UFC 4.7 ニューヨーク：コナー・マクレガー、選手乗車のバスを襲撃。選手負傷等で3試合中止に

　UFC 223: Khabib vs. Holloway（4月7日(土/現地時間) 米国ニューヨーク州・バークレイズセンター）の2日前の5日に同会場で行われた宣伝イベントの終了後、コナー・マクレガーがUFC 223の出場選手の乗っているバスに台車を投げつけて窓ガラスが割れ、マイケル・キエーザが顔面の複数の裂傷、レイ・ボーグが角膜剥離を負う事件が起こった。

　マクレガーと同門の後輩のアルテム・ロボフと、メインイベントに出場するハビブ・ヌルマゴメドフが3日にホテルで口論になったことが事の発端の模様。UFCは長らく防衛戦を行っていないマクレガーのライト級王座はく奪と、UFC 223のメインのヌルマゴメドフ vs. フェザー級王者・マックス・ホロウェイをライト級王座決定戦にすると発表していたが、マクレガーは事件直前のTwitterで「俺から何も奪えるものか」と怒りを示しており、この件も影響しているとみられる。

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　マクレガーは5日のイベント後、20名以上の仲間を引き連れて、イベント会場の駐車場に入り、バスを襲撃し、キエーザとボーグが負傷。UFCはライト級・キエーザ vs. アンソニー・ペティス、フライ級・ボーグ vs. ブランドン・モレノ、フェザー級・ロボフ vs. アレックス・カサレスの3カードの中止を発表した。大会は全10試合で行われる。

　UFCは声明を発表し「UFCにとって本日の混乱は完全に受け入れがたく、目下、それに続くさまざまな事案に対応しているところだ」としている。UFCのデイナ・ホワイト代表も複数の米国のMMAメディアの取材に対し「UFC創設以来最も不愉快な出来事だ」と話し、マクレガーらへの怒りを表明している（下動画）。複数のメディアは既にマクレガーがニューヨーク市警に出頭したと報じている。