RIZIN 横浜・ぴあアリーナMMでの8.9＆10 2DAYSで再始動。客席は半分、クラウドファンディング開始

　RIZINの榊原信行CEOは7月7日夜7時よりRIZIN公式YouTubeチャンネルで生配信を行い、「RIZIN.22」「RIZIN.23」を8月9日(日)と10日(月/祝)の2日連続で横浜・ぴあアリーナMMで開催すると発表した。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、RIZINは4月19日の横浜アリーナ大会、5月17日の仙台大会、7月5日の大阪大会を中止した。横浜大会、仙台大会の中止を発表をした4月2日の生配信で、榊原氏は「今年の夏、格闘技界みんなが力を合わせて、延期される東京オリンピックの弔い合戦になるような、“真夏の格闘技の祭典”を提案したい」等と話していた。4月22日から6月3日の毎週水曜夜には「榊原社長に呼び出されました」と題した番組を生配信し、榊原氏が選手に話を聞きつつ、今後のRIZINの構想を話していたが、コロナの影響が大きく、具体的な再開内容は示せないままだった。

19年大晦日のRIZINの前日計量の最後、全出場選手が壇上に並んだ。中央は朝倉海。

　榊原氏は6月17日のツイートで「とにかく今、焦っています　国の要請に従い3つの大会を中止し7億円の売上が飛んだ　夏のメガイベント再開を目指してここまで来たが　現状では大観衆を入れたイベントは難しい　選手たちも困窮していて　生きていけなくなってしまう　……このままでは座して死を待つのみになる　次の一手をどうすべきか」と、苦しい現状や迷いを率直に記した。それに対し朝倉未来が「日本格闘技盛り上げる　やれることあればやりますよ」、那須川天心が「盛り上げますか」とツイートするなど、多くの選手が協力姿勢を示した。翌18日に榊原氏は「未来や海、天心、格闘技を愛するRIZINや他団体の選手達、格闘技ファンの皆様、本当にありがとう。ここで終わらせる訳にはいけない。絶対に。」等とツイートした。
　だが、変わらず具体的な動きが見えないまま時間は経過。榊原氏は7月3日「RIZINの抱える現状を吐露して以来、選手、関係者から色々なアイデアや励ましをいただきました。2015年のRIZIN旗揚げから約4年間、志の高い選手や愛すべきファンの皆さんに支えられここまで来ることができ、今は本当に感謝しかありません。来週実施予定の会見ですべての思いや考えをお話しします。」と記した。

19年4月のRIZINの記者会見での榊原信行氏

　今回の7日の生配信で、榊原氏は「RIZIN.22」「RIZIN.23」を8月9日(日)と10日(月/祝)の2日連続で、ぴあアリーナMMで開催すると発表した。
　ぴあアリーナMMは、横浜のみなとみらい地区に新たにオープンした会場。4月から営業開始予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で軒並みイベントが中止・延期となっていた。RISEも6月14日に使用を予定していたが大会が延期となっている。RIZINがこの会場の初の格闘技のイベントとなる。
　2大会とも政府の感染拡大予防の方針に従い、収容人数1万の会場に半分の5千人を収容し開催する。チケット収入が大幅に減ることから、5千万円を目標金額としたクラウドファンディングを生配信の直後からスタートし、従来と変わらぬ規模のカード編成・会場演出を目指す。

　対戦カードは未定で、7月9日(木)に第1弾決定カードが発表される。海外との渡航制限が続く見込みのため、2大会とも日本在住の選手のみの試合となる。チケット概要は以下の通りで、高めの値段設定となっており、規制入場などのコロナ対策も施される。

概要

大会名　RIZIN.22、RIZIN.23
日時　2020年8月9日(日)、10日(月/祝)　開始・15:00（予定）　終了・19:00～20:00頃　※混雑を避けるため入場規制を実施します
会場　ぴあアリーナMM
チケット料金　VIP 100,000円　SRS 30,000円　アリーナ後方自由席 20,000円　2階S自由席 25,000円　3階A自由席 15,000円　4階B自由席 10,000円
チケット販売日程　ファンクラブ先行 7/10（金）12:00～12（日）18:00　公式サイト先着先行 7/13（月）12:00～18:00　プレイガイド先行 7/14（火）12:00～18（土）20:00　一般発売 7/19（日）10:00～
チケット販売　イープラス　チケットぴあ　※いずれも電子チケットのみの販売になります　
お問い合わせ　RIZIN FF事務局　03-5772-3223　※新型コロナウイルスの感染予防対策はRIZN公式サイト参照