INNOVATION 11.17 岡山市総合文化体育館:65kgトーナメント 小川翔×ジン・シジュン、マサ佐藤×翔貴 インタビュー
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
神楽坂 江戸川橋 クラミツムエタイジム
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INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行(11月17日(日)岡山市総合文化体育館メインアリーナ)で行われる「セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント」の出場8選手のうち、小川翔×ジン・シジュン、マサ佐藤×翔貴の一回戦2試合4選手のインタビューが主催の岡山ジムから届いた。山口裕人×NOBU BRABELY、水落洋祐×タップロン・ハーデスワークアウトのインタビュー記事はこちら。
小川翔
――トーナメントまであと少しとなりましたが、調子はいかがですか?
万全です! 減量も問題ないし、いつでもいけます!
――スーパーライト級(63.5kg)がベストに見受けられる小川選手の65kgは、どんな具合でしょう?
体重差のある相手にどう対応するかも自分の中での挑戦のひとつです。前の試合、今年9月1日のRoad to ONEでは、MMAの基準のバンタム級(65.8kg/※1)でKO勝ち(晃希戦、2ラウンドTKO勝利/キックボクシングルール)だったので試運転は上々です。
――ウェルター級(66.67kg)あたりから落としてくるファイターにも当たり負けしない?
身体の強さには自信があります。ボディーバランスにも常に気を配っていますし。
――初戦の準々決勝戦で当たるのは、まさに上の階級から落としてくるハードパンチャー“サイコピットブル”ジン・シジュンです。
この1回戦が最大の山場だと踏んでいます。相当な強敵だと評価していますし、ここをクリアーできれば、優勝の自信は満点です。
――新日本ミドル級王者の斗吾を一撃KOし、タップロン・ハーデスワークアウトにも正面から打ち合って勝っているジンだけにこの試合を「実質の決勝戦では?」と見る識者も多いです。
彼のパンチ力などやってみないとわかりませんが、この試合の為に新しい技を磨いてきました。
――新必殺技?
地味系ですけどね(笑)。ただ「喰らったらヤバい」とだけ言っておきます。
――それは楽しみです。
それとパンチも前回以上に強化しています。タイ人のトレーナーとボクシングを集中的に。そこにも注目していただきたいですね。
――2回戦、準決勝戦の相手は、山口裕人×NOBU BRABELYの勝者ですが、どちらが上がってきそうですか?
ンフフフッ、どっちでも大丈夫です!
――そして、決勝戦、水落洋祐×タップロン、マサ佐藤×翔貴の中から対峙するのは?
タップロン選手と水落選手の勝った方が順当ですよね。
――ジン選手の試合が「事実上の決勝戦」と見られている話がありましたが、優勝予想(公式パンフレットに掲載)でも一番人気は断トツで小川選手でした。
それは嬉しいですね。プラスに捉えて力にします!
――改めて“サイレントスナイパー”小川翔とはどんな選手なのか? 小川選手ご自身から解説をお願いします。
攻防バランスの良さが持ち味で、打たれ強さもあります。飛び抜けた攻撃力があるわけではありませんが、その分、ディフェンスに優れていて、あらゆる技を習得しているので死角がありません。ボディーバランスが良くすべてを持っているファイター……といったところでしょうか。良く言い過ぎたかな?(笑)
――初戦から許される肘打ちや首相撲はいかがですか?
タイ人トレーナーとしっかり対策しています。肘を貰うことはありませんが、自分は五体すべてを武器にして勝負します。
――また、所属のOISHI GYM(大石道場)は、超一流選手が次々と輩出される名門ですが、その強さの秘密は?
大石陽一郎会長やタイ人トレーナーの指導も素晴らしいですが、選手同士でミットを持ち合ったり、研究したりと一体感が強みだと思います。
――少年期の空手時代から好選手でプロデビューも早かった小川選手には、まだ20代半ばながらベテランの落ち着きと風格があります。
プロデビューから10年? いや11年目ですからね。けど、まだまだこれからです。開発するべき部分が沢山あります。今、パーソナルトレーニングで色々と鍛錬しているので身体作りでもまだまだ伸びるでしょう。もっともっと強くなりますよ!
――このトーナメントで優勝した後の展望は?
今はこの岡山に賭けているので、それは優勝してから考えます!
※1 キックボクシングやムエタイの階級は、ボクシングに倣い歩調を合わせて同じにしているが、MMAは、階級の名称は同じでかなり数字が違う設定なので混乱しがちである。
リングネーム:小川 翔
フリガナ:オガワ ショウ
所属:OISHI GYM
生年月日:1993年6月10日(26歳)
出身地:愛知県
身長:171cm
戦型:オーソドックス
戦績:50戦29勝(8KO)18敗3分
ステータス:WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本スーパーライト級王者、蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012王者
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100003082012556
Twitter:https://twitter.com/sho_ogawa_
Instagram:https://www.instagram.com/sho___ogawa/
ジン・シジュン
――トーナメントまで間もなくとなりましたが、調子はいかがですか?
体調もいいですし、減量も順調です。なにせモチベーションが100パーセントですから! ただし、65kg契約の試合は、これが最初で最後になるでしょう。
――ウェルター級(66.67kg)を主戦場としているジン選手は、これまで日菜太選手や緑川創選手、T-98選手など錚々たるトップファイターと時には70kgを大きく超えた体重で戦ってきましたが、キャリア初となる65kgで実力を発揮できるでしょうか?
特にモチベーションも沸かない試合でこの体重は無理ですが、私のキックボクシング物語で最後となる意味ある65kgですからこそやりきれるかなと。現在体重は68.8kgです。3.5kg程度は、1日で落とすことができるので問題ないでしょう。トーナメント1回戦は、パワーも欠くことなく戦えますが、それ以降はやってみないとわかりません。しかし、この試みが上手くいって、67kgで発揮してきた力がそのまま65kgで爆発させることができたのなら、圧倒的な優位になるので、それを狙います。
――その為にどんな練習をされているでしょう?
特別なことはありません。よく食べ、よく休み、ムエタイを知り尽くしたトレーナーと鍛錬するのみです。とは言っても、いつもタイに短期練習に行って自分の技を微調整したり、ただスパーリングしてサンドバッグを叩いてというような凡庸なものでもありません。また、今、日本で指導歴もある、韓国で初めてムエタイトレーナーとして就労ビザを獲得したジャッキー先生に教えてもらっています。彼に岡山でセコンドも務めていただきます。
――非常な貪欲さを感じます。
それとこの試合は、韓国で大きな注目を集めることでしょう。何故なら、20万名ものチャンネル登録者を持っている有名ユーチューバー(※1)が私を助けてくれていて、5試合で合計200万視聴も記録しています。去年と一昨年の岡山での試合も72万ビューアーが集まりました。
――それはすごい数字です。話は変わって、ジン選手の必殺技は?
右のオーバーハンドフックが私の兵器です。
――そんなフェイバリットブローをどう磨いてきましたか?
インパクトとタイミングがサンドバッグ、ミット、スパーリングで同じ感触が得られるまで何度でも反復練習します。
――ムエタイルール(肘打ちあり、首相撲無制限)もK-1系ルール(肘打ちなし、首相撲制限あり)もこなすジン選手ですが、どちらが得意でしょう?
今は……65kgで戦うムエタイですね!(ニヤリ)
――肘打ちや首相撲に苦手意識はない?
相手がタイのチャンピオンクラスなら不安もありますが、それ以外、大した問題ではありません。
――自ら打ち出しているニックネーム「Pycho Pitbull(サイコピットブル)」の由来は?
真剣勝負で牙をむく狂犬のように見られる戦いをしたいなと。
――ジン選手のこれまでのベストバウトは、いつ誰との試合でしょう?
難しい質問ですね。うーん、おべっかなしで一昨年(2017年10月15日)の岡山興行、タップロン・ハーデスワークアウト戦(判定勝ち)ですね。
――また、尊敬するファイターは?
心の底から梅野源治選手と町田光選手です。梅野選手はムエタイルールのベストです。町田選手は、勇猛果敢なファイティングスピリッツに感化されています。
――そして、今回のZAIMAXトーナメント、ずばり優勝の自信は?
運の要素もありますから安易に優勝宣言はできませんが、確かなことは、初戦で当たる小川翔選手は不幸でしかないなと。最初の試合は、私が(ケガなどの不安要素なく)フルパワーの100パーセントで臨めるのですから。それは小川選手も同じでしょう。是非、この日のベストバウトを戦いましょう!
――識者の多くが大本命と推す小川選手をどう分析しますか?
すべてにおいて優れたバランスの良い好選手で、今回のエントリーメンバーでベストの一人でしょう。
――2回戦で当たることとなる山口裕人×NOBU BRAVELYの勝者はどちらだと思われますか?
NOBU選手が肘でカットしてTKO勝ちするかも。
――判定ブロックで決勝戦に上がってくるのは?
ははは、難しいところですね。タップロン選手は、もう古豪ですし。マサ佐藤選手ではないかと睨んでいます。
――そして、ここで見事優勝した暁に次なる舞台は?
更に世界に打って出たいです。覚えておいでですか? 私が初めて日本で試合をしたのを斡旋してくれたのは貴方(インタビューアー)ですが、そこから続々とチャンスをいただきました。その試合に関して韓国の格闘技マスコミ「MFIGHT(現在休止中)」にインタビュー記事を書いていただきましたが、私はそこで「GLORYに出場するのが目標」と語りました。2014年1月のことです。そして、そこから約5年、GLORYと契約することができました。強く望んで不断の努力をすれば夢は叶うんです。
――お見事な引き寄せです。
私は、このトーナメントで優勝して、もっと大きく世界に羽ばたくでしょう。しかし、日本に戦わなくてはならないチャンピオンがいます。
――それは?
65kgから70kgのナンバー1は、シュートボクシングの海人選手に間違いないでしょう。ZAIMAX王者として、彼に挑むことは責務だと思っています。
――凄まじい展望と決意です。それが成ることを楽しみにしつつ、最後にファンにメッセージをください。
今、日本と韓国には政治的な問題が渦巻いています。しかし、私はそれらに関与しません。戦士は戦うことが仕事。11月17日は、岡山に来られる皆さんに試合を存分に楽しんでいただきたいです! 必ず凄い試合をしてみせます! そこにのみ集中します! では、岡山市総合文化体育館でお会いしましょう!
※1 韓国の格闘技系動画をネタにするチャードル(차도르)のYouTubeチャンネル登録者数は、221,000名に及ぶ。
https://www.youtube.com/channel/UCtj_00nn_viF6wJNeqgpEiA/
リングネーム:ジン・シジュン
英語名:Sijun Jin
国籍:韓国
所属:Psychopitbulls
生年月日:1991年1月31日(28歳)
出身地;韓国、釜山
身長:176cm
戦型:オーソドックス
戦績:26戦19勝(10KO)6敗1分
ステータス:大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝
Facebook:https://www.facebook.com/sijun.jin
Instagram:https://www.instagram.com/sijunjin/
マサ佐藤インタビュー
――いよいよ岡山ZAIMAXトーナメントまであと数日と迫りました。体調はいかがですか?
いい感じです!
――中国のメジャーイベント「英雄伝説」では、チャンピオントーナメントで16名の山を4試合勝ち抜き王座をものにした佐藤選手だけに、今回も慣れはある?
俺の出させてもらった英雄伝説は、4名のワンデイトーナメントで1日2試合を間隔開けて2回の合計16名でしたから、1日で3回勝ち抜かなきゃならない8名のワンデイトーナメントの方が大変っす。そればっかりか1回戦からヒジ(打ち)があるんですから。そんなトーナメント聞いたことないです。UFCの初期じゃないんですから(笑/※1)。
――前進常時の猛ファイター、佐藤選手と肘打ちの愛称は決して良くないと思われます。
あまり近づきすぎないように気を付けないとですね。カウンターのヒジへの注意は、特に意識しているので大丈夫だと信じます。それでも前に出て打たれても相手をぶっ飛ばすのが俺の持ち味なのでそこは崩さず。
――流石の激闘派です。
けど、最初から手数を出さないようにしないと3ラウンドなんで。
――スロースターター故に?
1日3試合でも1試合は3ラウンドですからね。基本5回戦仕様の俺だから、これからってところで判定になっちゃうパターンには気を付けます。
――1回戦の相手は“岡山名物”翔貴です。
こんな大型企画で唯一の地元エントリーですから、当然、燃えているでしょう。下の階級からだろうが油断はしていないですよ。YouTubeで何試合か見ましたけれど、結構、倒し倒されの激しい試合もしているし、鋭い回転ヒジ打ちも使いこなしていたし。まー、打ち合いの中で追い込んでしっかり仕留めたいです。
――やはり、翔・センチャイジムなどを倒してきた右ストレートなどパンチで?
今回は「蹴る」をテーマにミット中心の練習をしてます。殴り合いのイメージが強いと思われがちですけど、空手時代から蹴りも得意なので、織り交ぜて余計にパンチも当たるように。
――2回戦の準決勝は、水落洋祐×タップロン・ハーデスワークアウトの勝者となります。
水落さんが出てきてくれたらドラマティックですよね(※2)。それで決勝戦は、山口裕人選手が出てくれば、KNOCK OUTで紡いできた物語の続きになる感じで。実際、「そうなるのが見たい」って東京から岡山まで観戦に来るのに俺にチケットを頼んでくれたファンの方もいるので。
――それは、是非、見てみたいところですが、勝負はどう転がるかわかりません。
タップロンは強いですからね。賞金がかかっているとなると徹底したポイントアウトで勝ちに徹するかもしれないし。前に出てくれさえすれば誰にも負けない自信はあるんですけど(笑)。
――タフネスと前進、打ち合いの三拍子で優勝したのが昨年の59kgトーナメント、浅川大立選手でした。佐藤選手も似たタイプに思えます。
是非、あやかりたいですね(笑)。根性比べなら誰にも負けないので。
――KNOCK OUTの水落戦で驚異的なタフネスを披露して有名になった佐藤選手の耐久力ですが、一体、どこまでのものなのでしょう?
まー、頭を打たれて効いたことがないですからね。
――改めて優勝の自信は?
出ているメンバーが凄いので安易に「絶対優勝します!」とは言えないですけど、誰にも劣らない自信もあります。ヒジもありますし、勝ってもケガで泣きを見ることも多いワンデイトーナメントですから、当日、どれだけ“持ってる”かの勝負かもしれません。それにしても水落選手と再戦で派手に打ち合って、その上でまた勝って、決勝で「打ち合うことしかしないようなファイター」の山口選手と皆が引くくらい殴り合って優勝できたら、皆、楽しいし、俺も幸せでしょうね。
――優勝の暁に目指すところは?
まずは、目前の翔貴戦をしっかり勝つこと。あまり負けた実感がない試合もありますが、連敗中ではあるので、そこをひっくり返して、それから良いオファーをいただけるところがあれば、沖縄やんばる(北部の山原地区)からどこにだって、どんなルール、どんな相手だって馳せ参じますよ!
※1 アメリカのメジャースポーツに食い込む勢いで勢力を拡大しているMMAプロモーション「UFC」は、旗揚げ当初の1993年、素手で肘打ちも頭突きもありの究極のルールで見るものを震撼させた伝説を持つ。
※2 2018年2月12日、KNOCK OUTのマサ佐藤×水落洋祐は、凄まじい激闘でベストバウトとなり佐藤が勝利しているが、その後、佐藤は山口裕人に2018年9月8日に肘打ちで斬られて3ラウンドTKO負けを喫し、山口は、2019年4月29日、水落と激しく無限に打ち合いながら判定負け。つまりこの三名はジャンケン状態の三すくみとなっている。
リングネーム:マサ 佐藤
フリガナ:マサ サトウ
所属:名護ムエタイスクール
生年月日:1987年8月21日(32歳)
出身地:東京都墨田区
身長:172cm
戦型:オーソドックス
戦績:39戦21勝(10KO)15敗3分
ステータス:英雄伝説64kg級アジア王者、蹴拳ムエタイライト級王者、DBSライト級王者、元西日本統一ライト級王者、元RKAライト級王者
Facebook:https://www.facebook.com/masatoshi.satou.902
Twitter:https://twitter.com/masasato_kick
Instagram:https://www.instagram.com/masa_yanbaru/
翔貴インタビュー
――ZAIMAXトーナメント出場選手で当初固まっていた8名から1名が急遽欠場となり、代打の白羽の矢が立ったのは、まさかの“岡山名物”翔貴選手だったことには驚きました。
岡山の名物は、桃、マスカット、そして、オ……い、いや、いかんのんじゃった。ビッグマウスは、今回、封印します!
――威勢のいい翔貴節を聞きたいところでしたが何故?
田村のおっちゃん(岡山ジム相談役の田村信明氏)との約束じゃけぇ。今回は、口先だけのパフォーマンスは封印して「漢(おとこ)を魅せる!」がテーマです。
――トリックスターの翔貴選手が硬派な具合とは唖然とする他ありません。
もう、おっちゃんに死ぬほど叱られて、心入れ替えました!
――一体、何があったのでしょう?
去年のトーナメントで色々あって心折れて闇期に入ってもうて。
――闇期?
心も身体もグチャグチャになってしまって自分を見失ってました。
――昨年の岡山59kgトーナメントは、地元主催ジムからの出場で派手にエントリーしながら1回戦で岩城悠介に3R TKO負けとなり意気消沈だったことは察せられます。
お母さんがあんなことになって(※1)、それを背負うって気張りまくったら胃が痛くなるほどのプレッシャーで、階級もあわんくなってきて、減量も無理が祟って、心と身体が壊れると闇に入っちゃった。そんで、おっちゃんをはじめ、沢山の人に迷惑もかけました。ヤケクソになってもいたけど、そんな僕に「応援してるで!」って言ってくれる人もいて、試合や練習から逃げたりみっともないことしてたけど、男を上げなきゃならない時が来たなって!
――60kg以下の翔貴選手は、減量苦が相当のようでしたが、今度はそこから5kg以上もジャンプアップとなると相手とのパワーや体格差が心配になります。
問題ないっす!
――その根拠は?
スーパーフェザー級(58.97kg)とかでやってた頃は、練習が「強くなる為」じゃなくて「体重落とす為」だけのものになっちゃってたし、それが今は、強くなることに集中できるからもうバリバリで!
――とはいえ、本番で差は出ませんか?
ウェルター級(66.67kg)前後のメリ(馬木愛里)やタイセイ(太聖)、カクシ(高木覚清)とスパーしても力負けしないけぇ。
――あの天才児“ピンクダイヤモンド”馬木愛里とも互角に?
今回のトーナメント、危ないヤツらばっかだけど、メリより強くて巧いのはそうはいないっしょ。だから、自信も付きます。
――翔貴選手から見てもZAIMAXトーナメント出場メンバーは相当ですか?
ぶちゃけヤバいでしょ! 僕なんかマニアや関係者からすれば「なんだコイツ?」くらいのもんだろうけど、パワーはともかく、テクニックはこっちが上じゃけぇ。
――国内有数のテクニシャン、“サイレントスナイパー”小川翔よりも上?
あっ、小川選手おったんじゃった……じゃあ、2番くらいで(「タップロンは?」のツッコミはあえてスルー)。けど、スピードは一番で間違いなし!
――スピードは分かりますが、パワー対策は?
今、練習はもちろん、食事も変えて質を良くして、メチャメチャ飲んでた酒も一切止めて肉体改造もしとるけぇ、大丈夫!
――1回戦の相手は、タフネス無双“やんばる将軍”マサ佐藤です。
優勝は目指すけど、まずはここに全力ブッぱなします!
――その次は、“破壊獣”タップロン・ハーデスワークアウトדボルケーノ”水落洋祐の勝者です。どちらが来ると見られますか?
どっちもバケモンじゃけぇ、どっちでも構わんし。決勝も「誰でも来い!」っすわ。けど、まずはとにかく1回戦突破!
――ビッグマウスが封印されているかどうか微妙ですが、昨年までの翔貴選手の法螺吹き加減からすると大人しくなられた気がします。
デカいことは優勝したら言うたります!
――例えばどんな?
それは言わんけど、も~っ、のどチンコ出るくらいマイクやったりますわ!
――それは注目です。
咬ませ犬がバケモン喰いちぎるとこもお楽しみに!
※1 翔貴、最愛の母、西川順子は、昨年11月、ガンとの長きにわたる闘病生活にピリオドを打ち永眠。
リングネーム:翔貴
フリガナ:ショウキ
所属:岡山ジム
生年月日:1996年7月14日(23歳)
出身地:岡山県
身長:172cm
戦型:オーソドックス
戦績:29戦10勝(6KO)13敗6分
ステータス:元ルンピニージャパンフェザー級王者
Facebook:https://www.facebook.com/jav.alj.1
Twitter:https://twitter.com/LQk6UZp4NCYMNt7
Instagram:https://www.instagram.com/071400s/
対戦カード
第19試合 70kg契約(肘無し・オープンフィンガーグローブ着用) 3分3R
フェニックス森田(米子ジム)
Mr.TED(TEAM TED)
第18試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 決勝 3分3R(延長1R)
※優勝賞金50万円、準優勝10万円
第17試合 61.5kg契約 3分5R
森井洋介(野良犬道場/元KNOCK OUTライト級王者、元全日本&Bigbangスーパーフェザー級王者、元WBCムエタイ日本&WPMF日本フェザー級王者)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/RISEライト級(63kg)2位、Road to RIZINキックトーナメント(58kg)2018優勝、元ACCELフェザー級王者)
第16試合 ウェルター級(肘無し) 3分3R
イ・ギュドン(韓国/Samsan Gym/韓国ミルメカップ60kg級王者、KBA65kg級王者)
高木覚清(岡山ジム)
第15試合 WPMF女子世界フライ級タイトルマッチ 2分5R
タナンチャノック・ゲオサムリット(タイ/ゲオサムリットジム/王者、元WPMF世界女子ライトフライ級王者、タイ国プロムエタイ協会女子フライ級王者)
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/挑戦者、ムエタイオープン女子フライ級王者)
第14試合 WPMF世界フェザー級暫定タイトルマッチ 3分5R
プレム・T.C.ムエタイ(タイ/T.C.ムエタイジム/暫定王者、IPCCインターコンチネンタルスーパーフェザー級王者)
安本晴翔(橋本道場/挑戦者、REBELS-MUAYTHAIフェザー級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
第13試合 INNOVATIONウェルター級タイトルマッチ 3分5R
番長兇侍(Hard worker/王者)
太聖(岡山ジム/挑戦者)
第12試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
小川翔×ジン・シジュンの勝者
山口裕人×NOBU BRAVELYの勝者
第11試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
水落洋祐×タップロン・ハーデスワークアウトの勝者
マサ佐藤×翔貴の勝者
第10試合 70kg契約 3分3R
緑川 創(目黒藤本ジム/WKBA世界スーパーウェルター王者、元日本ウェルター級王者)
チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/S-BATTLEミドル級王者、元HOOST CUP 日本ミドル級王者)
第9試合 67kg契約 3分3R
馬木愛里(岡山ジム/MuayThaiOpenウェルター級王者)
井原浩之(Studio-K/元MA日本ミドル級王者)
第8試合 スーパーフライ級 3分3R
ジラキット・ゲオサムリット(タイ/ゲオサムリットジム)
MASAKING(岡山ジム)
第7試合 スーパーフライ級 3分3R
志門(テツジム滑飛一家)
平松 侑(岡山ジム)
第6試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(4) 3分3R(延長1R)
山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本&INNOVATION王者、元DEEP☆KICK 63kg級&65kg級王者)
NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM/KOSスーパーライト級王者、元WPMF世界・日本王者)
第5試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(3) 3分3R(延長1R)
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本ライト級王者、HOOST CUP 日本・蹴拳ムエタイスーパーライト級王者、元REBELS-MUAYTHAIライト級王者、K-1甲子園2012優勝)
ジン・シジュン(韓国/Psycho pitbulls/大韓キックボクシングCKSミドル級王者、ヨンナム地域KBC王者、TAS7チャンピオンシップ優勝)
第4試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(2) 3分3R(延長1R)
マサ佐藤(名護ムエタイスクール/中国英雄伝説64kg級アジア王者、西日本統一・蹴拳ムエタイ・DBSライト級王者、元RKAライト級王者)
翔貴(岡山ジム/ルンピニー日本フェザー級王者)
第3試合 セントラルグループ presents 岡山ZAIMAX MUAYTHAI 65kg賞金トーナメント 1回戦(1) 3分3R(延長1R)
水落洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界暫定・WPMF日本・WBCムエタイ日本ライト級王者、元REBELS 65kg級王者、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者)
タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/SB世界スーパーライト級4位、元WMC世界フェザー級王者)
第2試合 84kg契約(肘無し) 2分3R
肉団子(米子ジム)
馬木樹里(岡山ジム)
第1試合 フライ級(肘無し) 2分3R
琉聖(井上道場)
風太(岡山ジム)
概要
大会名 JAPAN KICKBOXING INNOVATION 認定 第6回岡山ジム主催興行
日時 2019年11月17日(日) 12:00開場 12:30開始予定
会場 岡山市総合文化体育館メインアリーナ(岡山県岡山市南区浦安南町493-2)
チケット料金 全席指定8,000円
チケット販売所 出場各ジム各選手
お問い合わせ 岡山ジム TEL 086-441-5563 http://kick-innovation.com