパンチも食らっていたし、もうちょっと修正しないと上には行けないなと思いました。
今後も自分の階級はKOできる階級だと思うし、このまま負けずにチャンピオンになりたいっていう目標はあります。
(試合後の涙は)いろんな感情が来て自分でも分からないんですけど、期待してくれてる人もいっぱいいたし、自分はK-1っていう大舞台で不安だったんですけど、そこで練習していたことが出せて勝てたっていう安心感から出た涙かと思います。
(レミー・ボンヤスキーのような戦い方をすると言われているが理想の戦い方は?)両親からもらった身体能力を活かしたいっていうのはあるので、普通の戦い方ではなく自分にしかできない戦い方を見せていったらお客さんも盛り上がると思うし、自分もそれができると思うので、そういうスタイルで行きたいと思います。
(第1試合が1R決着となりスペシャルラウンドガールの石田桃香さんの出番がなかったが)龍華くんが1Rでやっちゃったので、僕の時に出て来ると思ってなかったんですけど見れて嬉しかったです(笑)。僕的にはありがたいです」
龍華、本戦第1試合で鮮やかな1RKO勝利も……「スペシャルラウンドガールの石田桃香さんを自分の試合で見たかった(笑)」
第1試合、大会のオープニングマッチでハードパンチャーの弘輝と激突した龍華は、これまでのファイトスタイルにはなかった開始早々からの速攻を仕掛け、2つダウンを奪った後にレフェリーが試合をストップ。1Rでの勝利で大会に火をつけた。
龍華は初のK-1本戦出場をKOで飾れたことに「ホッとした」と安心した様子。だが速攻スタイルについては予定外だったようで、「今後はもっと技術を見せられたら」と述べた。
また1RKOに終わったことで第1試合に登場予定だったスペシャルラウンドガールの石田桃香さんが第2試合にスライドになったことについては「いやちょっと……見たかったです」と笑った。
「昨日は1RでKO勝ちすることができて、まずはホッとしてます。(一夜明けての心境は?)初K-1で、KOで勝ちたかったんで、KOで勝てて昨日はメチャクチャ気分アガって朝まで寝られなくて、最高っすね。
(自分の試合を振り返って?)まだちょっと、粗い部分が多いなって思いました。(前日会見では『第1試合でKOで勝ちたい』と言っていたが、狙い通り火をつけられた?)そうですね。狙い通り1RKOで、火はつけられたんじゃないでしょうか。
(序盤からラッシュをかけるスタイルはこれからも?)いや、昨日の場合は自分のストレートが先に当たって相手選手がフラついたんで、一気に勝負に出ようと思って行ったんで。今後はもうちょっと技術を見せながらいけたらいいなと思います。
(試合前の挑発は相手をカリカリさせる狙いだった?)別にカリカリというのはなかったですけど、自分の思ったことを言っただけで特に狙いではないです。
(1RKOで終わったらスペシャル・ラウンドガールの石田さんが出られないということは考えなかった?)いやちょっと……見たかったんですけど、終わっちゃって見れなくて、試合終わった後とかにセコンドの人たちからも『お前のせいで見られなかったよ』って言われて、自分も残念でした(笑)」