K-1 WORLD GP 12.28 名古屋名古屋ドルフィンズアリーナ:木村“フィリップ”ミノル「来年以降は2階級・3階級を制覇してK-1を“完全制覇”します」
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12月24日(火)東京・恵比寿のFighting Kairosにて、12月28日(土)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される“K-1冬のビッグマッチ 第2弾 名古屋”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」の[スーパーファイト/-69kg契約/3分3R・延長1R]でマーセル・アデイエミと対戦する木村“フィリップ”ミノルが公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真 (C)M-1 Sports Media)
今年はアデイエミ戦を含めると6試合を闘うことになる木村。しかもK-1全大会に出場し、全てKO勝利と圧倒的なパフォーマンスでK-1を牽引してきた。2019年のパーフェクトレコード達成に向けて、この日の公開練習も入念にシャドーを繰り返した後、矢口トレーナーから細かい指示が飛ぶ中で3分間みっちりとド迫力のサンドバック打ちを披露した。
今年は3月「K’FESTA.2」から始まり、2カ月あるいは1カ月という短いスパンでの試合が続いた木村だが、戦いのフィーリングとマッチしてアスリートとしての充実を実感することが出来た。
「今年1年は特に試合数が多かったけど良い勝ち方も出来た。僕自身、1年間を通してずっと身体の調子も気分も凄い良い感じで来て、今もずっとそれをキープ出来てますね。こうやってコンスタントに試合をすることでアスリートとして生きてる感じが凄いしていて、このままずっと何年もこのペースでやっていきたいなって思ってるぐらい、試合間隔が短い方がめちゃくちゃ僕には向いてますね。
アスリートとして1年間ずっと勝負のスイッチを1回も切らさないというのは、キャリアの中では必要。僕も今年は勝負のスイッチを1回も切らしてなかった。そういう意味ではずっと集中してたし、振り返ってみてもキャリアの中の凄い良い1年だったなと思いますね。ここから先はキャリアの中で重要な年になってくると思うんで、めっちゃ本気モードです」
ここまで5戦5勝5KOと快進撃。その中で「色んな選手とバトルすると経験値も重ねていくし、経験値を積み重ねることで成長もする。振り返ってみると個性的な5人と戦ってきて、全員強かったし、やりにくさもあって全部僕には良い経験になりました」と様々なタイプのファイターと戦ったことも木村にとってプラスになった。
「どの倒し方もちょっと違った倒し方だったんで、倒し方の種類ももっともっとバリエーションを増やしていきたい」と語る木村。そのバラエティに富んだ5つのKOの中で、“KOアーティスト”を自負する木村はどのKOをトップ3を選ぶのか?
「まずは大泉翔選手との試合が第3位ですね。あれはパワーがめちゃくちゃ身体に乗っていて、スカっとは行かなかったけど良い破壊的な倒し方が出来たと思います。
第2位は和島大海選手との試合かな? やっぱ和島選手は凄い強かったし、あの時僕は負けてから第一発目だったんで。あの時の不安だったことを考えたら、良くバチっと決めたなって思いますね。
第1位はクルーズ・ブリッグス戦。あれは多分もう今後の格闘技界でもずっと1位なんじゃないですかね? 僕はジェロム・レ・バンナ以外であの衝撃は見たことないです。まさか自分がああいうKOするとは……あれは当たった瞬間もう(自分が)KOアーティストでいいだろうって思いましたね。そこはもう譲れないっすね」
そして迎える2019年の最終戦。対戦相手は独特な当て勘と強靭なフィジカルを併せ持つナイジェリア人ファイターのアデイエミだ。木村は「ちょっと掴みどころのない選手。荒々しさもあったり、危ない武器はけっこうあるなとは思いますね」とアデイエミを分析しながらも「でも料理の仕方は大体頭の中にはあります。あんまり謙虚にしてもしょうがない。ムエタイのイギリスのチャンピオンで、それを獲ってるからにはちゃんとテクニックもあると思いますけど…イギリスチャンピオンレベルじゃお遊びですね。相手じゃないっす」と一蹴。
「この試合は“どう倒すか?”だけですね。インパクトで過去の試合を全部上回りたい。一番を取りたいですね」と、あくまで魅せる倒し方にこだわり、ブリッグス戦の衝撃を超えるKO劇をイメージしている。
今年のK-1パーフェクトレコードを成し遂げたその先、木村は来年以降に向けた壮大な野望を明かした。
「来年以降はタイトルですね。タイトルを獲るにあたって、1個だけじゃなくて2階級、3階級とやっていけたらもの凄い良いキャリアを重ねられると思う。来年はベルトを獲って、2階級、3階級制覇をしてK-1を完全制覇する。そうなったらそれ以上幸せなストーリーはないと思う。僕が涙のK-1タイトルを獲る。そして2階級、3階級制覇をしてピリオドです(笑)。
(例えば階級を飛び越えて空位のスーパー・ウェルター級のベルトも獲りに行きたい?)もともと僕はそういう生き方をしているし、僕もそういう生き方をしている選手たちが好きですからね。スーパー・ウェルター級は空位ですし、それは狙いますよ。やっぱりサウル・アルバレスとかの偉業(ボクシング世界4階級制覇王者、ミドル級からライトヘビー級に一気に階級を上げてタイトルを獲得した)を考えるとスーパー・ウェルター級を獲ってミドル級まで。K-1にミドル級はないからクルーザー級? そこまで獲ってやりたいですね(笑)。
でもそこは真剣に思ってますよ。スーパー・ウェルター級なんかは全然眼中にあるし、オファーが来ればウェルカムです。パワーはスーパー・ウェルター級の中で勝負していけると思うし、自信もある。ビッグチャレンジですけど(スーパー・ウェルター級でも)やりたいですね。
ウェルター級に関しては…今は木村“フィリップ”ミノルを迎え入れる体制じゃないですね。ちょっとウェルター級は混雑し過ぎているというか、整理しないと僕を迎え入れるには失礼なのかなと。だからウェルターは他の選手たちがちゃんと整えて、誰がチャンピオンなのかしっかりしてもらったうえで、僕がそれを奪い獲りに行きます。だから先にスーパー・ウェルター級を獲って、ウェルター級が整理されるのを待つ。それできれいに整ったらかっさらいに行く。シンプルですよ」
K-1全大会出場・全試合KOとなれば「K-1 AWARDS 2019」でのMVPとベストKOの二冠も見えてくる。木村はファンにKOで感動・興奮を与えることの大切さ、それをを体感した上で選んで欲しいと、その胸中を熱く語った。
「そういう賞もすごく栄誉のあることだし、1年間戦い終わった選手には凄いご褒美なんですけど、僕が倒した瞬間を見て(賞を)決めて欲しいですね。僕はKOで相手を倒してゴングが鳴った瞬間の感動であったり、スカっとした感じであったり、そういうのも含めてミノルが一番だなって思わせたい。僕はもう自分のスタイルでどこまで出来るか完全に想像出来てるし、どれくらいの感動を与えられるか。自分の中では自信を持ってるいます。僕がKOした瞬間にみんなが凄い喜んでくれてたら嬉しいですね。そうなったらもうMVPは確定じゃないですかね(笑)」
対戦カード
第15試合 K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)※初防衛戦
ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者)
第14試合 K-1 WORLD GP初代女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者
第13試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級(55kg)王者、同級世界最強決定トーナメント2019優勝)
スリヤンレック・オーボートーガムピー[Suriyanlek OBT.Kamphee](タイ/オーボートーガムピージム/ラジャダムナン認定フェザー級4位、ワンソンチャイ同級王者、元ルンピニー認定スーパーバンタム級4位)
第12試合 69kg契約 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTウェルター級(67.5kg)王者)
マーセル・アデイエミ[Marcel Adeyemi](ナイジェリア/Team Tieu/WMC英国ウェルター級王者)
第11試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)王者)
ハッサン・トイ[Hasan Toy](トルコ/ARJ Trainingen/2016 WFCA -68kg ヨーロッパ王者)
第10試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
スタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ/ナソス/メジロジム)
スペシャルエキシビションマッチ 3分1R
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
江川優生(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者)
~休憩~
第9試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
大和哲也(大和ジム/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg日本トーナメント優勝、元WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
第8試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
加藤久輝(ALIVE/元HEAT総合ミドル級(83.9kg)王者、空道全日本体力別4連覇)
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning/K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王者)
第7試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
篠原悠人(DURGA/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級(65kg)王者)
SEIYA(MAD MAX GYM)
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
中野滉太(POWER OF DREAM)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
キム・ホソン[Kim Ho Sung](韓国/雪峯ジム/IKMFウェルター級王者)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
第4試合 K-1 WORLD GP初代女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/アライアンス・トレーニング・センター/IFMA世界女子フライ級王者)
メロニー・ヘウヘス(オランダ/マイクスジム/元K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級王者
第3試合 K-1 WORLD GP初代女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級王者)
クリスティーナ・モラレス[Cristina Morales](スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ/ISKA女子世界-48kg級王者)
第2試合 K-1 WORLD GP初代女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント リザーブファイト 3分3R(延長1R)
壽美[ことみ](NEXT LEVEL渋谷)
真優[まひろ](月心会チーム侍)
第1試合 53kg契約 3分3R(延長1R)
松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
◆プレリミナリーファイト
第5試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
泰斗(韓国/LEOPARD GYM)
松岡翔大(ISHITSUNA MMA)
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
新美貴士(名古屋JKファクトリー)
髙橋直輝(若獅子会館)
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
倉崎昌史(GET OVER)
秀樹(レンジャージム)
第2試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
斎藤祐斗(JK TRIBE)
提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第1試合 53kg契約 3分3R
池田幸司(ReBORN経堂)
豊田優輝(B.W)
概要
大会名 “K-1冬のビッグマッチ 第2弾 名古屋”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」
日時 2019年12月28日(土) 開場・13:00 プレリミナリーファイト開始・13:30 本戦開始・15:00 終了・20:30(予定)
会場 ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
中継 AbemaTV(生中継)、GAORA(生中継 13:30~21:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 50,000円 アリーナRS 30,000円 アリーナS 15,000円(前売り完売) スタンドS 15,000円 スタンドA 9,000円(前売り完売) スタンドB 7,000円(前売り完売) ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要となります。
チケット販売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、サンデーフォークプロモーション、K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/