Krush 11.27 後楽園ホール:フェザー級&女子アトム級、王座目指す6選手ら計量クリア。玖村修平「レベルの差を見せる」
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Krush.119(11月27日(金)後楽園ホール)の公式計量が26日午後1時より東京都内で行われ、全選手がクリアした。計量後の記者会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C) K-1)
Krush伝統のベルトを巻くのは誰だ!? 玖村修平「レベルの差を見せる」vs新美貴士「最後は倒してチャンピオンになる」、岡嶋形徒「俺が一番強いことを見せる」vs森坂陸「今までにないチャンピオンになる」
会見には、9.26「Krush.117」後楽園ホール大会で行なわれた第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの一回戦を勝ち抜いた、新美貴士、玖村修平、森坂陸、岡嶋形徒の4選手が出席。4選手とも公開計量を無事にパスし、明日行なわれるトーナメントの準決勝と決勝戦に向けて意気込みを述べた。
一回戦を不戦勝という形で準決勝に駒を進めた新美だが、1日2試合を戦うワンデートーナメントに向けて、スタミナ強化に励んできた。「本当にきつい練習してきたんでスタミナ全然問題ないかなと思います。なので、準決勝で全て出しきれても、決勝も普通に戦えるかなと思っています」とスタミナ面は万全であることを強調。会見に同席していたKrush EVANGELISTの石川直生さんからは、「ガードを固めてドンドン前進して、しぶとくしつこく相手を削るように前に出るタイプ。このスタイルは相手の心を折る」と評されたが、「Krushのチャンピオンということで、やっぱり倒して勝てれば一番いい。例えポイントを獲られたとしても、最後に僕が倒してチャンピオンになりたいなって思ってます」と、KOによる勝利を宣言していた。
この新美と準決勝を戦う玖村は、石川さんからも「フェザー級にフィットした強さを、技術的な進化と共に見せて、やっぱり優勝候補だなということを示してくれた」と言われたように、評判通りの強さで一回戦の秀樹戦をKO勝利で突破。「KOで倒しますけど、もうレベルの差、この3人との差を見せて、間違いなく玖村だなって明日で思わせます」と、Krushフェザー級王座奪取に自信を見せる。ワンデートーナメントに向けて、「いつもの追い込みの2回分のスパーリングだったりを練習してきました」と対策もしてきた。しかし、「両方1Rで終わらせて、レベルの差を見せたいと思います」と、他の選手たちとのレベルの差を見せることにこだわっていた。
もう一方のブロックは山浦力也との一回戦を接戦の末に判定で倒した森坂陸と、林京平にKO勝利して勝ち進んできた岡嶋形徒の対戦だ。森坂は、石川さんから「唯一無二のバタフライスタイルが完成に近づきつつある印象。一回戦は劣勢だった試合終了間際にバックブローでダウンを奪って勝利を手に入れた。勝負強さを手に入れたのも進化の一つ」という評価を受けたが、「練習できたことを明日ちゃんと出せれば絶対優勝できると思っています」と、これまで積み重ねてきたことに自信がある様子。「Krushと言ったら、KOできるのがチャンピオンというイメージだと思うんですけど、自分のスタイルは自分のスタイルなんで、今までにないチャンピオンに俺はなります」と、唯一無二と評されたバタフライスタイルによる王座奪取に意欲的だ。
対する岡嶋は、石川さんから「荒っぽさを残したままの未完成の強さが魅力」と言われたが、岡嶋自身は「2試合やったら必ずスタミナが切れるんで、1試合1試合を大事に、どっちもスタミナが切れても、しっかり勝ちます」と正直なコメント。決勝戦で戦いたい相手を聞かれても、「どちらともやりたくないです」と答えるなど、素直なところもあるが、「トーナメントに出てない選手でもたくさん強い選手はいるんで、その中でも俺が一番強いというのを見せたい」と、とにかくベルトを獲って、自身の強さを証明したいようだった。
これまで武尊、小澤海斗、西京春馬、江川優生というそうそうたるメンバーが巻いてきたKrushフェザー級のベルト。最後にそのベルトを手にするのは誰だ!?
女子アトム級王座を決める戦い!菅原美優「勝ちにこだわって気持ちを見せた試合をしたい」vsMOE「女子高生のうちにチャンピオンになる」
約4カ月前の7.21「Krush.115」後楽園ホール大会で、第3代女子アトム級王座決定トーナメントの準決勝を勝ち抜いた菅原美優とMOEが、今大会で決勝戦を争う。両者とも会見前に行なわれた計量を無事にパスし、揃って記者会見に出席した。
準決勝で優を判定で下した菅原は、Krush Evangelistの石川直生さんから、「トーナメントで化けつつある。今までになかったいい意味での荒っぽさ、力強さが印象です」という評価をもらった。「リーチや力強さから見ると菅原選手が有利」とも言われたが、ここまでの成長は本人曰く練習環境が変わったことが大きいという。
これまでは働きながら練習をしていたため、「プラスをさらにプラスにするような練習が多かった」とのことだが、練習環境が整った今は苦手なパンチの強化にも着手。「今回はパンチをメインで練習した部分があるので、そういう部分でちょっと腕に筋肉がついたかなと思っています」と、パワーアップにも成功した様子だ。準備も万端で、「今回は勝ちにこだわって気持ちを見せた試合をしたいなと思ってます。明日のためにいっぱい練習してきて、たくさんの方に支えられてここまで来たので、ベルト獲ります」と、ベルト奪取をファンに約束した。
対するMOEは、石川さんの評価は「パンチも蹴りも強い。何よりも格闘家に必要な気の強さが魅力」というもの。その言葉通り、菅原がインタビューで自分のことを「何が強いかわからない」と言っていたことを聞かされると、「なるほど、そうなんやって感じですね。フン!」と、若干苛立った様子だった。現在は高校3年生で、来春には卒業も控えている。
高校生のうちにベルトを獲るという目標もあり、「制服を着て会見するのも最後なんかなとかいろいろ思うんですけど、女子高生のうちチャンピオンになった人っていないと思うんで、獲りたいなあ……獲ります!」と、ラストチャンスに懸ける意気込みは強い。「自分がめっちゃ強いなと思われるような試合をして、しっかり勝ちたいなと思います」と、現役高校生Krush王者誕生の快挙達成のために勝利を誓っていた。
相思相愛・王座挑戦を目指す2人が激突!松岡力「虎於奈くんには魅力を感じる。早く試合をしたい」vs加藤虎於奈「緊張も一切なし。松岡選手と戦うことがめちゃくちゃ楽しみ」
Krushウェルター級のワンマッチとして組まれた松岡力vs加藤虎於奈の一戦は、勝者が次のKrushウェルター級王座の挑戦者に近づく重要な試合だ。現在のKrushウェルター級王座は、山際和希が保持しているが、これは今年の8.29「Krush.116」で行なわれた第7代Krushウェルター級王座決定トーナメントを制して、手に入れたもの。そもそも、このトーナメントの準決勝で松岡と加藤は戦う予定だった。しかし、二人とも揃って欠場となり、そのチャンスを逸してしまった。しかも、現王者の山際は、その二人の欠場を受けての代打出場だったのだ。
そんな因縁もあり、3カ月の時を経て、改めてリングで向かい合うことになった松岡と加藤だが、試合に向けては「いつもはあんまり試合をやりたくないんですけど、今回はなぜか試合を早くやりたいなという気持ちが強い」(松岡)、「小学校の頃の『明日から海行くよ』みたいな感じで、緊張も一切なくめちゃくちゃ楽しみですね」(加藤)と、お互いに楽しみな様子だ。
「松岡選手だから純粋に楽しみです。なんだろう? 人間的にも凄い好きな感じはあるんですけど、試合しても絶対楽しいだろうなと思います」と加藤が語ると、松岡は「明日殴りにくくなりましたね」と苦笑い。しかし、「他の選手と違って虎於奈くんには男としての魅力を感じるし、なんでって言われたらこれという理由はないんですけど…やっぱ虎於奈くんやからという感じですかね」と、お互いに言葉にはできない、何か惹かれ合うもの同士の対戦のようだ。
Krush Evangenlistの石川直生さんも、この一戦に対して「両者ともタイプの違う器用な選手。存在感も含めて華がある。タイトルマッチに因縁のある試合なので試合も華のある試合になると思う」と期待を寄せているが、二人にとって、ベルトに近づくためには落とせない一戦だ。「勝ったほうがタイトルマッチできると自分らは勝手に思ってるんで、勝ってベルトを獲るっていうのが僕の目標」(松岡)、「今回勝って、来年のタイトルマッチに向けて、ベルトのためにここは落とせない一戦だと思っている」(加藤)と、試合を楽しみにしつつも、お互いに勝利を譲る気持ちはさらさらないようだった。
対戦カード
第8試合 ダブルメインイベント2 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
第7試合 ダブルメインイベント1 第3代Krush女子アトム級(45kg)王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R(延長1R)
菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
MOE(若獅子会館)
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER/K-1甲子園2019&2020 -65kg優勝)
志村力輝(兼清流総本部)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg)3分3R(延長1R)
提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg優勝)
目黒翔大(優弥道場)
第3試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
新美貴士(名古屋JKファクトリー)
第2試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
森坂 陸(エスジム)
第1試合 第5代Krushフェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
山浦力也(北斗会館浅科道場/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
水津空良(優弥道場)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2020 -65kg準優勝)
児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
プレリミナリーファイト第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
立基[りき](K-1ジム目黒TEAM TIGER)
神田賢吾(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
概要
大会名 Krush.119
日時 2020年11月27日(金)開場・17:00 開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 ※当日券はPM4:00よりRS席 15,500円を若干枚発売 ※通常よりも席の間隔を空けております ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/