K-1 WORLD GP 11.24 横浜アリーナ:川原誠也、ウィラサクレックジムに住み込み準備「皇治は同級生だったら俺のパシリ」
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11月18日(月)神奈川・パンクラスイズム横浜にて、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される“K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」の[スーパーファイト/-61kg契約/3分3R・延長1R]で皇治と対戦する川原誠也が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)M-1 Sports Media)
かつて“パンクラスの悪童”としてリングで暴れまわった川原。約7年ぶりの現役復帰でK-1のリングに立ち、いきなり皇治とのビッグマッチが決まった。引退表明後も練習は続けていた川原は「練習って言ってもパンクラスイズム横浜で一般の会員さんがやるようなエクササイズとかちょっとスパーリングしてたぐらい。スイッチが入ったのは皇治戦が決まるぐらいからですね」とK-1参戦を機に本格始動。皇治を喰うためにウィラサクレックジムに住み込みで練習を続けるという過酷な環境に身を置いている。
「今はウィラサクレックジムの幕張支部に住み込みで練習させてもらってますね。最初はそんな予定なかったんですけど、やるからには場所も横浜アリーナですし、最高の相手も用意してもらえたから最高にびっくりさせてやろうかなって。今はジムに住み込みで昼も夜もムエタイ漬けの毎日。タイ人ばりの生活を送っていて、一緒にK-1出るジャオスアヤイとも銭湯行ったりして(笑)。お互い勝とうって言葉は通じなくても心は通じ合ってるんで。
あっちはインタビューで『タックルしてくるじゃないか?』とか言ってましたけど、まだそんな考えなの?って感じで笑っちゃいますね。別にタックルのやり方なんて忘れないっすけど、そんなことを考えないぐらいムエタイを染み込ませてやってきてますから」
公開練習で川原は「俺はMMAから来る選手。それでとょっとでも盛り上がれば良いかなって」とオープンフィンガーグローブでのミット打ちは披露。ゆったりしたリズムから飛び込んでのパンチ、ムエタイ仕込のヒザや前蹴り、そしてMMA時代からの得意技でもある左ハイを連発。さらにトレーナーにフェイントをかけて、ミットを構えてない顔面に左ハイキックをヒットさせ、大きな笑みを浮かべる相変わらず元・悪童っぷりも見せた。
川原にはパンクラス時代、ファンの脳裏に残った一戦がある。それが2012年の沼倉雄太戦。川原は沼倉をサッカーボールキックでKOしたあと、レフェリーの制止を振り切って追撃のパンチを浴びせようとして無効試合になっている。もちろん競技として許される行為ではないが、見ている側には強烈なインパクトを残した。そのギラついた感情と闘争本能は今も失われていないのか?
川原は「むしろ引退してからはその闘争本能を研ぎ澄ませてきましたね。格闘技から離れて、横浜の先輩たちに色んな経験させてもらって。やっぱ格闘技で強いだけじゃ生き残れないんで」と不穏な笑みを浮かべる。
また川原は「もっと自分らしく言いたいことを言え」、「格闘家の貧乏生活にはうんざり」という痛烈な言葉を残してリングを降りた。言いたいことを言って、金を稼ぐ。それを今K-1のリングで体現しているのが皇治なのだが、川原は「皇治選手がそうやってこつこつこつ積み上げてきて、それを横浜アリーナで自分にばくっと喰われる運命なんですよ」と断言する。
皇治は自身の公開練習で川原のことを“パジャマくん”呼ばわりしてお馴染みのトラッシュトークを展開した。これに対して「今日もパジャマで来たんでまた言われちゃうな(笑)。全然もう何言われても別にイラっとこないっすよ。試合で見せればいいだけだし」と受け流す川原だが「K-1のヤツらは茶番劇が多いじゃないですか。会見で殴ろうとするなら最初から殴れよ。何か肩とかぶつけてやり合うんじゃなくて。俺だったら最初から“決めて”行くから、ぶつかられる前にぶん殴って帰りますよ」と危険な言葉を続ける。
さらに皇治の「俺が負けたらK-1がナメなれる」という発言に対しても「会見の時点でもうナメられてんじゃないですか?」とバッサリ。
「もし俺と皇治選手が逆の立場で、俺がK-1代表で、7年振りに外から来たヤツがあんな態度で会見に来たら『まずお前、態度を直せよ!ここはK-1だぞ?』って言いますよ。で、あんなに俺にメンチ切られて。俺はあっちがどういう反応するか、どういう目をするか。それを試すためにわざとやって試したんですよ。あっちはぐだぐだ言う感じだけど、俺は目を見て試しただけだから。そういうのは何回もやってきてるから、目を見りゃ分かるんですよ。
(フェイスオフで試してどうだった?)アイツが同級生だったら俺のパシリだよ。フェイス・トゥ・フェイスの時でもああいう風な態度を取るだろうなって大体分かってたし、まああんなだろうなって。皇治選手がああいう態度を取ったからって別に格闘技が弱いとかじゃないですよ。格闘技とは関係ないんで。
ただ俺は人として皇治選手がどういう魂を持ってるのかを試しただけ。それが勝ち負けにつながるかどうかは分からないですけど、俺は俺なりに試した。彼も大舞台を経験してきてるんで、それなりに心も強いと思う。まあでも態度もそうだし、言葉を選んでるのも見え見えだし、全部が予想通り。そういえば俺が控え室に入った時にスタッフの人に『絶対に手をあげないでください』って言われたんだけど、俺ってそんな安い選手に見られてんの?って(苦笑)」
皇治に痛烈な言葉を浴びせ返す川原だが、皇治との一戦にかける想いは強い。インタビューの後半は皇治戦への並々ならぬ覚悟を語った。
「相手がやっぱり皇治選手だったからこそこれだけ集中して出来ましたし、本当そこはK-1の方々に感謝してますね。自分もやっぱり沼倉戦とかああいう嫌な印象与えて格闘技人生が終わってるんで。ちょっとでも恩返し出来たら良いなと思って、本当にそこはK-1に感謝してます。しかもそれを地元の横浜アリーナでやれるんすよ。自分を華やかに飾ってくれて、そこは最高の準備して出ないとK-1の皆さんに申し訳ないじゃないですか。だからもう格闘技人生の中で最高に調子良いんで。
(幕張での合宿生活は今まで一番追い込んでいる?)格闘技人生で一番ですね。パンクラスに出た時も最初は内弟子で寮に入るかP’s LABに入るかの選択肢があって、川村さんとかみんな寮でやっていて自分も入れたんですけど、坊主にしてちゃんこばっかり食わされてってのは自分には合わないんで(苦笑)。でも今回はジムに住み込みで練習して、こんなに集中したのは初めてだから、楽しみっすね。
(総合格闘家なので相手は何かやってくるんじゃないかと言っているが?)こっちは7年振りですし、あっちはずっと最前線でずっと戦ってきてるんで、そう思われるのはもうしょうがない。自分がいくらインタビューで言おうがタックル来るんじゃないか?とか思われてしまうのもしょうがない。あとはもうぺちゃくちゃ喋んないんで試合で魅せるだけ。ここからが俺の格闘技の最終章。K-1であと5年ぐらい頑張れたら良いなと思ってるんすけどね。
何か皇治選手が『モテるために格闘技をやってる』とか本当か嘘か知らないけどテレビで言ってましたけど、自分の場合は自分が勝つことによって人生が良くなる人が何人も周りにいるんで。皇治選手もそうでしょうけど、自分の周りにはそういう人たちが何人もいるんすよ。だから自分は死んでも勝つ。負けたら本当切腹でもしようかと考えてるぐらいっす。人間魚雷、日の丸特攻隊のイメージで試合します」
最後に「K-1ファン、皇治ファンに宣戦布告やメッセージは?」と問われると、川原は「ぐちぐち言うつもりもないんで、当日はしばきあって必ずKO決着。判定なんて考えてないんで、どっちが倒れてどっちが生き残るか勝負しましょうよ。タイマン勝負、以上です」と男と男の勝負を皇治に呼びかけた。
対戦カード
【本戦】
◆K-1 WORLD GP 第3代フェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント
第1試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
TETSU(月心会チーム侍)
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
第2試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ブランドン・スペイン[Brandon Spain](オーストラリア/スペインズ・ムエタイジム/ISKAムエタイ豪州ライト級王者)
第3試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
安保璃紅(team ALL-WIN/元K-1 KRUSH Fightスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム[Jawsuayai Ayothaya Fight Gym](タイ/アユタヤ・ファイトジム/タイBBTVフェザー級8位)
第4試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者)
ホルヘ・バレラ(スペイン/ジーザス・カベーロ・チーム/K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント2018 3位)
第5試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者、K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント2018 2位)
アーサー・メイヤー[Arthur Meyer](フランス/シンパトン・プーケット)
第10試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
第11試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
第18試合 決勝 3分3R(延長1R)
◆ワンマッチ
第17試合 スーパー・フェザー級(60kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GP王者)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
第16試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHT王者)
ジョーダン・バルディノッチ[Jordan Valdinocci](イタリア/ファイト・ハウス・ペサロ/チーム・ファイト・パワー/WTKAイタリア71kg級王者)
第15試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園2018 2017 -65kg優勝)
第14試合 ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLY SKY GYM/K-1 WORLD GP王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSGから所属変更
金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン/ラウェイAir KBZゴールデンベルト67kg級2017年王者)※Thut Ti Lethwei Clubから所属変更
第13試合 61kg契約 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級王者)
川原誠也(パンクラスイズム横浜/元パンクラス・バンタム級(61.2kg)1位)
第12試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)※2度目の防衛戦
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、Bigbangヘビー級王者)
第9試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
第8試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級&ライト級(62.5kg)王者)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2017 -65kg準優勝)
第7試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHTライト級(62.5kg)王者)
鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者)
第6試合 K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ロエル・マナート(オランダ/メジロジム・アムステルダム/王者)※初防衛戦
クリス・ブラッドフォード(オーストラリア/トップタイアー・ムエタイ/チーム・グレコ/挑戦者)
【プレリミナリーファイト】
第5試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
大岩翔大(湘南格闘クラブ)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2017 -65kg優勝)
第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2018 -55kg優勝)
山脇魁斗(隆拳塾)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
山浦力也(北斗会館浅科道場/K-1甲子園2018 -60kg優勝)
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
第1試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R
EITO(HALEO TOP TEAM)
石橋健太朗(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
概要
大会名 “K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」
日時 2019年11月24日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00 (本戦開始前に開会式。第6試合、第12試合の後に休憩)
会場 横浜アリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(生中継 16:30~21:00/11月26日(火)17:30~25:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 センターSRS 50,000円 センターRS 30,000円(前売り完売) センターS 15,000円(前売り完売) アリーナS 15,000円 アリーナA 9,000円 2FスタンドA 9,000円(前売り完売) 2FスタンドB席 7,000円(前売り完売) 武尊応援シート(アリーナS) 15,000円 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要となります。
チケット販売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット ディスクガレージ、フィットネスショップ水道橋店、後楽園ホール5F事務所、K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/