K-1 6.30 両国国技館:レオナ・ペタス、小宮山工介戦は「上手いだけじゃなくて倒すことをテーマに戦いたい」
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5月29日(水)東京・バンゲリングベイ江古田にて、6月30日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~」の[スーパーファイト/ K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で小宮山工介と対戦するレオナ・ペタスが公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真 (C)M-1 Sports Media)
2016年4月以来、約3年2カ月ぶりにK-1のリングに立つことになるレオナ。K-1での王座奪取に照準を定め、昨年3月の「K’FESTA.1」で行われた第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで準優勝の実績を持つ小宮山工介との一戦に臨む。
「試合が決まってから時間が経っているんで、今は疲労も溜まってる感じですね」と現在のコンディションを語るレオナだが、2分1Rのミット打ちではパンチだけでなく、ヒザ・ロー・ミドルと蹴り技も織り交ぜた鋭いコンビネーションを繰り出し、充実ぶりを伺わせる。
今回のK-1参戦発表会見で「病床にいる大切な人を喜ばせるために最速でベルトを獲りたい」とK-1参戦について語ったレオナだが、この日は「Krushにこだわっていたから、K-1のオファーを断っていた」というエピソードを明かし「自分はK-1に出て当然だと思っていた」と語る。
「僕はまずKrushのベルトを獲って…と思っていたんですけど、KrushがK-1 KRUSH FIGHTに変わって、それだったらKrushにこだわる必要もないかなと思いました。実はK-1さんからずっとオファーをいただいていたんですけど、ずっと自分の方でKrushに出たいと言ってオファーを断ってきた感じなんです。上からな感じになっちゃいますけど、ずっとKrushにこだわっていたからK-1に出なかっただけで、僕は自分がK-1に出て当然だと思っていました」
その言葉通り、レオナは現在4連勝中で、その中には現K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者の西京佑馬、中国の強豪ジャオ・チョンヤン、朝久泰央が含まれている。レオナ自身「2~3年前から自分はスーパー・フェザー級のトップだと思っているんですけど、なかなか見ている人には伝わらない・認められない部分があった。だったらそれをもっと見せていけばいいと思うし、自分では僕がスーパー・フェザー級で一番強いと思っています」と実力NO.1を自負している。
対戦相手の小宮山についてレオナは「強い選手だと思うんですけど、別にそんなに警戒することもなく、僕の方が強いことをみんなに知ってもらう試合だと思ってます」と断言。「小宮山選手もスリリングな試合になるとは言ってましたけど、この試合は自分が行かなければスリリングな試合にはならない」と話す。
「記者会見で『ポイントゲームではなく、命のやり取り・倒し合いをしたい』と言いましたが、それは技のかけ逃げでくだらない時間稼ぎをするのではなくて、一瞬一瞬見ているお客さんに緊張感を持って見てもらいたいという部分で命の駆け引きという言葉を使わせてもらいました。
小宮山選手もスリリングな試合になるとは言ってましたけど、僕が行かなきゃスリリングな試合にならないと思う。上手さvs上手さで戦ったらどうせ地味な試合になっちゃうので、上手さの中にも倒す技術、テクニック、そして気持ちを持って前に行く。スリリングな試合になるかどうかは、僕が勇気を持って倒しに行くかどうかだと思っています」
小宮山がプロキャリアの中でKO負けを喫したのは第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝での武尊戦のみ。レオナはKOへのこだわりを語ると共に、小宮山をKOして次期挑戦者としての地位を確立すると誓った。
「みんな僕が『上手い』ことは分かっていると思うので、今回は『上手い』だけじゃなくて『倒す』ことをテーマに戦いたい。今回は自分から仕掛けてやりたいことをやろうと思います。大事な人のために勝つと言って、それでしくじって負けちゃったらしょうがないんですけど……自分の中で変わりたいとも思っているんで、倒すことを前提に戦います。
小宮山選手が武尊選手にKO負けした試合は、1日3試合のワンデートーナメントの3試合目で小宮山選手もベストではなかったと思っています。今回はワンマッチ形式のスーパーファイトなんで、ベストな状態の小宮山選手をKOすれば、僕が一番挑戦者に相応しいということが分かると思います」
武尊とレオナはアマチュア時代に対戦経験があり1勝1敗の五分。レオナは「今の武尊選手はまさにK-1の象徴という言葉がふさわしい。メディアにもたくさん出ていて、時間がない中でちゃんと結果を残しているので本当に凄い選手だと思う」と賞賛する一方「僕は武尊選手のようにメディアに出ることは少ないけど、僕の方がトレーニングしている時間は多い。格闘技にかけているものは僕の方が勝ってると思うし、K-1の試合になれば僕も譲れない。もし武尊選手と戦うことになったら、自分の中では自分が勝つと思っています」と武尊撃破にも自信をのぞかせた。
「僕は武尊選手がベストな時に戦うのが一番良いと思っているので、来年でも再来年でも武尊選手の拳の怪我が治ってベストな状態でやりたい」と“最高”の武尊と勝負したいと語ったレオナ。難攻不落の小宮山をKOし、K-1のベルト、そして武尊との一戦にたどり着くことができるか?
対戦カード
【K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級(55kg)世界最強決定トーナメント】
一回戦(1) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級(55kg)王者
ペッパンガン・モー・ラタナバンディット[Phetpangan Mor.Rattanabandit](タイ/T-DED 99/ラジャダムナン認定フェザー級4位、ルンピニー認定5位)
一回戦(2) 3分3R(延長1R)
晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 KRUSH FIGHTバンタム級(53kg)王者)
サンベル・ババヤン[Samvel Babayan](アルメニア/OMKE 54kgスペイン王者、WKN 53.5kgスペイン王者)
一回戦(3) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級(55kg)王者)
アレックス・リーバス(スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ)
一回戦(4) 3分3R(延長1R)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
サデック・ハシミ[Sadegh Hashemi](イラン/WMFアマムエタイ2017世界王者)
リザーブファイト 3分3R(延長1R)
小倉尚也(スクランブル渋谷)
林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
準決勝(1) 3分3R(延長1R)一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
準決勝(2) 3分3R(延長1R)一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
決勝 3分3R(延長1R)
【ワンマッチ】
K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
ゲーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/王者)※初防衛戦
安保瑠輝也(team ALL-WIN/挑戦者)
58.5kg契約 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
フォー・シャオロン[Huo Xiaolong](中国/中国刑天舞威クラブ/CFP/GLORY OF HEROESバンタム級2位)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHT王者)
クルーズ・ブリッグス[Cruz Briggs](オーストラリア/8limbs bondi/IWKBFムエタイ・オーストラリア王者、WKBFアマ世界王者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GP第3代同級王座決定トーナメント2018準優勝、元K-1 KRUSH FIGHTライト級(62.5kg)王者)
不可思(クロスポイント吉祥寺/元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAI王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
ホルヘ・バレラ(スペイン/チーム・ジーザス・カベロ/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/中国英雄伝説アジア-60kg級トーナメント2016優勝)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元K-1 KRUSH FIGHT王者)
鷹大(ウィラサクレック・フェアテックス西川口/WPMF日本王者、元WMC世界&WPMF日本スーパーバンタム級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス/元INNOVATIONフェザー級王者)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
プレリミナリーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
迅也(北斗会館浅科道場)
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)
プレリミナリーファイト バンタム級(53kg) 3分3R
藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2018 -55kg優勝)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~ K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~
日時 2019年6月30日(日) 開場・14:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・15:00
会場 両国国技館
中継 AbemaTV(全試合生中継) GAORA(生中継/17:30~22:00)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 50,000円 アリーナRS 30,000円 アリーナS 15,000円(前売り分完売) 枡(4名まで) 50,000円 スタンドA 9,000円(前売り分完売) スタンドB 7,000円 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、ディスクガレージ、フィットネスショップ水道橋本店、後楽園ホール、K-1.SHOP、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/