K-1 WORLD GP 3.10 さいたまスーパーアリーナ:皇治、サイコ戦は「楽勝。内山高志さんから習ったパンチやなくても倒せる」。城戸康裕「久保君、何が『億を稼ぐ』だよ。ちょっとはくれよ」。金子晃大、玖村修平戦は「何でも当たると思うっす」
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K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~(3月10日(日) さいたまスーパーアリーナ)に出場する皇治、城戸康裕、金子晃大が3月1日、K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフで公開練習を行った。
スーパー・フェザー級(60kg)の皇治は「日本vs世界・7対7」の枠でヤン・サイコ(ドイツ/キックボックステンペル/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)と対戦する。皇治は昨年12月の大阪大会で武尊に敗れた後、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者王者の内山高志氏の元でパンチを習うようになり、そのトレーニングの模様を収録したAbemaTVのドキュメンタリー番組「ONE DAY」が2日前に公開され、話題になっているところだ。
https://www.youtube.com/watch?v=Sd2YPke8PNk
皇治は「内山さんとは元々飲み仲間やったんですよ。次の試合どうこうとかじゃなくて、武尊君に負けたのが悔しいから、やり返したいし、まだファンに見せてないのは倒すところやから、ノックアウト・ダイナマイトと呼ばれている内山さんに教えてもらうのが一番と思いました」「人としても内山さんを尊敬していますし、パンチはアホみたいですよ。エゲつないですよ。死んでまいますよ」「内山さんに僕のパンチを見てもらって『何で倒せないのかわからないぐらいパワーはある』と言われて、パワーじゃないタイミングとかを教えてもらって、滅茶苦茶勉強になりますね」と、内山氏との練習の経緯や効果について語った。
今回はK-1初参戦のサイコと対戦する。「楽勝でしょ。内山さんから習ったノックアウト・ダイナマイトパンチやなくても倒せますよ。武尊君にやりかえすためにやっているんですよね」と話し、余裕の構え。
8月24日のエディオンアリーナ大阪大会の開催が決まったことについて感想を聞くと「武尊君とはいつでもやってやりますよ。目標はアイツともう1回やること。そしてファンのみんなが夢見ているカードもやって行きたいし、他団体ともやりたいですね」と、最近のツイート等同様、大阪大会に留まらない広範な夢を改めて口にした。
フェザー級の芦澤竜誠が公開練習等で皇治との対戦を熱望する発言を繰り返しているが、皇治は「もちろん俺とやりたい言うのはエエことですけど、俺は武尊君とやるにしても、島野浩太朗やヒロヤン(卜部弘嵩)やスタウロスに勝って段階踏んで来ましたからね。彼もスーパー・フェザー級で段階踏んで勝って、それでファンが喜ぶならやりますよ。でもヒロヤンとか自分の階級で負けているからイマイチですね。今やっても武尊君と僕の試合の時のような大きな熱にはならないですよ。一部のファンだけの熱やなくてね」と、時期尚早との考えを示した。
皇治同様、シルバーウルフに出稽古している城戸康裕は、久保優太の持つウェルター級(67.5kg)王座に今回挑戦する。公開練習では、老人に扮して将棋を指すパフォーマンスを展開。参考書片手に「久保君テクニシャンなんで全然ダメだなあ。この通りやっているのに」と苦戦していると、参考書が実は久保の著書「K-1チャンピオンの億を稼ぐ株式投資術」だとわかり、本を投げ捨て「これのせいだわ。ここから逆転ですよ」と話し、最後は盤面を八方ふさがりの状態にし「こういう形にして玉(ぎょく)を詰みますよ。何が『億を稼ぐ』だよ。ちょっとはくれよ」と言い放った。
同じ大会では同じウェルター級で「日本vs世界・7対7」の枠の試合として、野杁正明とジョーダン・ピケオーの一戦が行われる。この勝者が城戸×久保の勝者と今後タイトルを賭けて戦う可能性が高いが、城戸は「面白いカードですね。僕の試合の後でしょ?すげえ見たいです。野杁君とはやりたくないけど」「野杁君とやるぐらいだったら70kg(スーパー・ウェルター)に戻しますよ。アラゾフもベルト返上したし。野杁君とやるとしても70kgですね」とコメント。勝敗予想まではしなかったが、絶好調の野杁への警戒心を隠さなかった。
スーパー・バンタム級(55kg)のスーパーファイトでは、シルバーウルフ所属の21歳の新鋭・金子晃大がK-1に初登場し、玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)と対戦する。金子はKrushバンタム級(53kg)王座を返上し、スーパー・バンタム級本格進出するが、ミット打ちの一発一発が重みを増した印象。大宮司進トレーナーから指示される多様なコンビネーションもスムーズにこなし、次で8戦目だが、さらに進化した姿を見せてくれそうだ。
玖村兄弟の兄・修平は公開練習で「僕がアピールしたいのは蹴り。最初の魔裟斗さん対ブアカーオ(※ブアカーオが蹴りで魔裟斗を翻弄して判定勝ち)を再現できると思う」と発言した。当然、金子は魔裟斗の後輩のため、やられる魔裟斗のポジションに例えられているのだが、金子は「え?どっちがどっちですか?」「2戦目(魔裟斗が判定勝ち)は観たんですけど1戦目は覚えていないです」と話し、今一つピンと来ない様子だった。
修平の印象について聞いても「試合の映像だとわかんないっすけど、やってみないとわかんないっすかね」と答え、「どんな攻撃が通じそうですか?」と聞かれても「やってみないとわからないっすけど、別に何でも当たると思うっすね」とだけ答え、なかなか取材陣と噛み合わないまま会見は終了。弁の立つ皇治と城戸の後の会見のため、なおさら異彩を放っていた。
対戦カード
第19試合 日本vs世界・7対7 59kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー[Yodkitsada Yuthchonburi](タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者、ルンピニー同級1位)
第18試合 日本vs世界・7対7 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)王者)
ヤン・サイコ[Jan Szajko](ドイツ/キックボックステンペル/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
第17試合 日本vs世界・7対7 68kg契約 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
第16試合 日本vs世界・7対7 女子51kg契約 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子フライ級(50kg)王者)
ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/オールスターズ・トレーニングセンター/IFMA世界女子フライ級王者)
第15試合 日本vs世界・7対7 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)
ホルヘ・バレラ(スペイン/チーム・ジーザス・カベロ/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者)
第14試合 日本vs世界・7対7 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元スーパー・ライト級(65kg)王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
第13試合 日本vs世界・7対7 スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
アレックス・リーバス(スペイン/チーム・ジーザス・カベーロ)
~休憩(約10分)~
第12試合 K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)※初防衛戦
城戸康裕(谷山ジム/挑戦者)
第11試合 K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/王者)※初防衛戦
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級王者)
第10試合 スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級王者)
安保瑠輝也(team ALL-WIN)
第9試合 スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISE王者)
松花征也(リバーサルジム横浜グランドスラム/元シュートボクシング日本王者)※MASAYA改め。シーザージムから所属変更
第8試合 スーパーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者)
郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krush王者)
第7試合 スーパーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
~休憩(約10分)~
第6試合 K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)※初防衛戦
林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/挑戦者)
第5試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)※初防衛戦
加藤久輝(ALIVE/挑戦者)
第4試合 スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
第3試合 スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/Krush王者)
リュウ・ウェイ(中国/深圳争途格闘クラブ/CFP)
第2試合 スーパーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
近藤魁成(大成会館/K-1甲子園-65kg ’17 ’18 優勝)
瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園-65kg ’17 準優勝)
第1試合 スーパーファイト フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
~開会式(13:00)~
プレリミナリーファイト第4試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
中野滉太(POWER OF DREAM)
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
友尊(TEAM K)
川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
森坂 陸(エスジム)
黒田勇斗(隆拳塾)
プレリミナリーファイト第1試合 53kg契約 3分3R
璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス)
吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
日時 2019年3月10日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・11:30 本戦開始・13:00 (第6・12試合の後に休憩)
会場 さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継) GAORA(生中継 15:00~21:30)
チケット料金 ロイヤルシート(特典付き) 100,000円(前売分完売) アリーナSRS席 50,000円(前売分完売) アリーナRS席 30,000円(前売分完売) スイートバルコニー 18,000円(前売分完売) アリーナS席 15,000円(前売分完売) スタンドS席 12,000円(前売分完売) スタンドA席 8,000円(前売分完売) スタンドB席 6,000円 ※武尊応援シートは完売 ※当日券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット発売所 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、K-1.SHOP、ディスクガレージ、後楽園ホール5F事務所、フィットネスショップ水道橋本店、グッドルーザー(03-6450-5470)、K-1ジム各店補
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/