REBELS 1.11 新宿フェイス：小笠原瑛作、小笠原裕典、炎出丸が地方王者と対戦。賞金総額300万円の「KNOCKOUT REBELS年間表彰式」も｜UMAが引退表明

　REBELSの2021年の開幕戦となる1月11日(月/祝) 新宿フェイス大会の概要が発表された。小笠原瑛作、小笠原裕典、炎出丸のクロスポイント吉祥寺勢が、地方大会の王座獲得実績のある20代前半の西日本勢を迎え撃つ3試合が決定。大会名は「『創世のタイガ』&『無法島』PRESENTS　REBELS ～New Year Festival～」となり、漫画家の森恒二さん、講談社（「イブニング」で森さんが「創世のタイガ」を連載）、白泉社（「ヤングアニマル」で森さんが「無法島」を連載）が特別協賛。2020年度の「KNOCKOUT REBELS年間表彰式」が今大会の中で行われ、2月のKNOCK OUTの無法島GPの前の発表の通り、森さんから総額300万円が授与される（MVPは100万円）。（写真提供：REBELS）

【決定カード】　（全4試合を予定）

BLACKルール（肘無し）　57kg契約　3分3R（延長1R）
小笠原裕典（クロスポイント吉祥寺／元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者）
大脇　武（GET OVER／DBS＆RKAフェザー級王者、WBCムエタイ日本フェザー級7位）1999.4.20生/愛知県名古屋市出身/21歳/168cm/サウスポー/16戦12勝(7KO)4敗

REDルール（肘有り）　55.5kg契約　3分3R（延長1R）
小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺／ISKA K-1ルール世界バンタム級王者）
松岡宏宜（闘神塾／元KOSスーパーフライ級王者）1997.1.3生/兵庫県姫路市出身/23歳(※試合時は24歳)/160cm/オーソドックス/18戦12勝(7KO)6敗

REDルール（肘有り）　55.5kg契約　3分3R（延長1R）
炎出丸（クロスポイント吉祥寺／元J-NETWORKスーパーバンタム級王者）
横野　洋（キックボクシングジム3K／元DEEP☆KICK 57.5kg王者）1997.1.8生/兵庫県神戸市出身/23歳(※試合時は24歳)/173cm/オーソドックス/13戦6勝(4KO)5敗2分

　小笠原兄弟は11月大会の「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」準決勝で揃って勝利し、決勝での対戦が決まっていた。だが2月から始まったトーナメントがコロナ禍の影響で長引き、兄の裕典が55.5kgの減量が厳しくなったことから辞退。準決勝で裕典に敗れたKING強介が決勝に繰り上がるかは協議中だ。

　今後はフェザー級相当の57kgに階級を上げると共に、肘無しのBLACKルールで戦っていくことを決めた裕典は「『兄弟対決は見たくない』とか、『決まったならやれよ』とか、色んな声がある中、難しい決断でした。限られた現役生活で、1試合のために数カ月、葛藤を抱えながら暮らすことはできず、中途半端なものは見せられないと思い、決勝の辞退を申し入れました。最近、連敗もあり、負けることが怖くなり、負けない戦い方をしていることに気付きました。肘打ちが得意ですが、あえて封印し、もう一個上のレベルに行くためチャレンジしたいです」「ムエタイルールだと巧く戦おうとしがちでしたが、今は打ち合ったり、実戦的な練習を増やしています」「57kgのBLACKルールだと龍聖選手の勢いがありますが、生意気なので、やるんなら黙らせます」と話した。
　大脇からは「今まで地方や海外を中心に戦ってきて、やっとキック界のど真ん中で自分の実力を試すチャンスを頂きました。名のある選手と戦ってみたかったので、今回は本当に自分の名前を売れるチャンスだと思います。絶対ぶっ倒す！」とのコメントが届いている。大脇について裕典は「パンチが強い印象です。逆に僕が倒したいです。一つ上のレベルに行くにはちょうどいい相手だと思います」と話した。

　瑛作は「決勝が来年3月あたりになりそうで、11月の試合から4か月開くので、わがままを言って今回の試合を組んでもらいました。（大会名がNew Year）Festivalでお祭りなので、2021年を豪快に走り出したいです」と抱負。兄弟対決が無くなったことについては「格闘技は一発で目が見えなくなることもあるので、お兄ちゃんが転向してくれて良かったというところはありますね」と話した。
　松岡からは「REBELS初参戦で、エースの小笠原瑛作選手と試合をさせてもらえて光栄です。思い出作りで戦うつもりはありません。小笠原選手の弱い顎を撃ち抜きに行きますので、番狂わせに期待してください」とコメントが届いた。瑛作は「顎が弱いことは確かなんですけど」と苦笑しつつ「パンチは強いのかなという印象ですけど、倒せますね。顎を撃ち抜くのは俺の方ですね。他の部分でも豪快に。僕のために組んでいただいた大会というところもあるので、絶対にお客さんを後悔させない試合をします」と話した。

　横野は近藤兄弟のいるキックボクシングジム3K所属。肘無しのDEEP☆KICKを主戦場としてきたが、肘有りの試合を希望しREBELSに初参戦する。横野は「肘ありの世界に踏み込みます。あと1ヶ月間、詰め込んで頑張ります！」とのコメントを発表。炎出丸は「初めて参戦する選手にREBELSの強さを見せつけて叩き潰したいです」と話した。

　なお、長年REBELSで活躍してきたUMA（K&K BOXING CLUB／REBELS-BLACK 67kg級王者・元65kg級王者、LPNJ（ルンピニー日本）ウェルター級王者）が、網膜剥離の後遺症で引退することになった。プロ通算戦績は42戦25勝15敗2分の30歳。UMAは「復活を楽しみにしていた方にはすみません。左目が思った以上に悪くなっていて、これ以上衝撃を受けると日常生活に影響があると医師に言われました。今後2～3年戦うのと、数十年生きることを天秤にかけると、怖い気持ちが出てしまって、引退することを決めました」と経緯を説明した。これまでで印象深い試合については「22～23歳の頃、辞めようと悩んでいた頃に（13年に）REBELS初出場で中澤（純）選手に勝ってしまって、次の試合で健太選手に負けましたがいい試合ができて、もうちょっとやってみようと続けたらここまで来ました。初出場の試合が印象深いです」と語り、「ここまでできると思わなかったので、応援してくれた人達に感謝しています」と話した。2月28日の後楽園ホール大会で引退セレモニーが行われる。

対戦カード

REDルール（肘有り）　55.5kg契約　3分3R（延長1R）
小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺／ISKA K-1ルール世界バンタム級王者）
松岡宏宜（闘神塾／元KOSスーパーフライ級王者）

BLACKルール（肘無し）　57kg契約　3分3R（延長1R）
小笠原裕典（クロスポイント吉祥寺／元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者）
大脇　武（GET OVER／DBS＆RKAフェザー級王者、WBCムエタイ日本フェザー級7位）

REDルール（肘有り）　55.5kg契約　3分3R（延長1R）
炎出丸（クロスポイント吉祥寺／元J-NETWORKスーパーバンタム級王者）
横野　洋（キックボクシングジム3K／元DEEP☆KICK 57.5kg王者）※ANCHOR GYMから所属変更

※ほか1試合予定

概要

大会名　『創世のタイガ』&『無法島』PRESENTS　REBELS ～New Year Festival～
日時　2021年1月11日(月/祝)　開場・12:00　開始・12:30　終了：15:00（予定）
会場　新宿フェイス
チケット料金　カウンター席￥20,000　SRS席（最前列）￥10,000　S席￥7,000　A席￥5,000　※約半数の座席数
チケット販売　KNOCK OUT & REBELS OFFICIAL SHOP　出場選手・所属ジム
お問い合わせ　Def Fellow　03-6262-3760　 promotion@rebels.jp 　http://www.rebels.jp/