K-1 11.3 福岡国際センター:挑戦者K-Jee「明日は夢が叶う日になる」、王者カリミアン「K-Jeeがベルトを巻くのは夢の中だけだ」
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11月2日(月)福岡市内にて、開催を明日に控える「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1九州初上陸~」福岡国際センター大会の前日会見が行なわれた。計量は全選手がクリアしている。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
挑戦者K-Jeeが王座奪取に自信「明日は夢が叶う日になる」、王者カリミアン「K-Jeeがベルトを巻くのは夢の中だけだ」
メインイベント(第10試合)のK-1クルーザー級タイトルマッチでは、王者シナ・カリミアンが挑戦者としてKrushクルーザー級王者のK-Jeeを迎え撃つ。記者会見の冒頭では王座戦の調印式が行なわれた。
両者は2018年9月24日のK-1さいたま大会での初代クルーザー級王座決定トーナメント準決勝で対峙し、カリミアンが判定勝利。その勢いを駆ってカリミアンは優勝を果たし、王座戴冠を果たした。一方のK-Jeeも2019年1月から開幕した初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントを制し、同王座を獲得した。
今回の王座戦は当初スーパーファイトの予定だったが、武尊の欠場でレオナ・ペタスとのK-1スーパー・フェザー級タイトルマッチが中止となり、カリミアンがタイトルマッチへの変更を承諾し、実現することになった。
悲願のK-1王座獲得のチャンスを得たK-Jeeが「明日はいよいよ(K-1の)ベルトを巻く日になりました。一つの夢を実現できます」と意気込むと、カリミアンは「K-Jee選手はこのベルトを巻けるのは夢の中だけ」とバッサリ。
前回の対戦について話が及ぶと、K-Jeeは「前回は本当に準備不足。明日はおそらくワンサイドゲームになって、俺がボコボコにして終わると思う。穴はいっぱい見えてるんで、しっかりついていきたい」と必勝を誓った。対するカリミアンは「自分が2年前と何も変わってないとでも思ってるのか。明日はチャンピオンとしてやるべきことをやって、必ず勝ちたい」と、こちらも防衛を宣言し、両者は火花を散らした。
◆K-Jee
「明日はいよいよベルトを巻く日になりました。一つの夢を実現できます。明日は楽しみにしていてください。(スーパーファイトからタイトルマッチに変更となったが、どのような気持ちで練習してきた?)タイトルマッチに変わったことによって、練習の内容は変わっていません。もともと、タイトルマッチを希望していたし。スーパーファイトでもタイトルマッチでも、絶対に勝つという強い気持ちでトレーニングに励んでいます。今回、タイトルマッチに変わったことに対して、本当に運が向いてきてるんだなと感じています。(再戦となるが前回の印象を踏まえ、今回はどのように仕上げてきた?)前回は本当に準備不足でした。相手の武器を理解していなかったし、そういうところで対応できてなく、呑まれて負けました。今回は十分に相手の情報があり、対策をしていってます。明日はおそらくワンサイドゲームになって、俺がボコボコにして終わると思います。
(チャンピオンの穴は見えている?)そうですね。穴だらけなんですけど、なんですかね、なんかうまいというか、やりにくさがあって。まあ、リーチとか、けっこうスピードもあるし。そういうことも踏まえて、穴はいっぱい見えてるんで、しっかりついていきたいと思ってます。(ファンにメッセージを)まず九州のみなさん、そしてファイターのみなさんが、もっと身近にK-1のリングに立てるようになるためにも、明日のイベントの盛り上がりもすごい大事だと思うし。明日は文化の日で、毎年文化の日は“K-1福岡格闘技祭り”っていうふうになってくれたらうれしいし、そうなっていくと九州の選手も近くで夢を終えるし、チャンスもいっぱい来ると思ういます。とにかく九州を、そして福岡を格闘技で盛り上げるために、明日は試合を盛り上げたいと思います。よろしくお願いします」
◆シナ・カリミアン
「(日本語で)POWER OF DREAMのシナ・カリミアンです。いまとてもいい状態で、明日の試合に向けて準備は本当に整っている。K-Jeeがこのベルトを巻くのは夢の中だけだろうと思っている。(スーパーファイトからタイトルマッチに変更となったが、どのような気持ちで練習してきた?)自分にとってすべての試合はタイトルマッチ同様、重要な試合だと意識している。トレーニングも同じで、自分はいま日本でも一番のジムでハードなトレーニングをしている。そういったことも踏まえて、明日の試合に向けて本当に順調に整っている。(再戦となるが前回の印象を踏まえ、今回はどのように仕上げてきた?)彼には自分がどれだけ変わったかをリングの上で、見せたいと思う。おそらくいまの自分は前回に比べて、軽くなったように見えるかも知れないが、パンチを受ければいままでとの違いがはっきりわかると思う。
(K-Jee選手から穴があるという発言があったが?)おそらくK-Jeeは自分が二年前と何も変わってないとでも思ってるんじゃないのか。であれば、愛鷹亮に聞いてみるといい。愛鷹も自分と戦った試合のあと、どれだけ自分が変わったかということに驚いていた。明日はチャンピオンとしてやるべきことをやって、必ず勝ちたいと思う。(ファンにメッセージを)最初にいつも自分をサポートしてくれる神に感謝したいと思う。今回、この福岡大会実現するに至った関係者のみなさん、福岡のファンのみなさんにも感謝を申し上げたいと思う。K-Jeeはたしかに福岡がホームタウンの選手だと思うが、自分のファンは自分がどこで試合をしようと、必ず自分を応援してくれると信じている。それを明日、リングで見せたい」
KANA「自分に勝つのはまだ早い」vs壽美「骨が折れてもいいから勝つ」
セミファイナル(第9試合)に組まれたのはK-1女子フライ級王者KANAと壽美の一戦。KANAを憧れの存在と公言する壽美は「尊敬しているからこそ本気でぶつかる」としたうえで「明日は骨が2~3本折れてもいいと思っている。それ以上に勝ちがほしい。勝つ自信もあります」と強い口調で言い切った。
その壽美を受けて立つKANAは「チャンピオンに挑むのでしっかり対策して練習するのは当たり前の話」と壽美の言葉に動じることばく「自分を倒すこと・勝つことはまだまだ早いと思うので、明日はしっかりぶっ倒します」とKO葬を通告した。
野杁正明「相手も人間なんで脳が揺れれば倒れる」vsトファネリ「野杁が特別な選手だとは思わない」
明日の第8試合には元K-1スーパー・ライト級王者の野杁正明が登場。K-1初参戦のヴィトー・トファネリとウェルター級スーパーファイトで対戦する。
昨年12月のハッサン・トイ戦、今年3月のダビド・メヒア戦と世界トップレベルの強豪に連勝している野杁だが、いずれも判定決着で倒す試合を見せられなかった。今回のトファネリ戦を前にインタビュー・公開練習では「会場が凍りつく、シーンとなるようなKOをしたい」と語っていた野杁は「(トファネリはここ2戦の相手に比べレベルが)落ちると思う」と一刀両断。「自然と明日はKO決着になると思う」と自信のほどを崩さなかった。
一方のトファネリは「K-1のリングは自分の夢」だったとK-1参戦への熱い思いを語り「自分の持っている全てを出し切って戦いたい。野杁のことは特に特別すごい選手だとは思っていないし、自分にも勝つチャンスはあると思う」と野杁超えを誓った。
朝久裕貴が大岩龍矢を一刀両断「自分とはレベルが違う」、RUI「福岡大会への想いは自分が一番強い」vsANIMAL☆KOJI「RUIの首を狩る」、SATORU成合のKO宣言に山本真弘は「新しい自分を見せる」
中国・武林風WLF-60kg級王者であり、約2年5カ月ぶりの日本での試合となる朝久裕貴は、大岩龍矢とスーパーファイトで激突する。
朝久は今年、弟・泰央がK-1のリングで活躍していることを踏まえ「僕自身もいい刺激になったし。ひさしぶりの日本での試合が地元福岡ということで、ド派手にいこうと思っています」と気合いを入れる。さらに打たれ強さが売りの大岩に大使て「日本人選手の中でフィジカルはトップだと思うが、世界的に見ると中の下くらい」と痛烈な言葉を残した。
一方の大岩は今年7月にKrushでスーパー・フェザー級タイトルマッチでレオナペタスに敗れて以来の再起戦。「朝久選手は世界のベルトも持ってますし、リスペクトしてる選手ですけど、いまの自分のほうが全然強い。必ず勝って次につなげる」と力強く語った。
約2年ぶりにK-1参戦を果たすRUIは、総合格闘家としても活躍するANIMAL☆KOJIと対戦。地元開催に強い思いを持つRUIは、ANIMALについて「クルーザー級にはなかなかいないキャラ。実力はもちろん評価していますし、K-1のリングで戦えるというのは非常にうれしく思います」と意気込んだ。
同じく福岡出身で、野性味あふれるファイトが持ち味のANIMALは「明日はRUIの首を狩るためにしっかり準備してきた。この狩りが人生の分岐点だと思ってる。最後の最後まで噛み付いて息の根を止めます」と鼻息を荒くした。
旧K-1時代から活躍し、九州での試合は2009年4月以来となるベテランファイターの山本真弘は、同じく地元福岡出身のSATORU成合と対戦。現在4連敗中の山本は「自分はずっとトレーニングを続けてきましたし、新しい自分を常に出せたらなと思ってやっているので。それを明日出せたら」と静かに語り、内なる闘志を見せた。
対するSATORUは3月22日の「K’FESTA.3」でスーパーファイトに抜擢され、友尊に惜しくも判定で敗れるも、今回2度目のK-1参戦。山本に引導を渡すと宣言しているが、改めて「本当に年だし、もういいんじゃないかと思う。はっきりしたKOで盛り上げて勝ちたい」と必勝を誓った。
山田真子vs優はともに好勝負を約束、壬生狼一輝の“かませ犬”発言に晃貴「ふざけた野郎を倒す」、九州対決に燃える水町と竜樹、小鉄と絢太はともに必勝宣言
第4試合は山田真子と優による女子アトム級のスーパーファイト。ボクシングの元WBO女子世界ミニマム級王者という肩書も持ち、プロ戦績はキックボクシングも含めて無敗という山田は、昨年の11.8「Krush.107」以来、1年ぶりのK-1 JAPAN GROUPのリング登場だ。地元・福岡県糸島市出身ということで、初参戦となるK-1のリングで凱旋を飾ることになった。
地元のメディアにも多く取り上げられ、注目度も高い山田は「(優は)パンチ、フィジカルが強そうというイメージがあります。でも自分が練習でやってきた試合運びができれば問題なく勝てると思う」と自信たっぷりにコメント。対する優もK-1のリングは初登場となるが、「実は去年ぐらい福岡に住もうと思って物件を探していた」と福岡愛をアピール。「二人でいい試合ができたらなと思います」と、明日の試合に向けて意気込んでいた。
第3試合のK-1ライト級スーパーファイトは長崎県佐世保市出身・水町浩と福岡県福岡市出身・竜樹の九州勢同士の対決。K-1のリングには実に約3年10カ月ぶりの登場となる水町は「お互い地元なんで、負けられない。いい試合ができると思います」とコメント。竜樹も、「地元の友達だったり、知り合いだったりが見に来てくれるんで、いつもよりも気合いが入ります」と、水町同様、地元対決に強い思いを示していた。
第2試合では、K-1ジム琉球チーム琉神の代表を務める小鉄が、地元・福岡県久留米市出身の絢太とK-1スーパー・ウェルター級スーパーファイトで激突。K-1ジム琉球の代表としてはこれが2戦目となる小鉄は「来年はK-1沖縄大会を開催したいんで、そのためには自分がまずは結果を残して、盛り上げないといけない。負けられないですね」と、沖縄大会実現に向けて必勝を誓う。一方の絢太はK-1 JAPAN GROUP初参戦の舞台が、地元でのK-1のリングとなった。「一番は気持ちで負けないことですね。気持ちで勝って、技で勝って、攻撃で勝ちたいです」と、気持ちを武器に戦うことを宣言した。
今大会のオープニングマッチを務めるのは、九州にほど近い鳥取県米子市出身である元Krushバンタム級王者の晃貴と、地元・福岡県嘉穂郡出身の壬生狼一輝だ。着物姿で会見場に姿を現した壬生狼は、「おい、晃貴! 俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ。噛みつくならしっかり噛みついてこいよ」と、元プロレスラーの長州力さんの名セリフでアピール。この壬生狼のパフォーマンスにはさすがの晃貴も苦笑いをしたものの、「バチバチ殴り合って、ふざけた野郎を倒すんで、皆さん応援よろしくお願いします」と最後は怒り気味に鼻息を荒くしていた。
対戦カード
第10試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/王者)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/挑戦者、Krush王者)
第9試合 女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GP王者)
壽美[ことみ](NEXT LEVEL渋谷)
第8試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)
第7試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/武林風WLF -60kg級王者)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第6試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
RUI(PURGE TOKYO)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本真弘(N.F.T.T./元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級(60kg)GP 2009優勝、元全日本フェザー級王者)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
第4試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
優(北斗会館押上道場)
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
水町 浩(士魂村上塾/元RISEライト級王者、元WMAF世界ウェルター級王者)
竜樹[たつき](ウィラサクレック・フェアテックス九州)
第2試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
小鉄(K-1ジム琉球チーム琉神)
絢太[けんた](CUC)
第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者)
壬生狼一輝(力道場静岡/大和バンタム級王者)
【プレリミナリーファイト】
第4試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
紫苑(KIZUNA田川本部道場)
第3試合 59kg契約 3分3R
寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
貞松宏隆(Mataharigym)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
勇治(K-1ジム総本部チームペガサス)
志樹(シルスジム)
第1試合 53kg契約 3分3R
大石和希(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)
概要
大会名 ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1九州初上陸~
日時 2020年11月3日(火/祝) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:30 開始・15:00
会場 福岡国際センター
中継 ABEMA(生中継) GAORA(11月10日(火) 17:30~23:30)
チケット料金 ロイヤルシート100,000円 アリーナSRS席60,000円 アリーナRS席35,000円 アリーナS席18,000円 スタンドS席18,000円 スタンドA席10,000円 ※当日500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット K-1.SHOP グッドルーザー(03-6450-5470) BEA K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/contact/