ONE Championship 11.6 シンガポール:日本在住勢が満を持して本戦シリーズ登場。若松佑弥「野性的なパワーで1Rから倒しに行く」
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ONE Championshipはシンガポール・インドア・スタジアムで事前収録した「ONE: INSIDE THE MATRIX II」の模様を、11月6日(金)夜9時30分よりABEMA等で配信する。この放送回に日本からONE MMAフライ級4位の若松佑弥が登場する。ONEはコロナ禍を経て、7月31日からタイの首都バンコクで大会を再開。これまでシンガポールやタイ在住の澤田龍人、秋元皓貴、Little Tigerらが出場していた。10月30日から再開したONEの本拠地・シンガポールでの大会には、日本在住の選手も続々登場し、若松が放送ではその先陣を切る形となる。
若松はONE参戦後、ダニー・キンガド、デメトリアス・ジョンソンと強豪相手に連敗したが、昨年8月のマニラ大会で元王者のジェヘ・ユスターキオを1R KO。10月の両国国技館大会でキム・デファンに判定勝ちし、それから約1年ぶりの試合となる。今回も韓国の選手との戦いに。若松と対するキム・キュサンはMMA 10勝3敗で、11月5日に28歳になる。過去にHEATに上がり、春日井寒天たけしに1R裸絞めで一本負け。現在はONE直轄のイヴォルブMMAに所属し、昨年5月からONEに上がり、ユスターキオに判定負けしたが、11月には藤沢彰博に1R KO勝ちした。
若松は日本からシンガポール入りした数日後、マスコミの共同取材に応じ、試合への意気込みを語った。(インタビューの写真は昨年7月のものです)
(シンガポールに到着後、PCR検査を受け、現在はホテルの部屋で隔離状態とのことですが、検査の結果?)陰性でした。
(部屋にずっといてストレスは無いですか?)逆に外に出て他のことをやる必要も無く、試合に全集中できるので、今までの試合よりもいいですね。部屋も広いですし。
(1年ぶりの試合が決まり率直な気持ちは?)素直にうれしいですけど、検査結果によっては突然試合が無くなるかもしれない不安も、まだ半分ありますね。最後まで油断できないです。
(ここ1年のトレーニング状況は?)基本的には変わらないですけど、トライアスロンをしたり、寝技も大学のレスリング部の強い子がジムに来てグラップリングをやったり、食事も前よりシビアになったり、走りもいっぱいやって、やれることはやって来ました。
(なぜトライアスロン?)自分一人でなんとなくやってみようと思って、市民プールで泳いで、走って、自転車で移動してって感じでやっています。総合格闘技なので、色んな動きが必要ですし、全身運動で血管が増やせて、スタミナも増します。それでトライアスロンの大会に出て競争する気持ちは無くて、遊びや息抜きに近いですね。
(今回の相手・キム・キュサンの印象は?)今までで一番背が高い相手で、典型的なアウトボクサーという印象ですね。(※ONEの公式プロフィールでキュサンは身長179cm、若松は168cm)
(どう勝ちますか?)自分の持っている本能というか、戦い方で、相手にダメージを負わせて、しっかり倒したいです。
(若松選手が1R KO勝ちしたユスターキオに判定負けしている相手です。三段論法で考えれば、圧勝しないといけない試合です)試合は何があるかわからないので油断できないです。全集中して臨みます。もちろん絶対勝たないとって気持ちはあります。
(今回の試合をきっかけに、ランキング戦線でどう浮上したい?)この前のONEで(同じ階級で王座挑戦経験のある)リース・マクラーレンが(アレクシ・トイヴォネンに)1R KO勝ちしたので、自分も圧勝して、全ての面で何もさせないで倒さないといけないと思っています。
(去年10月のデファン戦では右拳を負傷しましたが、その後は?)2カ月ぐらいで完治できて、思いっきりパンチを打てるようになりました。あの試合は正直思い出したくないですね。右が使えなかったので左ジャブに切り替えられたのはいいですけど、周りから見たらつまらない試合だったかもしれないです。
(今回のキュサンをアウトボクサーと評していましたが、ユスターキオ戦では圧力をかける場面がありました)それがちょっとあるんですけど、結構相手の攻撃を被弾しているんで。あの試合はリングだったので、今回のケージなら、キュサンももっと足を使ってきて、捕まえにくくなると思います。フェイクも混ぜながら組んだりするのを想定して練習してきました。
(キュサンは首相撲からの膝蹴りも強いです。長身の選手とも練習しましたか?)180cm近くある選手とやったりしました。
(前回の試合の後にお子さんも生まれました。練習の向き合い方とかも変わりましたか?)いくら体を作っていても、試合して勝てないと金ももらえないんで、自分が犠牲になって家族のためにやらないといけないという責任感が前とは違いますね。頑張るのは当たり前だなって。試合までの期間に頑張るだけじゃなくて、試合も仕事だと思ってやる感じです。
(お子さんと離れると淋しいですか?)淋しいですね。テレビ電話はしています。でも1人なので試合に集中できています。
(この1年で一番成長できたところは?)パワーですかね。組みも上の階級でもできるようになった感じがあります。本能的に持って生まれた体の使い方が理解できるようになりました。前は組みの練習を嫌々やっていたんですけど、最近は結構グラップリングでも勝負できるイメージができました。
(それは元々得意な打撃にも活きている?)戦い方も野性的になれました。技術ばっかりやっても自分の良さが消えるかもしれないですけど、技術と自分の持っている力と両立して出せるようになりました。単純に倒したいというか、打ち負かす、相手を狩りに行く、みたいな。
(日本のファンに向け意気込みをお願いします)自分の持った野性的なパワーで1Rから倒しに行こうと思うので、今までと違う戦い方が見られると思います。楽しみにしてください。
対戦カード
第5試合 MMA ONEウェルター級チャンピオンシップ 5分5R
キャムラン・アバゾフ(キルギス/王者)
ジェームズ・ナカシマ(米国/挑戦者)
第4試合 MMA ONEライト級王座挑戦者決定戦 5分3R
ティモフィ・ナシューヒン(オランダ/3位)
ピーター・バウシュト(ロシア/4位)
第3試合 MMA フライ級 5分3R
キム・キュサン(韓国)
若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A/4位)
第2試合 MMA フライ級 5分3R
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ラモン・ゴンザレス(フィリピン)
第1試合 MMA 女子アトム級 5分3R
プリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール(インドネシア)
メン・ボー(中国/2位)