REBELS 12.6(昼) 後楽園ホール:壱・センチャイジム「口だけ顔だけは卒業」×鈴木貫太「憧れは“激闘男”」|栗秋祥梧「テクニックで完勝」×ダウサコン「栗秋は普通の選手」|森岡悠樹「裕典選手にリベンジしたい」×古村光「肘で華麗に倒す」
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REBELS.68(12月6日(日/昼) 後楽園ホール)の55.5kg近辺で行われる3試合、壱・センチャイジム vs. 鈴木貫太、栗秋祥梧 vs. ダウサコン・モータッサナイ、森岡悠樹 vs. 古村光の6選手のインタビューがREBELSから届いた。
REDルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元LPNJバンタム級王者)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
REDルール 56kg契約 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ラジャダムナン認定スーパーフライ級3位)
REDルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
古村 光(FURUMURA-GYM)
壱・センチャイジム「『REBELS』にサウスポーでイケメンは二人もいらない。瑛ちゃんに辿り着くまで勝ち続ける」
――前回、9月の「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」一回戦では念願の小笠原瑛作選手と対戦しましたが、残念ながら97秒でKO負けを喫してしまいました。思い出したくない一戦ですか?
壱 思い出したくないというか、試合自体記憶にないまま終わってしまいました。試合中に僕はイケる!と思ったら負けてしまう傾向があって、実際に「瑛ちゃんの圧力ってこんなもんなんだ!? これならイケる!」と思った時に負けてしまいました。不完全燃焼ではないですけど、またやりたいという気持ちが出てきたのでこれからは瑛ちゃんに辿り着くまで勝ち続けるだけです。
――試合映像も見ました?
壱 見ましたけど、もうすぐに終わってしまったのであの試合に関しては感想も何もなく、反省しかありません。
――ご自身はムエタイベースだけに、逆にああいうこかす技をやりたかったという想いはありました?
壱 あの試合は盛り上げたかったので打ち合いにいきたかったのですが、打ち合いに入る前のリードの前蹴りを逆手に取られて、ムエタイのジム所属なのにムエタイの技術で負けてしまいました。アンチからのコメントと、センチャイ会長から「話にならない」と突き放されたことでメンタル的にも強くなって帰ってきました(笑)。
――ちなみにアンチからはどのようなコメントがあったのでしょう?
壱 「いい負け様」とか、めちゃくちゃDMが入っていましたが、僕はメンタルが強いので全く気にしていません。メンタルが強くないと“職業イケメン”と自分では言えません(笑)。
――確かにそうですね(笑)。では練習再開も早めに?
壱 KO負けしてしまいましたが、脳のダメージを気にしていたら何もできなくなると思ったので、試合翌日に練習を再開しました。
――早速、今回再起戦が用意されました。鈴木貫太選手にはどのような印象がありますか?
壱 アグレッシブなファイターですよね。来ないタイプよりもガンガン前に来てもらえる方が僕的にはやりやすいですし、試合も盛り上がると思います。鈴木選手には「僕だからとビビらないで、鈴木選手らしくガンガン前に出てきて欲しい」とメッセージを送りたいですね。
――壱選手はここ数戦では各団体のチャンピオンとの対戦が続いていた中で、鈴木選手はキャリア7戦の新鋭となります。そういう相手を用意されたことをどう思います?
壱 この前の負けで『REBELS』の僕に対する評価がそれぐらいに落ちたということですよね。そんな負け方をあの大一番でしてしまい、口では何とでも言えるので結果で出すだけです。鈴木戦では圧勝するのは当たり前で、テクニックの差を見せようと思います。僕は左ミドルがめちゃくちゃ得意でしたが、1カ月半ぐらいケガで蹴られない状態だったんです。今は完全に回復しているので左ミドルをばんばん蹴りまくります。テーマは『左ミドル復活!』ということで。鈴木選手が前に出てくればくるほど左ミドルの数も増えるわけです。
――階級を上げて動きに問題はありませんか?
壱 凄く動きやすくなったんです。元々僕はフィジカルが強くないのですが、テクニックでカバーするので問題ないかと。鈴木選手はテクニックで勝てないとわかっていると思うのでパワーとフィジカルで勝負してくるでしょうね。
――来年には打倒瑛ちゃんを達成しますか?
壱 そうですね。僕はこのまま勝ち続けて、瑛ちゃんがトーナメントで優勝して最初のタイトル防衛戦が決まれば僕が名乗りを上げるので指名してほしいですね。サウスポーでイケメン。『REBELS』にそういうキャラは二人もいらないので必ず倒します。口だけ顔だけキャラを卒業したので今後の僕に注目してください。まず次に試合では、僕の顔だけじゃなく試合もちゃんと見ていて下さい。
鈴木貫太「僕の憧れの選手は“激闘男”と呼ばれた先輩。気持ちの強さを見せられる試合をしたい」
――まずはパーソナルなことからお聞きしたいのですが、格闘技はいつから始めたのでしょう?
鈴木 魔裟斗さんやKIDさんの活躍をテレビで見て、21歳からキックを始めました。それまでは小学生の頃に野球をやったぐらいで、格闘技も未経験でした。
――アマチュア戦績は何戦ぐらいあったのでしょう。
鈴木 3戦3勝と少ないのですが、プロになりたいという強い意志と、毎日ジム通いしていた姿勢を相沢吉彦会長が考慮してくださって、アマチュアで経験を積むよりプロで試合していった方がいいという判断でプロデビューさせていただきました。
――今回、昨年10月の大川一貴戦以来の『REBELS』参戦となりました。対戦する壱選手にはどのような印象がありますか?
鈴木 大川戦がそうでしたけど、キャリアが上の相手だと燃えますね。壱選手は他団体でタイトルを持っていて、若いのにキャリアもあって実力のある選手だと思います。
――そういう選手にご自身は何で対抗しますか?
鈴木 筋トレで鍛えたパワーと身体、気持ちの強さでは負けません。そういえば高校の頃にウエイトトレにハマッていて、ジムのベンチプレスで120kgを上げていたら、そのジムに通われていたパワーリフティング協会の方から「これからしっかりやり込んでいけばオリンピックを目指せるぞ」と声を掛けて頂いたことがありました。ただ単純に身体を鍛えるのが好きなだけだったので、お断りしましたが(笑)。
――そういうパワーはキックではどのように活きてくると感じます?
鈴木 やはり打撃の一発の破壊力に結びついてくると思いますし、戦う競技なので力が強いには越したことはないなと感じています。試合中に組んでも力負けしたことはないし、ジムには上の階級の選手ばかりなのですが、互角に渡り合えていると思います。
――対戦相手の壱選手はムエタイベースの戦い方が得意な選手となります。
鈴木 倒すイメージはたくさんできています。首相撲を得意としているので組んでくるとは思いますが、ジムでは大きな選手を相手に組まれてからの戦い方も学んでいます。毎日、壱選手のことを考えて勝つ練習をしていますよ。
――どのような戦いをイメージしてますか?
鈴木 ジムの先輩には、かつて“激闘男”と呼ばれた元WPMF日本フェザー級チャンピオンの長嶋大樹さんがいて、自分は凄く尊敬していてああいう戦い方に憧れていたので、長嶋さんのように気持ちの強さを見せられる試合をしたいと思っています。ここで名前のある壱選手に勝てばトップ戦線に食い込んでいけるチャンスだと思いますし、「ここは頑張りどころだ」と自分に言い聞かせて頑張っています。それから、ジムの相沢会長がSNSに“多くの方に鈴木貫太を知ってもらうために究極の指導をしていく!”と投稿されていたんです。その言葉が心に刺さったので、それをスクショして携帯の待ち受け画面にして、しんどい時はその画面を見て自分を奮い立たせるようにしています。
――壱選手を倒せば、激戦区のREBELS-RED 55.5kg級で自分の存在感を示す、いいアピールになりますね。
鈴木 僕は、いま開催されている「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」のメンバーに選んでもらって、一回戦で宮元啓介選手との対戦が決定していたのですが、諸事情で辞退してしまいました。ここで壱選手に勝って、いつか宮元選手とやらせていただきたいと思います。会場に来るほとんどの人が“鈴木貫太って誰だ?”って程度の知名度だと思いますが、そういう方々にバチッと覚えてもらえるような試合をします。期待していてください。
栗秋祥梧「僕はアーティスティックな戦い方を見せられる。今回は原点に戻ってテクニックで完勝する」
――前戦となった9月の『KNOCK OUT』での宮元啓介戦から振り返っていただきたいと思います。
栗秋 宮元選手の作戦にうまくはまってしまった試合でした。三日月蹴りが来るのはわかっていたので、ジム先輩の日菜太さんや渡慶次(幸平)さんに三日月蹴りを蹴っていただき鍛えてもらいました。試合では効いたものはなくダメージもなかったのですが、練習で感じていた距離感と全然違って近距離で打たれてしまいました。一瞬でも気を抜くとやられるなと、一発蹴られてからの返しが少なくなって、もっと蹴り返しを練習しておけば良かったと思いました。
――宮元戦までは4連勝と好調でしたが、久々の敗戦をどう捉えてますか。
栗秋 4連勝していて久々の試合でもあったのでモチベーションは上がりすぎてしまって、思い通りに動けませんでした。日菜太さんから『もっとこうすれば良かった』といったアドバイスをいただいたので、もっと違う攻め方があったなと思いましたね。あと、自分は1カ月や2カ月に一回はコンスタントに試合をしてきましたが、コロナのせいで宮元戦までに7カ月も試合間隔が空いてしまったことで色々と迷いが生じましたね。今の自分自身の立ち位置がイマイチわからなくなって、このままでいいのかな、REBELSにいてもいいのかなと、自分自身の存在価値など余計に深く考えすぎました。練習をしていても自信を付けられなかったのでその時点で負けていたんだなと思います。
――その敗戦を経て現在の練習で強化していることは?
栗秋 相手の攻撃をもらったら、すぐに攻め返すスタンスの練習を作っています。今度の相手はミドルキックを蹴ってくるのは当たり前なので、ミドルを蹴られてからのコンビネーションを返す練習だったり、宮元戦で見過ぎてしまって手を出すのが遅すぎたことを反省して、自分が行かなきゃと思う前に自分の身体が動くことを意識しています。
――練習嫌いとして知られている栗秋選手ですが、現在は大丈夫そうですかね?
栗秋 なんだかんだで毎日練習していますよ(笑)。手を抜く時もありますが、ミット打ちはしっかりやるようにしています。
――次の対戦相手、ダウサコン選手の印象をお願いします。
栗秋 映像も見ていなくて、相手用の対策も特にしていません。先輩の小笠原瑛作さんが一度対戦しているので(2018年4月27日)、どういう印象かを聞いたところ、『全然覚えていない』と(苦笑)。逆にそんなに印象に残らないほどの選手なんだなと思ったので特に気にしないようにしています。自分の戦いたいようにやるだけです。
――これまでにデンサイアム・ルークプラバーツ選手に3RKO負け(2018年4月1日)、JOE.TEPPEN GYM選手に2RTKO勝ち(2019年8月10日)とvsタイは1勝1敗ですが、タイ人選手に得意意識、苦手意識のどちらがありますか?
栗秋 タイ人はタイミングがうまいですし、テクニックもあり苦手なのであまり好きではありません(苦笑)。でも今回の相手はパンチャータイプだと聞くのでやりやすいイメージはあります。
――小笠原瑛作選手はダウサコンに3RKO勝ちしています。試合結果、内容を比較されるかと思いますが、意識してますか?
栗秋 そこは特に意識していません。
――今回勝って来年はどういう1年にしたいですか?
栗秋 今は自分を今一度見つめ直す段階で、こんなところで負けちゃうと自分が今まで勝ってきた価値を下げることになります。日菜太さんからは『1試合1試合に集中して大事に戦った方がいいよ』と言われているので、目の前の試合に集中するだけです。
――次の試合に期待しています。栗秋選手の試合を見ていると凄くセンスが良いですし、周りからの評価も高いことをご自身ではどう思いますか?
栗秋 いや、全然そんなことありません。最近の試合ではKOにこだわり過ぎていましたし、『倒さなきゃいけない』という想いで逆に身体が動けていない部分がありました。九州から上京したばかりの頃はテクニックを重視した戦いをやってきたのですが、どんどん倒せるという自信が付いてきたことで、“倒せる”という部分を追いかけ過ぎてしまいました。今は原点に戻って、テクニックで完勝することをテーマにしていきたいと思います。今は試合に向けていい感じで追い込めているので、今回はKOにこだわらずテクニックで完封して、倒せる時は倒せるようにしようと。昨年のJOE選手との試合がそうだったので、その時の感覚を思い出してやっています。僕は人にはないアーティスティックな戦い方を見せられると思うので、それを観に来てください。ファンの方々の期待が大きければ大きいほど僕も頑張ろうという気持ちが強くなるので、僕と一緒に戦ってほしいと思います。
ダウサコン「栗秋? 印象はありません。普通の選手だと思いました」
――何歳からムエタイを始めたのでしょうか。
ダウサコン 家が貧しかったので少しでも親孝行をしようと思って、7歳からムエタイを始めました。
――メジャースタジアムでの戦歴、ランキング入りの有無や有名選手との対戦経験があれば教えて下さい。
ダウサコン ラジャダムナンスタジアムで何戦やったかは覚えていませんが、スーパーフライ級の8位が最高位で、プロムエタイ協会でも同級で8位でした。日本に来て2017年11月にWPMF世界スーパーバンタム級王座を取りました。ちなみに今の戦い方は日本人選手の戦い方に合わせて打ち合う場面が多いですが、タイの時はフィームー(ムエタイ用語でテクニシャンタイプのこと)でした。
――ダウサコン選手は『REBELS』のリングでは浜本‘キャット’雄大選手(2017年9月6日、判定勝ち)、小笠原瑛作選手(2018年4月27日、3RKO負け)、安本晴翔選手(2018年8月3日、ドロー)、宮元啓介選手(2018年10月8日、延長R判定負け)といった日本人軽量級のトップファイターと対戦していますが、日本に来たのはいつですか。その理由も教えて下さい。
ダウサコン トレーナーとして7年前に来ました。
――今回、対戦する栗秋選手の印象を教えて下さい。
ダウサコン 何年か前にデンサイアム(・ルークプラバーツ)と対戦したのを見たことがあるけど(2018年4月1日、栗秋が3RKO負け)、特に印象的な攻撃もなく、普通の選手だと思いました。
――余裕を感じさせますね。今後、日本でどういう戦いをしていきたいですか?
ダウサコン うーん、特にないですね(笑)。
――ゲーオやゴンナパーのように日本でもどんどん試合をして有名になりたいですか?
ダウサコン そうですね。強いて言うならジム仲間のゴンナパーのように活躍したいです。次の試合を楽しみにしていて下さい。
森岡悠樹「彼はまだ数戦? 19歳? そんなに甘い世界ではないと教えてあげますよ」
――森岡選手は“船乗り兼キックボクサー”のニックネームが付いてますが、船乗りのお仕事をされているんですか?
森岡 そうですね。本業が船を運転する仕事でして毎日船に乗って、ジムのある君津の港から市川、横浜の港に荷物を運んでいます。高校を卒業してもう8年ぐらい今の仕事をやっていますね。ちなみにこの仕事を始めた頃は船酔いで吐きまくっていましたが、もうさすがに慣れてしまいました(笑)。
――慣れるものなんですね。練習は決まった時間にできますか?
森岡 昼間に仕事の時は、仕事の後にジムで練習ができるのですが、夜勤もあるので結構不規則です。一人の時は自主練や筋トレをメインにやっています。
――海が荒れて船が揺れている時に体幹を鍛えたりは?
森岡 船は100mぐらいある大きなものなので全然揺れないんですよ(笑)。今の仕事がキックに活きていると思うことはありませんが、船内は広くて懸垂とかできる場所があるので休憩時間にちょくちょくやっています(笑)。
――今年2月29日の「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」一回戦で小笠原裕典選手と延長戦の末に敗れて以来の『REBELS』参戦が決まりました。
森岡 バッチリ仕上がっています。今回も55.5kg契約なのでそんなに減量がきつくないですし、10月に他団体で1RKO勝ちしてその時のダメージはなく次の日から練習ができたこともあってバッチリ追い込めています。
――古村選手についてはどのような印象がありますか?
森岡 試合を一度生で見たことがあるのですが、若くて勢いがあってストレートが伸びてくる印象があります。肘打ちも巧くてとりあえず何でもできて良い選手だなとは思っていました。一発一発が重そうですが、しっかり打ち合って勝ちたいなと。
――森岡選手は12戦の戦績に対して、古村選手は4戦とキャリアに差のある試合となりました。
森岡 まだ数戦しかしていない選手ですし、いま彼は19歳ですよね? そんな若い選手にはまだまだ負けるわけにはいきません。バンタム級から上がってきたばかりだし「そんなに甘い世界ではない」と教えてあげますよ。リーチと身長差もあるので、彼の攻撃を一発ももらうことなく勝つ試合になるでしょう。小笠原裕典選手のようにテクニック勝負の選手は自分的にはやりやすくて、『KNOCK OUT』(2020年2月11日)で対戦した大川一貴選手のような背が低くてガードを固めてくる選手の方がやりづらいんです。今回もやりやすさを感じています。
――最近ではジュニア時代から戦績を重ねプロビューしてからも活躍する10代の選手が多いですが、年下で10代の選手とやるとなれば周りからは勝って当然と思われているのでは?
森岡 そうですね。相手のお兄ちゃん(=古村匡平)は『KNOCK OUT』や『REBELS』に出ていて兄弟で有名なので、格闘技に詳しい友人の反応は良いのですが、やはり格闘技のことを知らない友人らは「年下でまだプロになりたての選手にこんなところで負けるなよ」と言われますね(苦笑)。
――相当なプレッシャーをかけられているんですね。練習ではどういうところを強化していますか?
森岡 相手がサウスポーなので、サウスポー対策として右ストレート、右ミドルを特に練習しています。
――前回の『REBELS』で軽量級トップクラスの小笠原裕典選手と延長戦までもつれ込む接戦だっただけに、今回勝ってトップ戦線で戦っていくことが来年の目標になりますか?
森岡 そうですね。裕典選手は有名なトップ選手なので、やる前はまだ実力差があるのかなと不安でしたが、実際にやってみたら「こんなもんなの?全然やれるな」という手応えがありました。決勝戦は小笠原兄弟対決になったので、ぜひ裕典選手に勝ってもらってリベンジしたいですね。このトーナメントには強い選手たちがたくさん出ていたので、まず今回しっかり勝って、来年はそういう選手たちを片っぱしから破っていきたいですね。
古村光「ムエタイテクニックでいなしまくった上に、肘で華麗に倒す」
――古村選手はお兄さんの匡平選手と同じくジュニア時代からタイで試合をするなどの活躍が目立ってましたよね。何歳から格闘技を始めたのですか?
古村 4歳から空手をやりながらキックの試合にも出ていて、ムエタイは中学2年生から本格的にやり始めました。アマチュア時代には日本とタイを行き来して練習や試合をこなし、タイでは9戦しています。プロデビューしてからは去年の9月にラジャダムナンスタジアムで1RKO勝ちしました。
――今はFURUMURA-GYM所属ということですが、ご自身のジムで練習を?
古村 そうですね。元々は別なジムで練習していたのですが、2年前から兄と二人だけで家や倉庫などで練習しています。
――お父さんが指導者で兄弟で練習している選手はいますが、なぜ兄弟二人だけでやろうと思ったのですか?
古村 兄弟だけでやった方が自分たちのやりたいことだけをできますし、飛躍できるかなと思ったので独立しました。指導者が欲しいと思って昨年にトレーナーを探しにタイに行き、『KNOCK OUT』で小笠原瑛作選手にKO勝ちしているサオエーク選手を育てたチューワッタナジムのタイ人トレーナーを招いて今年1月から指導を受けています。昔の自分の練習風景の動画を今見ると、技術面、身体が全然違うので凄く成長しているのを感じています。
――出稽古に行くことはあります?
古村 全くやりません。タイの練習環境と同じようにジムに住み込みしている感じで、日によってはフィジカルトレーニングをやる3部練で物凄くきつい練習の毎日なんですが、いい練習環境だと思います。
――ずっと兄弟で一緒にいて嫌になることはありませんか?
古村 全く感じたことはなくて、むしろ今の環境が楽しいです。
――お兄さんは今年『KNOCK OUT』の無法島GPに出て、丹羽圭介選手やバズーカ巧樹選手と対戦するなど早くもトップ戦線で活躍していける実力を証明済みです。一般的に同じことをやらせると兄よりも弟の方が素質はあると言われてますが、古村兄弟はどうでしょう?
古村 兄もめちゃくちゃ強くなっていてパワーでは負けることもありますが、僕は技術面で上回っていると思います。
――今回、昨年11月の『KNOCK OUT』(星野航大に2RTKO勝ち)以来、約1年ぶりの試合が決まりました。
古村 あの時とは比べものにならないぐらい、自信、技術、パワーが付いていると思うので間違いなく面白い試合ができます。
――今回の相手、森岡悠樹選手の印象をお願いします。
古村 ガツガツ前にくるタイプの選手ですよね。自分はしっかりとムエタイスタイルを貫き通します。ムエタイテクニックでいなしまくった上に、隙があれば肘で華麗に倒す試合をしたいなと。僕は左ミドルが得意なので蹴りでの悶絶KOもいいと思いますが、その勝ち方では面白みに欠けるので最後は肘で決めたいですね。
――試合を楽しみにしています。森岡戦をクリアーしたらその後の展望があれば教えて下さい。
古村 とりあえず『REBELS』だけじゃなく『KNOCK OUT』でもチャンピオンになって、地方にもこんなに強い選手がいるんだというのをアピールしたいと思います。もう自信しかないので、今すぐにでもチャンピオンとやらせてもらいたいぐらい。今ちょうど「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」が開催されて、来年には新チャンピオンが誕生します。小笠原瑛作選手はずっと前から憧れていて、僕は瑛作選手に負けているファン・ヒョシク選手に昨年九州のリングで対戦して唯一の負けを喫してしまいました。あの時とは比べ物にならないぐらい今はレベルアップしているので、『REBELS』や『KNOCK OUT』で小笠原瑛作選手とやれるぐらいの力があることをアピールしていきたいと思います。
REBELS.69 対戦カード
※BLACKルールは肘無しキックルール
BLACKルール 73.5kg契約 3分3R(延長1R)
T-98(クロスポイント吉祥寺/WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者、元ラジャダムナン同級王者)
松倉信太郎(TRY HARD GYM/WPMF世界スーパーミドル級王者、RISEミドル級(70kg)1位)
BLACKルール 63kg契約(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/REBELS-BLACK 63kg級王者、MA日本スーパーライト級王者)
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
BLACKルール 65kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
渥美尚也(HIDE GYM/J-NETWORK 2018年ウェルター級新人王)
BLACKルール 63kg契約 3分3R(延長1R)
丹羽圭介(TEAMニワールド/元REBELS-BLACK 63kg級王者)
耀織(Y’s glow)
BLACKルール 57.5kg契約 3分3R(延長1R)
龍聖(TRY HARD GYM)
光太朗ZLS(チームゼロス/聖域統一フェザー級王者)
BLACKルール 77kg契約 3分3R(延長1R)
吉野友規(STURGIS新宿ジム)
小泉 竜(池袋BLUE DOG GYM/BLUE DOG FCミドル級王者)
BLACKルール 女子48kg契約 2分3R(延長1R)
山上都乃(ウィラサクレック・フェアテックス湖北)
ERIKO(ファイティングラボ高田馬場)
オープニングファイト BLACKルール 61kg契約 3分3R
柴崎“ワンパンマン”亮(team AKATSUKI)
斧田雅寛(KIBAマーシャルアーツクラブ)
オープニングファイト BLACKルール 53.5kg契約 3分3R
宮下友樹(team AKATSUKI)
山岡由忠(クロスポイント大泉)
※中村広輝(赤雲會)引退セレモニーを実施
REBELS.68 対戦カード
※REDルールは肘有りキックルール
REDルール 52kg契約 3分3R(延長1R)
老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-REDスーパーフライ級(52.5kg)王者)
心直[しんた](REON Fighting Sports Gym)
REDルール 52.7kg契約 3分3R(延長1R)
白幡裕星(橋本道場/MuaythaiOpenスーパーフライ級王者)
泰史(伊原道場/元新日本キック・フライ級王者)
REDルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元LPNJバンタム級王者)
鈴木貫太(ONE’S GOAL)
REDルール 56kg契約 3分3R(延長1R)
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元ラジャダムナン認定スーパーフライ級3位)
REDルール 55.5kg契約 3分3R(延長1R)
森岡悠樹(北流会君津ジム)
古村 光(FURUMURA-GYM)
REDルール 71.5kg契約 3分3R(延長1R)
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
REBELS-RED 53.5kg級王座決定リーグ戦 3分3R
安達浩平(team AKATSUKI)
響波(Y’s glow)
ミネルヴァ・スーパーフライ級王座挑戦者決定戦 2分3R(延長1R)
佐藤“魔王”応紀[まさき](PCK連闘会/ミネルヴァ2位)
IMARI(LEGEND GYM/ミネルヴァ4位)
オープニングファイト REDルール 60kg契約 3分3R
角谷祐介(NEXT LEVEL渋谷)
ウルフタツロウ(アントジム)
オープニングファイト BLACKルール 女子46kg契約 2分3R
川島えりさ(クロスポイント吉祥寺)※川島江理沙 改め
ねこ太(トイカツ道場)
概要
大会名 REBELS.68・69
日時 2020年12月6日(日) REBELS.68 開場・11:00 本戦開始・12:00/REBELS.69 開場・17:00 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 未定
チケット料金 SRS席¥30,000 RS席¥20,000 S席¥15,000 A席¥9,000 B席¥7,000(完売) ※2大会別チケット ※当日500円増し ※6歳未満は入場無料(座席を必要とする場合は有料)
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