K-1 3.21 東京ガーデンシアター:篠塚辰樹、初参戦で小澤海斗と激突。村越優汰×芦澤竜誠、卜部功也×蓮實光、軍司泰斗×森坂陸、RUI×谷川聖哉も決定
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K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~(3月21日(日) 東京ガーデンシアター)に5試合が追加された。ボクシング出身でキック転向後はRISEで活躍した篠塚辰樹がK-1 JAPAN GROUPに初参戦し、フェザー級でて小澤海斗と対戦する。篠塚は昨年2月のRISEで平野凌我に1R TKO勝ちして以来1年1カ月ぶりの試合。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真 (C)K-1)
追加対戦カード
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級王者)
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND/RISEスーパーフェザー級(60kg)3位)※TARGET SHIBUYAから所属変更
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPライト級&スーパーフェザー級王者)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
森坂 陸(エスジム)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)
谷川聖哉(K-1 GYM AGAMI-ONO KREST)
村越優汰と芦澤竜誠が約3年ぶりの再戦!「勝った方が偉い。普通に勝つ」(村越)vs「誰も会場が沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」(芦澤)
スーパーファイトとして村越優汰と芦澤竜誠の一戦が決定した。元・K-1フェザー級王者の村越は2019年11月からスーパー・フェザー級に転向。その初戦のK-1横浜大会で武尊、昨年3月の「K’FESTA」でレオナ・ペタスに敗れはしたものの、12月のK-1両国大会では山本直樹から勝利を収めてトップ戦線に踏みとどまった。
その強烈なキャラで波紋を巻き起こしてきた芦澤は、2019年6月のK-1両国大会を最後に表舞台から姿を消していたものの、昨年9月の「K-1DX」で復活。同年12月のK-1両国大会では島野浩太朗との殴り合いをKO勝利で制し、インパクトを残した。
中村拓己K-1プロデューサーはこの試合について「村越選手と芦澤選手は約3年前に対戦し、そのときはK-1デビュー戦の村越選手が判定勝ちを収めている。あの敗戦から芦澤選手は大きく成長し、村越選手もK-1王者になり、互いにK-1の中心ファイターになった。武尊vsレオナ・ペタスのタイトルマッチが3月28日の『K’FESTA.4 Day.2』で行なわれる中、この試合もスーパー・フェザー級の注目カードとなる」と期待を寄せた。
「毎日、やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってる」と語る芦澤は、村越に対して「誰も会場が沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」と挑発。しかし、村越は冷静に芦澤のことを変わってないと斬ると、「勝ったほうが偉いんで普通に勝つ。こんなところで負けてられない」と断言。両者は対照的なトーンで、舌戦を繰り広げた。
◆芦澤竜誠
「こんちは、芦澤竜誠です。えっと~、前の試合を観てくれた人はわかるけど、ビックリしたじゃないですか。俺、強くなってて。あのビックリした試合よりも、次の試合はビックリすると思います。そんくらい毎日、自分と戦ってるんで。毎日、やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってるんで。結果、3月21日は俺が思ってるとおりの結果になると思うので。みなさん、応援お願いします。
(さらにレベルアップしたということだが、前回までの練習からさらに厳しいメニューを?)練習はあれっすよ、言ったとおり、一日一時間だけっすよ。一部練、一回だけ。その一時間でどれだけ全力出すかなんすよ。どんどんどんどん、限界突破するっすよ、一時間で。だから、一番俺がたどり着くなって思ってるのは、一時間ずっとラッシュしっぱなしってことですよ。そういう練習をいま、してるんで。すごいと思いますよ。技術もレベルアップしてるんで、身体もレベルアップしてますけど。楽しみにしてください。(前回の試合の動きが、今回は3R続く?)まあ……、そんなんじゃなく、もっと技術が高いっすよ、次は。また、テーマが違うんで。
(村越は『技術の部分では負けない』と発言しているが?)技術の勝負なんか、俺はハナからする気ないっすよ。俺は男として強い男になりたいんすよ。男同士でどっちが生物的に強いか、リングの上でわかるじゃないですか。技術なんかどっちでもいいんすよ。技術が強かったら、技術だけ練習してればいいじゃないですか。それだけやってればいいじゃないですか。どっちの試合がおもしろいか、こんなの言わなくてもわかるでしょ。技術の試合だけして、そういうことして楽しんで。それじゃつまんねえよ。誰も会場、沸いてないじゃないですか。ねえ? 俺の試合を観て、参考にしたほうがいいですよ。
(どんな決着を狙う?)俺、倒す以外考えてないっすよ。俺、格闘家だし、格闘家ってファイターじゃないですか。判定勝ちして、誰が見たいんですか? みんな高いお金払って会場に来て、ABEMAやGAORAに入って。判定で勝つんだったら、試合なんかしないほうがいいんですよ、ホントに。まあ、(村越は)テクニシャンだと俺は思ってますよ、日本最高級の。でも、あなたがやってきたスポーツは有名になりましたか? みんなに広がりましたかって思ってます。
最近、俺が出てきたからじゃないですか。そういうところを、自分の心に手を当てて、ねえ? まっすぐ考えるっすよ、逃げないで。ねえ? 逃げ道なんか作るのは簡単なんですよ。俺みたいに。前まで練習やらなくても強いって言ってたじゃないですか? あれ、どこまで行っても逃げ道ですから。いまは違うんですよ。毎日、練習してるヤツが強いっす。ね毎日、己と戦わなきゃ、いけないんすよ。俺はそれ、わかってるんで。試合の結果どうこうじゃなく、倒しかたどうこうじゃなく、俺はブチ、ブチ倒……、(口を押さえて)ブチのめすんで。あの、アブないこと言わないように、ブチのめします(笑)。
(勝ったあとの目標は?)俺はべつに考えてないです。俺は将来のビジョンはいくらでも考えてますけど、ホントに格闘家として試合が決まったら、そこが勝てばなんでもいいんですよ。俺は死んでもいいんですよ。そんくらいの気持ちでいくんで。言ったらどっちが勝つかなんて、試合観なくてもわかるでしょって感じなんで。
(「やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってる」と発言していたが?)それが一番成功する方法なんですよ。まあ、いろんな人間、いると思うんですけど、俺はそれが一番近道だと気づいたんで。だから、そういうことしてると、いいこともいっぱい起きるんすよ。カルマとかわかりますか? いいことも悪いことも返ってくるんですよ。それがわかったらもう、俺にはいい未来しかないんで。俺は悟ってますよ、少し。いまから悟り切ります、もっと。
(格闘家として生きる中で一番何を我慢してる?)だから、一番我慢してるのは練習です。練習の一時間のうちに、どれだけ全力でやりきるかですよ。途中でヤバイって思うんすよ、そこと戦うんすよ、毎日。だから、俺は食事面もなんとも思わないんですけど、その1時間だけの練習が毎日、苦痛でしょうがないです」
◆村越優汰
「(芦澤が「自分は変わった」と発言していることを受けて)まあ、そんな簡単に人間は変われないと思うので、同じ結果にします。(前回の試合で連敗脱出した心境と、スーパー・フェザー級の手応えは?)連敗していて、階級を上げてからやっと勝てたんですけど。一つの勝ちがメチャクチャうれしくて。こんなに勝利ってうれしいんだなって気づけたので、目の前の試合を大事に勝っていくだけですね。スーパー・フェザーに上げて、とくに問題はないと思います。
(前回の芦澤選手の試合を観ても変わらないと思う?)べつに全然、変わってる感じはなかったですね。まあ、技術が上がってるとは言ってるんですけど、自分は技術に自信があるので、技術の部分では負ける気がしないですね。(芦澤の「俺の試合観て、参考にしたほうがいい」という言葉を聞いて)まあ、勝ったほうが偉いんで。ふつうに勝ちます。(どのへんで差を見せる?)たぶん、攻撃は当たらないと思いますね。
(勝ったあとの目標は?)こんなところで負けてられないんでね。ここをしっかり勝って、やっぱりベルトのところまでいきたいですけどね。
(どういう戦いを想像してる?)まあでも、やっぱり向こうが来るんだったら、ふつうに倒し倒されの試合にはなると思いますね。
(芦澤選手は共感する部分はある? それとも違う生きかたをしてる?)まあ、俺も普通にやりたいようにやってるんで。練習だけじゃなくて、俺、ゴルフが好きなんですけど。今日もゴルフ、コース回ってからそのまま、ここに来ました」
この村越の“ゴルフ”発言に対して、芦澤は「俺はいつも17時から練習で、矢口トレーナー、いつも17時から来てくれるんすけど。(今日は)矢口トレーナーが13時半からジム開けてくれたっすよ、俺だけのために。ワンツーマンで、バチバチにしばかれてきたんですよ。もう、いま疲れてしょうがないです。震えてるっす、手とかも。そのぐらい、俺、がんばってます。だから、結果見ててください。こんな、ねえ? 格闘家なのか、ゴルファーなのか、わかんないじゃないっすかねえ」と一刀両断。
村越は「ゴルフ、いいっすよ」とマイペースに返答し、最後まで互いに噛み合わないまま会見は終わった。お互いに自分の価値観をぶつけ合った村越と芦澤。約3年越しの再戦は村越の返り討ちか? 芦澤のリベンジか?
篠塚辰樹がK-1に電撃参戦!小澤海斗と刺激的な一騎打ち!「俺にとってオイシイ試合、ありがとう」(小澤)vs「しっかりKOで勝ってK-1フェザー級を荒らす」(篠塚)
K-1に過激なニューカマーが殴り込みをかけてくることになった。ボクシング出身の篠塚辰樹だ。アマチュア時代からボクシングで実績を残した篠塚はプロボクサーとしても活躍し、キックボクシングでも強烈なパンチを武器に結果を残してきた。破天荒な言動でも知られており、注目のK-1初参戦がこの「K’FESTA.4」の大舞台に決定した。
しかも篠塚を迎え撃つのは、昨年の「K’FESTA.3」でのジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム戦以来、約1年ぶりの復帰戦となる小澤海斗だ。今回、両雄が対戦するのは-59kg契約のスーパーファイト。危険な雰囲気を持った者同士の刺激的な初遭遇の実現だ。
会見に出席した篠塚は、「K-1参戦一発目で、でかい大会で、相手がKrushでベルトを持っていたチャンピオンの小澤海斗なんでオイシイ試合です。しっかりKOで勝って、これからK-1のフェザー級で荒らしていこうと思っているのでよろしくお願いします」と挨拶。
今回は-59kg契約での対戦だが、今後は激戦区とも呼ばれるフェザー級への殴り込みを宣言しており、「チャンピオンの江川選手とは普通にやりたいですね。その日にタイトルマッチあるんで、そこはちゃんと勝ってもらってタイトルに近づきたいなと思っています」と、同日に行なわれる江川優生vs椿原龍矢のタイトルマッチの結果も見据えて、ベルトに舌舐めずりだ。
一方、ジャオスアヤイに敗れて以降、約1年間、試合から遠ざかっていた小澤だが、「自分を見つめ直すいい時間だったと思います。コンディションのほうはバッチリです」と、休養期間も前向きに過ごした。「格闘技を通して、人としてもでかくなりたいなと思ってたんで、そこらへんを含めて成長するいい機会だったなと思います」という小澤だが、尖った部分が失われたわけでなない。
篠塚から「おいしい試合」と言われた小澤は「他団体でやってる試合を見ていて(篠塚が対戦した相手より)俺の方が強いと思っているんで、逆においしいです」と挑発。これを聞いた篠塚も「こいつもアホなことばっか言ってるんで、今回はしっかりKOして勝ちたい」とやり返すなど、お互いに一歩も引かずに会見でもやり合った。今後のK-1フェザー級戦線の行方を占う注目の一戦は、会見同様、予測不能な展開になりそうな雰囲気を漂わせていたる。
◆篠塚辰樹
「どうも、MASTER BRIDGE SOUNDの篠塚辰樹です。K-1参戦一発目で、でかい大会で、Krushのベルトを持っていた元チャンピオンの小澤海斗なんでおいしい試合。しっかりKOで勝って、これからK-1のフェザー級で荒らしていこうと思っています。(お互いに上等といったところだが?)そうですね。こいつもアホなことばっか言ってるんで、今回はしっかりKOして勝ちたいと思います。(K-1初参戦になったが、K-1参戦を決めた一番の理由は?)一番の理由は試合がしたいから。それだけです。(K-1のリングの印象は?)メディアにも強くて、いろんな華のある選手がいるんで、ここでも自分がいろんなキャラで目立っていけたらと思っているんで、そんな感じです。
(どういう気持ちでK-1に乗り込んできた?)自分も1年ぶりの試合で、1年間、遊んでばっかだったんで、今年は格闘技に集中しようと思って、大阪のほうにも来たんで、その成果を見せてリングに上がれたらなと思います。(K-1のフェザー級の印象は?)軍司泰斗とかもいて、まあ、軍司は仲がいいんでやりたくないんですけど、チャンピオンの江川優生選手とは普通にやりたいですね。その日に(江川の)タイトルマッチあるんで、そこはちゃんと勝ってもらってタイトルに近づきたいなと思っています」
◆小澤海斗
「1年ぶりの試合なんですけど、お待たせしました。今、オイシイっていう話があったんですけど、逆にオイシイかなっていう。(篠塚が)他団体でやってる試合を見てて、(篠塚が対戦した相手より)俺の方が強いと思っているんで、逆に俺にとってオイシイ試合です。ありがとうございます。(1年ぶりの試合だが、コンディションや仕上がりは?)ちょうど1年開いてたんですけど、自分を見つめ直すいい時間だったと思います。コンディションのほうはバッチリです。
(自分を見つめ直して、悟ったことはある?)さ、悟ったっすか? 悟ったって言われると怖いですね(笑)。悟った? どういうあれですか?(見つめ直して気づいたことは?)格闘技を通して、人としてもでかくなりたいなと思ってたんで、そこらへんを含めて成長するいい機会だったなと思います。
(外敵を迎え撃つカードになったが、K-1の常連選手としてどういうことを教えてあげたい?)外敵……そうですね。でも、なんかいろいろ騒がれてるじゃないですか? 他団体がどうのこうのとか。そういう中でK-1に参戦してきて、勇気あるなあと思いますよ。まあ、褒めただけっすね」
激動のフェザー級戦線で軍司泰斗と森坂陸が再戦!「今回は何もさせずにKO勝ちする」(軍司)vs「僕のトリッキーなファイトスタイルを見てもらいたい」(森坂)
江川優生vs椿原龍矢のタイトルマッチが行われるフェザー級で、軍司泰斗と森坂陸のスーパーファイトが決定した。
元K-1甲子園王者&元Krushバンタム級王者の軍司は、昨年12月のK-1両国大会からフェザー級に階級転向。その初戦で亀本勇翔をKOで下し、今回がフェザー級2戦目となる。森坂は今回がK-1スーパーファイト初参戦。多彩な蹴り技とバックブローなどトリッキーな技を得意とし、昨年の第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントでは準優勝を果たした。過去には現K-1フェザー級王者の江川優生から勝利を収めたことも。
中村拓己K-1プロデューサーは、この試合の見所について、「両者は約2年半前にKrushのリングで対戦し、そのときは軍司選手が判定勝利を収めている。軍司選手が前回以上に差をつけるのか? それとも森坂選手がリベンジするのか? 同じ日に行なわれる江川選手と椿原選手のフェザー級のタイトルマッチと並んで、この二人の試合にも注目してほしい」と語った。
スーパーファイトでのK-1初参戦となる森坂は「今回勝って、次はKrushのタイトルを必ず獲って、またK-1に戻ってきて、K-1のメジャー選手になる」と今年のビジョンを明かしながら必勝を宣言。対する軍司も「(一度対戦して)やりづらい選手だった印象があるけど、今回の試合はしっかり何もさせずに自分がKO勝ちすことが目標」と一歩も引かず。
森坂は子供が生まれたばかりの肌黒の軍司に対し、出産祝いも兼ねて日サロの10分無料券をプレゼントするなど、ファイトスタイル同様にトリッキーなトークで軍司を惑わせた。
◆軍司泰斗
「去年最後の試合をKO勝ちで終われることができました。今年初めての試合はK’FESTAで、最初の『K’FESTA.1』には出たことがあるんですけど、それ以降は出たことなくて。こういう形で呼ばれて、しっかりここで、いい結果で終わりたいと思います。
(階級を上げての手応えは?)減量も若干楽になって、当日の動きが全然違っていて。この階級でやったほうが動きもよくて、倒せるかなというのは感じました。
(前回の対戦も踏まえて、いまの相手の印象は?)2年前以上にやったときは、すごいトリッキーで蹴り中心で、やりづらい選手だったなという印象があります。まあ、今回の試合はしっかり何もさせずに自分がKO勝ちするのが目標ですね」
◆森坂陸
「K-1ファンの方は僕を知らないかたもいると思うんですけど、僕はK-1本戦初出場で、いままでずっとKrushでやらせてもらってるファイターです。軍司選手とは二年半前くらいに一回やらせてもらっていて、そのときはボッコボコにされました(苦笑)。今回、軍司が階級を上げて、再戦することになったのですが、僕のほうが早く階級を上げて、身体もできていると思います。今回は全然不安もないし、リベンジマッチなので必ず勝ってやろうと思います。ここは自分にとって通り道でしかないんで。自分はもう今年のビジョンができてるんで、必ずいい勝ちかたして次につなげたいと思います。
(K-1スーパーファイト初参戦だが、自分のどんなところをアピールしたい?)ほかの選手とかぶらないトリッキーなファイトスタイルを見てもらいたいですね。得意技は蹴りとバックハンドブロー。あとは相手に思うようにさせないような技をたくさん持ってるので。ほかの選手とは違ったところを、K-1ファンのかたには見てもらいたいですね。『なんだ、コイツ? ヘンなヤツだな』って思われるくらいがちょうどいいので(笑)。
(前回の対戦も踏まえて、いまの相手の印象は?)軍司選手はあのときからパワーがあったし、身体がすごい強いなって思っていて。フェザー級に上げてきてから、なおさらパンチ力も身体の強さも上がってきてるのかなっていう印象ですね。あとは、これは元からなんですけど、たぶん軍司選手の印象っていったら、みんな一緒だと思うんですけど肌黒ですよね。肌が一段と黒くなったなっていう印象ですね。
で、最近、SNSを見たんですけど、お子さんが生まれたということで。おめでとうございます。お父さんになったことで、守るものができた人はすごい強いと思うんですよ。それでより強くなってると思うので油断はできないですけど、今回は自分、絶対に勝たないといけない試合なんで。今回勝って、次はKrushのタイトル必ず獲ってから、またK-1に戻ってきて、K-1のメジャー選手になるっていうのが今年のビジョンなんで。貫き通したいと思います」
再出発のRUIとスーパーファイト初登場の谷川聖哉が対戦!I「片っ端からクルーザー級の選手たちを潰す」(RUI)vs「RUI選手に勝って喧嘩を売りたい相手がいる」(谷川)
今回の「K’FESTA.4」では3.28日本武道館大会で行なわれるK-Jeevsシナ・カリミアンのタイトルマッチを含め、クルーザー級の試合は2日間に亘って4試合が決定している。そのうちの一つがRUIvs谷川聖哉の一戦だ。
RUIは昨年、自身の地元で開催された11.3K-1福岡大会に出場するも、ANIMAL☆KOJIに無念のKO負け。今回からK-1福岡ジムに所属を移して、心機一転の再スタートを切る。
そのRUIと対戦する谷川は、空手をベースに昨年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。当初は1.28代々木大会でカリミアンとスーパーファイトで戦う予定だったが、大会の延期を受けて、RUIとの対戦に変更された。
K-1ジム福岡に活動の拠点を変え、現K-1クルーザー級王者K-Jeeと同門になったRUIは「やっぱり格闘技が好き、選手としてチャンピオンになりたい。それを証明するにはやっぱりチャンピオンベルトが欲しい。今回は死にもの狂いで勝ちに行く」。同門のK-Jeeが王者でも、悲願のベルト奪取のためには「もちろんそのつもりです」と同門対決も辞さず。
今回の「K’FESTA.4」ではK-Jeeの防衛戦も含めて、クルーザー級が4試合組まれているが、「クルーザー級が盛り上がってきているなと実感しています。片っ端からその他の選手たちを潰していきたいですね」と存在感を見せつけ、同門の王者に挑戦状を叩きつける覚悟だ。
対する谷川は、会見中にRUIとK-Jeeの友情物語を延々と聞かされ、「質問来ないかなと、ずっと思ってました(笑)。でも、仲いいんだなと思いましたね」と苦笑い。だが、自身もクルーザー級のベルトを狙う志は同じ。
「僕ももちろんチャンピオンになるためにやってるので、そこはおいといて、試合ではしっかり倒したいと思います」と、RUIの目論見通りにするつもりはない。「喧嘩を売りたい相手がいる」と、自身も標的とする相手がいることを告白。
「勝ってマイクで言おうと思うので、今は内緒でお願いします」と名前を明かすことはなかったが、この一戦に勝って、クルーザー級のタイトル戦線に名乗りを上げる腹積もりだ。
◆谷川聖哉
「押忍! K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの谷川聖哉です。しっかりここで勝って、喧嘩を売りたい相手がいるので、しっかりRUI選手を倒したいと思います。(対戦相手がシナ選手からRUI選手に相手が変わったが対策などは?)シナ選手ほどじゃないんですけど、RUI選手も背が大きいですし、オーソドックスがサウスポーになったかなぐらいですかね。
(タイトルマッチ含めてクルーザー級が多く組まれているが、その中でどんな存在感を示したい?)自分が多分、一番クルーザーの中だったら最年少だと思うので、最年少らしくしっかりアグレッシブに行って、ずっと言ってるんですけど、元々空手をやっていたので、空手仕込みの蹴りであったり、スピードとテクニックなどで他の選手より魅せたいと思っています。
(K-Jee選手とRUI選手のストーリーをどのように聞いてた?)質問来ないかなと、ずっと思ってました(笑)。でも、仲いいんだなと思いましたね。(邪魔してやりたいという気持ちは?)僕ももちろんチャンピオンになるためにやってるので、そこはおいといて、試合ではしっかり倒したいと思います。(喧嘩を売りたい相手がいると言っていたが?)勝ってマイクで言おうと思うので、今は内緒でお願いします」
◆RUI
「11月のK-1福岡大会を落としてしまって、そんな自分にまた『K’FESTA』のチャンスをいただきありがとうございます。対戦相手の谷川聖哉選手は以前組まれていたカードでもあります。思うことは死物狂いで勝ちに行くそれだけです。
(福岡に活動の拠点を移した理由は?)前回のK-1福岡大会をああいう形で落としてしまって、正直格闘家としてどうかなと考える部分がありました。当時所属をさせていただいてましたPURGE TOKYO、そして矢口先生やチームメイトのみんなのことを考えてると、その環境にいると自分は甘えるんだろうなという考えを持ちました。
そして、その時にチャンピオンのK-Jeeが会おうと言って、僕の前にチャンピオンベルトを持ってきて、『こいつ、ホントクソ野郎だな』と思いながら(苦笑)、でも、その彼のおかげでチャンピオンベルトも触って、自分もチャンピオンになるために格闘技をやっているし、チャンピオンベルトが欲しいな、絶対巻いてやるという気持ちで心機一転、K-1ジム福岡への移籍を決めました。
(タイトルマッチ含めてクルーザー級が多く組まれているが、その中でどんな存在感を示したい?)クルーザー級が盛り上がってきているなと実感しています。このカードを含めて他4試合、あとヘビー級で1試合ありますけど、やっぱりスピーディーな展開で重量級らしい試合、そして昨年は本当に悔しい思いをしたので、片っ端からその他の選手たちを潰していきたいですね。(K-Jee選手からは檄を飛ばされた? それとも力づけてもらった?)どうだと思いますか?(笑)。逆に。(厳しそうに見えて、意外と優しそうな声をかけてもらったのでは?)その通りですね(笑)。まあ、酒も入ってましたし、あの男は俺に対しては凄え強気なんですけど、そのへんはちょっと感謝しています。今は一番近いところで同じ所属としてやっていますし、一番近いところでこのベルトを狙っているといいますか。
(ベルトを見ながら気持ちを盛り上げている?)元々、福岡から東京に上京して、チャンピオンになりたくて出てきましたけど、前回試合に負けて福岡に帰ることになって。やっぱり格闘技が好き、選手としてチャンピオンになりたい。それを証明するにはやっぱりチャンピオンベルトなんでね。それが世界最高峰のK-1のチャンピオンベルトなら、なおさら燃えるというか、絶対獲ってやろうと思いますね。
(K-Jee選手から言われた言葉で刺さった言葉は?)僕も酔ってましたからね(笑)。まあ、話を変えれば、いつだろう? KrushのタイトルマッチもK-Jeeと試合をして、その翌日に同じようにあいつは俺の前にベルトを持ってきて飲んだんですね。その時、俺も凄い悔しくて、体中痛いし、Krushのベルトは触らなかったです。そうしたらK-Jeeはドンドン上に行って、K-1のベルトを巻いて、本当は触る気はなかったんですけど、世界チャンピオンのベルトはどんだけ重たいんだろうって。でも、触って良かったなと思います。具体的な言葉というよりも、がんばれとその一言だったような気がします。(号泣だった?)なりません(笑)。酒が進みました。(K-Jeeと同門になったが、タイトルを目指す上では同門対決も辞さない?)もちろんそのつもりです。K-Jee選手がどうやってチャンピオンになったのか、試合を見ればそうなんですけど、あとは格闘技に対する姿勢とか熱を同階級の選手として、肌で感じたい部分もありましたし、そんなところですね」
気合い十分の卜部功也にハードパンチャー蓮實光が挑む!「いい試合ではなく、一方的な試合をする」(功也)vs「パワーで圧倒してねじ伏せる」(蓮實)
元K-1スーパー・フェザー級&ライト級王者・卜部功也と“栃木のハードパンチャー”蓮實光の一戦が決まった。
元K-1二階級王者の功也は、昨年自分のジムをオープン。同年9月のK-1大阪大会で約1年2カ月ぶりに復帰を果たすと、新世代を代表するファイターの一人、篠原悠人から勝利を収めている。
対する蓮實はライト級屈指のハードパンチャーで、昨年は3月「K’FESTA.3」で東本央貴、7月のKrush後楽園大会では大沢文也といった実力者たちをKO。12月の両国大会で朝久泰央に敗れるも、最後まであきらめない熱いファイトで会場を沸かせた。
中村拓己K-1プロデューサーは「功也選手に蓮實選手が挑む形の試合だが、蓮實選手が強打でこれまでのような番狂わせを起こすか? それとも功也選手がテクニックで蓮實を完封するのか?」と見所を語った。
朝久戦の敗北を経て、スピードを強化しているという蓮實は「僕のパンチが当たると、すぐ倒れちゃうと思います。圧倒的に倒したい」と意気込む。一方、トレーニング方法を変えたという功也は「相手どうこうというよりは今年はお客さんと、あとは格闘技業界にケンカを売るつもりで勝負していきたい。いい試合というよりは一方的な試合ができる」と貫禄のコメントを残した。
◆蓮實光
「このカードが決まって率直にうれしいです。相手もK-1の元チャンピオンですし、自分が目標としている栃木県初のK-1王者になるため、きっちり倒さないといけない試合かなと思ってます。
(対戦相手の印象は?)技術もパワーも全て揃っている、とてもすばらしい選手だと思います。まあでも、自分にはちょっとかなわないかな、と。自分は圧倒的なパワーと、前回の試合で気づけた部分が非常にありまして。今回、そこにすごく力を入れて練習しています。しっかり3月の試合で、卜部選手に見せつけたいと思います。
(力を入れている部分は具体的には?)具体的と言いますか、前回の試合は攻撃が当たらなかったので。スピードが足りなかったというのがあったので、今回はスピードに力を入れて。でも、パワーで圧倒してねじ伏せようかなと思ってます。
(功也のディフェンをかいくぐって、強打を当てる自信は?)栃木のハードパンチャーとして、ガードの上からでも効かせようと思います。(相手は触らせないと言っているが?)前回の試合で、それは充分痛感したので。今回は触らせないと言ってるんですけど、そのぶん、自分はスピードも強化してるので。まあ、当たってすぐ倒れちゃうんじゃないかな、と。圧倒的に倒したいと思います」
◆卜部功也
「今年は気合いを入れて試合しようと決めていて、その一発目が3月に決まりました。とにかく気合いが入ってますね、期待してほしいです。
(対戦相手の印象は?)パンチが強くて頑丈で。キックも多彩かなという感じがしましたね。でも、まあ相手どうこうというよりは、今年はちょっとお客さんと、あとは格闘技業界にちょっとケンカを売るつもりで、勝負していきたいなと思っているので。そこのモチベーションがでかいので。必ず勝ちたいと思います。
(ケンカというのは、どういう思いから?)やっぱり、周りに刺激されたというのもあったりとか。あとはジムの内部のこともいろいろ整ってきたので、今年はちょっと選手として勝負できるかなと、タイミング的にも思ったので。行ってやろうという感じですね。
(相手はガードの上からでも効かせるとのことだが?)あんまり僕、ガードしないんですよ。けっこうよけるタイプで。当たらないですね、多分。集中力が戻ってきたので、いまの自分のほうが絶対に強いです。この前の9月の試合、ちょっとひさびさだったので。いろいろ相談しながらやってきたんですけど、いろいろトレーニングの方法も変えて、自分がやりたいような慣性の部分だったりとか、だんだんと磨きかかってきてるので。次は絶対いい試合、いい試合というよりは一方的な試合ができると思ってます。
(これからは何を目標に?)自分の時間をいろいろ考える年になりまして。どこにピークを持っていくかなと考えたら、ここをがんばらないとちょっとダメかな、上げていけないかなと思ったんで。ここでちょっとがんばって、やっていこうかなと思って。あとはどこを目標かっていうと、卜部功也史上、最高の出来。ずっと一緒のテーマかも知れないですけど、そこですね。満足した試合なんてないので、満足する試合ができたら最高です。そこです」
対戦カード
【本戦】
K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/王者、元Krush王者)※初防衛戦
椿原龍矢(月心会チーム侍/挑戦者、K-1甲子園2017 -55kg優勝)
スーパー・ライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1同級王者、元Krushスーパー・ライト級&ライト級(63kg)王者)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
芦澤竜誠(PURGE TOKYO/元INNOVATIONフェザー級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPライト級&スーパーフェザー級王者)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushフェザー級王者)
篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND/RISEスーパーフェザー級(60kg)3位)※TARGET SHIBUYAから所属変更
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krushバンタム級(53kg)王者)
森坂 陸(エスジム)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krush王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館/FIGHT DRAGON 70kg級王者)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
加藤久輝(ALIVE/元HEAT総合ルール・ミドル級(83.9kg)王者)
サッタリ・ウィラサクレック(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/M-1世界ヘビー級王者)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
マキ・ドゥワンソンポン[Maki Dwansonpong](タイ/真樹ジムAICHI)
75kg契約 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/team Mori)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
瓦田修二(K-1ジム総本部チームペガサス)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)※PURGE TOKYOから所属変更
谷川聖哉(K-1 GYM AGAMI-ONO KREST)
【プレリミナリーファイト】
フェザー級(57.5kg) 3分3R
水津空良(優弥道場)
松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
53kg契約 3分3R
池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
53kg契約 3分3R
峯 大樹(若獅子会館/RKSバンタム級王者)
高橋享祐(戦-IKUSA-GYM)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
赤田功輝(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~
日時 2021年3月21日(日) 開場・未定 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・未定
会場 東京ガーデンシアター(東京都江東区有明2-1-6/りんかい線「国際展示場」徒歩7分、ゆりかもめ「有明」徒歩4分 or 「有明テニスの森」徒歩5分)
中継 ABEMA(生放送)、GAORA
チケット料金 未定(2月中旬発売予定)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/